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フリーター就職の履歴書を書くコツ&ポイント&注意点を解説

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フリーターから就職活動を行おうと考えている人に向けて、効果的な履歴書作成のコツやポイント、注意点などをご紹介して参ります。

フリーターの職務経歴書の書き方見本例はコチラ

就職活動をする際、最も苦戦し悩んでしまうものと言えば、履歴書の作成という人も多いのではないでしょうか。

新卒での就職活動と違い、フリーターからの就職となると、また新たな決まりごとや抑えるべきポイントが出てきますので、履歴書の書き方について困っているフリーターの方はぜひご参考にして頂ければ幸いです。

もしあなたが30代フリーターで正社員への就職活動中の場合は少し就活の仕方が異なるので、下記をまずご参考にして頂ければ幸いです。

30代フリーターでも就職は余裕で可能!おすすめ就職先と体験談

最終編集日.2019年4月26日

フリーターが就職活動で履歴書を書く前に

少し厳しい話になってしまいますが、フリーターからの就職の場合、新卒での就職に比べて、より一層自分を良く見せる努力をしなければなりません。

なぜなら、日本では大学卒業後はそのまま企業に就職するのが『普通』ですので、その『普通』ではない道を選択したフリーターを相手にしたとき、企業の採用担当者は「なぜこの人は就職しなかったのだろう?」という考えが出てきてしまうからです。

そして、その理由に面接官自身が納得できなかった場合は、どうしても評価を下げられてしまうことは避けられないのです。

極論、マイナスの評価からスタートしている、ぐらいの感覚で、細部にまで手を抜かずに丁寧な対応を心がける必要があるでしょう。

面接などの直接コミュニケーションが取れる場面であればまだしも、履歴書では書面上で自分自身の人柄までをアピールしていかなければなりません。

>>フリーターが正社員に就職する方法・やり方・はじめ方を実体験者が徹底解説

フリーターが就職活動で履歴書を書く際のコツ

さて、ここからは実際に履歴書を書くタイミングで気をつけたいコツやポイントについて見ていきましょう。

フリーターの方が履歴書を書く際のコツやポイントは、下記5つのポイントを押さえておくべきです。

「丁寧さ」を徹底する

空欄を作らない

ネガティブ表現は極力避ける

バイト経験は具体的に

写真も手を抜かない

どれも基本的なことですが重要なことですので、順番に詳しく解説して行きますね。

履歴書のポイント①:「丁寧さ」を徹底する

当たり前のことではありますが、「誤字・脱字」は絶対にしないようにし、文字も「丁寧に」書くことを心がけ、一枚一枚最大限の力をかけて書く、ということを忘れないようにしましょう。

文字には上手や下手という差はありますが、下手でも丁寧に書いたものか否かは見ればわかります。

上手に書く必要はありません、丁寧に書くことが大切です。

履歴書のポイント②:空欄を作らない

履歴書のポイントは、一言でいってしまえば、「ちゃんと書かれているかどうか」というところが最大の注目点で、書いてある内容の良し悪しは、その次に見られるポイントと言えるでしょう。

経歴欄や連絡先といった履歴書に書かなければいけない情報を、漏れなく、正しく書かれているかどうか。

そこが出来ていなければ、どんなに素晴らしい自己PRや志望動機を書けたとしても、選考突破をすることは難しいでしょう。

履歴書のポイント③:ネガティブ表現は極力避ける

ネガティブな情報はできる限り書かないようにしましょう。

フリーターになるに際し、

「就職活動がうまくいかなった」
「働く気にならなかった」

といった本当の理由はあるとは思いますが、かといってその情報をそのまま書いてしまうと、どうしても企業側の印象は良くありません。

自分の失敗は素直に認めつつも、

「今後こうなっていきたい」
「今までこうだったからこそ次は頑張りたい」

といった、これからに対する熱意をしっかり書き、フリーター経験をポジティブに考えて今後に活かそうとする姿勢を見せることが大切です。

履歴書のポイント④:バイト経験はなるべく具体的に

正社員としての勤務経歴がないフリーターにとって、アルバイト経験はあなたの実務経験をアピールする重要なポイント。

職歴欄にアルバイト歴を記入する際は、「どこで」「どんな内容」のアルバイトをしてきたのかをできるだけ具体的にしっかり書くようにしましょう。

例えば、

「○○のアルバイトとして、データ入力作業を行った」

という職歴があれば、採用担当者は、

「パソコンに苦手意識はなさそうだな」
「エクセルが得意かもしれない」

といったように、あなたの具体的な能力を想像しやすくなります。

そうなれば会ってみたいという思いも自然と高まりますから、書類選考突破率もグッと上がります。

履歴書のポイント⑤:写真も手を抜かない

これは新卒での就職の際にも言われたかもしれませんが、駅前などにある証明写真をすぐに撮影できる機械は使わない方がおすすめです。

これは写りの綺麗さ、ということももちろんではあるのですが、写真館に行き、しっかりと撮影をしてもらっているという事実そのものが、その就活に対する熱意のアピールにもなるからです。

企業がフリーターを採用する場合、スキルや知識などが少ないのは承知の上ですから、それらの要素を重要視することはありません。

そうなると必要になるのが熱意。些細な違いかもしれませんが、熱意のアピールができるところは、余さずしていくようにしましょう。

フリーターの就職活動で使われた履歴書例文

ここからは実際の履歴書例文を元に、その書き方を解説していきます。

学歴の例文と良い例/悪い例

まず学歴欄には高校、専門学校などから記入するようにします。

この際、小学校や中学校などの義務教育については書いても書かなくてもどちらでも構いません。

学部・学科・コース名などを記入し、応募職種で生かせると思われる専攻・研究テーマなどはさらに詳細に記入すると良いでしょう。

学校名は略さず、正式名称で記入しするようにします。

<良い例>

平成○○年3月 東京都立○○高等学校 卒業
平成○○年4月 ○○大学○○部○○学科 入学
平成○○年3月 ○○大学○○部○○学科 卒業

<悪い例>

平成○○年3月 ○○中学 卒業
平成○○年4月 ○○高校 入学
平成○○年3月 ○○高校 卒業
20○○年4月  ○○大学 入学
20○○年3月  ○○大学 卒業

