DTPオペレーターから転職したい人必見!転職先おすすめ4選

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印刷業界がデジタル化されて20数年。

「速く便利なDTP(デスクトップパブリッシング)」は完成され、すっかり業界標準となりました。

一方、ネット印刷等の普及で誰でも印刷物を作れるようになり、DTPオペレーターという仕事も過渡期を迎えていると言えるのではないでしょうか。

印刷業界といえば「デザイナー」という肩書きでくくられることが多く、華やかなイメージを抱かれがちです。

しかし「やることが多く忙しい」のがDTPという仕事の本質だといえます。

この記事ではDTPで培った技術を活かすことができる仕事を4つ紹介します。

「これしかできない」と思っているあなたの考えも、「こんなこともできるかも」と変わるでしょう。

「こんなはずじゃなかった」という気持ちを抱いたまま仕事に明け暮れるより思い切って今までやってきた仕事を見つめ直して、新しい自分に出会ってみませんか。

DTPオペレーターを辞めたい理由

DTPを実際に経験すると、「思いの外激務」だということに気がつきます。

一見パソコンの前での座わり仕事で楽そうですが、残業や締め切りの連続で体力的にも精神的にも厳しいです。

他には一般への印刷制作技術の普及により先の見通しがたたない「将来どうなるかわからない」、デザインのテイストなどが違うと共同作業が難しくなりがちな「自分の考えが上司と合わない」、仕事としての拘束時間が長いなど「多忙なわりには給料は安い」、電子機器に囲まれて作業する必要がある「作業環境が劣悪」などの意見があります。

DTPオペレーターで働くことで身につくスキル

印刷前のデジタル処理を総称するDTPの特徴は、前にも挙げた「やることが多い」こと。

これは、歴史をたどれば印刷会社でやっていた作業がデザイナーの仕事となったからだといわれています。

また大企業は別として普通のデザイン会社は社員数が数人程度の規模が非常に多く、印刷物の制作だけでなく写真加工、記事作成、対外的な原稿校正、印刷入稿などといった印刷までの全ての作業をこなす必要がおのずと出てくることが多いです。

つまり現代の印刷会社は文字通り「受け付けたデータを印刷」する工程のみ。

しかしそれ故に、DTPでは様々な現場でしか体験できなかった作業に一貫して携わることができ、パソコン上の制作作業はもちろん、文章力や読解力、校正力、営業力なども身につくといえるでしょう。

DTPオペレーターから転職先おすすめ①グラフィックデザイナー

DTPオペレーターとグラフィックデザイナーは厳密には違いますが、一般的には同じに見られがちです。

確かに現代ではその棲み分けは曖昧になってきていますが、デザイン性の高いものづくりを目指す人はグラッフィックデザイナーを、指示書などに従ってじっくりものづくりに取り組みたい人はDTPを志すべきでしょう。

しかし、制作現場であるDTPを知った上でデザイン業務に携わったほうが現場への理解が深まるうえ基礎力がつくため、DTPを経験後にグラフィックデザイナーを目指すのもいいでしょう。

昨今では業界ソフトといわれたAdobe(アドビ)製品もクラウド化されて印刷が一般の人にも手が届きやすくなり、「自分でデザインする」人も増えてきました。

だからこそ個性的な提案ができ、クライアントと話し合う打ち合せ能力もデザイナーにはより必要とされています。

グラフィックデザイナーの代表的な勤務先は大手広告代理店である電通、博報堂、アサツーディ・ケイなどのほかデザイン会社として日本デザインセンター(東京都中央区)、たき工房(東京都中央区)、DRAFT(東京都港区)などがあります。

【転職理由例文】
DTPの現場を経験し、ものづくりへの興味が湧きました。DTPで学んだデザインの基礎を活かしながら、より個性的で人の興味を引いたり楽しませたりできる仕事を目指すために転職しようと決意しました。

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DTPオペレーターから転職先おすすめ②WEBデザイン系の職種

誰もがスマホやパソコンを使える時代となり、紙媒体に代わり追い越す勢いのインターネット。

WEB業界は人気職種となり、求人数も増えてすっかり定着してきました。

今は小学生がパソコンに触れたりプログラムを学んだりしているといい、誰もが手軽にWEBで情報発信ができるだけに、差別化をはかるためにWEB制作業界でもデザインの専門知識を持つ人は重宝されるのではないでしょうか。

また、DTPで経験した数々のデータ作成技術を活かすことができ、画像形式やサイズ、色などWEB制作独特のルールを覚えれば、活躍することが可能だといえます。

ただし、更新作業などの運用・管理から始めても、WEBデザインに携わるにはコーディング知識などの勉強はいずれ必要となるでしょう。

代表的なWEBデザイン会社として、株式会社電通デジタル(東京都港区)、株式会社カヤック(神奈川県鎌倉市)、株式会社博報堂プロダクツ(東京都江東区)、株式会社キノトロープ(東京都渋谷区)、株式会社フィールド(京都市下京区)などがあります。

