IT・WEB業界の転職・就職

ITコンサルタントになるには?転職・就職難易度は?未経験可?

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インターネットの普及で「IT」という言葉が使われ始めた2000年頃から約20年の月日が経過し、ITはもはやなくてはならない存在となりました。

ITが切っても切れない存在となり身近になったからこそ、ITに関する職種も増えてきました。

その中でも企業の課題をITで解決する職業の「ITコンサルタント」は、やりがいの大きさや20代でも高年収を目指せるとあって年々人気を増しています。

誰もが一度は聞いたことのある「ITコンサルタント」ですが、ITコンサルタントが実際にどのような仕事をしているのか、実はあまりよくわからないという人が多いようです。

そこで本記事では、

・ITコンサルタントへの就職や転職って難しいのでは?
・ITコンサルタントは具体的にどんな仕事をするの?
・ITコンサルタントになるのはすごく難しそうだけど、どうしたらなれるの?
・ITコンサルタントに応募する時の志望動機はどう書けばいい?
…etc

という「ITコンサルタント」に関する疑問を、ITコンサルティング会社で人事を経験した著者が解説していきます。

ITコンサルタントになるための転職・就職必勝法や転職・就職難易度についてもお伝えしますので、未経験からITコンサルタントになりたい方はぜひご参考下さい。

ITコンサルタントの転職・就職難易度

ITコンサルタントの転職・就職難易度

ITコンサルタントの転職・就職難易度が★4つとやや高めなのは、クライアント企業の経営に大きく影響する業務を担当するためです。

ITに関する幅広い知識と技術の他、会社経営に関する知識やマネジメント能力などが必要になり、それ以外にも企業が抱える経営問題を抜本的に解決するための課題解決能力は特に重視されます。

経営者からの要求のハードルが高ければ高いほどプロジェクトは難しいものになっていきますが、多額の費用がかかることの多いシステム開発や改廃は失敗が許されません。

経営者と対等に渡り合えるコミュニケーション能力、論理的思考、ロジックを納得させることのできるプレゼンテーション能力など多岐にわたる能力が必要となるため、ITコンサルタントの転職・就職は難易度が高めなのです。

ITコンサルタントの仕事内容

ITコンサルタントは一言で言えば「ITを活用して企業が抱える課題を解決に導くプロ」で、顧客企業の経営戦略をもとにITを活用し、課題を解決するためにシステムを開発・導入・改廃・運用をしていくのが主な仕事となります。

具体的にどのように仕事を行うのかというと、

1.ヒアリングや現状分析を行い、ITに関わる課題を洗い出す

2.企業のIT分野の課題解決のために改善案の提案を行う

3.プロジェクトチーム発足後は主にマネジメントを行う

4.運用管理

上記流れで仕事を行っていきますので、もう少し詳しく解説していきましょう。

ヒアリングや現状分析を行い、ITに関わる課題を洗い出す

企業の経営に携わる人や現場の責任者、社内インフラの担当者から経営戦略や業務フローや社内インフラの現状を細かくヒアリングし、分析することでIT関連の課題を洗い出します。

企業のIT分野の課題解決のために改善案の提案を行う

分析により洗い出された課題を解決するために提案を行います。

解決するための方法は様々でも、経営戦略をベースに顧客にとって何をすることが必要で、なぜそれを行う必要があるのかを論理的に展開し、経営者や現場責任者を納得させなければなりません。

プロジェクトチーム発足後は主にマネジメントを行う

提案内容に経営者の決裁が下りたら、完遂するために必要な人材を集めてプロジェクトチームを作ります。

プロジェクトチーム発足後はプロジェクトの進捗管理や問題発生時の対応、動作検証などのクオリティ管理を行います。

運用管理

納品後は運用管理を請け負うケースがあり、社員へのトレーニングや保守点検など、全般的なフォローを行います。

ITコンサルタントにも種類がある

ITコンサルタントと一口に言っても、SIerなどに勤務し、顧客企業の業務用アプリケーションの導入・開発・リニューアルなどのコンサルティングを手掛けるアプリケーション担当のITコンサルタント

顧客企業のネットワーク、サーバ、データベースなどの状況を精査し、業務改善に向けたコンサルティングを行うインフラ担当のITコンサルタントなど細分化すると更に種類が分けられます。

両職種共に残業時間が多い職種として知られており、アプリケーション担当のITコンサルタントは34.4時間/月、インフラ担当のITコンサルタントは30.0時間/月と職種別でも上位に食い込みます。

ITコンサルタントの平均年収~年齢別~

ITコンサルタントの20代〜60代までの平均年収は、以下のようになります。


(「平均年収.jp」より引用)

やはり大手のITコンサル会社>中小ITコンサル会社という平均年収の図式にはなりますが、平均して高年収であることがITコンサルタントという職業の魅力の一つです。

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ITコンサルタントの企業別年収ランキング

ITコンサルタントの平均年収を企業別に分けてランキングを作成すると、以下のような企業がランクインします。

・アクセンチュア
・アビーム
・IBM
・キャップジェミニ
・ガートナー
・クニエ
・ベイカレント
・シグマクシス
・日立コンサルティング

※デロイト、pwc、EY、KPMGのBig4は除く

新卒の就職人気ランキング上位の常連であるアクセンチュアも入っていますね。

ITコンサルタントに未経験からなるには?