学歴欄は書かなければならないことが決まっているため、どうしても適当に書き流してしまいがちです。

しかし、しっかりと丁寧に書き込んでいれば、もしかすると採用担当者と同じ学校の出身だったり、その学校のことを知っていたりして、話のタネになることもあるでしょう。

絶対にしてはいけないのが、ウソを書いてしまうことです。

中退なのに卒業と書いたり、そもそもその学校の出身じゃなかった場合、それは経歴詐称という立派な犯罪になってしまいます。

故意でなくても言い訳はできませんので、面接官が本当に見ているのはあなたの人柄ですから、たとえ学歴に自信がなかったとしても、ちゃんと事実だけを書くようにしてくださいね。

▼「学歴」埋め方の例

職歴の例文と良い例/悪い例

次は職歴の書き方について見て行きましょう。

学歴編でも書きましたが、履歴書全体で西暦か元号表記かを統一し、これまでの職歴を時系列で記入し、会社名は略さず正式名称で記入するようにします。

会社名の横か次の行に業種と従業員数を書き、簡単な職務内容を記入すると良いですし、応募する職種に活かせるような職務経歴があれば、それを強調して書くようにします。

同一会社内で、部署異動があった場合には、それも新しい行に書くようにします。

在職中で、退職日が決まっている場合には退職予定のタイミングも記載しておき、最終行に「現在に至る」と記入し、その下の行に右寄せで「以上」と記入すれば完成です。

<良い例>

平成○○年4月 株式会社○○ 入社
         人材サービス業 従業員数300名
         新規開拓営業として、ソリューションの提案営業を行う
平成○○年3月 一身上の都合により退職
平成○○年4月 株式会社○○ 入社
         保険代理店業 従業員数200名
         営業責任者として、6名のチームマネジメントを行う
        現在に至る
以上

<悪い例>

平成○○年4月 株式会社○○ 入社
平成○○年3月 株式会社○○ 退職
20○○年4月  株式会社○○ 入社
        現在に至る
以上

学歴欄の時も解説しましたが、とにかく間違いなく、丁寧に書くことが大切です。

この職歴部分は学歴以上に質問されやすい項目になりますので、この人はここでどんな活躍をしていたのか、面接官が思わず聞きたくなってしまうような情報を上手く盛り込むようにしてください。

関連:フリーターが就職面接で聞かれる質問は?面接官が見ているポイント

当然ですが、ここでも虚偽の記載はNGです。

退職の話などは、場合によっては前の会社に対しての恨み節になってしまうこともあるかもしれませんが、会社の悪口をいう人をいう人を採用したいとは思わないでしょう。

まずは自分の至らなかった点をしっかりと理解し、そこから何を学んだのか、前向きに答えられるようにしておくと良いですね。

前述したように、細かな経験まで丁寧に書くことで熱意のアピールにもつながります。

志望動機の例文

また同時に、志望動機欄もしっかりと練って作っていきたいものです。

まずは例文を見てみましょう。

大学卒業後、俳優になることを目指し、劇団活動とともにアルバイトをしながら生計を立てていました。

ただし、自分の中で25歳までに結果が出なかった場合は就職することを決めた上での活動でした。


俳優になることは叶いませんでしたが、自分が立てた目標に対して、途中であきらめることなく、地道に努力を重ねていくことができます。

これからは、貴社の営業職として、お客様の課題解決や売上向上のために、この粘り強さを活かしていきたいと考えています。

フリーターになった理由がネガティブなものではなく、かつ自分の境遇としての弱さを正直に認めつつ、その経験を活かして今後は頑張っていきたいという熱意が感じられますね。

事実として書く学歴や職歴は漏れなく丁寧に、志望動機欄などの自由記載の部分は熱意をアピールする内容で書く。

フリーターの履歴書の必勝パターンと言えるでしょう。

履歴書を提出する前にチェックリストで最終確認

履歴書を提出する前には、最低限下記項目はチェックしておくようにしましょう。

履歴書に写真は貼ってあるか?(糊やテープがはがれないか、裏に名前を書いてあるか)

シミ、ヨゴレなどないか?

誤字・脱字はないか?

修正液・修正テープなどを使っていないか?

記入漏れはないか?(日付欄、印鑑欄などは特に注意!)

記入日の日付は古くないか?(送付する当日の日付が望ましいです) 

学歴・職歴は最後「以上」で終っているか? 

志望動機や自己PRが送付先企業に向けた内容になっているか?

最後の最後まで手を抜かずに、書き切ることが大事です。

就職活動用の履歴書は"就活のプロ"に添削してもらうべき

フリーターの履歴書の書き方について、ここまで色々とお話してきましたが、履歴書の精度を高めるための一番の近道は「他の人に見てもらう」ということです。

履歴書というのは、正直あまり積極的に人に見せたくなるものではありませんが、自分だとどうしても能力を過小評価してしまったり、本来アピールすべき強みを見失ってしまいがち。

客観的な目線の方が、あなたの魅力をより引き出せるのです。

とはいえ、大学も卒業してしまったし、一体誰に見てもらえば良いのかわからない、なんてこともあるでしょう。

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