【転職理由例文】
WEBデザインの将来性に魅力を感じ、成長してゆく分野に挑戦したいと思いました。また、DTPで培ったデータ作成技術やレイアウト力を生かして仕事をすることができるため、転職を決意しました。

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DTPオペレーターから転職先おすすめ③出版系の職種

DTPでの文字組版を仕事に選んだ人の中には、本が好きだからという人もいることでしょう。

本を企画し、発行されるまでの過程には様々な工程があります。

それを取り仕切るのは編集者で、複数の仕事を同時並行で進めることができる能力が不可欠。

DTPと同じ印刷物を扱う仕事として、活かせる部分がたくさんありそうです。

本が好きで、世の中に発信したい情報・分野を強く持っている人には、出版系の職種は適職といえそうです。

もちろん、好きだけで続けられる世界ではありませんし、作家等に合わせるために生活が不規則になりがちなど、仕事環境の厳しさはDTP以上かもしれません。

大手出版社としては講談社(東京都文京区)、集英社(東京都千代田区)、小学館(東京都千代田区)、KADOKAWA.(東京都千代田区)、文藝春秋(東京都千代田区)、新潮社(東京都新宿区)などがあります。

【転職理由例文】
DTPで印刷物制作をする中で、その企画をする出版に興味を持ちました。DTPで培った印刷の知識と現場で様々な業務を受け持った経験を活かして、自分の興味を形にすることができる新しい仕事がしたいと転職を決意しました。

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DTPオペレーターから転職先おすすめ④ライター

小規模オフィスでは簡単な執筆の仕事もDTPの現場で担当することがあります。

また、その逆にライターがラフレイアウトを担当することも。

出来上がりへの明確なイメージをチーム内で共有することがDTPでは大切で、読みやすいレイアウトのためにはライターの文章量は非常に重要な要素です。

ライターが書いた文章を日々DTP組版していく中で、テキストを見て大体の分量把握ができるようになる人は多いと思います。

また、校正を重ねるうちに文章力がおのずと身についたりするものです。

書き始めるきっかけがあれば文章は誰でも書けるけれど、だからこそ難しくやり甲斐のある仕事だといえるでしょう。

ライターの勤務先としては編集プロダクションがあります。

アーク・コミュニケーションズ(東京都新宿区)、リアルクロス(東京都台東区)、ブリッジワークス(東京都新宿区)、ハガツサ(東京都世田谷区)などがあります。

【転職理由例文】
印刷物で一番重要なのは何が書かれているかです。DTP業務でライターと関わりながら、数多くの校正や簡単な執筆も経験し、自分でも文章を書いてみたいという気持ちが強まり、思い切って転職を決意しました。

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DTPオペレーターからの転職必勝のコツ3選

日頃から何事も好奇心を持ってチャレンジしてみる

DTPは色々な業務がまとまってある現場です。

それを逆手に取って「色々あって大変」より「経験を積める現場」として積極的に捉え、今までやってきた仕事の中にあった好きな作業や、やり甲斐のある作業をを仕事にすればいいのです。

レイアウトが好きならデザイナーを、パソコンに向かって作業することが好きならWEB系を、校正が好きなら編集者を、文章が好きな人はライターを目指すのもいいでしょう。

仕方なく取り組んでいたことも、違う側面から見たら「宝の山」かもしれませんよ。

新しい情報にアンテナを伸ばす。

パソコンはオフィスに必ずと言っていいほど使われている時代です。

DTPの仕事にもパソコンは不可欠ですが、Adobe製品がクラウド化されたように、デジタル業界は日々様々な進化を遂げています。

だからこそ、常に情報収集のためのアンテナを伸ばして、他業種も含めて使われている新しいソフトや新しく発売されるハードに注目しておけば、新たな現場で知らないことが少なく、面談などで質問された際などにきっと有利になります。

デジタルに限らず、何も知らないよりは興味を持って下調べをしてみることも重要です。

自分の手がけた仕事を資料として手元に残しておく

印刷の仕事の良いところは成果品が大量に届けられること。日々業務に追われていると、つい自分が手がけた仕事を手元に残すのを忘れたりしがちですが、それは絶対勿体ない。

自分にとってはほんの些細な仕事であっても、又自分の好みとは外れていたとしても、成果品の資料としての価値は「こういう事ができます」と見てもらうため。

相手がどう思うかが重要なのです。

仕事ごとに何を担当したかを書き留めて、成果品と一緒に日頃からファイリングしておくのがおすすめです。

DTPオペレーターからの転職先をもっと知るには?

DTPオペレーターからの転職先で、よりよい条件で探すには転職エージェントサービスを利用するとよいでしょう。

転職エージェントに登録すると、DTPオペレーターとして培ってきたスキルを活かしたベストな求人の紹介をしてくれますし、自己PRの添削や面接対策も全て一貫して行ってくれます。

DTPオペレーターという狭い世界で生きていた私たちにとって、第三者からの目線で無料でアピールポイントや面接のコツを聞けるのはとても大きなメリットですよね。

▼転職エージェントの仕組み

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