「29歳で未経験分野へ転職することは難しいかもしれない」という風に考えていませんか?
今回は「29歳の転職」に焦点を当てて、未経験職種への転職を成功させるコツや未経験職種でもキャリアアップすることができるたった一つの方法を、元キャリアアドバイザーとしての経験と知見を活かして解説していきます。
29歳は十分な社会人経験もあり成長余力も残っている年齢のため、転職市場では最も需要が高く、転職するにはベストなタイミングと言えます(※30代に突入すると実績をシビアに見られるようになり、未経験可能の求人は大幅に減少します)。
そのため、未経験職種への転職を成功させるためには、29歳は最大のチャンスかつ現実的なリミットになりますので転職活動の正しい進め方を理解したうえで、早いうちから行動することが重要です。
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目次
29歳で転職する人の転職理由ランキング
下記ランキングは、大手転職エージェントdodaが2021年度(2020年4月~2021年3月)の1年間に転職活動を行った約8万人のデータを元に「29歳」で転職する人の転職理由ランキングを分析したものです。
1位が「ほかにやりたい仕事がある」という結果になっている理由としては、30代になるとキャリアチェンジすることが難しく「未経験職種への転職は20代のうちに」と考える人が多いことからこのような結果になったと考えられます。
また、2位「給与に不満がある」や6位「土日祝日に休みたい」が前年に比べて増えていることから、29歳の転職では、特に給与や休日・休暇に関する転職理由を挙げる傾向が強まっています。
29歳の転職で未経験職種への転職は可能?
結論から言うと、29歳の場合の未経験分野への転職難易度を業界や職種別に整理すると以下のようになります。
異業界×異職種 | × 極めて難しい |
同業界×異職種 | △難易度やや高い |
異業界×同職種 | ○ 難易度低い。簡単 |
同業界×同職種 | ◎引く手あまた |
異業界×異職種、つまり業界も職種もどちらも完全未経験の分野へ転職することは、29歳になるとかなり難易度は高くなり、業界か職種どちらか経験のある分野への転職が現実的な選択肢となります(※一部例外はあります)。
それぞれの転職難易度についてより詳しく解説して行きます。
異業界×異職種の場合
業界、職種共に未経験の分野へ転職することは29歳だとかなり難易度が高いのは前述した通りですが、中には完全未経験でも転職可能な分野もあります。
不動産業界の営業職
建築系の施工管理(現場監督)
人材派遣、人材紹介会社の営業職
携帯販売員
アパレル販売員
飲食店店長
上記の分野であれば、業界職種ともに未経験であったとしても採用してもらえる会社は一定数あるのでお勧めです。
同業界×異職種
同じ業界で別の職種にキャリアチェンジしたい場合は、業界の内部事情は把握しているので、職種に対する熱量や知見が必要になります。
人材会社の営業職
→人材会社のマーケティング
通販会社の営業職
→通販会社の事務職
金融機関の営業職
→金融機関の人事(バックオフィス系)
…etc
上記が主な転職事例となります。
異業界×同職種
異業界×同職種の転職事例を挙げると、
商社営業職
→メーカー営業職へ
人材営業職
→WEB広告会社の営業職へ
金融営業
→不動産営業職へ
上記が事例として挙げられます。
営業職の場合は商材が変わるので最初は商品の知識を勉強する必要はありますが、慣れれば問題ないでしょう。
同業界×同職種
同業界×同職種の場合、業界の事情や仕事内容もほとんど変わらないため、転職理由は「人間関係」「裁量の大きさ(自由度)」「年収アップ」などに集約されます。
大手不動産会社の施工管理
→中小工務店の施工管理
大手人材紹介・派遣会社
→中小人材派遣・紹介会社
大手広告代理店
→中小広告代理店
…etc
大手から中小への転職の流れが活発で、逆に中小から大手への転職はなかなか難しいでしょう。
29歳未経験で転職しやすい職種としにくい職種
未経験分野の中でも転職しやすい職種と転職しにくい職種がありますが、整理すると下記のようになります。
転職難易度が低い職種 ※転職しやすい | 営業/販売職 | |
ブライダル関連 | ||
SE/プログラマー | ||
転職難易度が高い ※転職しにくい職種 | 管理部門(経理/財務/人事など) | |
デザイナー | ||
経営コンサルタント |
29歳未経験で転職しやすい職種
