営業職の転職

MRから転職先おすすめ9選!異業種セカンドキャリア!転職理由

投稿日:

MRからの転職でどのような転職先を選べばいいのか迷っている方に向けて、MRからおすすめの転職先を人気順に紹介していきます。

MRからの転職は、その経験がどのような業界で評価されるのかを知れば選び方が分かるようになります。

実際に私の知るMR経験者には自己分析業界分析に入念に取り組み、転職を成功させたケースが少なくありません。

MRは製薬業界という専門的な業界ではありますが、汎用性のあるスキルも同時に身につけることができるからです。

医療系・メディカル業界に強い転職エージェントおすすめ6選

私は某外資系製薬会社の生活習慣病領域担当の8年目のMRですが、MRをしていく上で様々な壁にぶち当たり挫折なども経験されるかと思います。

特に生活習慣病領域では慢性疾患ならではの悩みも多いかと思いますし、コンプライアンスの順守徹底による仕事の幅の狭さといった問題にも直面しております。

そういった中でMRから次の道へステップアップをする上でのヒントを私なりにご紹介させて頂きますので、MRとして働いていて転職を検討されている方は、ぜひご参考頂けますと幸いです。

この記事の執筆者

MRからの転職先著者情報Yuki Tanaka
某外資系製薬会社の生活習慣病領域担当のMR。
担当領域は主に生活習慣病領域に従事し、慢性疾患などの領域を専門に担当。
MRとして従事し始めてから8年目で現在も勤務中。

【2023年8月9日最終更新】

MRから転職したい/辞めたい理由

MRから転職したい/辞めたい理由

ではまず、人気職種で年収も高いMRからなぜ転職したいと考えるようになるのか、理由を5つに分けて詳しく見て行きましょう。

  • 営業として仕事のやり甲斐を感じない
  • 患者の同意を得なければ処方できない
  • 医師との人間関係が嫌だ
  • 全国転勤が負担になってきた
  • 今後の正社員MR将来性に疑問を感じている

営業として仕事のやり甲斐を感じない

現在製薬会社を取り巻く環境は非常に厳しいものになっております。

コンプライアンスは日に日にハードルが上がり、私が入社して以降も多くの変革があり、できなくなってことも多々ありますので、営業としてできることが限られており、営業としてのやり甲斐が少なくなってしまいます。

更に違反してしまった際は、O社の贈賄疑い(詳細はこちら)のように目の敵にされてしまいますので、他業界の営業と比べてやり甲斐が少ないと感じてしまうでしょう。

患者の同意を得なければ処方できない

私の担当の生活習慣病である糖尿病・高血圧・脂質異常症などは名前の通り生活習慣の乱れが根底にある為、薬物治療は対処療法に過ぎず、ライフスタイルの根底にある原因を改善しなければ、治療はうまくいきません。

更にこういった疾患は無症状で発症するため、患者の病識が芽生えにくい特徴があるため、薬剤による治療強化を阻む原因になります。

折角医師が評価していても患者さんの同意が得られなければ、処方ができないといったジレンマが生まれ何とも言えない気持ちになります。

医師との人間関係が嫌だ

MRという仕事は必然的に病院医師とのやりとりが多くなってきますので、辞めたいと考える最大の理由は「医師との関係構築」に対する不満です。

医師という職業は日々患者の命に携わることもあり非常に重い仕事なので、ストレスを抱えて人間的に"ちょっと癖のある性格"の医師が少なくありません。

普通の人と同じように関係を構築する難易度も上がるため、医師と上手くやっていけないという不満からMRを辞めたいと考える人も多いのが現状なのです。

全国転勤が負担になってきた

MRは全国転勤を強いられることも少なくないため、結婚して所帯を持った男性MRにとって負担になってしまうことも少なくありません。

特に都会で働いてきたMRが田舎への転勤を余儀なくされると、「こんな田舎で行きていけない。。。」と不安になりMRを辞める決断に至ってしまうのです。

今後の正社員MR将来性に疑問を感じている

実はMRという職業は、今後本当に必要なのか存在価値を問う声も一部の専門家では上がってきているという現状です。

というのも、MRの働き方として正社員がこれまでは主流でしたが、今後人件費を抑制するために"必要なときに・必要なだけ"という考え方で派遣社員という働き方が主流になっていく可能性があるんですね。

