転職活動を行う時期について「在職中」か「退職後」か、どちらにすべきか悩むことは多いと思います。
どちらが正しいという正解はありませんが、結論から言ってしまうと、元キャリアアドバイザーの私がおすすめするのは「在職中」に転職活動を行うことです。
私が実際に支援させていただいた8割以上の求職者の「在職中」に活動されていました。
では、なぜ在職中に転職活動を行った方が良いのか?在職中に活動してバレないの?といった、みなさんの疑問にお答えしていきたいと思います。
【最終編集日.2022年8月25日】
目次
転職活動における在職中と離職中の違い
まずはじめに、転職活動を在職中に行った場合と離職中に行った場合の違いについて、それぞれご説明していきます。
応募先企業からの見られ方
●在職中
在職中に転職活動を行うことが一般的とされていますので、在職中であっても不信感を持たれることなく、純粋な「転職理由」を伝えることができれば問題ありません。
最終フェーズになるといつ入社できるのか、という話が出てきますが、その場合はあまり期間を空けることなく、応募先企業の意向にできるだけ沿える形で在職中企業との退職交渉を進める必要があります。
●離職中
離職後3ヶ月以上のブランクがある場合、ほぼ間違いなく「転職活動が長引いている理由」を聞かれます。
面接官を納得させられるしっかりとした理由があれば問題ありませんが、
「良い企業が見つからない」
「内定をもらえない」
「会社に行くのが辛くてとにかく早く辞めたかった」
など、卑屈な内容を伝えてしまうと不信感を持たれることになりかねないため、事前にどう答えるか準備しておく必要があるでしょう。
収入面
●在職中
安定した収入を得ながら転職活動を進めることができます。
収入が途切れることがないため、焦る気持ちを抑えてじっくりと取り組むことができます。
●離職中
離職中は「失業保険」の給付を受けることができますが、在職中に比べると45%~80%と受給される額は満額ではなかったり、受給期間が定められていたりと収入面で不安を抱えながら転職活動を行うことになります。
よって、焦る気持ちからとにかく早く内定が出た企業に入社を決めるというケースも少なくありません。
焦って転職先を決めると後々後悔してしまうことが多いので、やはり在職中に給与面で不安を覚えない範囲で転職活動を進めていくべきだと言えます。
転職活動を在職中に行う場合の平均活動期間は?
在職中に転職活動を行われているほとんどの方が「3ヶ月以内」に転職活動を終えています。
私としてもおすすめしたいのはこの「3ヶ月」。
離職後であれば、複数社並行して面接を受けながら短期間で活動を終了させることも十分可能と考えられますが、在職中に面接を受ける時間を確保することはそう簡単なことでありませんよね。
企業によっては夜間や休日に面接を行ってくれる企業もありますが、全ての会社がそうとは限りません。
ですので、有給などの休暇をうまく使って面接日程を確保しながら、3ヶ月間で2~3社の選考を進めることを目標に、効率的な転職活動を行いましょう。
転職活動の期間や具体的な進め方などについては、転職エージェントを利用すれば担当キャリアアドバイザーが二人三脚でナビゲートしてくれるのでおすすめです。
また、企業との面接日程の調整や面接前の事前準備、職務経歴書の添削、内定をもらう段階の年収交渉なども転職エージェントは全て行ってくれます。
利用は完全無料ですし、転職活動を有利に進めるために必要な情報なども惜しみなく提供してくれるので、ぜひ利用を検討されてみて下さいね。
転職活動を在職中に行うと会社にバレる?
