転職エージェントを使ってみたいけど「面談」に行かなければいけないことにハードルを感じて、転職エージェントに登録できずにいる方は多いのではないでしょうか。
対面面談という従来の方法ではなく『電話面談』と呼ばれる電話で面談を受けることで、転職エージェントのサポートを活用することが可能になります。
今回は、電話面談のメリット・デメリットや電話面談のみで転職活動を成功させるための方法を徹底解説します。
私がキャリアアドバイザーとして支援してきた求職者の約20%が、一度も会うことなく電話面談のみで転職活動を成功させていますので、電話面談のみでも転職活動を成功させることは十分に可能です。
2022年現在は新型コロナウイルスの影響で対面面談を行えずに、電話面談・WEB面談のみに切り替えている転職エージェントも多いので、およそ8~9割程が非対面で転職を成功させています。
「転職エージェントを使って転職活動をしたいけど、エージェントが近くにないんだよなぁ…」
「仕事が忙しくて面談する時間に余裕がなくてエージェントを利用できない…」
という悩みを抱えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
【最終更新日.2021年8月17日】
目次
電話面談のみの転職エージェントは増えている
転職エージェントに登録した後のファーストステップとして、キャリアアドバイザーとの「面談」を行う必要があります。
この「面談」は通常『対面面談』といって、転職エージェントのオフィスに出向いてキャリアアドバイザーと顔を合わせて行うのが一般的です。
▼通常は対面での面談が一般的
ですが、対面面談では距離や時間等の問題で面談を受けられない求職者が一定数出てきてしまうという問題がありました。
その問題を解決し、誰でもエージェントサービスを利用できるように考えられた面談方法が『電話面談』です。
▼対面面談の課題を解決するために電話面談
電話面談はエージェントオフィスからの距離は関係なく、電話が繋がる場所であればどこでも30分ほどの時間で受けることができます。
忙しい社会人でも対応することができる非常に便利なサービスですよね。
総合転職エージェントとして転職成功実績の高い、リクルートエージェント・doda・パソナキャリア・マイナビエージェント等のさまざまなエージェントが取り入れている面談の方法です。
リクルートエージェント電話面談の評判・口コミ・体験談まとめ
dodaの電話インタビュー・電話カウンセリング(面談)内容まとめ
マイナビエージェントは電話面談のみで転職可能?後回し?
最近では、中小規模のエージェントや特化型エージェントでも、希望すれば電話面談を受けることができるエージェントも増えてきていますね。
電話面談のみ転職エージェントのメリット
では、転職エージェントの電話面談を受けることで得られるメリットについて整理して解説していきましょう。
オフィスに足を運ぶ必要がない
登録したいと思っているエージェントのオフィスが近くにない場合や、仕事が忙しい場合、知人に転職活動を知られたくない場合など、オフィスに出向くことが難しいことがあるでしょう。
このような場合でも、電話面談であれば「どこでも」面談を受けることができますので、気軽に自分のタイミングに合わせて面談を受けることが可能です。
効率的にエージェントとの相性を判断できる
転職エージェントを利用した転職エージェントは担当のキャリアアドバイザーと二人三脚で転職活動を進めていくことになりますので、エージェントとの相性は切っても切り離せない非常に重要な部分です。
関連:転職エージェントの担当者変更方法と良質な担当者の見分け方
相性を確かめるためだけに面談に出向く労力をかけることは、相性が悪かった場合には非常に効率の悪い方法になります。
ですので、電話面談を行うことで担当者との相性を会う前に事前に知ることができるのは大きなメリットになることでしょう。
早いタイミングで転職活動を開始できる
対面面談を受ける場合は、エージェントから指定された日時の中で1時間半程度の面談時間を捻出する必要があります。
