新卒の就職活動

就活説明会で絶対に聞くべき質問例15選!質問しないのはNG?

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前回は、過去の就活実体験や企業での人事部でのキャリアから感じた、就職活動での自己分析等についてお話しして来た。

ここからは、就職活動2つ目のステップである「企業の説明会・セミナー参加時に気を付けるべきポイント」についてお伝えしていく。

・絶対に外してはならない質問例
・就活説明会に参加する際に心構え
・できるやつがやっている説明会参加の仕方
…etc

上記について余すことなく解説していくので、ぜひ就活生は参考にしてほしい。

最終更新日.2022年8月25日

就活説明会参加時の身構え・心構え

私が企業の人事部に在籍していた際に、学生さんと接して『ガクッ』と来ることが何度もあった。

そのため、ここでは説明会に参加する基本的な身構え・心構えからお伝えしていくこととする。

セミナー会場には開始20分〜30分前に着く

時間のことなんて、そんな初歩から伝えるの?と思われるかもしれないが、2つの理由からどうしてもお伝えしたい。

まず1つ目の理由が「早めに着いておくだけでセミナー参加時の時間の密度が大きく変わる」という点だ。

セミナーの流れは、

【会社説明】

【座談会(質問タイム)】

【締め(採用フローの告知など)】

【セミナー参加した社員からの学生見送り】

概ね上記の流れで進められていくが、セミナーが始まる前の15~30分くらいは周囲との雑談の時間がある。

来た人から着席し雑談に加わっていくイメージだが、結論、その雑談の時間で大方その“場”の空気が決まってしまう。

経験上、後から来た人が日本人特有の“場”の空気を読む性質が強まり、発言回数が極端に少なくなる。

反対に、早めに着席していた人が発言しやすい環境を整え、結果人事からも顔を覚えてもらいやすくなる。

恐らく、それほど能力に大差はないであろうに、“場”が差を作るのであるから不思議なものである。

雑談でライバル就活生と情報交換をする

説明会開始前に早めに到着しておくと、雑談タイムでライバル就活生たちとの情報交換ができるというメリットもある。

・もう既に内定は持っているのか?何社か?
・ライバルは今何社受けているのか?
・選考スピードはどのくらいなのか?
・どんな業界・就活軸で進めているのか?
・自己PRはどんな言い回しを使っているのか?
…etc

上記のようなお互いに持っている情報を交換する有意義な時間を過ごすことができる。

就職活動では、持っている情報が命になってくるため、説明会前の雑談タイムは非常に貴重な時間である。

メラビアンの法則を徹底する

人は、話している内容や声質などよりも見た目からの情報により、好きか嫌いか・信頼できるか否かを判断しやすいという。

この法則をメラビアンの法則という。

就活の説明会参加時は、会場入りしてから退館するまで常に見た目を意識して行動することをオススメする。

・髪型は不自然でないか
・シャツは出ていないか
・靴紐はきちんと結べているか
・ネクタイは曲がっていないか
…etc

などの基本的なマナーである。

あなたは大丈夫であろうが、企業ビルのエントランスや入口にたむろする行為やビル周辺での喫煙などはもっての他である(本当にごく稀にですが遭遇する)。

見られている意識はないと思うが、意外と見られているため気を付けて頂きたい。

ここでお伝えしたメラビアンの法則は、努力次第で誰でも一流になれる部分で能力は関係ない部分だ。だからこそ意識しないと勿体ない。

「メラビアンの意識を忘れない!」

念のためもう一度だけお伝えしておく。

就活説明会で質問するときのポイント

説明会参加時に大きく差が付くポイントが『質問力』である。

前述のタイムフローの【座談会】の際に、必ず「何でも質問どうぞ」と現役社員や人事から言われることになる。

その際に、自分の質問力に自信が無いと手を挙げて質問機会を得る勇気が出てこない。

もし先に、隣の学生さんがなかなか鋭い質問をしてしまったら、尚更勇気が出てこない状態に陥るだろう(よく、そんな学生さんを見ていて「頑張って手挙げて」と思っていた)。

「じゃあ質問力って何なんですか?」という心の声が聞こえてきそうであるが、就職活動でいう質問力とは、【自身が企業に入社した未来を見越した質問】のことである。

「その企業に自身が入社した際に、感じるであろう疑問」についての質問や「入社した後の自身の描くビジョンの実現のためにはどのような行動をすべきか?」などの質問のことである。

