フリーター・ニートの就職(転職)

フリーターが就職する方法を徹底解説【※就職支援講師が伝授】

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フリーターのみなさん、正社員として就職したいと考えたことはありますか?

「このままずっとフリーターとして働くよりは、正社員として安定したい」そんな風に考え始める人もいるのではないでしょうか。

そんなとき、フリーターの方が心配なのは、

「ずっとフリーターだったのに、正社員として雇ってくれるところはあるのか」
「そもそもどうやって就職するのだろう…」

というところですよね。

基本的には、求人広告を見て応募するか、就職エージェントを使うかの2択になりますが、実際に調べてみると、求人サイトやエージェントの数の多さに驚く方も多いはずです。

私自身も、転職する際にはどこの就職エージェントを選んだらいいかわからず、苦労した経験がありますが、実際に使ってみてそれぞれの違いがわかりました。

今回はあなたの就職をサポートできるように、フリーターの方が就職できるまでを、現役の就職支援講師が徹底解説していきます。

【2018年11月9日公開】

フリーターが正社員就職するまでの流れ

フリーターが正社員として就職するには、そのようなステップを踏んだらいいのかわかりますか?

就職活動をして求人サイトを見たり、履歴書を書いたりしたことがない方向けに、何から始めたらいいのか、手順を追ってご説明します!

1.経験や知識の振り返り(自己分析①)

まずはじめに行うべきことは、自分がどんな人間なのか、またどんな仕事をしたいと思っているのかなど、自分のことについて深く考えてみることから始めましょう。

基本は、子供のころまでさかのぼって考えるのが一般的です。

どういう家庭で生まれ、どういう性格、どういう考え方の人間で、今まで頑張ってきたことはなにか、これからどうなっていきたいのか、またそれはなぜかを考えましょう。

一つの考え方、エピソードに対して5回「なぜ?」を繰り返して、答えられれば分析は十分だと言われています。

自己分析をすることで、実際に働き始めてから「こんなはずじゃなかった」というミスマッチを減らすことができますし、履歴書の記入や面接にも役立つのでやっておくことをおすすめします。

自己分析に関する本がたくさん出ているので、本屋で探してもいいですし、周りの人に自分はどういう人間だと思うか聞いて回るのも有効です。

例えば、コミュニケーション能力だったり、バイトリーダーとしての管理能力だったりと、経験してきたことはそのままあなたのスキルとなります。

出来ることをよく考えて、リスト化してみましょう。

その後、そのリストの1つ1つの経験に対して、具体的な内容を書きだします。

学校で学んだことや、その頃に取得した資格なども、すべて書き出します。

2.したいこと、やりたいことを考える(自己分析②)

就活や転職での失敗原因として、

「やりたいことが分からない」
「とりあえず、正社員で雇用されたい」
「大手有名企業で働きたい」

といった、漠然とした理由だけで就職を探すことです。

企業が欲しいのは、意欲があって成長したいと望んでいるような方です。

その企業で、何をしたいのか、何を学んで貢献するのかといった最低限のビジョンもない方を採用することはありません。

正社員として働くことを望むのなら、自分が出来ることと、何をしたいのかを知ることも必要なのです。

3.企業検索と企業研究

やりたいことが見つかったら、次に求人情報を検索します。

仕事探しの方法はみなさんが思っているより、実はたくさん種類があります。

・求人サイトを見て、いきたい企業に応募する
・エージェントを使う
・ハローワーク
・張り紙
・フリーペーパー
・知人紹介
・アルバイトからの社員登用
・派遣社員
…etc

自分の条件に合った求人情報を見つけたら、その企業について自分なりに調べます。

どの様な人材を求めているのか、どんな会社なのか、ネットで検索して分かることもあります。

求人情報の探し方については下記でより詳しく解説しているので、ぜひご参考にして下さいね。

フリーターの就職先の探し方厳選まとめ!自分に合った探し方は?

4.応募書類の作成

応募求人が見つかったら、次は履歴書と職務経歴書を作成します。

就業経験がフリーターだけでも構いませんので、フリーターとしてどのような仕事をしてきて、何が出来るのかを、分かりやすく書きましょう。

履歴書や職務経歴書の書き方については、下記でより詳しく解説しています。

フリーターから正社員になる時の面接の受かる志望動機を徹底伝授

転職サイトの中には、応募書類の書き方の例文などが準備されていたり、添削などを行っていたりしますので、それらのサービスを存分に活用します。

後は、求人情報に応募して面接連絡を待つだけです。

5.面接を受ける

書類選考の通過連絡が届いたら、次はいよいよ面接です。

書類選考はあるところとないところがありますが、無事面接にすすめたら面接の準備が必要です。

人の第一印象は、8割が見た目で決まると言われているので、面接ではマナーや身だしなみを整えていきましょう。

転職サイトの中には、面接対策のサービスを行っているものもありますので、必ず面接の前にその対策サービスを使って、どのように答えればいいのかとか、何を応えればいいのかといった事を勉強しましょう。

