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バックエンドエンジニアの志望動機例文4選【未経験者必見】

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「バックエンドエンジニアって、どんな仕事内容なのだろう?」「フロントエンドエンジニアとの違いって何?」などと、疑問に思ったことはありませんか?

フロントエンドエンジニアがパソコンやスマホの画面に表示されているデザインを制作するのに対し、バックエンドエンジニアは、パソコンやスマホの画面の裏側にあるシステムやデータを扱うWEBサーバー側のエンジニアを指します。

フロントエンドエンジニアパソコンやスマホの画面に表示されているデザインを制作(=フロント側)
バックエンドエンジニアパソコンやスマホの画面の裏側にあるシステムやデータを制作(=サーバー側)

どちらも人手不足ではあるものの、フロントエンドエンジニアは比較的歴史が新しい職種である点と、バックエンドエンジニアのほうが常に人員が必要な点から新卒や未経験の求人数はバックエンドエンジニアが多いのが現状です。

私自身、大手転職エージェントでキャリアコンサルタントとして勤務して数多くのITエンジニアの転職支援を行ってきました。

今回は、バックエンドエンジニアの仕事内容や使用する言語を中心に、フロントエンドエンジニアとの違いについてご紹介したいと思います。

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【2022年3月16日更新】

バックエンドエンジニア未経験者の志望動機例文

では早速、バックエンドエンジニアに転職・就職するための志望動機を作成するポイントを実際の例文を用いて解説して参ります。

バックエンドエンジニアの志望動機例文

現在は店舗で在庫管理を行っており、社内システムによって業務が助けられていることを実感しております。

学生時代にプログラミングのバイトを経験した経験もあり、システムを通して便利にできるバックエンドエンジニアへの転身を決意しました。

御社を志望する理由は、勉強会やセミナーに参加することを推奨しておられ、多くの言語を使用して開発案件に携わりたい私の希望と一致した為です。

未経験ですが、独学でJAVAを勉強しておりますので、前職で培った業務改善力を活かし、貪欲に努力していきたいと考えております。

バックエンドエンジニアの志望動機例文

私はゲームやレポート作成などでパソコンに触れる機会が多く、大学の授業でも好奇心からjavaのプログラミングの講義を受講したことがあります。

前職で1から勉強しながら会社のホームページを制作したことがきっかけで、好きなこと・得意なことで世の中のお役に立てたらと考え、転職を決意しました。

サーバー構築・監視のシステムの構築も独学で経験しているため、微力ながら貴社のバックエンドエンジニアとしてお役に立てたらと考えております。

バックエンドエンジニアの志望動機例文

完全未経験からIT業界へ転職するに際して、まずはHTMLやPHPなどプログラミング言語の学習から始めました。

しかしその後のITパスポートやLPICの学習を通して何気なく使用しているインターネットやサーバーがどういう仕組みで動いているかに興味が湧きました。

Webサービスの根幹を担うバックエンドエンジニアとして働き、人手が不足ような業界にネットワーク技術を導入して今後の社会に貢献したいと考えています。

バックエンドエンジニアの志望動機例文

私は幼い頃からITサービスに触れるのが好きで、ITエンジニアになることを目指し、高等専門学校、大学と着実に情報系の知識やスキルを身に付けてきました。

前職で入社た会社ではメールシステムのサービス開発を行っていましたが、自分でサービスを開発するより、自分の得意なバックエンド技術を生かして、サービス開発チームを支援する仕事をすることの方が好きだということに気づきました。

Webは歴史が浅く、技術進歩の流れがすごく速いので、自分自身の成長とともにWebサービス自体の成長、引いては会社の成長をリンクさせたいと考えています。

志望動機を作成するポイントとしては、

・前職での経験
・バックエンドエンジニア職への意欲
・企業を選ぶ理由

上記3つを盛り込み志望動機を作成しましょう。

志望動機がいまいち思い浮かばないという場合は、IT・WEB業界に強い転職エージェントを活用すれば、担当キャリアアドバイザーが一緒になって考えてくれます。

志望動機を考えてくれるだけでなく、未経験からでも挑戦できるバックエンドエンジニア求人を紹介してくれたり、年収交渉なども一貫してサポートしてもらえます

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ぜひ使えるものは全て活用して、バックエンドエンジニアとしてのキャリアをスタートさせてくださいね!