事実、一部ではすでに派遣MRの人口は増えつつあるので、正社員MRとして今後働くことに疑問を感じ転職を検討し始める人も少なくないでしょう。

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MRの仕事で転職先で活かせるスキル

MRの仕事で働いて転職先で活かせるスキルとしては、

  • コミュニケーション能力
  • プレゼンスキル
  • 行動計画・管理能力
  • 製薬に関する専門知識
  • 知識のインプット力

上記スキルが挙げられます。

MRは医師を相手に提案営業活動をすることが前提のため、卓越したコミュニケーション能力やプレゼンスキルを身につけることができます。

コミュニケーション能力やプレゼンスキルは他の業界の営業職でも通用するものなので、転職活動では非常に大きな強みとなります。

MRは外訪中心の営業スタイルであり、効率的に医師と商談をするための計画立案や行動管理能力も強みとして活かすことができるでしょう。

また、製薬に関する知識は他の営業職では身につけることができない、特殊スキルの一つだといえるでしょう。

あわせて、製薬の知識を勉強し続けるインプット力についても、異なる業界で活かすことができる強みとなります。

MRを含めた製薬業界の職種と、そこで身につけることができるスキルは以下の通りです。

MR(営業関連)

医師を相手の営業活動は決して簡単なものではないため、ストレス耐性などのヒューマンスキルを身につけることができます。

また、計画的にアプローチしなければ、商談はスムーズには進まないため計画性や決断力、行動力等も身につけることができます。

データマネジメント

臨床試験によって回収されたデータをチェックし、症例を管理する業務です。

統計解析スキルや分析スキル、新薬開発に欠かせない専門的なスキルを身につけることができます。

プロジェクトマネージャー

臨床開発のために複数のプロジェクトを管理するのが主な業務となります。

身につけることができるスキルとしては、プロジェクトマネジメントスキル、コミュニケーションスキル、調整力、決断力などがあります。

メディカルライター

臨床試験に関する文書を作成する業務。

薬事法や各種ガイドラインを考慮した執筆など、専門的なライティングスキルを身につけることができます。

また、臨床試験など製薬に関する知識も身につけることができるでしょう。

MRから転職する際の注意点


MRから異業界異職種へ転職をする場合に、注意しておきたいポイントを解説します。

ポテンシャル採用は20代が中心

MRの経験を活かさず、大きくキャリアチェンジしたい場合は20代での転職をおすすめします。

年齢が高くなるにつれて、採用側の企業は即戦力性を求める傾向が増えてきます。

また、応募者であるみなさんも未経験業務への対応力が徐々に低下したり、仕事内容よりも譲れない守るべき待遇や条件が増える傾向にあります。

実際には、30代以上になると高待遇を維持するために、他社MR、CSOMR、保険や不動産といった高単価商材の営業担当へ転職する事例が多くなります。

大きくキャリアチェンジしたい場合は、20代での転職をおすすめします。

文系・理系で選択肢が変わる

大学・大学院での文理選択も選択肢に大きく影響します。

理系出身の場合は、薬学の知識を活かせる職種が候補として選択できます。

具体的には、薬剤師、薬事申請業務、薬品質管理業務といったものが挙げられます。

文系出身の場合は、上記のような専門職よりもMRとしての営業経験を活かす職種が候補となります。

具体的には、医療系メーカーでの営業、MS(ディーラー)、医療系コンサル・人材紹介業をはじめとした異業界の営業職が挙げられます。

MRから転職して後悔しないために知っておくこと


MRから異業界異職種へ転職して後悔しないように、MRだからこその魅力も再認識しましょう。

MRの営業スタイルは非常に特殊

MRの営業スタイルは一般的な営業職と比較した際に、非常に特殊です。

まずは、商談相手が医師であることです。

一般的には個人向け営業という区分になるのですが、住宅メーカーやカーディーラーや保険のセールスといった異業界の個人向け営業と比べるとカレンダー通りにお休みが取得できるという点で働く環境の魅力があります。

