医療機器メーカーの営業職へ転職・就職を検討されている方に向けて、志望動機や転職理由を例文を用いて元キャリアアドバイザーが解説して参ります。
医療機器メーカーに強い転職エージェントも併せて紹介いたします。
あなたは医療機器メーカーの面接を受ける際、どのような理由でこの業界を目指されていますか?
医療機器メーカーへの転職において多く聞かれる志望理由として、
「社会貢献性が高い」
「業界が安定している」
「市場成長性が安定している」
といったことを面接の際にお話しするケースが散見されますが、これらの志望動機はいわゆる「ダメな志望動機」です。
なぜなら、ステレオタイプで自分の言葉になっておらず、動機として非常に納得感がないからです。
では、どんな志望動機が良いのか、今回は以下に4点志望動機例を挙げながらお伝えして参りたいと思います。
どういうポイントが医療機器メーカーの採用面接官に刺さるのか例と共に学んで頂ければ幸いです。


目次
医療機器メーカー営業職の志望動機・転職理由例
医療機器メーカー営業職への転職理由や志望動機を作成する際のポイントは、
✅医療機器営業の報酬に焦点を当てる
✅医療機器営業の専門性に焦点を当てる
✅自身の営業職としての体験に焦点を当てる
✅主体性・積極性を前面にアピールする
✅医療営業の社会貢献性に焦点を当てる
上記5つに分けられますので、例文を用いてそれぞれ詳しく解説して参ります。
医療機器メーカー営業志望動機①:報酬に焦点を当てる
医療機器メーカー志望動機例
私が医療機器メーカーを志望する理由は、社会貢献性の高い商材でかつ、販売実績が上がればそれだけ自身の報酬に跳ね返る点が魅力と感じたからです。
この志望動機のポイントは「成果が報酬に跳ね返る」という営業意欲の高さで、外資系の医療機器メーカーで評価される内容です。
医療機器は確かに、景気の影響を受けにくい商材ですが、だからといって楽をして売れる製品ではありません。
なぜなら製品の差別化が難しい製品が多いことから、営業マンの腕が問われるのです。
そのため、「売る」という意識への強さは、評価されるポイントとなります。
また、例えば証券出身の方など、取扱商材が必ずしもクライアントのためにならないものを扱っていた場合だと「社会貢献性」という言葉が生きて、かつ「売りたい」という意欲が伝わってくる言葉となります。
医療機器メーカー営業志望動機②:専門性に焦点を当てる
医療機器メーカー志望動機例
私が医療機器メーカーを志望する理由は、高い専門性を持って自社の商材を医療機関に提案したいと考えているからです。
この志望理由は医療機器業界、医薬品のディーラーなどデリバリー中心の「医療卸」の方に有効な志望動機です。
志望動機はこれまでの仕事をどういう観点で「変えたい」という意識が相手に納得感を持ってもらうかがポイントです。
上記のような「医療卸」の方にとって、メーカー営業職のような専門的な提案ができないことは非常にストレスとなると医療機器メーカーの面接官はわかっているので、その言葉を発することそのものが仕事に対し前向きに取り組んでくれるという証明になるのです。
医療機器メーカー営業志望動機③:自身の体験に焦点を当てる
医療機器メーカー志望動機例
「私が医療機器メーカーを志望する理由は、身内の手術を経験し、医師の資格はないが患者さんを助ける仕事をしたいと考えたからです。」
日系企業の場合は、「社会貢献」や「QOL(クオリティオブライフ)」といった信念的なことを非常に大事にしています。
ただ、社会貢献性という言葉を自分の言葉に落とし込まずそのまま使うことはあまり好んでいません。
「身内の手術を」というのはあなたが身をもって感じた経験を自分の言葉にし、人のために自社の製品を売りたいという言葉に反映されることになるため、自分が率直に感じたことを話しているという評価を受けるでしょう。
ただし、具体的にどのような病気でどんな治療をしたのか、また自身がどうかかわったのかなどリアルな言葉で話せない限りは身内を勝手にケガや病気をさせないでください。
あなたが自身の経験で感じたことを率直に志望動機として伝えることが大事だということを認識していただきたいと思います。
医療機器メーカー営業志望動機④:主体性・積極性をアピール
医療機器メーカー志望動機例
「私が医療機器メーカーを志望する理由は、もっと自ら考えて自分で仕事を組み立てながら仕事をし、成果を出したいと考えているからです。」
医療機器営業は、担当病院が離れた場所にあることから、車移動で直行・直帰、もしくはそれに近い形で仕事を進めていただくことになります。
そのため、受動的な仕事をする営業マンは、医療機器業界では評価されません。
もちろんレポートラインに対し、「報連相」は必要ですが、自分自身で仕事を組み立て、こう進めたいと自分で提案し、自分で行動したいという意思を明確に示すということが、直行・直帰、またそれに準じた働きを受け入れ、前向きに頑張れる人材という理解を採用担当者はします。
そのため、このような志望動機が評価されるということを知ってもらえたらと思います。
医療機器メーカー営業志望動機⑤:社会貢献性に焦点を当てる
医療機器メーカー志望動機例