在職中に転職活動を行うことで多くの人が抱える悩みは「今の会社にバレずに転職活動を行えるのか?」という不安です。
「転職活動をはじめたいけど、うまくいくか分からない」
「今の会社よりも良い条件が見つからなかったらここに止まりたい」
など、できれば在職中の企業にはバレずに転職活動を進めたいと思いますよね。
バレないために転職活動を進めるポイントは大きく分けて3つ。
仕事と面接がダブルブッキングしないよう、スケジュール管理を徹底する
公私の時間はしっかりと分けて転職活動は勤務時間外に行う
どんなに親しい人でも会社関係者には転職活動を行っていることを口外しない
上記3点さえ徹底すれば、在職中の転職活動をバレずに行うことは「可能」です。
転職活動を行っていることが現職の会社にバレないための方法や万が一バレた時の対処法については下記でより詳しく解説しているので、ぜひ併せてご参考にされて下さいね。
在職中で転職活動を行う時間がない人のマル秘テクニック
ここまでお読みいただき、在職中に転職活動をはじめよう!と決意された方もいらっしゃると思いますが、在職中の方は現職の仕事だけでも多忙な日々を過ごされている方がほとんどです。
在職中の転職活動は時間との闘いですので、そんな忙しい状態でも効率的に転職活動を行う方法についてご紹介していきます。
仕事の隙間時間を活用して転職活動を進める
在職中の方が転職活動を行うためには、転職活動に充てる時間を捻出することが必要です。
でも、仕事の時間を削ることは簡単ではないですよね。
したがって仕事以外のプライベートの時間をうまく活用して転職活動を進めていきましょう。
たとえば具体例を挙げると、以下のような時間の使い方をすることをオススメします。
求人を探す時間 | 通勤電車の中やランチ休憩の時間 |
応募書類の作成 | 帰宅後や休日 |
求人を探す時間は通勤電車の中やランチ休憩の時間など、できるだけ隙間時間を使うことをおすすめします。
応募書類の作成は落ち着いて行うべきですので、時間が限られているときにはなるべく行わないようにして、帰宅後や休日にリラックスして取り組むと良いでしょう。
このように限りある時間をうまく活用して転職活動を行う工夫が必要となります。
転職エージェントの活用
とはいっても時間を作り出すことにも限りはありますよね。
そんな忙しいあなたに是非おすすめしたいのが「転職エージェント」の活用です。
キャリアアドバイザーとの面談を行ったその日から、希望に合った求人紹介・応募書類の作成・面接スケジュールの調整・条件交渉・退職日の調整など、転職活動に関する一連の作業を、キャリアアドバイザーが仲介して行ってくれるサービスです。
面談で希望を伝えた後はプロのキャリアアドバイザーにお任せすればOK!
2~3社を同時並行するケースがほとんどになりますが、一社一社の担当者とやり取りする必要はなく、自分のスケジュールを担当キャリアアドバイザーに伝えておけば希望の日時内でスケジュールを調整してもらえます。
他にも、転職エージェントには転職サイトにはない非公開求人が多く集まる他、書類作成の方法や面接のコツ、言いにくい条件面の交渉までサポートを依頼することができますので絶対に利用した方が良いです。
転職エージェントの最大手であるdodaであれば、転職エージェントがどんなものなのか理解できますし、紹介される求人もダントツで多いのでおすすめです。
ぜひまずは足を運ばれて転職活動について相談してみて下さいね。
採用する側から見た在職中と離職中の転職志望者の違い
最後に、採用する側から見た在職中と離職中の転職志望者の違いについてご説明します。
在職中に転職活動を行っていることがプラスに評価されることはありませんし、退職後だからといってそれだけでマイナス評価されることもありません。
よって、在職中でも離職中でもそれによって採否が決まるわけではありません。
しかし、離職後の転職活動ではその離職理由が在職中よりも疑われやすくなるというデメリットがあります。
在職中であればスキルアップなどのポジティブな理由があるだろうと評価されやすく、不利な影響を与えることはありません。
離職後であってもその間に行ってきたことを具体的に伝えることができれば特に不利になることはありません。
ですが、在職中であれば生活面で不安を抱えることなく転職活動をスタートすることができますので、まずは在職中に活動をはじめてみて、
「どうしても両立できない」
「転職活動に集中したい」
と思ってから退職されても遅くはないでしょう。
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