そして、答えを準備してから、面接に挑みます。

フリーターの方が面接で聞かれる質問は大体予想できますので、ぜひ下記をご参考下さい。

フリーターが就職面接で聞かれる質問は?面接官が見ているポイント

6.内定

無事内定がもらえたら、晴れて正社員として就職ができますが、ここで安心してはいけません。

すぐ内定をもらえたところに決めるのではなく、本当に自分はそこでいいのか考えましょう。

他に選考が残っているところがあれば、すぐに辞退するのではなく、比較検討のために選考を受けることをおすすめします。

フリーターと正社員就職した場合の違い

フリーターのまま生き続けるのと正社員として生活するのでは様々な違いがありますので、具体的に違いについて解説して参ります。

生涯の年収のちがい

職種にもよりますが、基本的には時間で換算したときに、正社員の方が給料が高いとされており、生涯にもらう給料は正社員の方が上であることがほとんどです。

具体的に金額としていくらくらい違うのかについては「フリーターと正社員の生涯賃金の違いは2億円?就職しないと…」も併せてお読みになられてみてくださいね。

安定性の違い

企業の業績悪化によって真っ先に首を切られるのが、非正規雇用(※パートや、アルバイト、派遣社員など)の人材です。

労働基準法や労務などの関係上、特別な理由もなく正社員を解雇することが出来ません。

そのため、フリーターやパートなどから解雇されるのです。

これは、居酒屋やカフェなどの飲食店やコンビニでも同じです。

周りの視線のちがい

20代前半まではフリーターとして働いていくのもいいかもしれませんが、年を取ったときに、フリーターとして働き続けるのは、周りの視線に耐えなければならなくなるかもしれません。

特にフリーターのまま30代を迎えてしまうと、今まで考えていなかったような不安に毎日かられてしまうようになります。

詳しくは「30代フリーターでも就職は余裕で可能!おすすめ就職先と体験談」をご参考下さいね。

社会保障の違い

正社員雇用の場合、社会保険や雇用保険などのほか、企業によっては退職金の積み立てなども行っています。

ですが、フリーターの場合、保険は国民保険で、年金も国民年金です。更に、雇用保険に至っては加入すらして貰えません。

フリーターと正社員の保険の違いは?月の支払い料金は増える?

正社員の方が病院で支払う医療費が2割なのに対し、フリーターの場合には3割と高額になります。

月々の支払額に違いがあるとはいえ、医療費の3割負担は懐事情にも直結してきます。

何より、雇用保険への加入が無ければ仕事が無くなった時の保障が何もないのです。

労働時間のちがい

職種や企業によるので一概には言えませんが、同じ給料を稼ぐ場合、フリーターの方が労働時間が長くなりがちです。

時間の融通のちがい

正社員よりフリーターの方がシフト制で働く場合が多いので、時間の融通がきく場合が多いです。

結婚した後の生活のちがい

給料が違うため、結婚した後子供を育てていく場合には、フリーターはかなり金銭面で苦労するでしょう。

産休・育休のちがい

フリーターなどのアルバイト、パートでも労働基準法で産休・育休をとれることが定められてはいますが、なかなか実現できているところは少ないです。

やはり正規雇用でない方は、言いづらい環境が多いという点が理由として考えられます。

退職金の違い

先程も少し書きましたが、正社員として雇用されると、企業の規模によって違いはありますが、退職金の為の積み立てがありますので、退職した時にお金を貰えます。

特に、定年まで頑張って働くことで、その後の人生設計に必要な金額の退職金を貰えるのです。

ですが、一生フリーターをはじめとした非正規雇用で働いた場合、当然この退職金という制度の恩恵を受けることはありません。

今この時点でフリーターから脱出できなければ、一生非正規雇用のまま働き続けなければならないのです。

フリーターから就職成功する人としない人

フリーターから正社員への就職を成功させる人と、いつまでもフリーターのままの人には大きな違いがあります。

4つに分けて解説しますので、ぜひご参考下さいね。

身だしなみやマナーがきちんとしている

先述した通り、就職活動において身だしなみやマナーは非常に重要です。

就職支援講師を務めていた経験から、「面接室に挨拶をして入ってきた瞬間から、その人が合格になるかどうかがわかる」と何人もの面接官が言っていることがわかりました。

髪色は清潔感のある色か(黒か黒に近い茶色が好ましい)、服装はスーツなどのフォーマルな格好か、靴はきれいにみがかれているかなど、身だしなみには気を使えなければならない点がいくつかあります。

