現在転職活動をしていて、
「書類は通るけど面接で落ちてしまう…」
「転職の面接に全然受からない…」
「採用面接官はどこを見てるんだ…」
と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
書類選考に通過しているということは、その時点で採用する企業側はあなたの経験やスキルに興味を持っているという状況です。
そのため「面接に受からない」状態が続くのには、経験やスキル以外の部分で必ず「何らかの理由」があるのです。
今回は元キャリアアドバイザーとして、400人以上の転職を支援してきた経験やノウハウをもとに"面接に受からないポイントと改善方法"をまとめてみました。
次の面接は絶対に成功させたい!と考えるあなたに必見のとっておきの情報をお伝えします。
目次
転職面接に受からない人の3つの特徴
まず結論から言うと、転職の面接になかなか受からない人の特徴として下記3つのいずれかにあてはまる可能性が高いです。
コミュニケーション能力に難がある
面接の臨み方に難がある
受ける企業に難がある
細かく挙げ出すとキリがありませんが、面接に中々受からないという人は大きく括ると上記いずれかのケース該当します。
では具体的にどういう人が面接に受からないのか、詳しく順番に見て行きましょう。
①コミュニケーション力に難がある
まず面接に受からない人の特徴の一つ目「コミュニケーション能力に難がある」ケースを具体的に掘り下げると、以下のようになります。
元気がない(自信がなさそう)
必要以上に喋りすぎている
面接は究極の「コミュニケーション能力」が試される場ですので、内容云々よりもコミュニケーションをうまくとれるかどうかが面接突破の鍵となることを、まずはご認識頂ければと思います。
元気がない(自信がなさそう)
まずかなり基本的なことですが、面接会場に入ってきた求職者が、元気がなさそうなか細い声で話していたり、自信がなさそうな猫背で話していたりしても、やはり面接官の目に魅力的には映りません。
採用面接官というのは、入社する前はあなたの面接での立ち振る舞いの情報を判断して合否決めることしかできませんから、たとえ自信がなかったとしても面接の30分〜1時間は少し演じるくらいの気概で臨みましょう。
さらに面接官の表情や仕草を見て感情を予想し、話すスピードや内容を考えることができれば◎です。
必要以上に喋りすぎている
面接に受からない人でよく見られる例として、志望動機や自己PRを永遠と語り続ける人がいますが、面接の場ではマイナス評価をされる悪いパターンが多いです。
面接は「自分を売り込む場」であることに間違いありませんが、初対面の相手がいきなり永遠と自分のことを語り続けていたら・・・
聞く側としては集中力が切れてしまいますし、自分勝手な人という印象を与えてしまう結果になります。
聞かれたことはなるべく1分以内で簡潔に答えて、面接官からの次の質問を待すようなスタンスを取ることが大事です。
「え?それだけ?たくさん話した方がアピールになるんじゃないの?」と感じるかもしれませんが、これが面接の場における最善のコミュニケーションの取り方で、まずは"独りよがり"な面接から脱却することが最初の目標です。
②面接の臨み方に難がある(=準備不足である)
「面接の臨み方に難がある人」は一言で言うと"面接の準備不足"なのですが、特徴について具体的に掘り下げると、以下のようになります。
自己分析やキャリア棚卸しが足りていない
志望動機・転職理由があいまいである
面接の準備不足による「受け身タイプ」な面接の臨み方も面接に受からない人の特徴ですので、改善方法と共に具体的に解説して行きます。
自己分析やキャリア棚卸しが足りていない
転職活動の面接で必ず言って良いほど聞かれる質問でもご紹介した通り、あなた自身を客観的に分析できているかという観点は非常に採用面接官は良く見ています。
「あなたの自己PRを教えてください」
「前職(現職)で大変だったことは何ですか?」
「前職(現職)で困難を乗り越えた経験はありますか?」
これらの質問は総じて、あなたが自己分析を客観的に行えているのかという部分に集約されるんですね。
自己分析というのはしっかりと行えている人とそうでない人とでは思っているよりもハッキリと差が分かってしまうものなので、必ず行うことを勧めます。
具体的な自己分析方法については後ほど詳しく説明するので、ぜひ実践してみてください。
志望動機・転職理由があいまいである
例えば、「当社への志望動機を教えてください」と質問された時に、
「業界の景気がよく自分の経験を活かせると思ったから」
といった曖昧な回答では、その時点で「やる気が感じられない」と評価され、仮に十分な経験やスキルがあったとしても面接に受かることは難しいでしょう。
