IT業界の営業職への転職を有利に進めるために、資格取得を検討している方は多いかと思いますが、一口に「IT資格」と言っても種類が多くてどれを取得すればいいのか迷ってしまうでしょう。
そこで今回は、これからIT業界の営業職に就きたいという方や、今の会社ではなく今以上の仕事を任せてもらえる会社に転職したいという方に向けて、取得しておくと転職活動に有利に働くIT資格について解説していきます。
キャリアアドバイザーとして年間100名以上のIT業界への転職支援を行ってきた経験をもとに、難易度別に転職に有利になるおすすめの資格を10個紹介します。
IT業界の営業職への転職を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
- IT業界の営業職転職に資格は有利になる(特に未経験者)
- IT業界の営業職に有利な資格おすすめ一覧
- IT業界の営業に有利な資格①:ITパスポート
- IT業界の営業に有利な資格②:基本情報技術者試験
- IT業界の営業に有利な資格③:応用情報技術者
- IT業界の営業に有利な資格④:ITストラテジスト
- IT業界の営業に有利な資格⑤:マイクロソフト認定プロフェッショナル
- IT業界の営業に有利な資格⑥:マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
- IT業界の営業に有利な資格⑦:営業士検定(初級・上級・マスター)
- IT業界の営業に有利な資格⑧:TOEIC
- IT業界の営業に有利な資格⑨:プロジェクトマネージャ試験(PM)
- IT業界の営業に有利な資格⑩:ドットコムマスター
- ぶっちゃけ資格がなくてもIT業界の営業に転職は可能
IT業界の営業職転職に資格は有利になる(特に未経験者)
IT業界の営業職に転職するためには、資格が必須ではありません、しかし、あなたが以下に該当する場合は資格を取得しておくことで、転職活動を有利に進めることができるでしょう。
✅IT業界未経験で意欲を具体的な形でアピールしたい
✅資格手当が出る
✅インフラ系の企業への転職を目指している
✅応募先企業が特定の資格保有者を歓迎している
以下のグラフは、25歳~39歳までのIT系の職種に就いている1000名の方に対して、大手転職サイト「リクナビNEXT」が実施した調査結果です。
上記を見ても分かる通り、多くの資格が「年収アップに効果的だと思う」と回答されていることに対して、実際に勉強している人は数%しかいません。
つまり、ライバルと差を付けるためにも資格取得は非常に効果的であるということが言えます。
IT業界の営業職に有利な資格おすすめ一覧
では上記のデータを踏まえて、これからIT業界の営業職に挑戦しようと考えている人におすすめの資格をまずは図表で整理してみました。
資格名 | 取得難易度 |
ITパスポート | ★ |
基本情報技術者試験 | ★★ |
応用情報技術者 | ★★★ |
ITストラテジスト | ★★★★ |
マイクロソフト認定プロフェッショナル | ★~★★★ |
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS) | ★~★★ |
営業士検定(初級・上級・マスター) | ★~★★ |
TOEIC | ★★ |
プロジェクトマネージャ試験(PM) | ★★★★ |
ドットコムマスター | ★ |
一つ一つの資格について、詳しく見ていきましょう。
IT業界の営業に有利な資格①:ITパスポート
取得難易度 :★
試験日程:毎月3回
受験料 :5,700円
ITパスポートは社会人が備えておくべきIT基礎知識を証明することができる国家資格です。
IT業界で働きたい人人におすすめの資格で、IT資格取得のファーストステップとして受けてみるのも良いでしょう。
分野としては、
・テクノロジ系(IT技術)
・マネジメント系(IT管理)
・ストラテジ系(経営全般)
上記3つに分けられています。
試験合格のために必要とされる勉強時間は、平均して3ヶ月程度になりますが、ある程度IT業界の知識がある方であれば1ヶ月でも取得することは難しくありません。
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IT業界の営業に有利な資格②:基本情報技術者試験
取得難易度 :★★
試験日程:毎年2回(春期・秋期)
受験料 :5,700円
基本情報技術者試験はITパスポートよりも更に難易度の高い、マネジメントや基本理論やストラテジや数的計算などを問われる国家資格です。