また、新薬MRの方は値段交渉をせず提案・交渉に注力できるという点も特徴的です。

一般的には、値段交渉〜納品対応といった業務まで営業担当が担うケースがほとんであるため、転職後に業務範囲が広がることに戸惑いを覚えるケースもあるでしょう。

年収ダウンは避けられない

日当を含めるとMRの給与は圧倒的に高い水準です。

経験を活かした転職であっても維持することが難しい可能性があり、異業種異職種への転身の場合は数百万円単位で年収がダウンするでしょう。

このように非常に恵まれた待遇であることを認識した上で、後悔のない選択ができるように行動していきましょう。

MRからの転職先おすすめ9選!セカンドキャリア

ではここからは、MRからの転職先人気おすすめ9選をご紹介して参ります。

※⭐️5(難しい)〜1(優しい)の5段階でMRからの転職おすすめ度を評価

薬剤師
医療ポータルサイト会社
医療機器メーカー
クリニックの事務長
製薬会社のCRA・DI・MSL

実際に元MRからの転職実績を一覧で示すと以下のような実績があります。

大手医薬品メーカーMR(28歳)経営コンサルティングファーム(ヘルスケア分野)
外資医薬品メーカーMR(28歳)病院コンサルタント
外資系製薬メーカーMR(27歳)外資系戦略コンサルティングファーム
大手外資系製薬MR(26歳)医療情報企業(マーケティング)
日系製薬メーカーMR(25歳)ITベンチャー(営業)
日系医薬品メーカーMR(33歳)日系大手医療機器メーカー(営業)

前述したMR時代に培ったスキルを活かせる職場は果たしてどんな転職先なのか、一つ一つ詳しく見ていきましょう。

MRからの転職先おすすめ①:薬剤師

MRからの転職先①:薬剤師

MRからの転職先おすすめ度:

MRを志す上で、元々大学時代に薬剤師の資格を取ってMRになった方も多くいらっしゃいますが、薬剤師は転職先として親和性が高くおすすめです。

私も新卒で入社した際、4割程度は薬学部卒の薬剤師だったと記憶しているので、資格さえあればMRを辞めても薬剤師として働けるバックアップが絶対にあります。

会社員として巨大な組織に属することに疲れてしまった人や転勤が嫌で転勤のない薬剤師へ転職をするという方が多いです。

女性に関しては、結婚して子供ができ、中々フルタイムで会社に勤務することができないという方は、薬剤師のアルバイトをするという選択肢もあります。

MRから最も多い転職としては、薬剤師になりますので、MRの仕事に行き詰まりを感じるようであれば、資格さえあればこういった道があることを意識しておくと良いですね。

MRからの転職先おすすめ②:医療ポータルサイト会社

MRからの転職先②:医療ポータルサイト会社

MRからの転職先おすすめ度:

MRからの転職先おすすめ2番目は、最近製薬会社と関わりが密接なエムスリーを代表するような医療ポータルサイト会社です。

Web配信の講演会の全国放送などは、最近もっぱら医療ポータルサイト会社を経由して配信をされていて、医師側にとっても医療ポータルサイトを経由して講演会を視聴すると、ポイントが貯まり、マイルやAmazonギフト券に変えられたり、様々な特典がつくメリットがあります。

また、クリニックの開業サポートや各製薬会社の薬剤マーケティングのアドバイザーなど多岐に渡っております。

エムスリーキャリアの面接選考に落ちた!転職・就職難易度は?