「私が医療機器メーカーを志望する理由は、日本の医療技術に貢献することで、高齢化が進む社会に強く貢献できると考えたからです。」
医療機器メーカーは医者や看護師のように免許が不要にもかかわらず、医療の現場に携わることのできる数少ない業種の一つです。
医療の現場に貢献することで、日本の社会に強く貢献したいという想いをアピールすることができれば、医療機器メーカーから高く評価される傾向があります。
実際に私も某医療系企業の面接を受けた経験がありますが「医療の世界にどのような形で貢献したいのか」を非常に深掘りして突き詰めて質問されました。
医療機器メーカーに強い転職エージェントを利用すべし
今回は医療機器メーカーへの転職志望動機について例文を用いて解説していますが、当然例文をそのまま使う訳ではなくあなた独自の志望動機を作成する必要があります。
しかし、仮にあなたが自分の頭で志望動機を考えて作成したとしても、結局は人事採用担当者に"刺さらない"一人よがりな志望動機となってしまっている可能性が高いです。
ではどうすれば良いかという話ですが、医療機器メーカーに強い転職エージェントを活用して、作成した志望動機を"転職のプロ"であるキャリアアドバイザーに添削してもらうべきと言えます。
今回は医療機器メーカーに強い転職エージェントを3社厳選して紹介致します。
doda
dodaは数ある転職エージェントの中でも業界最大級の規模を誇ります。
当然医療機器メーカーの求人も豊富に保有しており、その数は1,000件を超える数となり業界最大級です。
医療営業という括りの中でも、MRやOTC・ライフサイエンスを凌ぎ医療機器メーカー営業職の求人割合が5割以上と最も注力しているのがdodaの強みと言えます。
業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが分かれているため、医療機器メーカーに詳しいキャリアアドバイザーがあなたの志望動機を徹底的に採用目線で添削してくれます。
利用者の顧客満足度も高く、利用者からは「また転職するときはぜひお願いしたい」との声も続出しているので、まず最初に登録すべきおすすめの転職エージェントと言えるでしょう。
もし今現在あなたが転職ではなく、新卒の就活生として医療機器メーカーへの就職を目指しているのであれば、転職エージェントではなく「doda新卒エージェント」の活用をお勧めします。
doda新卒エージェントでは、新卒採用を行っている医療機器メーカーの求人を医療業界専任のキャリアコンサルタントが厳選して紹介してくれます。
もちろん、志望動機についても例文を教えてくれたり、あなたが作成した志望動機の添削も行ってくれるので、ぜひ新卒就活生は活用してみましょう。
パソナキャリア
パソナキャリアの医療機器メーカーに強い転職エージェントとして実績があります。
医療機器メーカーの求人数は約800件とdodaと比較するとやや少なくはなりますが、その分1社1社への企業情報量がハンパではありません。
「親身さにおいてはパソナ」と色んなところで言われるほど、とにかく転職希望者のことを第一に考えて添削を行ってくれますので、書類選考や面接の通過率も高いのが特徴と言えます。
Spring転職エージェント
Spring転職エージェントは、世界に5000拠点以上を持つ総合人材サービス会社アデコが運営している転職エージェントです。
運営会社のアデコ株式会社が外資系ということもあり、外資系医療機器メーカーの求人にめっぽう強く、転職希望者の希望を叶える転職を次々と実現させています。
また、Spring転職エージェントは企業側の担当者と転職希望者側の担当者が同じである一気通貫型のサポートを提供しているので、とてもスピーディーかつ親身に対応してくれます。
外資系医療機器メーカーに興味を持たれている場合は、まず圧倒的におすすめNo.1と言えるでしょう。
医療機器メーカー営業職への志望動機まとめ
いかがでしょうか。
志望動機・転職理由を面接官に伝えるうえで重要なことをまとめると、
「医療機器メーカーの働きを理解すること」
「医療機器メーカーに転職することであなたの現職(前職)での課題が解決できる」、もしくは「あなたの労働理念を叶えられる」ということを明確に伝えることです。
そして、それは論理的である必要があります。
例えば食品業界の営業の方が、医療機器業界への転職理由として「社会貢献性」という言葉を使っても説得力をあまり増すことはないでしょう。
しかし、会員権ビジネスをやっている方が「対富裕層営業」の経験を活かし、社会貢献性の高いものを売りたいと言えば説得力がでてきます。
つまり何が言いたいかというと、今回紹介した志望動機例文をそのまま使うのではなく、あくまでも上記の例を参考にしつつ、あなたの経験や思想にマッチした志望動機を作って話してもらうことが重要ということです。
もし自分自身の経験を上手く志望動機に反映させられない、反映させることが難しいと感じる場合は、先ほどもご紹介した医療機器メーカーに強い転職エージェントを活用すると良いでしょう。
▶︎dodaの医療機器メーカー転職サポートはコチラあなたの経験の中で医療機器メーカーに転職することで何を実現したいのか、何を叶えたいのか、しっかり考えてもらえたらと思います。