在職中の方であれば平日の日中に面談に行くために有給を取らなければいけない方もいるでしょうし、土日などの休日に行こうにも他の予定が入っていて先の日程になってしまうことも少なくないでしょう。
このような時に早いタイミングで面談を受けて転職活動を開始することができることも、電話面談のメリットのひとつです。
交通費の負担軽減になる
エージェントのオフィスが自宅もしくは勤務地の最寄駅にある場合以外、必ず発生する費用が「交通費」です。
転職活動中は企業との面接でも交通費が掛かりますので、抑えられる部分は抑えて転職活動に掛かる費用を軽減したいですよね。
電話面談であれば通話料はエージェント持ちで交通費も掛からないため、一切費用を掛けることなく転職活動をはじめることができます。
電話面談のみ転職エージェントデメリット
では今度は逆に、転職エージェントの電話面談のデメリットの側面についても解説して参ります。
伝えられる情報が限られる
電話面談の場合、相手の表情や仕草が分からないため、声のリズムやトーンでしか曖昧なニュアンスを判断することができなくなります。
これはあなたがエージェントから得られる情報が少なくなるというだけではなく、エージェントがあなたのことを判断する時にも同じことが言えますので、あなたがエージェントに伝えられる情報も限られてしまいます。
ですので、自分の思っていたことと違ったり、伝えたつもりがあまり伝わっていなかったということが起こる可能性があります。
絶対に伝えたい内容は事前にメモをしておくなど事前準備が不可欠です。
優先順位を下げられてしまう場合がある
エージェントも一人の人間ですので、実際に会って転職への意気込みや熱意を伝えられた求職者を優先的に対応してしまう傾向があります。
更に、同じぐらいの経歴や希望を持っている求職者がいた場合も、対面面談で実際に会っている求職者の方が、紹介先企業との相性が判断しやすくなるため、優先的に求人を紹介してもらえる確率が高くなります。
このようにエージェント側から見た「優先順位」という観点では、実際に会っていないことが不利に働くケースがあります。
信頼関係を築きにくい
エージェントとの面談は、キャリアカウンセリングや求人紹介といった転職活動に直結する会話や確認だけではありません。
二人三脚で行っていく転職活動を成功させるためにエージェントとあなたの「信頼関係」を築くための重要な時間でもあります。
電話面談の場合、平均して30分程度の時間で必要事項のみを確認することがほとんどのため、信頼関係を築けるまでに至らないことが多いのです。
電話面談を希望する場合は、面談後も小さなことであっても相談・報告したり、レスポンスの良い対応を心掛けてエージェントとの信頼関係を築いていくことが大切です。
直接会うことを打診されるケースがある
現在ではほとんどのエージェントが電話面談を取り入れていますが、面談後に直接会うことを前提として相談したいと提案してくるエージェントも存在します。
これは、お互いに顔を合わせて向き合わなければコミュニケーションが不足して、良い転職ができなくなると考えるエージェントがいるためです。
電話のみを求める場合は、登録したいと考えているエージェントに最初からその旨を告げ、断られた場合は他の転職エージェントを探しましょう。
電話面談のみで転職成功した体験談
では、転職エージェントの"電話面談のみ"を利用して転職することは可能なのかという話ですが、結論から言うと電話面談のみでも転職することは可能です。
実際に電話面談のみを利用して転職した方々の口コミ評判を見て行きましょう。
●電話面談のみで転職した人の体験談
私はdodaの電話面談で転職を成功させました。
電話でのカウンセリング、求人紹介、面接後の電話フォロー、面接対策、内定後に迷った時のオファー面談のやり方等のサポートを受けました。
最初のカウンセリングでは顔が見えない事もあって、あまり本音で話せませんでしたが、熱心に求人を紹介してくれたり、面接調整もこちらの都合を聞きながらやってくれたりと細かい対応をしてくれたので、転職活動の後半では1番信頼して話せる関係にまでなっていました。
内定後に悩んでいる事があって、人事担当者に直接聞きたいと思ったものの、そんな事をしたら内定がなくなるのではないかと不安に思っている私の気持ちを汲んで、どう話したら内定後の印象が悪くならないかを教えてくれました。