MRは会社から決められたパッケージの戦略を遂行するまでですが、医療ポータルサイト会社ではその川上のどういう戦略を遂行するのかを考える部署になりますので、非常に面白みがあります。

他の開業支援などMRでは経験できない医療関係の仕事に従事できるのも魅力の一つなので、やり甲斐や他の側面で医療に従事したい意欲的な人は医療ポータルサイト会社がおすすめです。

エムスリーへの転職難易度は?面接・年収/転職成功ポイント

MRからの転職先おすすめ③:医療機器メーカー

MRからの転職先おすすめ度:

MRからの転職を検討するのであれば、医療機器業界もおすすめで、製薬会社と切っても切り離せないのは、アボットなどを代表とする医療機器のメーカーです。

例えばオペがあったりした際は、使用する医療機器の営業担当者はそのオペに同席することが多く、医師のオペのサポートをしたり、助言をしたりと医師の右腕となり、MRとして身につけた医療機関への営業手法やノウハウをそのまま応用して活かすことができます。

つまり非常に仕事のやり甲斐が大きく、仕事をする上での充実度が非常に高いのです。

MRでは医師への情報提供を通じて間接的に患者貢献をする一方で、医療機器のメーカーの営業担当者は上記のようにオペの同席などを通じてほぼ直接的に患者貢献ができる一面がありますし、収入もMRよりも高い傾向があります。

また、医療業界は一般企業とは異なる特殊な業界ですので、取り扱う商材は違ったとしても、転職活動ではMR経験が評価される可能性が非常に高くなります。

このような理由から、仕事の充実度の高さを理由に医療機器のメーカーへの転職が多い背景があり、業種としても高収入ですので、やり甲斐や収入のさらなる向上を目指すなら医療機器業界ですね。

医療機器業界の代表的な会社は次の通りです。

・栄研化学株式会社
・株式会社LSIメディエンス
・オリンパスメディカルシステムズ株式会社
・キャノンメディカルシステムズ株式会社

志望動機を作成する際は、なぜ御社を志望するのかという具体的な理由を書くことが大切なポイントです。

また、医療業界への思いなど情熱も伝えることができればさらに印象的な志望動機にすることができます。

【志望動機の例文】

「私が御社を志望する理由は、積極的にAIを導入しIOTに合わせた体制の整備にいち早く対応する事業のスピード感に魅力を感じたことがあります。

この変化が速い時代では、医療機関のニーズも日々変化しています。

御社でそういったニーズに応えながら社会への貢献にも役立つ仕事をしていきたいと考えています。

前職の経験を活かしながら、御社の事業に貢献させていただきたい所存です。」

医療機器メーカーの営業職に転職する時の志望動機をもっと見る

MRからの転職先おすすめ④:クリニックの事務長

MRからの転職先④:クリニックの事務長

MRからの転職先おすすめ度:

意外と転職先として多いのが、MR時代に仲の良かった医師が開業する際についていき、クリニックの事務長をするパターンです。

私の周りだけでもクリニックの事務長に転職した方は複数人おり、何といってもMR時代と違いバリバリ働く必要がなく、院内で内勤業務をするだけで良い楽さが魅力です。

ですので、若い世代の方というよりは年配MRの方がクリニックの事務長への転職を踏み切ることが多い印象です。

採用する医師側としても、多くの開業医を回ってきて成功している・失敗している要因を熟知しているベテランMRは非常に重宝されます。

さらに医療関係者とのコミュニケーションも慣れておりますので、院内のスタッフさんや取引先の業者さんともうまくやってくれるという信頼があることも両社Win-Winで仕事ができることにつながります。

今までのMR会社員の多忙さから楽さを求めるなら、クリニックの事務長ですね。

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MRからの転職先おすすめ⑤:製薬会社のCRA・DI・MSL

MRからの転職先おすすめ⑤:製薬会社のCRA・DI・MSL

MRから営業職以外に転職する場合、医薬品の専門知識や医療従事者とのコミュニケーション経験を活かし、製薬会社のCRA・DI・MSLとして転職する選択肢があります。

製薬会社のCRA・DI・MSLはMRと比べて、転勤や長時間労働が少ない点がメリットですが、専門性の高い職種なので、基幹病院以上の病院を担当した経験や理系のバックグラウンドが要求される場合が多いといわれています。

CRA

「臨床開発モニター」と呼ばれ、新薬を製品化するにあたって不可欠な臨床開発試験が適切に実施されているかを監視する役割を担っています。主な業務は、症例データの収集や進捗管理などです。

