新型コロナウイルスが日本国内で感染拡大する中で、『コロハラ』と呼ばれる新たなハラスメントが急増しています。
SNSでも『コロハラ』というワードが話題になっており、以下のように実際にコロハラを受けている人の声が多数投稿されています。
ただでさえ花粉症で辛いのに花粉症に必需品のマスクもティッシュも買い占められて、クシャミと咳すればコロハラされたらたまったもんじゃない。こっちだって好きでクシュンクシュンしてんじゃないんだよ
— とろろ (@tororogohan46) March 6, 2020
会社員「ゴホッゴホッ花粉症でせきやくしゃみが😷…」
コロハラ上司「お前絶対コロナやろ会社くんじゃねえよコロナが移っちまうよ。」
これも勿論コロハラですよ🤓
コロハラダメ絶対#コロハラ— ニョ~ンくん(BiSH.卓球.プロスピ.水ダウ) (@nyonkun_BiSH) March 6, 2020
社内メールで飛んで来たコロナに対する新たな対応が「国内外の出張を禁止し、当面長距離での移動が求められる顧客対応は行わない事とする」
だが、私の部署とそこにいるスタッフの一部は対象外w
そしてその一部とは私だ笑っ
これは出張の多い部署だけを人柱にするコロハラですねw#コロハラ
— shin (@shin_rockheart) March 9, 2020
そこで今回は、実際に日本国内で起きているコロハラの内容や、万が一自分がコロハラに逢ってしまった場合の対処法について徹底解説します。
最終編集日.2022年8月25日
コロハラとは?喘息で仕事クビ?
コロハラとは『コロナウイルスハラスメント』の略で、咳やくしゃみをしただけで、「新型コロナ肺炎じゃないのか?」と疑われて仕事を欠勤させられたり、酷いケースでは解雇される、という現象が日本国内の企業で急増しています。
具体的には、職場で以下のようなハラスメントが起きています。
・咳をしたことに対して「周りを不安にさせたから」と謝罪を要求された
・住んでいる地域で感染者が出たため距離を置かれている
・上司から新型コロナ肺炎に感染したら「クビ」だと言われた
…etc
このように、保菌者扱いされることで生じるハラスメントが『コロハラ』と呼ばれています。
コロハラで仕事欠勤や解雇も?
残念なことに、コロハラによって無理やり仕事を欠勤させられたり、異動や解雇まで追い込まれるなど、不利益を受けている人も少なくありません。
具体的には以下のような事例が確認されています。
「風邪からくる喘息のため咳をしながら仕事をしていると社長から休むよう指示、翌週出勤途中に上司から別部署への異動を命じられた。」
「会社での検温で37度あり4営業日後に出勤したが再び体調に異変が出ると、上司から新型コロナウイルスが陰性とわかるまで出勤しないよう求められ、保健所に連絡するもPCR検査は受けられずじまい。
その後、週明けに出勤する旨の連絡をすると、コロナではなく2週間休んだことは当日欠勤と一緒で明日から出勤することは認められないと言われ、4月からの契約更新目前で雇い止めになった。」
これはかなり悲惨な状況ですね…。
たしかに会社全体にコロナウイルスが蔓延すれば、会社そのもののが倒産の危機に追い込まれてしまう気持ちもわかりますが、一概に全否定しては働く側の気持ちもいたたまれません。
コロハラを強要された時の対処法
万が一ここまで解説したようなコロハラに近しいことを会社側にされてしまい、明らかに度を超えて不利益を受けている場合、労働基準監督署や労働局内に設置されている『総合労働相談コーナー』に相談すべきです。
総合労働相談コーナーとは、令和2年2月14日に開設された新型コロナ感染症の影響による特別相談窓口で、賃金等労働条件に関する相談や退職、解雇、労働条件引下げに関する相談ができます。
詳しくは厚生労働省のHPより確認することができます。
各都道府県労働局、全国の労働基準監督署内などの全国380か所に設置していますので、お住まいの地域に近い総合労働相談コーナーに相談してみましょう。
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