未経験で広告業界の営業職への転職を目指している方に向けて、元広告領域担当のキャリアアドバイザーが志望動機の例文と書き方のポイントをご紹介します。
転職しよう！と思った時に必要となるのが応募書類ですが、応募書類を作る時に特に頭を悩ませるのが「志望動機」ではないでしょうか。
転職理由と志望動機の違いは？どんなことをアピールしたらいいの？…など、悩みが尽きないのではないでしょうか。
広告領域を専門としたキャリアアドバイザーの経験から、実際選考に通過した志望動機を例にとって解説していきますので、あなたの経験に当てはめながら読み進めていってください。
志望動機が書けずに悩んでいる方はぜひ参考にしていただければ幸いです。
広告業界の転職エージェントおすすめ10選！広告人材の転職必勝法
転職エージェントマニア.com 1 user広告業界の営業職の種類
「広告業界の営業」と一口に言っても、厳密には細分化されています。
ここでは広告業界の事業内容を大きく3つに分類して、それぞれの仕事内容と具体的な企業について解説します。
総合広告代理店
みなさんが「広告業界」と聞いてまず思い浮かべるであろう、電通や博報堂などは『総合広告代理店』です。
総合広告代理店は、新聞や雑誌などの紙媒体からテレビCM、電車内の広告や看板などありとあらゆる媒体の広告を取り扱っています。
数多くの実績を積んできた総合広告代理店では、クライアントの希望を叶えるために、ノウハウを活かした最も効果的な広告の企画・提案を行うことができます。
総合広告代理店の採用選考では、幅広い知見をもとにした「戦略策定」を行える能力が問われるでしょう。
専門広告代理店
『専門広告代理店』は、特定の広告媒体を取り扱っており、広告媒体の特性を生かしたクリエイティブに強みがあります。
専門広告代理店はメディア側に立った広告代理店で、担当するメディアの「枠」を売るための営業活動をしています。
専門広告代理店で近年特に伸びてきているのが、インターネット広告の広告代理店で、有名企業ではサイバーエージェント、オプト、デジタルアドバ―タイジングコンソーシアム等が該当します。
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その他にもプロモーションを専門としたPR会社、イベント企画・運営を専門としたイベント会社、広告制作会社など一定の仕事に特化している企業も専門広告代理店に属します。
ハウスエージェンシー
『ハウスエージェンシー』とは、特定の事業会社専属の広告会社を指します。
大企業の宣伝部や広報部が独立して子会社となる場合が多く、ジェイアール東日本企画や読売広告社などがハウスエージェンシーに属します。
メリットとしては、総合広告代理店に依頼した際に発生する仲介手数料が削減できること、また、企業理念・サービス・製品について熟知しているため、総合広告代理店に依頼をするよりも意思疎通がスムーズにできることが挙げられます。
総合広告代理店のように競合他社と争うことなくグループ企業の案件を取り扱うため、大手の広告を扱いながらも比較的クリーンでホワイトな労働環境であることが多いとされています。
広告営業の志望動機例文まとめ
ではここからは、広告業界の営業職に未経験で転職を成功させるための志望動機例文を4つ作成するポイントを交えて紹介いたします。
ぜひ今回紹介する志望動機例文をそのまま使うのではなく、参考としながらあなた自身でオリジナルな志望動機を作成されてみて下さいね。
志望動機例①：広告を通じて有益な情報を伝えていきたい
私は広告を通じて、世の中に有益な情報を広めることでより良い社会を創造していきたいと考えています。
貴社は幅広い業界の広告を扱い、それぞれの業界でも高い実績を誇っています。
より高いレベルの環境に身を置き、多くの業界、多くの人と触れて成長したいと考え貴社を志望しました。
私は建材関係の営業職として5年間現職に従事して参りました。
5年間の平均目標達成率は130％を上回り、目標達成のために目標に向けて粘り強く努力することの大切さを学びました。
現職で培った能力を活かして、貴社でも粘り強い営業をして、一社でも多くのクライアントと繋がり、活躍していきたいと考えています。
★志望動機作成のポイント★
最初に結論から語ることで、アピール内容を明確にできて志望動機が印象深くなります。
また、現職の経験から培った能力を提示し企業でどのように活躍するかを明確にすることで、採用企業側のメリットもアピールすることができます。
志望動機例②：広告の力で人の心を動かす仕事がしたい
私は広告によって感動を生み、一人でも多くの人の心を動かす仕事したいと考え、貴社を志望いたしました。
