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フリーターと正社員の保険料の違いは?月の支払い料金増える?

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フリーターと正社員の人の月に支払う保険料や将来受け取れる保険金の違い、そもそもの保険の種類の違いなどについてまとめて解説して参ります。

フリーターであれ正社員であれ、働くすべての人が忘れてはならないのが「保険」です。

そこにはどんな違いがあって、支払わなければならない料金に差はあるのかどうか、気になる人も多いのではないでしょうか。

今回はそんな皆さまが気になる保険の違いについて、詳しく解説していきます。

【最終編集日.2018年11月9日】

フリーターと正社員の保険はそもそも種類が違う

そもそも日本という国は国民皆保険制度を導入しており、フリーターであれ正社員であれ、国民全員が健康保険に加入することが義務付けられています。

そして、フリーターの多くが加入しているのが国民健康保険という保険制度であることに対し、企業勤めの正社員が加入するのはその会社の社会保険制度になります。

フリーター国民健康保険
正社員勤めている会社の社会保険(厚生年金)

保険の内容自体は国民健康保険も社会保険制度も基本的には変わりません。

正社員になれば基本的には自動で社会保険制度に加入することができますが、フリーターの場合は国民健康保険も含め、自分で手続きをして、加入の申請をしなければなりません。

加入の申請については、基本的にお住まいの区役所や市役所で手続きを行うことができます。

どのような手順で手続きを行うか分からなくても、区役所や市役所の窓口で「国民健康保険に入りたいんですけど・・・」と聞けば、結構丁寧に教えてくれますよ。

フリーターと正社員の保険の月に支払う料金の決め方

ここからは、多くのフリーターが加入することになるであろう国民健康保険と、正社員が加入する社会保険制度における、月々に支払う金額の決め方に関して解説していきます。

詳しい計算方法までお伝えすると長くなってしまうので要点を絞ってお伝えしますが、どちらも基本となるのはその人の前年度の所得です。

所得というのは、諸々の経費を差し引いて、その人の手元に残った自由に使えるお金、と考えるとわかりやすいでしょうか。

その所得に対して、各都道府県や地方自治体、組合が設定している税率を掛けることで支払い金額が決定するのです。

●月に支払う保険料=その人の所得×各自治体が設定している税率

つまり、会社員であれフリーターであれ、たくさん稼げば稼ぐほど、その保険料は高くなるということですね(※累進課税制度なんて言われたりします)。

しかし、正社員が加入する社会保険の場合、その半額を会社が負担してくれるようになっています。

その分厚生年金保険や雇用保険、労災保険といった健康保険以外の金額も込みで計算を社会保険は計算されるので、支払う保険料そのものが、国民健康保険の半分になるというわけではありませんので注意しましょう。

▶︎フリーターと正社員の生涯賃金の違いは2億円?就職しないと…

フリーターと正社員では支払う月額保険料はどっちが多い?

改めて、保険料も含め、フリーターや正社員が支払わなければならない税金に対して整理します。

まず正社員、フリーター問わず支払わなければならないのが「所得税」「住民税」で、この2つは雇用形態に関わらず税率に違いはありません。

同じだけ稼いでいれば、どちらも同じ金額になります。

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そして、正社員だけに支払いが必要なのが「社会保険」です(※この中には健康保険や年金なども含まれます)。

逆にフリーターだけに支払いが必要なのが、「国民健康保険」と「国民年金」となります。

所得税
フリーター、正社員問わず全員
住民税
社会保険(※健康保険、年金含む)正社員のみ
国民健康保険、国民年金フリーターのみ

それぞれの立場で計算をしていくと、最終的にはあまり大きな支払い金額の差は出ないでしょう。

しかしそこでポイントとなってくるのが、前の段落で説明した、正社員の場合は保険料の半分を会社が出してくれるという点です。

こちらは年金に対しても適応されています。

要はフリーターよりも正社員の方が年金を倍額納めているということになりますから、将来受け取れる年金の額に大きな違いが出てくるのです。

月給20万円の正社員とフリーターでざっくりと保険関係の数字を計算すると以下のようになります。

フリーターの方が少々だけ支払い額自体は低くなりますが、将来還元されるお金は圧倒的に正社員の方が多くなるという点に注意しておきましょう。

ちなみに、フリーターが支払うべき国民健康保険や国民年金は自営業者(個人事業主など)も支払いの義務があります。

フリーターよりも正社員に就職した方が保険はお得

単純な支払い金額だけでみれば、フリーターの方が安く上がるという見方もできますが、しかしその保険内容は必要最低限のものであるということを忘れてはいけません。

もっと具体的に言うと、前述した国民年金だけでは、フリーターが老後にもらえる年金は「月額たったの6万円前後」となるのです。

月に6万円しかもらえないとなると、いくらお金を節約したとしてもかなり生活的に厳しくなることは目に見えていますよね。

さらに、2018年現在はちゃんと年金はもらえていますが、現在20代の方が年金をもらえる65歳になった時は、そもそも年金制度が破綻している可能性だってあるのです。

正社員が加入する社会保険の方が、待遇面では圧倒的に良いのは間違いなく、最終的な差で見れば、正社員の方が間違いなくお得であると言える理由がわかるかと思います。

平均年収も会社員とフリーターではかなりの差があるものですから、正社員を目指すのが、安定した生活を送っていくための近道です。

フリーターが正社員に就職する方法・やり方を実体験者が徹底解説

これから正社員になるための就職活動を行っていく方は、幸いにも2018年現在とても景気が良く求人の数は多いので、就きたい職業に就ける可能性は非常に高い就活市場です。

ぜひ正社員として働いて、将来に向けた備えを今のうちから行っておきましょう。

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