就活説明会で絶対に聞くべき質問例15選

では上記ポイントを踏まえて、具体的に就活説明会でどんなことを質問すれば正解なのか、質問例を15個紹介していく。

繰り返すがポイントは「その企業に自身が入社した際に、感じるであろう疑問」「入社した後の自身の描くビジョンの実現のためにはどのような行動をすべきか?」である。

間違っても「福利厚生はどんな感じですか?」とか「給料はいくらですか?」などについては説明会の段階では聞くべきではない。

就活説明会の質問例

「入社後に感じた入社前に学んでおくべきことは何ですか?」

「将来的に会社に貢献し、社内の方から評価を受けたいと感じているのですが、社内で周りから認められている方の共通点は何ですか?」

「入社後最初に会社から課せられる目標と、その目標を達成するために必要な行動量を分かる範囲で教えてください」

「入社後に何か必要となる技術はありますか?」

「何に気をつけて日々の業務に取り組んでいますか?」

「入社してからモチベーションを保つためにどうされていますか?」

「入社前に御社でやりたいことは何でしたか。また、それは叶えられましたか?」

「新しく配属される新人に求める能力や考え方はありますか?」

「この会社で働く上で大切な資質は何ですか?」

「この部署に必要とされる資質があれば教えてください」

「御社ではどんなスタンスの社員が活躍していますか?」

「私はゆくゆくマーケティングの仕事をしたいと思っているのですが、ジョブローテーションはどのように行われますか?」

「私が御社で実現したいことに対して、まだ△の経験が足りていないと思っています。他にはどんな経験が必要だと感じますか?」

「御社は現在●●事業に注力されていますが、今後新規参入していこうと考えている分野はありますか?」

「今後会社を成長させていく上で、どんな人材にどんな活躍をしてほしいとお考えですか?」

自己分析で、将来ビジョンや持ち続けたい価値観をしっかり明確にしておくことで、企業に聞いてみたい質問は止めどなく溢れ出てくる。

「あー、質問何しよう…?」という困惑は無くなることだろう。

給料や福利厚生をどうしても知りたい場合

しかしとは言っても、学生側で行きたい会社を選ぶためには、給料や福利厚生などの情報は必要になる。

聞く方法としては、説明会時に率先して質問することで顔と情熱を覚えてもらい、前述のタイムフロー【セミナー参加した社員からの学生見送り】で個人的に(1対1の状態で)、条件面の質問を行っていた。

企業から与えられる給料や福利厚生などの制度について気になる方は、あくまでも説明会終了後に質問するなどの工夫をされることをオススメする。

就活説明会において"デキるやつ"がやってること

まだ、就職活動を始めていない方にはピンと来ないかもしれないが、就職活動は"団体戦"である。

なぜそう言われるのか?

それは、短期決戦と言われる就職活動では、より効率的な動きが求められるためだ。

そのため、より効率的に活動を行うための方法として「就活対策チームを作る」ことをお勧めする。

仲の良い人、企業セミナーで出会った人、信頼できるOBなどを自身の「就活対策チーム」として作成し、業界の過去・現在・未来を軸に情報を集めていく。

仮にチームに3人いれば、使う時間は同じで3倍の情報力となるため、1人で行っている時よりも広く深く業界全体や企業を知っていくことができる。

深く知ることができると、自ずと企業セミナーや1次面接等の逆質問(では、最後に学生さん側から何か質問ありますか?)の精度も上がっていくことだろう。

さらに、実際に選考面接が始まった際には、チームのメンバーそれぞれが面接官役・フィードバック役・学生役を行うことで、簡易的ではあるが面接対策も可能となるので中々使い勝手が良い戦法だと感じる。

実際、私はこの「就活対策チーム」手法を使ったことで、ライバルとの情報力に差を付けることができたし、自ら言うのも大変おこがましいが、「おっ!この学生は他とは視点が違うな」と人事が感じる存在になれた。

今でも、当時のチームメンバーで集まってはそれぞれの進んだ業界の情報交換を行えるので生涯のビジネスパートナーを得られることも大きなメリットだろう。

超短期戦となっている現在の就職活動であるから尚更、「就活対策チーム」を作る!を改めてオススメしたい。

▶︎就活対策チームを作りたい方はコチラ

就活説明会は「質問力」で差がつく

最後に。

人気企業の説明会・セミナーともなれば、有難いことに本当に多くの学生さんが参加してくれる。

多くの学生の中に埋もれるか、その中で光る存在になるかはセミナー参加時の振る舞い、つまりは質問力にかかっている。

企業はコストをかけて選考を行なっているので、優秀な人材獲得は人事部の評価にも繋がる。

『このくらいで大丈夫でしょう…?』

という甘い考えは命取りになりかねない。

一瞬でも気を抜かない気持ちで、人生の岐路に立つくらいの覚悟で説明会に参加すれば周りの何も準備していない学生とは雲泥の差がつくのは言うまでもない。

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