転職しやすい職種として挙げられる、営業/販売職・ブライダル関連・SE/プログラマーは特別な資格が必要なく、現在の転職市場の中でも特に需要が高まっている職種です。
未経験歓迎の求人も多く、入社後の研修制度が整っているため、未経験でも挑戦しやすい職種と言えます。
29歳未経験で転職しにくい職種
反対に転職しにくい職種として挙げられる、管理部門(経理/財務/人事など)・デザイナー・経営コンサルタントは人気が高い職種ですが、求人数は少なく多い時では1,000倍もの倍率になることもある人気職種です。
デザイナーや経営コンサルタントは元々持っている才能や秀でた能力が必要になりますし、管理部門の場合は資格を取得して他の候補者と差をつける必要もありますので、求められるレベルも高いでしょう。
29歳で未経験分野への転職を成功させるコツ
では、29歳で未経験分野への転職を成功するためには、転職活動においてどのような行動・アクションが必要になるのでしょうか。
私が20代の数々の転職志望者を見てきて感じたポイントをまとめると、以下3つに集約されます。
同業界を選ぶ
最も転職を成功させられる確率を上げる方法は「同業界」を選ぶことです。
未経験職種であっても同業界であれば業界知識や製品知識を一から教える必要はありませんし、今まで培ってきたコネクションをアピールすることもできます。
先ほどご紹介した転職理由ランキングでも上位の「給与・休日・休暇」等の待遇改善を希望している場合はどうしても同業界は敬遠しがちになってしまいますが、会社や職種が違えば待遇も大きく異なる可能性が高いです。
ぜひ業界経験を活かし、希望の条件で働ける会社がないかリサーチしてみましょう。
即戦力として活躍できることをアピールする
29歳を採用する企業として最も期待していることは「即戦力」として活躍してくれることです。
新卒採用では莫大な教育費用を掛けて一から人材を育成しますが、中途採用ではそのコストを掛けずとも活躍してくれる人材が望まれます。
即戦力として活躍できる人材であることを証明するためには、何らかの実績を提示する必要があります。
たとえば、
・リーダーや管理職としての経験
・持っている資格や身に付けたスキル
・売上実績や表彰歴
…etc
などなど、はっきりと明文化できる経験・能力をアピールできると説得力がありますね。
「特別な経験がないから…」と不安になることはなくて、29歳になれば5年以上の社会人経験があるはずですので、何かしらアピールできる強みがあるはずです。
自己分析を行って自分の強みを見つけてみましょう。
キャリアをアピールする
未経験職種へ応募する場合も、20代前半までとは異なり「何もできないですがやる気だけはあります!」では通用しません。
企業が29歳を採用するのは、過去のキャリアを活かして活躍してくれることに期待していますので、今までのキャリアを活かして「何を提供できるか」をアピールする必要があります。
具体的には、「仕事から学んだ知識や経験は何か?」「過去のキャリアをどのように活かせるのか?」といった社会経験の豊富さをアピールして、あなたを採用することによる『付加価値』を伝えましょう。
29歳で未経験転職できない失敗する人
キャリアに一貫性がない
行き当たりばったりの理由で転職を繰り返している29歳は未経験分野への転職が難しい傾向があります。
自分は将来独立したいと考えている。しかし今は業界や職種の知識がないから未経験分野への転職を志望している
というような一貫性のある志望動機を面接の場で説明できれば、人事採用担当者にアピールすることができるでしょう。
転職理由を他責(周りのせい)にしている
29歳であろうと未経験分野であろうと、転職市場において"他責"つまり周囲を原因としている人はかなり嫌われます。
「上司が嫌だったから」「周りの環境が悪かった」というようなネガティブな転職理由は勿論少なからずあると思いますが、転職活動の場おいて赤裸々にしてはNGです。
「自分の理想のキャリアを実現するため」「スキルや経験をつけて更にキャリアアップしたい」というようなポジティブな転職理由に変換するようにしましょう。
ポータブルスキルが欠けている
ポータブルスキル=職種や業界のスキルが欠けていると、29歳はある程度採用企業が求めている基準がありますので転職が難しくなってきます。
もし現段階で書類選考に落ちまくっている場合は、改めて自分のポータブルスキルを見直したり、今いる会社で更に経験を積むと言う選択肢もありですね。
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29歳で転職してキャリアアップするには?