DI

「ドラッグインフォメーション」と呼ばれ、医薬品情報を取り扱う職種で、主に医薬品情報の収集・管理・提供を担当します。MRなどからの問合せ対応も多い仕事です。

MSL

医薬品の採択に影響を与える医師などの医療分野の専門家である「KOL(キーオピニオンリーダー)」に、高度な医学的知識に基づき医薬品情報を提供する職種です。

MRが営業やマーケティング部門に所属して医薬品情報を提供するのに対し、MSLは安全性情報室などに所属し医薬品情報を提供します。主な業務は、KOLのマネジメントや臨床試験です。

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MRからの転職先セカンドキャリアおすすめ!~異業種編~

外資系コンサルティング業界
広告代理店業界
マーケティング業界
金融業界

順番に一つずつ紹介して参ります。

MRからの転職先おすすめ⑤:外資系コンサルティング業界

MRからの転職先おすすめ度:

MRからの転職先おすすめの6番目は外資系コンサルティング業界です。

前述の通り、MRを経験すればプレゼンスキルや計画性、コミュニケーションスキルなどを身につけることができますが、これらのスキルはコンサルティング業界への転職活動で評価されるスキルの一つです。

また、MRへ就職するためにはそもそも学歴が重視される傾向がありますが、この学歴も外資系コンサルティング業界への転職では強みになります。

製薬会社を顧客としているような企業であれば、これまでの経験はダイレクトに活かすことができるため、コンサルティング業務に関心がある方には特におすすめの転職先です。

外資系コンサルティング業界で代表的な会社は次の通りです。

・ボストンコンサルティンググループ
・ATカーニー
・グローバルヘルスコンサルティング
・メディヴァ

MRから外資系業界への転職を狙うなら、志望動機には「なぜコンサルティングなのか」という理由を伝えることが欠かせません。

将来もビジョンもセットにして伝えることを意識して志望動機を作成しましょう。

【志望動機の例文】

「御社の企業の成長を最新のテクノロジーも駆使しながらサポートするという点に魅力を感じ、今回志望いたしました。

また、御社は製薬会社へのコンサルティングも提供しており、前職の経験を活かせると考えたことも志望理由の一つです。

まずは結果を確実に出せるコンサルタントを目指しながら、将来は国境を超える規模のプロジェクトにも携わりたいと考えています。

MRで培ったプレゼンスキルや交渉力を活かして御社の事業に貢献していきたい所存です。」

外資系コンサルティング会社への転職を本気で狙うのであれば、やはり倍率も考えると一筋縄ではいきません。

外資系転職に強い転職エージェントを活用するなどしながら、転職のプロであるキャリアアドバイザーと共にしっかりと準備対策を行うことが必要と言えるでしょう。

MRからの転職先おすすめ⑥:広告代理店業界

MRからの転職先おすすめ度:

MRからの転職先としては広告代理店もおすすめです。

理由として、MRで身につけた営業力交渉力プレゼンスキルをダイレクトに活かすことができるからです。

また、広告代理の中でも医療や製薬に関する媒体を取り扱う企業を狙うのであれば、MR経験そのものが転職活動の強みとなります。

広告代理店業界の代表的な会社は次の通りです。

・株式会社電通
・株式会社博報堂
・株式会社読売広告社
・株式会社電通メディカルコミュニケーションズ

広告代理店へ志望動機を書く際は、なぜ広告代理店なのかという理由を明確に伝えることが欠かせません。

また、広告代理店を死亡する理由をエピソードと共に伝えることができれば印象はより良くなります。

MRからの志望動機の例文

「私が御社を志望した理由は、製薬・医療系の広告を作成していながら、ネットにも強みがあるところに魅力を感じたからです。

前職のMRでは様々な医療機関との取引がありましたが、広告の重要性を感じることが何度もありました。

また広告という多くの人に影響を与える事業に携わりたいと考えたことも志望理由の一つです。

これまで身につけた営業力を活かして、御社の事業に貢献させていただきたい所存です。」

広告代理店は他の業界と比べても新しいPRの仕方や自分を売り込む力が必要とされるため、専門性の高い準備が不可欠です。

また、電通や博報堂のような大手広告代理店であれば倍率も非常に高いため、数多くのライバルと競い合うことになります。

広告業界の転職に強い転職エージェントを活用しながら、しっかりと広告業界の慣習に習った準備を行っていきましょう。

MRからの転職先おすすめ⑦:マーケティング業界

MRからの転職先おすすめ度:

