航空整備士から転職したい人必見!転職先おすすめ4選

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専門職からの転職は、次の職場を探す際に専門スキルが活かされる職場を探すのに苦労しがちです。 

筆者のわたしも子供の頃の夢を叶えて航空整備士になりましたが、やりがいのある素晴らしい仕事ではあったのですが、実際に勤務してみると向いていないことばかりで転職をしました。 

転職活動を始めたころは、 

「専門学校卒で入社したから学歴がない」
「職務経験は整備しかないけど本当に転職できるかな」
「入社してから、他社で役立つようなスキルが身についた気がしない」 

そんな不安が頭の中を渦巻くばかりでした。 

この記事では、こんな不安を抱えた転職希望の航空整備士の方に向けて、航空整備士として働き身に着くスキルと、それを活かせる転職先、転職活動を成功させるコツを紹介します。 

ご紹介する内容が、いま悩んでいる整備士のみなさまのお役に立てば幸いです! 

航空整備士を辞めたい理由

 転職先を探すうえで、なぜ航空整備士を辞めたいと考えてしまっているのかをはっきりさせておくことが重要です。

まずは、わたしの過去の体験を含め、よく聞く声を紹介します。 

プライベートの時間が無くなる

圧倒的によく聞くのがこちら。 

「航空整備士の仕事は一生勉強」なんてセリフは、この業界に勤めている人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。 

航空整備士として働いていく上で、会社側としては必ず一等航空整備士という国家資格を取得してほしいのです。 

しかしこちらの資格は、とにかく膨大な勉強量が必要で、1機種取るのに1000~2000時間の勉強が必要だと言われています。 

そして勤務時間はかなり忙しいため、自習する余裕なんてありません。 

そのため、勤務が終わってから何時間も会社に残って勉強したり、休日も会社に来て自習をしたりと、プライベートの時間がほぼ勉強で削られてしまうのです。 

シフト勤務がきつい

整備士の勤務パターンは、土日出勤・早番・遅番・夜勤を含むシフト勤務の場合がほとんどです。 

また、仕事が終わらなければ飛行機が飛ばないとなれば休憩時間が取れずに夜勤にも関わらずぶっ続けで作業をすることもありますし、作業を引き継ごうとしても次のシフトの人手が足りなければ残業ということもあります。 

とにかく肉体的にきついですよね。 

体の調子が崩れたことで、心の調子も崩れてしまう人もよく見かけました。 

社風が古い

航空業界は社風が古く、昭和ちっくな体育会系のノリのことが多いです。 

会社もそれを問題視していることが多く、ハラスメント教育を重ねているため、パワハラと訴えられるほど酷い暴言や暴力をする人はかなり減ってきました。 

しかし中には、「自分たちの若いころはこうだったから、お前たちも耐えるべき」といった古い物差しでしか物事を考えられない人もいるため、組織によっては風通しが悪いこともあります...。 

そして若い世代の人も、その先輩たちに知らず知らずのうちに影響されている人がいることもまた事実です。 

こうした理由から、人間関係に悩む人も少なくありません。 

仕事の責任が重たい

言わずもがなですが、航空整備士の仕事は責任が重い仕事です。 

お客様の命をお預かりする仕事ですので、どんなに小さなミスも許されません。 

もし何かミスをしてしまった場合、どんなに小さなことでも必ず徹底的な調査が行われ、始末書を書くなど上層部への報告が求められるため、常に厳しいプレッシャーがかかってくるのです。 

そして周りからも「あいつはミスした」という目線で見られるようになり、噂話をされることも... 