広告業界では様々な媒体がありますが、現在最も注目されているのが、貴社が扱うインターネット広告だと考えます。
貴社はインターネット広告の分野に精通しており、メッセージ性の強い広告に強みがあります。
私は現在、産業用機器を扱う専門商社でソリューション営業をしており、コミュニケーション能力を身に付けました。
現職で培ったコミュニケーション能力を活かして、人々の心に残るメッセージ性の強い広告を生み出し、人の心を動かせる存在になりたいと考えております
★志望動機作成のポイント★
一つの分野に特化した広告代理店に応募する場合の志望動機例文です。
この例文では、応募企業がインターネット広告に強いこと、さらにメッセージ性のある広告に強みがあることが挙げられており、その企業でなければならない理由が明確になっています。
企業研究ができていることが伝わることで、意欲の高さをアピールすることができ好印象を与えられるでしょう。
志望動機例③：広告の力で製品・サービスを広めてより良い社会を実現したい
広告により多くの人に製品・サービスを知ってもらうことで、より良い社会の実現に貢献したいと考え貴社を志望いたしました。
私は新卒入社をしてから3年間銀行の営業職に従事しており、お客様一人ひとりとのコミュニケーションを通じ、製品・サービスの価値を伝えてきました。
しかし、個人の力では製品・サービスの価値を伝えられる範囲に限りがあり、社会の流れを変える難しさを感じました。
まだ世に広まっていない、製品・サービスの価値を広告の力で広め、より良い社会を実現するために、製品・サービスの特性に合った広告媒体を選択し、プロモーションを行うことができる貴社を志望しております。
★志望動機作成のポイント★
冒頭で志望動機を端的に表現することで、採用担当者の興味を惹きつけています。
次に、応募企業に入社して実現したいビジョンについて、現職（前職）で実現できなかった理由を明確に示しています。
その後応募企業に入社した後にどのような仕事をすることでそのビジョンを実現させるのかを書くと、納得感を持たせて熱意を伝えることができます。
志望動機例④：応募企業でなければ作れない広告で世の中を変えていきたい
貴社が企画される斬新かつ消費者の心を打つ広告に魅了され、私も貴社の一員となって広告の力で世の中を変えていきたいと思い志望しました。
私は現在不動産賃貸営業として、物件広告の作成・お客様の接客・物件案内・家主様への営業活動に従事しております。
様々な業務を行う中でも特に、物件広告の作り方や打ち出し方一つで店舗の売上が大きく変わることを実感し、広告業界へ興味を持ちました。
未経験ではありますが、現職で身に着けた消費者のニーズに合わせた提案力や、臨機応変にお客様の要望に受け答えするコミュニケーション能力を活かして貴社に貢献したいと考えております。
★志望動機作成のポイント★
数ある広告企業の中でも「なぜ応募企業でなければならないのか」を冒頭で明確に述べることで、応募企業への強い熱意を伝えています。
また、広告業界へ興味を持った理由について現職の中で「広告」に触れ合う機会があったことをアピールし、志望動機へと繋がる流れを作っています。
広告業界転職のプロに志望動機を添削してもらおう
未経験で広告業界の営業職に転職する際の志望動機について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか？
ご自身で作成した志望動機をそのまま企業に応募するのではなく、より良いものにするためには、広告業界の営業職に強い転職エージェントを利用することが必須です。
転職エージェントでは、担当となるキャリアアドバイザーがあなたの作成した志望動機を採用担当者の目線で無料でブラッシュアップ(添削)してもらうことができます。
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自己応募の場合の書類選考通過率は平均して10％前後と言われていますが、転職エージェントの書類添削サービスを利用した場合、選考通過率は平均20％~30%の倍になります。
結果として転職活動を成功させられる確率がグンと上がります。
また、書類添削の他にも、転職相談や面接対策、企業とのスケジュール調整や年収交渉の代行など、様々なサポートを無料で利用できる非常に便利なサービスです。
広告業界の営業職に未経験で転職する際には必須と言っても過言ではありませんので、ぜひ転職エージェントを活用して未経験からの転職を成功させましょう！
広告業界の転職エージェントおすすめ10選！広告人材の転職必勝法