MRからの転職先としてはマーケティング業界もおすすめです。

理由として、マーケティング業界では医療関連の企業や医療機関を顧客としている会社が少なくないことが挙げられます。

医療関連の企業を顧客とするマーケティング会社を狙って転職活動すれば、これまで身につけた医療機関に対する営業スキルや、業界知識が強みとなります。

代表的な医療系マーケティング業界の会社は次の通りです。

・エムスリーマーケティング株式会社
・株式会社クロスマーケティング
・株式会社RSS広告社
・株式会社I&S BBDO

志望動機を作成する際は、なぜマーケティング業界を志望するのかという理由を明確に伝えましょう。

また、やはりエピソードも添えることで採用担当者の印象に残りやすくなります。

【志望動機の例文】

「私は前職でこれからの医療機関の運営にはマーケティングが欠かせないと感じるようになり御社を志望しました。

これまで複数の医療機関を担当してきましたが、マーケティングにしっかりと取り組んでいる医療機関ほど業績がよく、質の高い医療を提供していることを感じました。

また、個人的にネットマーケティングは勉強してきたこともあり、医療に特化したマーケティングを提供している御社に魅力を感じています。

営業職としてこれまで身につけたプレゼンスキルなどを活かしながら御社の事業に貢献していきたい所存です。」

マーケティング企画職に未経験からの転職理由・志望動機をもっと見る

MRからの転職先おすすめ⑧:金融業界(保険営業など)

MRからの転職先おすすめ度:

MRからの転職としては、金融業界もおすすめです。

金融業界でもMR同様、計画性プレゼン力コミュニケ―ションスキルが求められる業界でもあります。

金融の営業は投資案件などを扱う場合、エグゼクティブ(富裕層)な個人を相手にすることが少なくありません。

MRも同じく医師などエグゼクティブを相手に営業する職種のため、これまでの経験は実務でも活かすことができるといえるでしょう。

代表的な金融業界の会社は以下の通りです。

・株式会社三菱UFJフィナンシャルグループ
・株式会社三井住友フィナンシャルグループ
・株式会社みずほフィナンシャルグループ
・オリックス株式会社

志望動機を作成する際は、なぜ金融業界を志望するのかという理由を伝えることが欠かせません。

また、金融業界への転職は競争も激しいため他の履歴書に埋もれてしまわないよう、自分の言葉で表現することも大切です。

【志望動機の例文】

「前職のMRとしての勤務経験を通じて様々な経営に近い立場の方と仕事をするようになり企業におけるファイナンスの重要性を感じました。

御社を志望する理由としては、御社のようにグローバルに事業を展開している企業で、経済を活性化させることに貢献したいと考えたことがあります。

また、営業ならこれまで身につけたプレゼンスキルや営業力を活かせると考えたことも志望理由の一つです。

お客様から信頼される営業を心がけ、御社の事業に貢献していきたい所存です。」

金融業界未経験者に強い転職エージェントおすすめはコチラ

MRとは業界は異なりますが、金融業界の中でも保険営業に転職する人も珍しくありません。

実際にMRから保険のカウンター営業職へ転職した方の体験談をご紹介しましょう。

MRから保険営業への転職理由

過去に保険の営業をしていたことがあり、仕事はやりがいもあり接客も好きだったのですが、収入や休みが安定せず体調面で退職しました。

しかし退職したあともやはり保険の仕事がしたいという思いがあり、MRから転職して今の職場を選びました。

今の職場はカウンター営業ですので、基本的に外回りもなく体調面でも安心ですし、お客様が入らして実際の接客中で何か不安なことがあってもすぐ周りに聞きに行けるので精神的にも安心して業務に集中できます。

そして何よりお給料が固定給制なので、収入が安定しているので前より契約を上げなくちゃと精神的に追い詰められることがなくなり、よりいっそうお客様に寄り添った接客、提案ができるので自信を持てるようになりました。