29歳という年齢は多くの企業が求めている転職市場価値の高い年齢になりますので、正しい企業選びと自己アピールができれば、たとえ未経験職種であっても、今よりも良い条件や高い年収で転職できるケースも少なくありません。
そこでキャリアアップを目指して転職を成功させるためには、転職エージェントを活用することがおすすめです。
転職エージェントを利用すると、以下のようなサービスを無料で受けることができます。
✅転職相談
✅キャリアカウンセリング(面談)
✅あなたの経歴と希望に合った求人紹介
✅一般には公開されていない「非公開求人」の紹介
✅企業ごとの詳しい情報収集
✅選考通過確立をUPさせる書類添削・面接対策
✅給与や待遇面の条件交渉
上記のように転職活動のあらゆるフェーズでプロのサポートを受けることができますので、仕事をしながら限られた時間の中でも転職活動を成功に導くことができます。
また、厚生労働省が行った調査では、一人で転職活動を行った場合の年収アップ率は約40%になりますが、転職エージェントを利用した場合の年収アップ率は約60%と、20%もの差が出ているんですね。
キャリアアップを目指すためには転職エージェントは必要不可欠になりますので、ぜひ有効活用して転職活動を成功させましょう。
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29歳の転職におすすめの転職エージェント
では最後に、29歳で未経験分野へ転職する際のおすすめ転職エージェントを2社厳選してご紹介いたします。
どちらの転職エージェントも20代の転職に強みを持っているため実績も豊富で、未経験分野であったとしてもあなたの挑戦を必ず応援してくれますので、ぜひ利用されてみてくださいね。
dodaエージェント
29歳の転職におすすめの転職エージェント1社目はdodaエージェントで、業界規模・取扱い求人数・転職成功実績共にNo.1の総合型転職エージェントです。
業種・職種に捉われない約22万件もの求人の中からあなたのキャリアと希望に合った求人を紹介してもらうことができます。
キャリアアドバイザーは徹底した教育を受けていますので、担当者による能力の差にバラつきが少なく、業界トップクラスの転職ノウハウを持っています。
転職相談から円満退社のためのサポートまでさまざまなフェーズで安心してサポートを受けることができますので、初めて転職エージェントを利用される方にもおすすめの転職エージェントです。
マイナビエージェント
29歳の転職に強いマイナビエージェントは新卒採用市場で培った業界ネットワークやノウハウを活かした、20代の転職支援を得意としている転職エージェントです。
マイナビエージェントのキャリアアドバイザーは業界別の専任制を採用していて、それぞれの業界で活躍していた業界出身のキャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれます。
企業が求職者に期待するニーズや未経験者でも選考を通過しやすくなるポイントなどを詳しく教えてもらうことができますので、未経験分野への転職を考えている方へ特におすすめしたいエージェントです。
dodaとマイナビエージェントの違いはこちらで比較していますので、ぜひあなたに合った方の転職エージェントを活用しながら、転職活動を進めていって頂けたらと思います。
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