主体性をもって熱意やその会社に入ってやりたいこと、自分を採用するメリットを具体的に伝えることができなければ面接に受かることはできません。
しかしこれらは全て「準備」さえしっかりできていれば対策できることです。
前項でお伝えした通り「聞かれていない余計なことまで答える」必要はありませんが、面接官の興味があることに関しては掘り下げて質問されることが多くあります。
その時にしっかりと自分の言葉で答えることができるように、
・事前に企業研究を行う
・転職エージェントの面接対策を活用する
など、上記のように事前準備をしっかりと行ってから面接本番に臨むようにしましょう。
志望動機は明確であればあるほど面接の通過率は高くなりますので、その企業ではないとダメな"オーダーメイドな志望動機"が作り出せるまで準備を行うことが大事です。
オーダーメイドな志望動機を作り出すには、面接を受ける企業のことをあらゆる角度から知っておかなければなりません。ネット上に公開されている情報を調べるのはもちろん、それ以外にも他の応募者と差別化するために別のルートから面接を受ける企業の情報収集を行う必要があります。
転職エージェントでは、インターネット上では存在し得ない"企業の裏事情"などをキャリアアドバイザーが教えてくれることもあるので、転職エージェントを活用しながら志望動機を明確にして準備を行いましょう。
逆質問が弱い
既に何社か面接を受けているのであれば経験あると思いますが、人事採用の面接官から一通り質問をされた後、最後に「逆にそちらから質問はありますか?」といわゆる逆質問をされるケースも少なくないと思います。
この逆質問は面接も終盤ということもあり、気を抜いてしまって「いや、大丈夫です」と答えてしまいがちですが、逆質問の数や濃さによって企業の志望熱量が分かるため、しっかりと質問をしなければ落とされてしまう原因になり得ます。
本当に選考を受けている企業の志望度が高ければ自然と逆質問は湧いてくるものですが、もしなかなか準備しようと思っても思い浮かばない場合は「自分が入社した後活躍できるか?」という観点で逆質問を用意してみてください。
具体的に例を挙げると、
①どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待しているのか?
②今社内で一番活躍し、評価されている人物はどんな人物か?なぜ活躍できているのか?
③自分と同じように中途入社した人物の中で、今活躍している人はどんな部署を経て、どんな業務を担当しているのか?
上記のような質問を軸に、「自分が入社した後に活躍できるか?」という観点でいくつか逆質問を考えておいた方が良いです。
入社した後のイメージをどれだけ明確に具現化させているかは、面接の通過率に大きな影響を与えますので、ぜひしっかりと準備をして面接に臨みましょう。
③受ける企業に難がある
面接になかなか受からない人の特徴である「受ける企業に難がある」ケースを具体的に掘り下げると、以下のようになります。
受かる可能性の低い企業に応募している
面接を受けた企業の数が少ない
順番に解説して参ります。
受かる可能性の低い企業に応募している
意外と多いケースがそもそも「応募求人とアンマッチ」しているケースで、中途採用で求められる採用要件とあなたがこれまで培ってきた経験・スキルが合致していないと当然面接を通過することはできません。
採用する企業の立場になって考えてみると分かるのですが、企業は当然「自社の採用条件に見合う人物」を採用したいですよね。
しかし、採用条件というのは転職サイトや企業HPには明確に書かれておらず、書かれていたとしても非常にあいまいな表現でしか提示されていません。
▼企業HPの募集要項は非常にあいまい…
新卒採用では数十人や数百人といった大人数を一気に採用する企業もありますが、中途採用では欠員しているポジションを補充する、もしくは事業拡大のために会社に利益を求められる人材が求められることが当然です。
「採用条件とは大きく離れてしまっている企業にばかり応募してしまっている」という状態に陥ってしまうと、なかなか面接には受かりません。
もし自分で企業の採用ニーズと自分のスキル・経験が合致しているのか判断できない場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみるのが良いでしょう。
面接を受けた企業の数が少ない
そもそも論になってしまいますが、あなたが面接を受けた企業の数が1社や2社のように少ない状態で「面接に受からない…」と落ち込んでいても、それは仕方のないことです。
なぜかというと、基本的に転職活動における面接の平均通過率というのは、25%、つまり4社の面接を受けて1社通過できれば御の字と言われているんですね。
