新型コロナウイルスが日本国内で感染拡大する中で、『コロハラ』と呼ばれる新たなハラスメントが急増しています。
SNSでも『コロハラ』というワードが話題になっており、以下のように実際にコロハラを受けている人の声が多数投稿されています。
社内メールで飛んで来たコロナに対する新たな対応が「国内外の出張を禁止し、当面長距離での移動が求められる顧客対応は行わない事とする」
だが、私の部署とそこにいるスタッフの一部は対象外w
そしてその一部とは私だ笑っ
これは出張の多い部署だけを人柱にするコロハラですねw#コロハラ
— shin (@shin_rockheart) March 9, 2020
実は喘息が原因で仕事がクビになってしまった解雇の事例も過去にあり、不当解雇なのでは?と問題になっています。
そこで今回は、実際に日本国内で起きているコロハラの内容や、万が一自分がコロハラに逢ってしまった場合の対処法について徹底解説します。
最終編集日.2024年3月15日
コロハラとは?喘息で仕事クビ?
コロハラとは『コロナウイルスハラスメント』の略で、咳やくしゃみをしただけで、「新型コロナ肺炎じゃないのか?」と疑われて仕事を欠勤させられたり、酷いケースでは解雇される、という現象が日本国内の企業で急増しています。
具体的には、職場で以下のようなハラスメントが起きています。
・咳をしたことに対して「周りを不安にさせたから」と謝罪を要求された
・住んでいる地域で感染者が出たため距離を置かれている
・上司から新型コロナ肺炎に感染したら「クビ」だと言われた
…etc
このように、保菌者扱いされることで生じるハラスメントが『コロハラ』と呼ばれています。
喘息で仕事をクビになった不当解雇の事例
過去に喘息で仕事をクビになった不当解雇の事例としては、正社員でいきなり解雇となることはあまり例としては少ないようですが、パート・アルバイトであれば予告なく解雇されてしまった事例もあるようです。
正社員の場合は体調不良ということで会社に処理されて解雇になることはありませんが、治療をした方が今後のためにも良いかと思われます。
特に看護師のような患者に感染すると大変なことになってしまう医療の現場では、シビアに喘息や気管支炎などへの対応が行われていますね。
いずれにせよ喘息で仕事をクビになった不当解雇の事例は少ないですので、もし解雇になった場合には監督署や弁護士に相談しても良いレベルでしょう。
コロハラで仕事欠勤や解雇も?
残念なことに、コロハラによって無理やり仕事を欠勤させられたり、異動や解雇まで追い込まれるなど、不利益を受けている人も少なくありません。
具体的には以下のような事例が確認されています。
「風邪からくる喘息のため咳をしながら仕事をしていると社長から休むよう指示、翌週出勤途中に上司から別部署への異動を命じられた。」
「会社での検温で37度あり4営業日後に出勤したが再び体調に異変が出ると、上司から新型コロナウイルスが陰性とわかるまで出勤しないよう求められ、保健所に連絡するもPCR検査は受けられずじまい。
その後、週明けに出勤する旨の連絡をすると、コロナではなく2週間休んだことは当日欠勤と一緒で明日から出勤することは認められないと言われ、4月からの契約更新目前で雇い止めになった。」
これはかなり悲惨な状況ですね…。
たしかに会社全体にコロナウイルスが蔓延すれば、会社そのもののが倒産の危機に追い込まれてしまう気持ちもわかりますが、一概に全否定しては働く側の気持ちもいたたまれません。
コロハラを強要された時の対処法
万が一ここまで解説したようなコロハラに近しいことを会社側にされてしまい、明らかに度を超えて不利益を受けている場合、労働基準監督署や労働局内に設置されている『総合労働相談コーナー』に相談すべきです。
総合労働相談コーナーとは、令和2年2月14日に開設された新型コロナ感染症の影響による特別相談窓口で、賃金等労働条件に関する相談や退職、解雇、労働条件引下げに関する相談ができます。
詳しくは厚生労働省のHPより確認することができます。
各都道府県労働局、全国の労働基準監督署内などの全国380か所に設置していますので、お住まいの地域に近い総合労働相談コーナーに相談してみましょう。
喘息で仕事クビになる関連Q&A
喘息で仕事クビになるに関連するよくある質問に回答して参ります。
喘息に向いてる仕事は?支障がない仕事
喘息に向いてる仕事の特徴としては、比較的人と喋るコミュニケーション量が少ない仕事の方が支障がなく影響が少ないと言えるでしょう。
具体的な職種としては、事務 · 施設警備 · SE・プログラマー・デザイナー · タクシー運転手 · ホテルのフロントなどが具体的な職業として挙げられます。
喘息で仕事を休む目安は?休む理由になる?理解されない?
喘息で仕事を休む目安としては、喘息の症状が数週間続く場合や生活に支障をきたすレベルで悪化してしまっている状況の時は病院に行って薬をもらう必要がありますので、仕事を休む一つの目安となります。
休む理由としては「喘息の症状が悪化してしまい病院に行く必要があった」と正直に話しても良いですし、話すのがはばかれる場合は「風邪で熱が出てしまった」などと理由を告げて会社を休んでも良いでしょう。
もし会社に理解されない場合は、理解してもらえるまで継続して訴え続けるか転職して理解してもらえる会社に変えるしかありません。
喘息で仕事できない?ドクターストップで仕事辞める?
喘息で仕事できずにドクターストップになってしまう場合は、残念ながら仕事を辞めるしか選択はないでしょう。
喘息になりやすい人は?ストレスでメンタルが原因?子供?
喘息になりやすい人の特徴としてはストレスでメンタルが原因と言われていて、子供がアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎を患っていたり、家族に喘息の方がいる場合なりやすいといわれています。
子供が、ダニ、ホコリ、ペットの毛などのアレルゲンや、タバコの煙などの刺激を受け続けると喘息が引き起こされると考えられていますので、なるべく避けて生活するようにしましょう。
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