バックエンドエンジニアの仕事内容&1日の流れ

次に、バックエンドエンジニアの仕事内容を1日の流れと共に見ていきましょう。

バックエンドエンジニアの1日

<9:00> 出社 社内の共有メールを中心にチェックする。

<10:00> MTG。開発を進めている案件の進捗管理を共有する。クライアント先で収集したアンケートデータの有効利用について、営業部と協議する。

<12:00> 昼食。運動不足解消のため、少し歩いて遠めのお店へ。

<13:30> この時間から開発案件に集中して取り組みます。コードを確認したり、調べたりして一気に作りこんでいきます。

<18:00> 軽食をとりながら、一旦休憩。月・金は終礼MTGがありますが、本日は火曜日のためありません。

<19:00> 定時に退社するメンバーもいますが、再びコードを書き始めます。

<21:00> 集中が切れてきたので、本日はここまで。駅ナカの書店に立ち寄り、帰宅。

日によって多少のばらつきはあるものの、上記のような流れで概ね1日の仕事の流れは進んでいきます。

バックエンドエンジニアの仕事内容

バックエンドエンジニアの仕事内容を細かく分類して解説して参ります。

サーバー設計・構築

Webサーバーなどシステムに必要なサーバー設計と構築、例えばWebサービスにおける会員登録画面や金額計算処理画面などのシステム構築を担当します。

バックエンドエンジニアは近年、AWSやAzureなどのクラウドサービスで環境構築することが多いですが、オンプレミス環境のWebサーバーを構築することもあります。

※オンプレミス環境・・・自社内でシステム構築や運用すること

データーベース構築

バックエンドエンジニアはWebサイトやサービス、アプリなどを開発する上で重要なデータベース構築も行います。

例えば、データベースを構築し、繰り返し使う情報のプログラムを組んでおけば、必要な時に必要な部分だけをデータベースから抽出することができます。

データ量が膨大になるほど、プログラムを書くのは面倒になりますので、手間を省きより効率的にシステムを実装させるための工夫を試行錯誤したりします。

システム開発や運用

バックエンドエンジニアは、WebシステムやWebサイトのシステム開発〜運用も行います。

前述したサーバー構築やデータベース構築はシステム開発において必要な作業ですが、バックエンドエンジニアのメインの仕事はシステム開発や運用と言えます。

バックエンドエンジニアの平均年収・給料

IT・WEB業界特化の求人情報サイトのファインドジョブ調べでは、バックエンドエンジニアの平均年収は、456万円となっています。

バックエンドエンジニアの年代別の推定年収は下図の通りです。

年齢年収
20代313.3万円
30代382.2万円
40代490.0万円
50代588.0万円

需要の高い領域の言語が使えたり、勤務先の待遇によっては、バックエンドエンジニアの給料が高額になる可能性も。

地域別に見ると、最も平均年収が高いのが東京都で、東京都におけるバックエンドエンジニアの平均年収は、600万円台。

東京都のバックエンドエンジニアの平均年収が高いのは、大企業の本社やIT産業が集中していることが要因として考えられます。

関連:フロントエンドエンジニアの将来性&給料!スクールor独学?

バックエンドエンジニアとして力を付けると、正社員として企業に雇われるのではなくフリーランスとして業務委託契約で企業から直接仕事をもらうという働き方をする人も多いのが特徴で年収も高いです。

バックエンドエンジニアになるための資格

バックエンドエンジニアになるために取得しておくと転職に有利に働く資格を、ここでは3つご紹介しましょう。

基本情報技術者

基本情報技術者はITを代表する国家資格です。

情報処理技術者試験の中の1つの試験であり、ハード・ソフトの基本的な知識とプログラムについての理解を中心に経営全般に関わる内容が出題されます。

IT業界で働くなら是非おさえておきたい必須の基礎知識ばかりなので、未経験からITエンジニアへの転職においても評価されるお勧めの資格です。

資格名基本情報技術者
取得年月3ヶ月
難易度★★

Linux技術者認定資格

Linux技術者認定資格はこれまで200カ国以上、50万人以上の受験者、18万人以上が認定を受けている世界基準の資格です。

レベル1~3まであり、ネットワークの管理と運用・Linuxの基礎を学びたい人から高度なスキルを保有する人向けにも段階別に用意されています。

資格名Linux技術者認定資格
取得年月1ヶ月~半年(レベルにより異なる)
難易度★~★★★

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定は世界最大の通信機器会社であるシスコシステムズが認定する技術者の資格で、世界で最も有名なネットワーク資格の1つです。

