
- ペットフード業界は伸びているとはいえ、定年まで今の会社にいて大丈夫だろうか?
- 上司のことは嫌いじゃないけど、将来、上司のようになりたいだろうか?
これらのモヤモヤした気持ちを多くの方が抱えていると思います。
そんな現状を打破するには、転職をして環境を変えるのが一番です。
とはいえ、転職するにしても何から手を付けて良いのかわかりません。
わからないとなかなか一歩を踏み出せないですよね。
4回の転職をし、大手のペットフード商社も経験している私が、転職市場の情報や転職を成功させるためのコツをお伝えいたします。
2023年5月5日最終更新
目次
ペットフード商社を辞めたい理由
ペットフード商社を辞めたくなる4大理由をお伝えいたします。
競争激化で安心できない市場環境
安定を求めるのであれば、ペットフード業界は辞めたくなると思います。
ペットフード市場は規模が拡大し続けています。
市場規模が大きい分、新規参入企業が多く競争が激しいのがペットフード業界です。
売上規模の大きい、創業何十年の大手でも決して安心できません。
長年頑張ってきた老舗企業だから大丈夫、ということはなく、新たな付加価値を見出した新規参入企業が売上を奪いに来ます。
会社の言う通りの仕事をしていても今後は厳しいかもしれません。
企業によっては成長しづらい
成長できない環境に嫌気がさして辞めたくなることがあります。
市場規模が拡大しているため、ペットフード商社は比較的業績が良い企業が多いです。
売上増は市場全体の伸長が起因しているだけかもしれません。
しかし企業によっては「自分たちの力で業績が上がっている」と勘違いしています。
これらの企業が、危機感なく業務改善に目を向けなければ、成長しづらい環境になります。
特に老舗の大手企業に多い傾向ですが、昔から同じやり方で過去の成功体験にすがりがちです。
それでは会社も個人も成長は見込めません。
ワークライフバランスが取りづらい
企業によりますが、労働環境が良くないことが多いです。
特に営業職は取引先に合わせて、基本的に朝は早く、夜は遅いです。
私も6時前から出社することもありました…
場合によっては休日出勤もあります。
がむしゃらに仕事をし、スキルと給料を上げたいと考えている方には向いているかもしれません。
しかし家族やプライベートの時間を大切にしたい方は働き続けるのは厳しいです。
取引先が小売業なので、土日に電話がかかってきますし、場合によっては対応しなければなりません。
ペットの健康問題に罪悪感
基本的に日本のペットフードは高品質で栄養バランスの取れたものばかりです。
しかし一部のペットフードには、獣医師が推奨する栄養バランスや品質基準を満たしていないものがあります。
中には、添加物や防腐剤などの成分が含まれていることがあり、ペットの健康に悪影響を与える可能性があります。
自分が営業パーソンとして、取り扱うペットフードがペットの健康に悪いものが使われていることを知ってしまうと罪悪感に苦しむ人もいます。
ペットフード商社で働くことで身につくスキル
主に4つのスキルが磨かれます。
コミュニケーション
ビジネススタイルがBtoBのため、転職市場で価値が高いとされる法人営業力が身につきます。
小規模なペットフード小売店から大規模なホームセンターまで様々な取引先対応できたえられます。
マーケティング
商社のため、ペットの飼い主様~小売~物流~製造を一気通貫で考える環境にあります。
つまり商品開発や販売促進まで関わる機会が多いため、どんな業界でも必要とされるマーケティングスキルが磨かれます。
商品開発
ペットに必要な栄養素を考慮した製品開発が求められます。
そのため、栄養学や食品科学の専門知識が身につきます。
サプライチェーンマネジメント
原材料の調達や製品の生産・配送管理が必要です。
サプライチェーンマネジメントの知識や調整能力も得られます。
ペットフード商社から転職先おすすめ①:他のペットフード会社
他のペットフード会社(メーカー・商社・小売)、つまり同じ業界をオススメいたします。
ペットフードには関心があるけど、今の会社は辞めたい…という方は業界を変える必要はないと思います。
同じ業界であれば、今まで経験された業界知識や経験が十分に活かせます。
具体的には、ペットフードの専門知識やどうやったら売れるのか?を考えるマーケティングスキルが重宝するでしょう。
また今後のキャリア形成を考えても、複数の企業を経験することで専門性をさらに高められるメリットもあります。
オススメの転職先企業
ペットフードは右肩上がりの成長業界のため、大企業から小規模なスタートアップ企業まで存在し、選択肢が多いのが特長です。
☑エコートレーディング株式会社(ペットフードの企画提案営業)
☑株式会社ランフリー(ペットフードの営業職)
☑株式会社ジーアンドエイチ(ルート営業)
転職理由例文
ペットフードへの強い関心はあるものの、転職先企業でしか実現できないこと(きめ細かい提案営業など)で貴社に貢献したい旨を伝えればよいと思います。
ペットフード商社から転職先おすすめ②:他業界のマーケティング・セールス
他業界のマーケティングやセールスの仕事もオススメです。
「ペットフード」といった業界の切り口にとらわれず、「マーケティング・セールス」スキルを活かしてキャリアの幅を広げたい人は検討してみてはいかがでしょうか。
取引先への提案営業により仮説検証力、コミュニケーションスキルは他業界でも活かせます。
川上(メーカー)から川下(エンドユーザー:ペットの飼い主様)まで一気通貫で理解しているからこそできるマーケティング能力はどんな業界でも必要とされます。