営業職として働いた後にシステムエンジニアに転向したいと思った時にも有利に働く、IT業界で働く人なら取得しておいて損はない資格の一つです。
合格率は20~30%と難易度がやや高めの資格で、取得までは半年ぐらいが目安となります。
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IT業界の営業に有利な資格③:応用情報技術者
取得難易度 :★★★
試験日程:毎年2回(春期・秋期)
受験料 :5,700円
応用情報技術者は、高度IT人材に必要な応用的知識・技術をもち、方向性を確立した人を対象にした国家資格です。
情報技術を活用した戦略立案、経営戦略・情報戦略の策定に際して経営者の方針を理解し、経営を取り巻く外部環境を正確に捉え、同行や事例を収集できること。
定められたモニタリング指標に基づき、差異分析などを行えることなどの技術水準が求められます。
内容としては「基礎情報技術者」と同じですが、更にレベルが高くなり、取得までの学習期間は半年~1年が目安となります。
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IT業界の営業に有利な資格④:ITストラテジスト
取得難易度 :★★★★
試験日程:10月の第3日曜日
受験料 :5,700円
ITストラテジストは企業経営者に対してITを活用した経営問題の解決策を提案する、IT営業やITコンサルタントを目指す方に向けた資格です。
IT最難関の資格で、ITスキルだけでなく経営戦略の知識を証明でき、合格率は14%前後で1~2年の学習期間が必要と言われています。
合格率は15%と難易度が高い資格で、営業担当として現場に立つだけではなく、現場をまとめるマネジメント業務を担当していきたいと考える方におすすめの資格です。
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IT業界の営業に有利な資格⑤:マイクロソフト認定プロフェッショナル
取得難易度 :★~★★★
試験日程:随時 ※選択した試験会場による
受験料 :
MTA ― 15,163円(一般価格)、7,560円(学割価格)
MCP1科目分 ― 21,103円(一般価格)、11,607円(学割価格)
マイクロソフト認定プロフェッショナルはマイクロソフト社認定の資格で、ITキャリアを構築するために必要な技術を身に着いていることを証明できる資格です。
MCPのグレードは、簡単な方から「アソシエイトレベル(MCSA)」「エキスパートレベル(MCSE、MCSD)」の2段階に分かれ、さらにその下位にあたる入門レベルとして、「MTA」という試験が実施されています。
MTAの合格率は70%ほどとそれほど難易度は高くありません。
クラウドプラットフォーム、ウェブアプリケーション、Windowsサーバーなど各種資格がありますので、目的に合わせて取得してみてください。
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IT業界の営業に有利な資格⑥:マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
取得難易度 :★~★★
試験日程:毎月第3日曜日(他、随時試験有)
受験料 :一科目毎に10,584円(一般価格)、8,424円(学割価格)
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)はMicrosoft Officeソフトの操作技能を測定する民間試験として、Microsoft社が提供している有名なベンダー資格です。
試験科目は Word、Excel、 PowerPoint、 Access、 Outlookの5種類があり、資格取得までに1~3ヶ月の学習が必要と言われています。
5科目のうちWordとExcelには、スペシャリスト(一般)とエキスパート(上級)の2レベルがあります。
ITスキルというよりは、あらゆるビジネスシーンで活用できるパソコンスキルや事務能力を証明することができるので、業界問わず事務職などに大変人気のある資格の一つです。
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IT業界の営業に有利な資格⑦:営業士検定(初級・上級・マスター)
取得難易度 :★~★★
試験日程:毎年2回
受験料 :8,640円
営業士検定(初級・上級・マスター)は日本営業士会という団体が実施している検定試験です。
