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フロントエンドエンジニアになるにはスクール(学校)が一番?

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フロントエンジニアとは、HTML・CSS・JavaScriptなどの言語を使用して、パソコンやスマホ向けのサイトを制作するエンジニアのことです。

昨今、スマホなどのモバイル端末向けのサイト開発案件が急増しており、フロントエンジニアとしての活躍の場は益々増えていくとされています。

「フロントエンジニアになりたけど、将来性はあるのかな?」
「フロントエンジニアになるためにはどうすればよいのだろう?」

などと、不安に思った人に対して、ここではフロントエンジニアの転職支援を数多くサポートしてきた立場から徹底的に解説したいと思います。

本記事を読むことで、フロントエンジニアの仕事内容や必要なスキルがわかるだけでなく、フロントエンジニアになるために専門のスクールに通えばよいのか、それとも独学が良いのかも分かるようになります。

1日も早くフロントエンジニアとしてデビューしたい方には必見の内容となっていますので、じっくりとお読みください!

フロントエンドエンジニアとよく比較されるバックエンドエンジニアについては「バックエンドエンジニアの仕事内容や言語!フロントとの違い」をご参考下さい

フロントエンドエンジニアの1日の流れ

フロントエンジニアは、WEBサイトやスマホで、ユーザーが見たり触ったりするインターフェース(画面)を作成することが主な仕事です。

HTML設計→CSS設計→JavaScript実装が業務の大きな流れですが、画像素材の選定やサイトレイアウトの編集なども行います。

といっても、具体的にイメージしにくいかもしれませんね。

ここでは、あるネットワークエンジニアの1日の流れに密着し、仕事内容と共にご紹介したいと思います。

<9:30>

出社 マーケティング部としての業務内容をチームで確認・共有する。

<10:00>

メールで顧客からの質問に回答していく。WEBサイトの修正作業を行ったり、外注している作業の進捗をチェックする。

<12:00>

昼食 今日は予定通りだが、ランチタイムまで顧客対応がずれ込むことがある。

<13:30>

サイト構築のための時間に充てる。

ショッピングサイトを担当しているため、プログラマーと連携してシステムの不具合がないか確認しながら、WEBサイトの更新・修正箇所を進める。

<16:00>

営業と開発ディレクターが同席して、チームミーティングを行う。

新規開拓したサイト案件の構築について話し合う。

<18:00>

業務日報を作成し、翌日のタスク管理を確認する。

<19:00>

退社 納期が迫っている案件を複数抱えると、残業が発生することも。

上記のような流れでフロントエンドエンジニアの1日は進んでいきます。

フロントエンドエンジニアの平均年収・給料

マイナビによれば、フロントエンジニアの平均年収は385万円となっていますが、20代と30代におけるフロントエンジニアの平均年収です。

年齢年収男性平均年収女性平均年収
20代313万円317万円295万円
30代457万円489万円383万円

フロントエンジニアは、WEBサイトの設計を担当する職種で多くの知識が必要ですが、年収レンジで見ると20代はやや物足りない印象が残ります。

ただし、30代になれば年収も相応になってくることから、スキルや経験を積むことで年収アップが図れます。

フロントエンドエンジニアになるための資格

フロントエンドエンジニアと一口にいっても、学ぶべき技術は年々高度化しています。

ここでは、フロントエンドエンジニアになるために取得しておくと有利に働く資格についてご紹介をしたいと思います。

技術レベルによっては高年収もありえるため、資格の取得はお勧めです(難易度を★で表示。最難関は★5つ)。

Webクリエイター能力認定試験

資格名Webクリエイター能力認定試験
取得年月1~2ヶ月
難易度

WEBクリエイターに必要とされるサイト制作のデザイン能力およびWEBページのコーディング能力を認定する試験。

エキスパートとスタンダードの二つの認定基準があります。

フロントエンジニアとして客観的な能力の証明として取得はお勧めです。

HTML5認定試験

資格名HTML5認定試験
取得年月3ヶ月~半年
難易度

HTML5認定試験は民間資格としては最難関に位置づけられる資格。

初級のレベル1と上級のレベル2に分かれています。

HTML5、CSS3、JavaScriptなど最新のマークアップに関する技術力と知識を試されます。

企業によっては取得後に資格手当が出る場合もあります。

Ruby技術者認定試験

資格名Ruby技術者認定試験
取得年月2ヶ月~3ヶ月
難易度

Ruby技術者認定試験は日本人が開発した言語で、「Silver」と「Gold」の2種類があり、サーバーサイドのプログラミング言語です。

データベースなどの処理ができるようになり、比較的取得しやすいとされています。

フロントエンドエンジニアの将来性

調査会社IDCによると、2019年の世界のスマホ出荷台数は、対前年比で2.6%の増加と予想されています。

スマートフォンのような小さい画面が普及すれば、ITエンジニアの世界でもより小さなインターフェースを活かしたWEBサイト制作ができるフロントエンドエンジニアへのニーズが益々強くなっていきます。

フロントエンドエンジニアのキャリアパス

では、フロントエンジニアとしてキャリアをスタートさせたとして、どんな将来性があるのでしょうか?