未経験からITコンサルタントに就くためにはどうしたらいいか、その具体的な方法について解説します。

ITに関する知見を身に着ける

ITコンサルタントに役に立つ資格を取得すれば、知識をつけると同時に対外的にアピールできるのでおすすめです。

おすすめの資格と資格取得にかかる最短期間は以下の通りです。

ITコーディネータITと経営のどちらにも精通しているプロフェッショナル ※1ヶ月程度〜
中小企業診断士中小企業の経営を診断し、解決策を考えるプロフェッショナル ※約1年間
プロジェクトマネージャー試験(情報処理技術者試験)プロジェクトやチームをまとめて、目的を遂行する責任者 ※3〜4ヶ月程度
PMPプロジェクトマネジメントの国際資格 ※PMの実務経験必要

いずれもITコンサルタントには必須の知識が必要な資格なので、未経験からITコンサルタントになりたいという人は取得しておけばアドバンテージとなるでしょう。

関連:PM(プロジェクトマネージャー)になるには?資格や仕事内容

SEやプログラマーを経験する

ITコンサルタントは直接的に開発を行うわけではありませんが、どのように開発を行うのかを一通り知らなければ実現可能な解決策も提案できず、プロジェクトチームのマネジメントも行えません。

そのため、キャリアパスの最初の一歩として、SEやプログラマを数年間経験し、様々なプロジェクトで経験を積むのも一つの手段です。

関連:未経験でプログラマーになるには?仕事内容や年収・資格は?
関連:30代未経験でITエンジニアへの転職を成功させる4つの方法

営業の経験を積む

企業の経営的課題を解決するという点では、営業職とITコンサルタントには親和性があります。

ただ営業としてモノを売るだけの経験を積むのではなく、経営課題を解決するという強い意識を持って営業として経験を積むことが大切です。

関連:IT業界の営業職への転職に有利な資格厳選10選まとめ【保存版】

ITコンサルタントの志望動機例文

いくらITコンサルタントに有利な資格を取ったり親和性のある経験を積んだとしても、応募書類の志望動機で的確に想いを伝えられなければ、書類選考で落とされてしまいます。

そこで次は、ITコンサルタント職に応募した際の志望動機の例文を、

✅新卒者向けの志望動機
✅転職者向けの志望動機

2つのケースに分けて、例文と作成ポイントをご紹介します。

新卒者向けの志望動機例文

学生の頃から、問題が発生すると解決するために分析を行うことが得意でした。

特にPCやネットなどITの力を利用して問題を解決し、フローを効率化して人の役に立つことが何よりやりがいを感じます。

インターンで貴社のITコンサルタントのサポートを経験したことで、貴社の「ITで企業の負を解決するプロフェッショナル」という理念を肌で感じることができ、貴社で働きたい気持ちが一層強くなりました。

ぜひ貴社の一員として社会に貢献、ひいては貴社の利益への貢献ができればと考えております。

新卒の場合は、単に稼げる職業だからという理由などで志望している訳ではないことを明示するために、なぜITコンサルタントを志望しているのかをしっかり記載することがポイントです。

また、併せてなぜこの企業を選んだのかという仕事だけではない企業を選んだ理由も添えておきましょう。

転職者向けの志望動機例文

私はこれまでSEとして主にITベンチャー企業のインフラ整備に携わってきました。

その中で抜本的な問題を見つけてもそれを解決するために動くことができず歯がゆい思いをしているうちに「もっと専門的な知識を身に着けて上流工程に携わりたい」との気持ちが強くなってきました。

ITコンサルタントは未経験ですが、ITコーディネータの資格取得とプロジェクトマネージャー試験を受け、現在は中小企業診断士の資格を取得するために勉強しています。

SEの経験を活かし、経営課題をIT分野から解決できるITコンサルタントとして貴社で活躍できる人材となるべく、業務にまい進していきたいと考えています。

中途採用の場合は、未経験をどのように補完しているのかを示すことがポイントです。

ITコンサルタントになるための努力は、そのまま成長のためにどのくらい努力できるかを表しているので、勉強していることがあったら漏れなく盛り込むことで意欲の高さもアピールできます。

ITコンサルタントはIT分野から経営に関われる

ITコンサルタントは、企業の経営に関わる問題をITの分野から解決するプロフェッショナルです。

経営に関わるからこその難しさや責任の大きさなどのプレッシャーとも闘わねばならない半面、無事にプロジェクトを完遂させることができれば、クライアントの利益、ひいては社会への貢献につながるので、大きなやりがいを感じることができる仕事です。

簡単にITコンサルタントになることはできませんが、著者が採用に関わっていた範囲では、なぜITコンサルタントとしてキャリアを築きたいかを自分の言葉で熱く語ることができる人が、内定を勝ち取っていたように思います。

ITコンサルタントになりたいけれど迷っている方は、この記事を参考にしてぜひITコンサルタントに挑戦してみてくださいね。

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