最後の面談を行った事で自分でも納得が出来て転職ができたと思っています。
●電話面談のみで転職した人の体験談
利用したいと思っていたリクルートエージェントに直接訪問することが難しかったので、相談したところ、電話での面談も可能であるということだったので、電話面談して頂きました。
印象としては、まずはこちらの話したいことを聞いてくれ、その後、それに対する詳しい内容であったり、不足している内容を追加で質問してくれるような流れでした。
その時に話した内容をまとめるだけでも、自分の経歴が上手くまとまりそうな感じでした。
その後、どのような職を希望されるかを色々と質問され、自分に相応しい求人を3点ほどチョイスしていただいて、詳しい応募要項などを教えてくれました。
化粧品メーカーの生産の仕事を紹介してくれたので、実際に面接に行って、私の経歴などを考慮していただき、品質管理の職を紹介していただき、そのまま内定をいただくことができました。
●電話面談のみで転職した人の体験談
私が利用したマイナビエージェントの担当キャリアアドバイザーは落ち着いた声の女性で、同性が担当者になってくれてホッとしました。
初めの電話は登録内容の確認という感じで、職歴や希望の転職先、資格や経験などについて問われました。
私は簿記の資格を持っていてずっと経理事務の仕事をしてきたのですが、転職するにあたり職種を変えてみたい気持ちもあると伝えましたが、同じ職種の方が転職しやすいですとはっきり言われました。
いくつか良さそうな会社が見つかる度、電話を頻繁に頂き、会社によって履歴書や面接対策について詳しく教えてくれて、私より様々な企業について精通している印象を受けました。
親身になって話を聞いてくれるので、ささいなことでも気軽に質問しやすかったです。
上記利用者の体験談を見ても分かる通り、転職エージェントの直接面談を受けずに電話面談を受けるだけでも、充分転職成功にまで導いてくれることが分かりますね。
電話面談の転職エージェントに関するQ&A
特別な理由や止むを得ない理由がある場合は、電話面談をキャンセルしてしまっても大丈夫です(※日程変更可能)。
ただし無断キャンセルや無視は転職エージェント側にも迷惑がかかってしまいますので、必ずメールで構いませんので一報入れるようにしましょう。
転職エージェントに相談したからと言って必ず転職しなければならないということはなく、転職しようか迷っている段階で相談しても全く問題ありません。
転職エージェントは人を企業に紹介して転職成功した段階で売上が発生するビジネスモデルですが、すぐに転職しなくても断ることはありません。
ただし、すぐに転職しようと考えている人と比較して、対応の優先順位が下げられてしまう可能性は0ではないでしょう。
転職エージェントと電話面談が終わった後に連絡がこない場合は、紹介できる求人の取り扱いがない可能性が高いです。
✅業界、職種を絞りすぎ
✅対象エリアが田舎すぎ
✅年齢が高すぎる
✅フリーターで職歴が浅い
✅年齢の割に離職歴が多い
…etc
上記などに該当する場合は紹介できる求人がない可能性が高いです。
利用する転職エージェントを変えるか、あなたが会社に希望する要件を緩和することをお勧めします。
電話面談サポートが充実しているおすすめ転職エージェント
先ほどご紹介した電話面談利用者の口コミを見て頂いても分かったと思いますが、数ある中でも特に電話面談に定評のある転職エージェントは、
・リクルートエージェント
・doda
・マイナビエージェント
の3社です。
3社の特徴をそれぞれ分類すると、以下のように整理されます。
リクルートエージェント | 求人量がとにかく豊富(業界No.1) |
DODA | 大手で求人も多く、担当者も優しくて親身 |
マイナビエージェント | とにかく親身さ重視で連絡がマメ |
ぜひ転職エージェントの直接面談を受けられない人も、転職エージェントの電話面談を受けて転職成功まで頑張ってみて下さいね。
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