経理職の最大の魅力は、仕事としての安定性と収入の安定性にあります。
仕事面で言うと、経理は一度流れを身に着けてしまえば、どの会社でも経理のやり方はほぼ同じなので、経理経験を積めばどんな業種の会社に行っても即戦力として優遇されます。
収入面でも経理は他の事務職に比べて高い傾向にあり、それは会社が経理を重要視していることの表れでもあります。
経理職への転職は未経験者には難しそうなイメージですが、わたしも未経験で経理職に再就職し、今では経理歴20年のベテランになりました。
未経験でも入社できる会社は必ずあります。
経理はどの会社でもある程度同じ仕事を行うため、経理経験を積むことで今後の就職がかなり有利になるでしょう。
2023年5月5日最終更新
目次
経理の仕事とはどんなことをするの?40代女性が知っておきたい仕事内容
経理の仕事とはどんなことをするのか?40代女性が知っておきたい仕事内容について解説します。
会計と税務って何が違う?経理の仕事に必要な基礎知識
「会計」は、会社が行った事業活動の中での儲けや費用、また預貯金や土地などの課税対象にならないものも含めて数値として見える化し、会社の価値を表にしたものです。
「税務」とは会社の売上、費用など、課税対象になる部分から国や地方自治体に納めるべき「税金」を計算するためのものです。
土地の売却益、預貯金の利息は「税務」の対象になります。
業務について理解するためには?経理の仕事に必要なスキル
経理の仕事を理解するのに最も重要な知識は、簿記の知識です。
経理には独特なルールがあり、それに馴染めないとほぼ仕事になりません。
その独特のルールが、簿記です。
日商簿記3級の難易度はあまり高くないため、気楽にチャレンジしやすいですし、基本的には3級の知識だけでも十分に経理ができます。
あなたが簿記の勉強を前向きに行うことができれば、経理職に向いています。
環境を知ることが重要!事務所の雰囲気や職場の人間関係について
経理の人は穏やかな人が多く、人間関係は良好なケースが多いです。
社内で経理が一人という場合は、経営者と直接打合せをすることになります。
世間話程度でいいので普段から積極的に会話をして、関係を良好にしておくと仕事が楽になります。
会計事務所の場合は少し特殊で、「会計士」「税理士」を「先生」と呼びます。
「先生」と上手くやるコツは、単純な間違いをしないことです。
必ず丁寧に見返してから提出をするよう心がけると、徐々に信頼を得られます。
40代女性が未経験でも挑戦できる!経理未経験からの転職術
40代女性が未経験でも挑戦できる経理未経験からの転職のコツについて解説します。
経験ゼロでも大丈夫!簿記スキルアップが成功のカギ
全くの未経験でも通用してしまうのが「経理」です。
それは、日商簿記検定の勉強の中で経理に必要な知識はほぼ学ぶことができるからです。
「日商簿記3級」だけでは不完全なので、出来れば「2級」も併せて取得すれば採用率もグンと上がります。
経理に最も重要なのは、簿記の知識です。
2級取得となると半年くらい必要になりますが、簿記を自分の武器にしましょう。
上場企業の求めるスキルとは?未経験から会社を選ぶポイント
給与計算・労務・総務関係など経理と親和性が高い職種は「準経験者」として採用をしてもらえることがあります。
「経理」「労務」「総務」は同じ「管理部門」として一つの括りになるケースが多く、その場合には幅広く管理系の仕事を経験している人物の方が優遇されます。
「幅広い知識を持った方」と記載された求人や、面接官が「管理部門」を統括管理されている方の場合は特に有効です。
その場合も「日商簿記2級」は必須になります。
企業に求められるスキルとは?40代女性の強みを活かす転職活動
40代の方に求められるスキルは、「自発的な行動力」です。
一見経理とは関係のなさそうな「営業事務」であっても、その中で何をやり遂げてきたのかが大切です。
自分の工夫で業務改善をした実績があれば、ただ営業を補助していただけではなく、自発的に行動ができる人物であるとして大きく評価されます。
ただ与えられた仕事をこなすだけではなく、自分で考えて行動をできる人物が求められています。
経理未経験でも大丈夫?経験ゼロからの経理転職について
経理未経験でも大丈夫なのか?経験ゼロからの経理転職について解説します。
事務所の求人を探す方法とは?未経験からでも働ける職場を探そう
会計事務所の場合は、「未経験者歓迎」と記載された求人もめずらしくないため、すぐに見つけることができます。
ですが、「日商簿記2級」資格は必須という事務所は多いです。
簿記の知識を知っていないと、事務所での仕事はほぼ行えないからです。