オススメの転職先企業
マーケティング・セールススキルはいかなる業界も必要としています。
☑ActsDesignHaus株式会社(飲食店マーケティング)
☑ミノラスホールディングス株式会社(不動産マーケティング)
転職理由例文
マーケティング・セールススキルを他業界でも活かし、チャレンジしたい旨を伝えてください。
他業界だからこそ、異なる視点やアプローチができる旨を具体的なエピソードを踏まえて、転職先企業にアピールしましょう。
ペットフード商社から転職先おすすめ③:コンサルティング会社
コンサルティング会社も選択肢のひとつになります。
ペットフード業界に関する専門知識やマーケティングスキルを持っていれば、ペットフード業界に特化したコンサルティング会社に転職することもできます。
コンサルティング会社で経験を積めれば、大きなキャリアアップになります。
将来、独立起業を考えている方にとっても、アドバンテージになることはまちがいないです。
オススメの転職先企業
コンサルティング会社はかなりのスキルを求められます。
しかし転職できれば、定型業務ではなく0⇒1の仕事など創造力が求められるので、成長スピードが速いです。
☑エコートレーディング株式会社(コンサルティング営業)
☑株式会社TYL(ペット業界特化型のキャリアアドバイザー)
転職理由例文
物流(卸売業)という部分ではなく、ペットフード業界全体にコンサルティングというかたちで貢献したい旨を伝えてください。
商社として、川上から川下までトータルでマネジメントしていたことをアピールしましょう。
ペットフード商社から転職先おすすめ④:ペット関連産業
ペット関連産業も転職先として考えられます。
ペット関連産業とは、ペット用品の製造・販売はもちろん、ペット用医薬品や健康食品の製造・販売、ペットホテルやペットシッターのサービス、ペット保険など幅広く存在します。
現職でペットフードに関わるさまざまな事業に見てきたと思いますが、特に興味関心を持った事業があれば転職してみるのもいいかもしれません。
ペットフード関連の知識とスキルに加えて、興味関心があればさらに成果を上げやすいです。
オススメの転職先企業
ペットの需要が拡大しているため、ますます市場は拡大すると考えられます。
既存の事業だけでなく、新規事業も増えています。
☑株式会社Coo&RIKU東日本(ペットホテル経営、店舗運営)
☑シグニ株式会社(ペット医療のECサイトなど)
転職理由例文
ペットフード商社にいながらも、転職先の事業に深く関心を持ち、貴社に貢献できることを伝えましょう。
ペット関連産業とはいえ、他業界ですので、転職先の業界情報を事前に深く研究していることがアピールポイントになります。
ペットフード商社からの転職必勝のコツ3選
より良い転職をするためには3つの必勝法がありますのでお伝えいたします。
自分と向き合う時間をつくる
できれば1泊2日程度、独りでじっくり考える時間があった方がいいです。
転職となると「何をしようかな?何がしたい?」と、未来を考えたくなりますが先に過去と向き合うことで未来が見えてきます。
学生時代も含め、夢中になったこと、やりたかったけどできなかったことなど誰しもあると思います。
しっかりと過去と向き合ったら、次はどんな未来に向かっていきたいのか考えましょう。
たとえば、自分がなぜペットフードにこだわっているのか?
もしかしたらペットフードではなく、商社にこだわっているのかもしれません。
ペットフードでも商社でもなく、マーケティングによろこびを感じている可能性もあります。
業界・市場調査
現職と転職希望先の業界について深く知る必要があります。
現職であるペットフード業界については精通されていると思います。
しかし会社の規模が大きいほど、部分的な業務をしていて意外と業界の全体像を把握していないこともあります。
改めて今お勤めのペットフード商社は業界ではどのような位置づけか、など理解しておきましょう。
Web上で手に入る情報だけでなく、消費者目線でペットフード産業にふれることも大事だったりします。
職務経歴書の精度が採用の可否を決める
面接はもちろん重要ですが、書類選考(職務経歴書)を通過しないと採用にたどり着けません。
①でご説明した「自分は何をしたいのか?」の軸を明確にし、次に現職や過去につちかってきたスキルを棚卸しましょう。
職務経歴書はいわば、転職希望先に向けたあなたのパンフレットです。
ていねいにあなたのスペックを定量的(数字)もしくは定性的に伝える必要があります。
いくら素晴らしいスキルや経験があっても応募先企業に伝わらなくては転職にはつながりません。
職務経歴書の内容が整理されていれば、面接でも自分の言葉でしっかり話せる確率が上がります。
ペットフード商社からの転職先をもっと知るには?
オススメの転職先をお伝えしてきましたが、転職先を一人で探すのはなかなか大変です。
転職のプロである転職エージェントに相談すれば、あなたの転職活動の助けになると思います。
転職エージェントは求人情報の提供してくれて、あなたに合った求人を探してくれます。

また求人案内だけでなく、職務経歴書作成や面接対策など転職活動をトータルサポートしてくれますので転職初心者の方も安心できます。
結果、自分で転職サイトを見て直接企業に応募するより、転職エージェントを通した方が内定率は高くなる傾向にあります。
中でもCMでもおなじみの『doda』であれば、中小企業、ベンチャー、大手、外資と幅広く求人を取り扱っていますので選択肢が広がります。
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