「マーケティング・セールスのスペシャリスト」と位置付けて、営業職を行う上で必要な基礎知識を持っている、必要なスキルと方向性を理解していることを証明する「初級」。
経営に関する知識を持っていて、経営・営業事業評価の知識を習得していることを証明する「マスター」までレベルに合わせた3段階の検定試験を実施しています。
2~3ヶ月の勉強が必要と言われていて、IT業界以外でも営業職として働く上で有利になる、営業職に人気の高い資格です。
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IT業界の営業に有利な資格⑧:TOEIC
取得難易度 :★★
試験日程:年10回(2月・8月を除く)
受験料 :5,725円
TOEICはIT業界のグローバル化が進んでいる今、各企業海外企業との取り引きが増えてきています。
顧客と直接対話する営業職の社員に対して、英語力強化が各企業の課題となっているため、転職を有利に運ぶためにも英語力を強化しておく必要があるでしょう。
TOEICの他にも、英語検定やビジネス英語検定など英語力を示す資格はありますが、応募資格として「TOEIC●●●点以上」のように、TOEICの資格が必須となる企業もありますので、今から取得するのであればTOEICがおすすめです。
最低でも600点以上を目指して勉強し、試験に臨みましょう。
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IT業界の営業に有利な資格⑨:プロジェクトマネージャ試験(PM)
取得難易度 :★★★★
試験日程:毎年4月の第3日曜日
受験料 :5,700円
プロジェクトマネージャ試験(PM)はプロジェクト全体の意思決定を実行し、品質・コスト・納期に全責任を持ち、プロジェクトを確実に成功に導き、プロジェクトメンバーを成長させる「マネージャー」を目指す方におすすめの国家資格です。
プロジェクトマネージャーとはどんな職種なのかについては「PM(プロジェクトマネージャー)になるには?資格や仕事内容」を併せてご参考いただけたら幸いです。
合格率は約13%と難易度が高く、一般的には半年~1年ほどの学習期間が必要になると言われており、技術系職種にも歓迎される潰しの効く資格です。
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IT業界の営業に有利な資格⑩:ドットコムマスター
取得難易度 :★
試験日程:随時受検可能
受験料 :8,640円
ドットコムマスターはNTTコミュニケーションズが実施する民間の資格で、インターネットの基礎知識から、ICT知識を学べる基本の資格です。
出題内容は「不正アクセス」「ウイルス対策」など身近なセキュリティ関連の範囲からの出題が多く、試験の種類は「ベーシック」「アドバンス」の2種類があります。
初級者レベルのベーシックタイプは、インターネットから手軽に受験することもできます。
一般的には3ヶ月ほどの勉強を経て合格可能と言われており、ITの知識を包括的に学べるため、IT業界への転職に有利となる、IT業界未経験者におすすめの資格です。
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ぶっちゃけ資格がなくてもIT業界の営業に転職は可能
今回はIT業界の営業職への転職に有利な資格について紹介して参りましたが、実はここだけの話、IT業界営業職に転職に未経験で転職したい場合、資格はなくても転職することは可能です。
IT業界で働いたことがない、営業もやったことがない、年齢も30代を超えているという場合は正直転職は厳しいのが現実ですが、他業界の営業経験があったり、20代であれば業界・職種共に未経験でも転職することは可能です。
IT業界の営業職は他の業界と比べて平均的な年収も高いですし、業界全体も右肩上がりで成長している会社が多いことからも、人材を募集している企業は非常に増えているというのが現状です。
「じゃあどうやって未経験でも転職可能な求人を見つけるの?」と思われた方は、IT・WEB業界の求人に強い転職エージェントを活用して、未経験OKの営業職求人をあなたの代わりに探して紹介してもらいましょう。
転職エージェントを利用することで、自分では転職サイトなどでは探しきれない求人を探せるだけでなく、職務経歴書を添削してもらったり、面接対策を行ってもらうことも可能です。
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