MRとは異なり、外回りをする必要がなくなったことや、周囲にすぐ分からないことを聞ける環境であることが転職して受けられている恩恵のようですね。

MRに向いていない人の特徴

MRに向いていない人の特徴

  • 常に勉強することができない人
  • スケジュール管理が苦手な人
  • 全国勤務が不可能な人

常に勉強することができない人

まず、日々学習することが苦手な人はMRには向いていないです。

医療や医薬品の進歩は日進月歩で、多くの疾患の研究によって、新たな発症機序の解明や治療法の確率など変化はとても目まぐるしいです。

変化の早い医療知識を常に勉強していく姿勢はMRに必要です。

疾患にまつわる学会も多くあり、様々な知見が各地から出て参りますので、こういった知識を日々習得しておかないと会話がかみ合わないことも多々あるでしょう。

スケジュール管理が苦手な人

次にスケジュール管理が苦手な人はMRに向いていないでしょう。

MRといえば、自身の裁量でどの病院でどの医師と会うかを決めることができるので、その予定の調整が求められます。

特に今のようなコロナ禍では、病院に訪問して先生を掴めることは不可能なので、ほぼ全ての活動がアポイント取得をして、オンラインで情報提供をすることになります。

その上で、各医師とのアポイントの調整は非常に困難を極めますので、自身のスケジュール管理が苦手な人は向いていないと言えます。

全国勤務が不可能な人

最後に全国勤務が不可能な人はMRに向いておりません。

特に内資系メーカーは大きな転勤は日常茶飯事で、縁も所縁もない場所にいきなり内示が出るといったことはよく聞く話です。

外資系はあまり大きな転勤は聞きませんが、ゼロではないですし、旦那さんだけMRとして単身赴任であったり、出世とともに上司として地方へ行くといったことも往々にございます。

ですので、独身時代はもちろん結婚して子供ができた後はそのようなことも許容できる環境にないといけません。

仕事の大変さも勿論ですが、MRをする上で全国勤務が不可能な方は向いていないと言えます。

MRからの転職を成功させるポイント

MRからの転職を成功させるためには、以下ポイントが重要となります。

✅転職先の選定
→MRから転職する場合、自分のスキルや経験を活かせる職種や業界を選ぶことが重要です。転職先企業の業績や文化、将来性なども考慮する必要があります。

✅職務経歴書の作成
MRの経験や実績を具体的にまとめ、職務経歴書を作成することが重要です。MRとしての営業成績や、医療関係者との良好な関係構築、コミュニケーション能力などをアピールしましょう。

✅履歴書・面接の準備
転職先企業によって求めるスキルや人物像は異なるため、その企業に合わせた履歴書・面接の準備が必要です。また、MRの経験をいかに他業種に転職して活かせるかを自己PRしましょう。

✅転職エージェント/転職サイトの活用
転職活動においては、キャリアコンサルタントのアドバイスを受けることも有効です。MRからの転職に特化した求人情報や転職支援サービスを提供している企業もありますので、活用してみることをお勧めします。

✅ネットワークの活用
MRとしての人脈や、業界内のコミュニティを活用して、転職先企業や求人情報を探すことも有効です。また、転職活動においては、LinkedInなどのSNSを活用することもお勧めします。

上記ポイントを抑えて転職活動を進めることが必要です。

MRに強い転職エージェント/転職サイトは?

MRからの転職活動を1人で行う場合は在職中の場合本業で忙しいですし、中々転職活動に時間を取ることが難しい方も多いかと思います。

その場合はdodaのような転職エージェント・転職サイトを活用することで、転職先の選定から履歴書・職務経歴書の作成、本番さながらの面接対策まで、転職活動に関わる全てをサポートしてもらえます。

業界大手のdodaは転職サイトと転職エージェントの機能両方を併せ持っており、MRからの転職活動を行っている人の2人に1人は活用していますのでぜひ活用するようにしましょう。

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MRからの転職は慎重に行うべし!