エントリ-・アソシエイト・プロフェッショナル・エキスパート・アーキテクトなど、5段階のレベルに応じてネットワーキングの技術力を証明することができます。

資格名シスコ技術者認定
取得年月2ヶ月~半年以上(レベルにより異なる)
難易度★★~★★★★★

オラクルマスター

オラクルマスターは、日本オラクル社が運営するオラクルデータベースシリーズを扱う技術力を認定する資格です。

4つのグレードがあり、SQLのスキルを問う問題も出題されるなど、データベース管理とSQLの習熟度が問われます。

国内トップシェアを誇るデータベースシステムを扱える客観的スキルの証明になります。

資格名オラクルマスター
取得年月3ヶ月~1年(レベルにより異なる)
難易度★★~★★★★★

バックエンドエンジニアに必要な学ぶべき言語

バックエンドエンジニアになるためには、PHP・Perl・Java・Rubyなどのプログラミング言語を学ばなければなりません。

こうしたプログラミング言語を学ぶ方法としては、「スクールに通うor独学で学ぶ」のどちらかになります。

言語を独学で学ぶメリット・デメリット

独学のメリットとしては、学費などコストを安価に抑えられる点で、学ぶ時間や場所も自由です。

受身ではないため、言語の習得が早くなる可能性もありますし、独学で学んでいることを伝えれば、求人企業側に熱意をアピールすることも可能です。

デメリットとしては、孤独で続きにくい点です。

勉強会やセミナーに参加して情報交換できる仲間を見つけるなどして、継続できる仕組みづくりは必要不可欠です。

言語をスクールで学ぶメリット・デメリット

スクールに通って学ぶ点については、勉強仲間ができる安心感や、わからないことがあれば講師に聞くことができる環境面はメリットと言えるでしょう。

デメリットは、コストが高い点です。費用対効果を意識して、積極的に学ぶことが必要になります。

まずは書籍やインンターネットを活用して独学で言語を学んでいて、いけそうであればそのまま独学で、難しそうであればスクールを探すとよいでしょう。

バックエンドエンジニアの将来性

2019年に経済産業省で行われたIT人材需給に関する調査によれば、IT人材は2030年には45万人が不足するなど、人材需要は年々高まりを見せています。

2018年22万人
2020年30万人
2030年45万人

さらに、IT人材白書では「情報セキュリティ専門の技術者を確保できていない」と企業全体の47.7%が答えたことから、サイバー攻撃から組織を守るバックエンドエンジニアへの高い需要が伺えます。

関連:ネットワークエンジニアの1日の流れは?年収や資格・将来性も

バックエンドエンジニアのキャリアパス

バックエンドエンジニアとしてのキャリアパスについて具体的にご紹介をします。

エンジニアとしてプレイヤーを続ける

まずはエンジニアのプレイヤーとして長く続けるというキャリアです。

バックエンドエンジニアとしてプレイヤーを続けることもあれば、バックエンドエンジニアとして実務経験を積んだ後は、

ネットワーク

システム

データベース

セキュリティ

AI

…etc

など何かの分野に特化してスペシャリストを目指すキャリアパスもあります。

関連:AI人材になるにはまず職種から選ぶべし!おすすめ職種一覧

エンジニアマネージャー(プロジェクトマネージャー)

バックエンドエンジニアとしてプロダクトの開発を経験した後に、複数のエンジニアを管理して、プロジェクトのゴールに向けて開発チームを率いていくマネージャー職にステップアップする道もあります。

コミュニケーション力が試されますが、プロジェクト経験が豊富なほど転職市場からも引き合いが強くなります。

プロジェクトマネージャーとしてキャリアを積んでいきたいのであれば「PM(プロジェクトマネージャー)になるには?資格や仕事内容」もぜひ併せてご参考下さい。

事業統括責任者

WEB系のベンチャーで執行役員や取締役など、事業や経営全般を牽引する事業統括責任者のポジションも、バックエンドエンジニアのキャリアパスの1つです。

社長の右腕となり、経営陣として共にWEB戦略の企画立案・実行を担い事業拡大を図ります。

フリーのエンジニアになる

アプリ・WEBサービス・WEBサイト開発といった案件をこなし、月間60万円以上の報酬を手にするフリーランスエンジニアも増えてきました。

大規模開発案件にも関わることができれば、経験値を上げていくことも可能です。

フリーランスエンジニアに興味がある場合はフリーランスエンジニアになるには年齢が命?言語は?スクールもも併せてご参考くださいね。

エンジニア経験を生かし、異業種のコンサルタントになる

コンサルティング会社や人材紹介会社などで、これまでのエンジニアの経験を生かしコンサルタントとして活躍する人も少なくありません。

特に最近はエンジニアの転職を専門に扱う転職エージェントも増えていますから、元エンジニアという肩書きがあればグッと採用される確率は高まります。

参考:人材業界・人材紹介会社への転職志望動機・転職理由例【中途採用】

また、業界事情や職種に詳しいため、ヘッドハンターに転向して、有能なバックエンドエンジニアをスカウトする人もいますね。

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