逆に言えば、それさえ持っていれば経理のプロの手法を間近で学ぶことできるので、経理初心者から一気にスキルアップすることが可能です。
会計事務所のスタッフに聞く!未経験でも採用される面接のコツ
会計事務所の面接で最も効果的なのは、「熱意」です。
会計は一生勉強、とおっしゃる所長も多いので、常に向上心を持って勉強を続ける姿勢のある方が好まれます。
経理のプロの下で経理の手法を学びたい、もし仕事ぶりを認めていただけたら、様々な仕事に携わらせてほしい、と勉強熱心な面をアピールするとかなり好感度が上がります。
一般の会社では学べない本決算や、事務所によってはコンサルティングの手法など、貴重な体験が出来ます。
「財務を理解するためには?経理未経験から学ぶべき基礎知識」
財務を簡単に理解するには、決算書を確認するのが効果的です。
損益計算書からは会社の利益がわかります。
売上―(仕入+一般管理費)=会社の利益です。
でも、それだけでは会社運営を判断できません。
貸借対照表の中の
「流動負債」(買掛金、裏書手形など)
「流動資産」>「流動負債」
の場合は、安定した経営状態と言えます。
銀行も融資の際に注目するポイントなので、意識して目を通すようにしましょう。
40代女性のための経理転職のポイントと注意点
40代女性のための経理転職のポイントと注意点について解説します。
大手企業の求人とベンチャー企業の求人どちらが合っている?
初心者の場合は大手企業がおすすめです。
大手企業は経理スタッフが充実しているため、初心者の方であってもフォローしてもらえる体制が整っているので、その点では安心して働くことができます。
より幅広く経理を経験して、もっとスキルアップを目指したい場合はベンチャー企業がおすすめです。
管理部門全体として幅広く活躍できる人材が求められているため、大手では扱わせてもらえないような決算補助なども経験することができます。
40代女性が求める職場環境とは?経理職で活躍中の女性に聞く
安定した老舗企業が好まれる傾向にあります。
自分と同年代の方やそれ以上の方が活躍しておられる会社の方が40代の方でも抵抗なく馴染みやすい環境です。
20代、30代が活躍する若い会社だと、自分が一番年上かも・・と気後れしてしまいますよね。
でも、それはもったいないです。
長年社会経験を積み上げてきたため、初見の仕事でも過去の仕事と似通っている部分を見つけ、処理方法を考えられるので教育の必要がない即戦力として重宝され、活躍の機会を得られます。
税理士の資格を目指す?キャリアアップにつながるスキルとは
経理職で、税理士の資格を目指す必要はありません。
おすすめは「日商簿記2級」です。経理未経験であっても簿記の知識が備わっていると判断をされるからです。
税理士資格の場合は、資格と併せて会計事務所などでの勤務経験があり、決算書作成以外にも会社運営に必要な節税案などのアドバイスが出来る知識が備わっていれば、管理職待遇で迎えられるような大きなキャリアアップが期待できます。
経理事務求人の探し方と40代女性が応募する際のアドバイス
経理事務求人の探し方と40代女性が応募する際のアドバイスを最後に解説します。
経理事務と税務事務、どちらが合っている?働き方や条件を比較して選ぶ
経理事務は一般の企業で日々の仕訳や金庫・銀行の入出金管理、支払い処理などを行う業務です。
残業は月10時間程度~で、ワークライフバランスが取れている会社が多いです。
税務事務とは、会計事務所などで決算書作成に伴い発生する税金の計算を行う業務です。
残業はかなり多く、繁忙期には休日出勤をする場合もあります。
税理士資格がなくても決算業務に携われるので、3年以上事務所経験者は優遇され、再就職が有利になります。
内定をもらうためには?未経験からの応募でも明確な志望動機を伝える方法
経理職は会社の金銭を扱い、経営に大きな影響のある重要なポストです。
経営者と考えを合わせる必要があるので、コミュニケーション能力の高い人が求められています。
志望動機の例として、
と、経理の重要性や人間関係の良好さを織り交ぜつつ伝えられるのが理想です。
40代女性にも働きやすい環境って?正社員求人の中から探す
経理は会社の重要なポストです。
例えば経理で行う支払業務は月に1億円以上になることもあり、それらの業務を任せられる責任感のある正社員を求めています。
経理未経験の場合は経理課に複数人在籍をしている企業を選んだ方が後でフォローを受けやすくて安心です。
勤続年数が長い社員が多い会社は定年まで安心して働くことができ、同年代の社員が多いので馴染みやすいです。
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