転職活動・就職活動におけるスーツの色を男性・女性別に画像で徹底解説

面接室に入る時のマナーや挨拶マナーも大変重要なため、面接ぎりぎりになって調べるのではなく、事前に調べて習慣化しておくことをおすすめします。

自分自身を理解しているか、していないか

就職に成功した人の多くは、自分の棚卸がしっかりと出来ている方です。

自分自身を知らないと、自分に何が出来て何が出来ないのかが解りません。

当然、応募先企業に対して自分の何をアピールすれば良いのか分かっていませんから、十分な売込みが出来ません。

就職成功者は、自分に何が出来るのか、何が出来ないのかを分かった上で、応募企業に対して正しい売り込みが出来ています。

この違いが、些細なようでいて大きくその後の人生を分けてしまうのです。

正社員とし就職したいと思った時から、そのための準備をして、自分自身を見つめ直していれば、就職出来るのです。

希望の持ち方

正社員として就職を考えた時に、

「大手有名企業で働きたい」
「高収入を得られる仕事がしたい」
「楽して稼げる仕事がしたい」
「見た目にもかっこいい仕事がしたい」

といった希望を持つ方もいるでしょう。

このような希望を持つことは悪いことではありませんし、多くの方が望むことでもあります。

ですが、就職で成功している方の多くは、自分自身の身の丈というものを理解し、それに見合った仕事を探して就職しています。

厳しいことを言うようですが、今現在なにも経験が無く、スキルと呼べるものもキャリアと呼べるものもない未経験で、高望みだけをしても就職は決まりません。

社会の現実の厳しさを知っているかいないか

多くの方が就職を希望する大手有名企業の場合、新卒採用の時点で、毎年多くの若者を採用していますので、実は若年層の人材にあまり困っていません。

そのため、中途採用する場合には即戦力となり得る経験者を希望しています。

その反面、多くの中小企業の場合、新卒採用で若者の採用が出来ていないため、若年層人材がいないのが実情です。

つまり、未経験でもやる気があるのなら、フリーターや第二新卒の方でも積極的に採用をしてくれます。

この現実をしっかりと知っている方は、無理をしないで採用される確率の高い企業を選んで応募し、採用されています。

このような方は、しっかりと実務経験を積んでから、大手企業への転職を目論んでもいるのです。

就職活動を専門家にサポートして貰っているか貰っていないか

フリーターから就職を成功させた方は、自分一人で就職活動をしたわけではありません。

応募書類の書き方も分からなければ、自分の棚卸の方法も分からないというのが、多くのフリーターの方の悩みでもあります。

その悩みを解決し、尚且つ自分に合った求人を見つけてくれる心強い専門家のサポートを受けて、就職活動を行っています。

多くの方は転職サイトに登録して就職活動を行いますが、それだけでは就職活動は成功しません。

就職エージェントに登録して、専任のキャリアアドバイザーのアドバイスを受けながら就職活動を行うことで、早期に就職出来るのです。

フリーターが簡単に正社員就職する方法

フリーターの方が早期に正社員として就職するためには、自分一人の力だけでは無理があります。

これまでに説明してきたように、書類の書き方から将来設計の立て方まで理解できている方の方が少ないからです。

「自分一人でどこまでできるか不安」という方は、多いの方には就職エージェントをおすすめします。

就職エージェントとは募集を出している企業と、仕事を探している求職者の間にたって、マッチングしてくれる企業をいいます。

企業の紹介だけでなく、あなたにどんな仕事があっているのか一緒に考えてくれたり、履歴書の添削や面接指導も行ってくれるため、一人だけで就職活動をするのは不安だという方にはぴったりな求職方法です。

また、きちんと自分に合った企業選びができるよう、第三者から意見をもらえるので、より入社後のミスマッチを減らすことができるでしょう。

経歴がないため、ブラックと噂される業界にしかいけないのではないかと考える必要はありません。

フリーター専門の就職エージェントもあり、未経験でも大丈夫な求人やフリーター向けの求人を紹介してくれるところもあります。

就職を成功させたければ、専門家の力を借りるのが一番いいのです。

<就職エージェントに登録するメリット>

専任のキャリアアドバイザーによる就職のアドバイスを受けられる

履歴書や職務経歴書の添削指導を受けられる

求人を紹介してもらえる

面接日の調整をしてもらえる

面接指導を受けられる

就職の条件を交渉してもらえる

就職エージェントには、非公開求人というものもあり、転職サイトなどで検索しただけではわからない求人情報を得ることもできます。

また、入社後のミスマッチを可能な限り少なくするため、飲食業界や投資用不動産業界など、労働時間が長かったり、ブラックと噂される企業はのせていないところもあります。

自分一人で求人を探して就職活動をするよりも、明らかに効率もよく失敗しない就職ができるでしょう。

ネットで簡単に登録することができるので、まずは相談だけでもしてみることをおすすめします。

フリーターの方が絶対に利用すべきおすすめの就職エージェントについては「フリーター向け就職エージェントおすすめランキングTOP10」で紹介しているので、ぜひ参考にされて下さいね。

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