転職エージェントに登録して利用していると「使えない」とデメリットを感じ、なかなか思い通りに動いてくれない状況に陥ることがあります。
担当者の誠意が感じられない、裏があるのではないかと不安に思っている人もいるかもしれません。
この記事では、転職エージェントを使用する際に注意する点や最大限有効活用するための方法などを紹介します。
まずは不安に思っていることや疑問を解決して、転職活動に集中できる環境を作りましょう。
転職エージェントが使えないと感じる瞬間
まずは、転職エージェントを利用したことがある人が感じた「転職エージェントが使えない」と感じた瞬間を紹介します。
〜転職エージェントが使えないと思った瞬間〜
● 特定の業界への転職を希望していたが、キャリアコンサルタントが全くその業界の知識をもっておらず使えなかった。
● キャリアコンサルタントが常に上から目線で、そんな人からは仕事を紹介してもらわないで良いと思った。
● コンサルタントが転職の希望条件を否定してきて、自分の考えを押し付けてきた。
● 興味がある仕事をネットで見つけたので転職エージェントに連絡を取ってみたが、しばらく連絡がなかった。
● 転職エージェントが紹介してくる会社の中で、転職したいと思う会社がひとつもなかった。
● 紹介された仕事が希望に添うものではなかったので辞退したら、かなり責められた。
● コンサルタントがビジネスマナーを分かっていなくて、げんなりした。
● コンサルタントの交渉能力が低く、自分で交渉した方が良い結果が得られた。
● 自分たちが売り込みたい案件ばかり紹介してきて、求職者の希望は無視している。
● 経歴を馬鹿されて、紹介できる仕事はないようなことを言われた。
● 他のエージェントの悪口をいうコンサルタントがいて、こういう人は信用できないと思った。
あげればキリがないほど転職エージェントに不満を持っている人が多いようです。
自分がどのような条件の転職を希望しているのか、どういう会社に転職したいかなどしっかりした自分の考えがなければ、転職エージェントの方が「紹介したい会社」に誘導されるだけになってしまいます。
数多く挙げられた転職エージェントの不満の中でも、「担当者(キャリアコンサルタント)が使えない」という意見が目立っているようですね。
転職エージェントの使えない担当者の特徴
前項であげられたように「転職エージェントが使えない」と思った理由の大半は担当者の質によるものでした。
もう一歩踏み込んで、どのような担当者が使えない担当者なのかその特徴をみていきましょう。
〜「使えない」担当者の特徴〜
● 無理やり強引に転職を勧めてくる。
● 志望業界や紹介する会社の知識に疎い。
● 紹介された求人に応募しないと逆ギレする。
● 人の話を真剣に聞いていない。
● 他社の悪口を言う。
● 態度が悪く、上から目線。
● 転職についての知識が浅い。
● 理解力が低い。
● 約束を守らない。
● 自分の都合を押し付けてくる。
● 職歴について嘘をつくように勧めてくる。
● 否定ばかりしてくる。
● ただ仕事を紹介するだけで親身になってくれない。
● あなたの希望に沿った求人を紹介してくれない。
● 選考に落ち続けていても打開策を提示しない。
● 単純なミスが多い。
● 段取りが悪い。
● 交渉能力が低い。
● マイナス思考。
● 調子が良い事ばかり言って、行動が伴わない。
使えないと感じる瞬間の多くは
転職活動全般の知識・サポート力
基礎的な人としてのビジネスマナー
の2つに分けられることがわかりますね。
転職エージェントが使えない時の対処法
ではここからは、使えないと感じた時の対処法を解説いたします。
担当者を変えてもらう
転職エージェントの中にはさまざまなレベルの担当者が在籍しているので、たまたまレベルが低い人に当たってしまった可能性があることは前述した通りです。
転職エージェントの担当者は必ず一人だけに絞る必要はないので、気兼ねなく担当者を変えてほしいと伝えましょう。
担当者の変更を申し出る時は、自分の転職したいエリア(関東エリアなど)に詳しい人や転職したい業界に詳しい人を希望しましょう。
※「電話」が効果的です。
担当者によって得意なエリアな業界があるので、うまくマッチングするととても心強い転職のパートナーになってくれる筈です。
転職活動は、意外と一人でその成功を勝ち取るには、なかなか孤独な戦いです。
担当者が使えないと感じること自体にストレスを感じで、大切な転職活動が失敗してしまっては本末転倒です。
担当者を変えてもらう事は、多くのエージェント会社の場合は無料で、その回数にも制限はありません。