具体的なフロントエンジニアのキャリアパスとともに、いくつかご紹介をしたいと思います。

バックエンドも使いこなせる上級フロントエンジニア

フロントエンジニアからのキャリアステップとして、ユーザーから見ることができないバックエンド(サーバーサイド)のプログラミングもできるようになる選択肢もあります。

上級のフロントエンジニアになれば、システムと連携した開発が行えるエンジニアとして、差別化につながります。

フロントエンジニアマネージャー

コーダーやデザイナーといった複数メンバーの進捗管理・ミーティングなどを行い、プロジェクトをリードしていく立場の責任者として開発を進めていきます。

はじめはマネージャーのアシスタント的な立場として、フロントエンドディレクターからスタートします。

その後、いくつかのプロジェクトを経て、フロントエンドマネージャーにステップアップしていくことが一般的です。

WEBデザイナー(独立起業・フリーも含む)

コミュニケーションスキルが高い人であれば、フロントエンジニアでサイト制作に携わったあと、独立起業やフリーランスとして活躍していくことも可能です。

デザインセンスを磨けば、コーポレートサイトの制作やブランディングなどのデザインスキルを活かせる領域を手がけていくことができるでしょう。

クライアントを訪問するフットワークの軽さや、外注と連携しながら案件を進めていくプロジェクトマネジメント力も重要です。

フロントエンドエンジニアになるにはスクールor独学?

大手転職エージェントで勤務していた頃「フロントエンジニアになるためには、スクールに通うべきですか?独学で学ぶべきでしょうか?」といった質問を何度か頂くことがありました。

結論から言うと、未経験からフロントエンドエンジニアを目指す場合はスクール(学校)に通うか、フロントエンドエンジニアに強い転職エージェントを利用するかが一番の近道です。

独学でITスキルを学ぶのは非効率ですし、何よりモチベーションを継続できないという最大のデメリットもありますので現実的ではありません。

フロントエンドエンジニアになるためのスクールに通うメリット・デメリットにそれぞれ解説して参ります。

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スクールに通うメリット

体系的に学ぶことで、効率よくフロントエンドエンジニアになるための必要な技術が手に入ります。

マンツーマンを軸にしたカリキュラムも充実しているため、学びたい言語を中心にカスタマイズできるメリットもあります。

独学の場合は仲間ができにくいためモチベーションの維持が難しく孤独になりがちですが、同じ志を持つ仲間とリアルな交流を通して刺激を受けることができます。

スクールに通うデメリット

講師が授業を行う場合、一方通行になって理解が進まないケースもあるため、習熟にばらつきが出るデメリットがあります。

独学では、スクールでの学習よりも費用を抑えることができるメリットがありますが、スクールで学んだからと言って途中で挫折するケースも0ではありません。

支払った料金が無駄になることもないとは言えないのが、スクールに通うデメリットと言えるでしょう。

フロントエンドエンジニアになるための志望動機例文

フロントエンドエンジニア志望動機例文

私はこれまで商社でセールスアシスタントとして営業マンのサポートをして参りました。

事務処理のスピードを上げるために、業務の優先順位を決めてタスク管理の取捨選択に力を入れるだけでなく、会議に必要なプレゼン資料をフォトショップで画像加工をして、グラフィカルに作り上げサポートしてまいりました。

その結果、バックオフィス部門のリーダーとしてチームメンバーの生産性向上を任されるようになりました。

学生時代は美術部に所属し、デザインには大変興味がありますので、今後は、より自分のアイデアや着想を形にできる仕事に就きたいと考えております。

貴社ではチームワークが実戦でき、学ぶ意欲がある人材の募集をされていると知り、これまで培ってきた経験が活かせると考え応募いたしました。

独学でHTMLを勉強して、Webクリエイター能力認定試験も合格しておりますので、スマホ事業に特化した御社のフロントエンジニア職で1日も早くプロの技術者になりたいと考えております。

志望動機作成のポイント・注意点

未経験の場合は能力とやる気を訴えかけることが重要なので、未経験OKの求人であっても取得した資格や学ぶ意欲を伝えます。

同時に、前職で評価された能力をアピールすれば、ポテンシャルが高い人物だと求人企業側から歓迎されるでしょう。

また、求人募集の背景に触れつつ、事業内容に共感をしたことを伝えて求める人物像に近いとアピールをしましょう。

志望動機の作成については書類選考・面接いずれにおいても必ず聞かれる可能性が高いので、しっかりと詰めておく必要があります。

フロントエンドエンジニアに強い転職エージェント

前述した志望動機も含めて、フロントエンドエンジニアに転職・就職を考えているのであれば、フロントエンドエンジニアに強い転職エージェントを利用すべきでしょう。

転職エージェントを利用することで、フロントエンドエンジニアで今現在オープン(募集中)の求人を紹介してもらえますし、選考に通過するポイントとなる志望動機や面接などについても対策を行ってもらえます。

全くの未経験からフロントエンドエンジニアへ転職・就職したい場合は「doda」を、既にフロントエンドエンジニアの経験があって転職希望の場合は「マイナビIT AGENT」を活用がお勧めです。

マイナビIT AGENTでは経験者向けにフロントエンドエンジニアの求人を、dodaでは未経験者向けに担当キャリアアドバイザーに志望動機を作成してもらうこともできます。

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また、未経験からでも挑戦できるフロントエンドエンジニアの会社求人を紹介してもらうことも可能なので、ぜひ活用してみましょう。

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