実際にMRとして働かれている皆さんの方がよくご存知だとは思いますが、MRという仕事は大変さやきつい仕事である一方、給料も高く安定していて、非常に満足度の高い職種です。

事実、大手転職エージェントのdodaが発表した「満足度の高い職種ランキング」でも連続で1位を獲得している常連職種です。

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今回紹介した転職先をはじめとして、MRからの転職が失敗しないような転職先を見極めるためにも、転職エージェントを活用しながら転職活動を進めていかれてみて下さいね。

医療系・メディカル業界に強い転職エージェントおすすめ6選

MRからさらに満足度の高い仕事に就ける日が来ることを、心より応援しています!

MRから転職・転職先に関するQ&Aまとめ

MR業界の将来性は?

2024年現在MR業界では、医療分野の技術革新や高齢化社会による医療需要の増加などから、医療業界は成長が見込まれており、MRの需要も益々高まっています。

しかし、医薬品販売の市場は常に変化しており、新たな法律や規制、市場動向などが影響を与えることもあり、特にCOVID-19の流行による医療業界の変化や、デジタル技術の導入によるMRの役割の変化などが見られます。

一方で、医療業界が成長し続けることが予想されていることから、MRの需要も今後も高まっていくと考えられますし、医薬品の新しい分野の開発や高齢化に伴うニーズの増加なども、MRの需要に影響を与える可能性があります。

総じて、MR(医薬品販売)業界の将来性は、医療業界や社会の変化によって変動する可能性がありますが、需要が続く可能性が高いと見込まれています。

MRの給料はどのくらい?

MRの給料は、職務内容、経験年数、勤務地、会社規模などによって異なりますが、一般的に医薬品業界の中で比較的高い給与水準が設定されている傾向があります。

具体的な給料水準については、一般的なMRの初任給は300万円〜500万円程度であり、経験があり中途採用入社の場合は600万円以上となることもあります。

外資系製薬会社のような高水準給料の企業では、30歳で年収1,000万円に到達することも少なくありません。

もちろん業績や実績によってボーナスが支給されることもありますし、地域によっては給料水準が異なることもあるため、参考程度に留めておきましょう。

MRに転職&MRへの転職を成功させるには?

MRに転職&MRへの転職を成功させるポイントとしては、以下を意識して転職活動を行うようにしましょう。

  • 基礎知識の習得:医薬品に関する基本的な知識、医学の基礎、疾患に関する知識などを身につけること
  • MR研修の受講:一部の転職エージェントや研修機関が提供するMR向けの研修を受けること
  • 継続的な学びの姿勢:MRは新しい医薬品の情報や疾患の最新情報を常にキャッチアップする必要がある
  • ヒューマンスキルの強化:医師や薬剤師との信頼関係を築くことが必要なので、相手の立場やニーズを理解する
  • 業界での人脈作り:医療機関や製薬会社の関係者とのネットワーキング
  • 志望動機の明確化:なぜMRになりたいのか、自分の強みやこれからのキャリアビジョンを明確に伝えること

上記のポイントを参考にに、MRへの転職活動を進めてください。

MRの早期退職後セカンドキャリアは?

MRとしての経験を活かして早期退職後にセカンドキャリアを検討する場合、以下のような選択肢が考えられます。

☑️医薬品関連企業の異職種
→医薬品関連企業での職務経験が認められることが多いため、MR以外の職種への転職がしやすい傾向にあります。例えば、マーケティング、品質管理、臨床開発、メディカルライター、医療機器営業などが挙げられます。

☑️医療業界への転職
医療業界には、医療機関や医療団体、保険会社など、幅広い職種が存在しています。MRの経験がある場合、医療業界での営業やマーケティング、コンサルタント、看護師、臨床研究などの職種への転職も可能です。

☑️異業界への転職
MRの仕事では、コミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキル、プロジェクトマネジメント能力などが必要とされますので、医薬品業界に限らず、製造業、IT業界、金融業界、教育業界などで活かせます。

以上のように、MRの経験を活かして多様な職種や業界への転職が可能ですが、転職活動の際には自分自身が興味を持てる分野や職種を選ぶことが大切です。

どのような業界や職種があるか分からない場合はdodaのような転職エージェントの担当キャリアアドバイザーに相談することで、転職活動の方向性を一緒に定めてくれますのでおすすめです。

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