また、担当者も変更になる可能性があるという事は十分にわかっていますので、利用者側が気を使って使えない担当者に我慢する必要はないのです。
【リクルートエージェント】担当者は変更(セレクト)できるのか
【DODA転職エージェント】担当者は変更(セレクト)できるのか
他の転職エージェントを使う
転職エージェントには、それぞれに持っているカラーがありますので、自分の希望が合わないときは、違うエージェントを利用するのも一つの方法です。
会計や経理専門のエージェントや、アパレルやサービス業を得意としているエージェントなど、その特性を持っているのが通常です。
また、リクルートエージェントのような大手転職エージェントの場合は、一部上場企業の情報だけを取り扱っているという事もあります。
転職エージェントは、自分が一人で情報を収集するには心もとないと思い、利用を開始する人もいますので、情報収集のツールとして他のエージェントを利用するというのも全然アリなのです。
転職に成功した人は、平均4.2社の複数転職エージェントを併用しているというデータもあるくらいですからね。
もちろん、使えないと思ったエージェントに登録を残したまま、情報だけを収集することに利用し、他のエージェントにも登録して、自分に合ったものを見つけてもOKです。
地域ごとに地元の企業への転職に強いおすすめの転職エージェントも下記でまとめてあります。
転職エージェントは、各社得意な分野が違い、保有している求人もさまざまです。
多くの転職エージェントに登録しておけば、それだけあなたに合った転職先が見つかる可能性が高くなります。
また、各社の担当者と接する機会があるため、担当者の比較をすることもできるでしょう。
比較をするうちに、良い担当者の特徴やどのような担当者が自分に合っているのかが分かってくるようになるというメリットもありますね。
親身さがウリ!面談満足度の高い優良転職エージェントランキング
転職サイトを使って転職活動する
3か所ほどエージェントを比較してみたけれど、結局どこも自分には合わない、そういった人も多いのが現実です。
その場合は、リクナビNEXTのような転職サイトを使って転職活動をしてみることをお勧めします。
転職サイトを利用すると、スケジュール管理を自分で必ず行う事になりますが、その分自分のペースで転職活動が出来るのが魅力です。
もちろん、転職エージェントと同じように、職務経歴書の書き方を添削してもらえるようなところもあります。
転職エージェントに登録すると、ひっきりなしに転職情報が送られてくる場合がありますが、転職サイトはそのようなことはありません。
転職サイトも複数サイトの登録が可能ですから、1か所だけにこだわらず、多くのサイトから情報取集するのもおすすめです。
その場合は、いざ応募となったときに、自分に有利な求人情報が掲載されている転職サイトで応募することをお勧めします。
募集している会社によっては、サイトによって求人内容が違う事がありますので、そこは注意が必要です。
自力で転職活動を行う
自力で転職活動するというのも、エージェントが使えないときには有効な方法です。
転職活動を自力のみで行う人も多いですし、エージェントから紹介してもらう求人が、必ずしもその情報が自分に向いているとも限りません。
しょせんエージェントはエージェントに過ぎない、転職を成功させるためのツールと割り切って、自分の目で確かめるようにしていきましょう。
転職エージェントを最大限有効活用する方法
転職エージェントは慈善事業で行なっているわけではなく利益を上げるための営利企業なので、あなたのことを価値のある人材かどうか見極めてきます。
今までの経験は変えることはできないので、最低でもできることとしては「転職見込みの高い優良求職者」とエージェント側に認識してもらうということになりますよね。
優良求職者とエージェントに認識してもらうためには、以下のポイントを抑えておくと効果的です。
・良い求人があればすぐにでも転職する意思があることを伝えておく
・うその個人情報やスキルを伝えない
・転職エージェントが作成した推薦文は事前に必ず確認する
・複数のエージェントから同じ求人案件に応募しないように注意する
・担当者には誠意を持って接する
・ビジネスマナーを厳守する
・キャリアカウンセラーに不満があればすぐに担当変更を希望する
・興味がある求人がある場合は、カウンセラーに会って詳細を聞く
転職エージェントの使い方・有効活用方法をもっと知る
転職エージェントは上手に使いこなすことができれば、転職活動においてこれ以上ない心強い存在になってくれます。