より多くの企業の面接を受けるためには、当然、たくさんの企業に応募して書類選考をどんどんパス(通過)する必要があります。
書類選考になかなか通らないという方は、下記の対処法を実践して1社でも多くの面接に辿り着いて下さいね。
転職の面接対策を行う"たった一つ"の方法
では、上記で挙げた面接対策を行うためにはどうすれば良いのかという話ですが、解決策はたった一つ、
"転職エージェントを活用する"
という方法です。
転職活動をしているのであれば存在を知っている方も多いと思いますが、転職エージェントを活用すれば、
✔︎受かる可能性がどれくらいあるのか(※行きたいと思う企業の中で)
✔︎模擬面接などの面接対策
上記を徹底的に行うことが可能です。
私自身も転職エージェントを使わずに面接にバンバン落ちていて落ち込んでいたのですが、使った瞬間に受かるようになりました。
メリット①:受かる可能性のある企業を絞り込める
転職エージェントの担当者であるキャリアアドバイザーは、登録後の面談で、
✔︎あなたがどれくらいのコミュニケーション力があるのか
✔︎どれくらいの実績があるのか
をくまなくチェックしています。
そしてチェックした項目を元に「この企業だったらこの人は受かる見込みがある」という形で求人を紹介してくれるんですね。
▼受かる求人に絞って紹介してもらえる
もちろん、その中で「この企業はないな」と思う求人は断っても大丈夫ですし、業界、職種、給与、条件なども汲んだ上で求人を紹介して貰えます。
また、事前に会社の社風や人間関係など、実際に働いてみないと分からない部分まで担当者に教えてもらうことも可能です。
一から転職サイトやHPを探すよりも効率的ですし、何より、落ちる可能性を限りなく抑えた状態で面接に臨むことができるという訳ですね。
メリット②:模擬面接で徹底して面接対策を行える
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、言ってみれば"転職のプロ"です。
企業の人事採用担当者がどの部分を見ているか、評価しているかは、手に取るように把握しています。
評価する項目を抑えた上で、
・どんな自己PRであれば効果的に伝わるか
・どんな実績をどのように伝えるべきか
など細かい部分まで見ながら模擬面接を行ってくれるので、面接の準備は全てエージェントだけで済ませることができます。
もちろん、面接だけでなく職務経歴書のような書類も添削してくれるので、活用すれば一気に選考通過率が高まるという訳ですね。
メリット③:事前に質問を想定できる
面接対策を行うことで、事前に企業から受けるであろう質問を事前に想定することができます。
事前に質問をある程度想定しておくことで、いざ面接本番で聞かれた時にどぎまぎすることなくスムーズに回答することができますよね。
また「なぜその質問を面接官が行うのか」という質問の意図まで転職エージェントの面接対策で教えて貰えるので、より的確な答えが分かるようになります。
たとえば事前にされるであろう例を一部紹介すると、以下のような質問が挙げられます。
仕事における成功体験
これまでの仕事における成功体験談は、まずどの企業でも間違いなく聞かれるであろう質問の一つです。
出した結果ももちろん重要ですが、どちらかというと「どのような戦略を立てて何を工夫してその成功を実現させたかの"過程(プロセス)"」を聞きたいケースが多いです。
逆に成功のプロセスを自己分析できていなければ、成果物が良くてもむしろマイナス評価されるので、事前に棚卸しする対策をしておきましょう。
仕事における失敗体験
仕事における失敗体験談についても、まずどの企業でも質問される内容の一つです。
失敗体験談についても失敗した内容ではなく「なぜ失敗してしまったのか?そしてその失敗から何を学びどう改善していったか」を内省できているかを評価ポイントとして見られています。
大きな失敗がそこまで思いつかない場合は、商談に遅刻したとかメールの名前を間違えたとか些細な失敗で良いので、失敗をどう振り返りどう次に活かしているかを事前に自分自身で喋れるように準備しておきましょう。
面接通過率の高いおすすめ転職エージェント
一口に転職エージェントと言っても、大手から中小人材会社が提供しているエージェントまで数多くのエージェントがあるため、どれを選んだら良いか分からないという人も少なくありません。
どのエージェントを利用すべきか迷った場合、もしまだ使ったことがないのであれば、リクルートエージェントを選んでおけば間違いありません
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既に利用経験がある方は下記を参考にされてくださいね。