こういった環境で普段から仕事をしているため、何かにつけて犯人捜しをする風潮ができており、仕事に関係ないちょっとした失敗もいちいち揶揄われるなんてこともあります。 

③に続き、こちらも人間関係で悩む原因になってしまっています。 

給料がわりに合わない

航空整備士のお給料は、専門学校卒でも就ける仕事の中では悪くないと感じる人も多いと思います。 

しかし、①~④のような観点から見ると、航空整備士の給料は割に合わないと感じる人が多いようです。 

上記に記載した以外にも、常に危険と隣合わせだったり、人体に良くない化学物質を頻繁に使用したりと、もう少し給料が高くても良いのでは?と思う要素はいくつかあります。 

普段からプレッシャーに耐え、過酷な労働環境に耐え、プライベートを犠牲にして資格を取って、この金額か~と不満に感じてしまうわけですね。 

航空整備士で働くことで身に着くスキル

ここまで航空整備士として働くうえで苦しい点ばかり紹介してきましたが、航空整備士として働いてきた経験はたくさんのスキルも身に着けさせてくれました。 

まず、お客様だけでなく、仕事中の自分と仲間、いくつもの命を預かる仕事を経験したことにより、仕事に対する責任感の強さが身に着きました。 

また、ひとつひとつの仕事が責任重大だからこそ、申し送りや申し受け、上司や同僚と質の高いコミュニケーションをとることが必要です。 

次の作業者を思いやった丁寧な申し送りや、疑問点を残さず互いに齟齬が無いように情報をすり合わせる確認会話は、整備士ならではのスキルと言えるでしょう。 

これらのスキルは似た職種ではもちろん、他業種への転職の際にもアピールできる強みになります。 

そして、航空整備士として勤務していると当たり前すぎて忘れがちですが、一等航空整備士以外にも資格を取得してきている方も多いのではないでしょうか? 

たとえば、危険物取扱者乙四種、航空無線通信士、フォークリフト、溶接などは、一般職として働いている人は取得できない資格です。 

また航空業界の専門用語や空港の3レターの知識、その他にもツールや計測機器の取り扱いもアピールできるスキルになるかと思います。 

航空整備士からのおすすめ転職先4選  

航空整備士として同業他社へ転職する

「航空整備士としての仕事自体は嫌いじゃない」「飛行機は好きだから関わっていたい」そんな想いがある場合は、整備士のまま他社へ移ることをおすすめします。 

また航空整備士という仕事やエアラインに勤めているということは世間体が良く、社会的な信頼も厚いです。 

航空業界というと、大手の赤い会社や青い会社に目が向きがちですが、地域特化型の航空会社も多くあります。特に地方出身の方は、自分の出身を多く飛んでいる会社に希望を出すと喜んでもらえる傾向にあるようです。 

会社によりかなり職場の雰囲気は変わるらしく、大手の雰囲気が嫌で別のエアラインに転職したという事例もよく耳にします。 

またエアライン以外にも、旅客を乗せて料金を頂戴するのではなく、航空機を事業に用いている航空機使用事業に転職するというのも良いかもしれません。 

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メンテナンスエンジニア

わたしが業界内で一番多く聞く転職先は、飛行機以外の機械の整備をするエンジニアへの転職です。 

航空整備士での経験は、医療機器やテーマパークのアトラクション、半導体メーカー、その他工場での機械のメンテナンスなど、幅広く重宝してもらえます。 

会社によっては就業時間外の勉強に給与面で手当がついたり、常日勤で勤務ができたりと、航空整備士よりも良い待遇の会社もあるようです。 

求人サイトの情報をしっかり確認すれば、夜勤ありの航空整備士と同等の給料が稼げる職場も見つかるかもしれません。 

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メーカーでの製造業

重工系や自動車など、ものづくりをしている会社に転職するのも一つの選択肢です。 

整備からは少し離れますが、航空整備士として働くうえで取得した資格(危険物取扱者乙4種、フォークリフト等)や、身に着けてきた知識が役に立つ分野の仕事です。 

また、計測器の取り扱いの基礎知識があることもアピールできるポイントになってきます。 

メーカー系の工場は毎日決まった仕事をこなしていくことが多いため、基本的に残業少なめの企業や、福利厚生がしっかりしている企業、お給料が高い企業も多いようです。 

仕事の内容は毎日同じになることが多いため、好みは分かれますが、「転職したいけど、いまの会社が大手だからほかの会社に移るのは勿体ないのかな...」と悩んでいる整備士さんは一度調べてみると良いかもしれません。 

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機械系営業職

ツールを使用するメンテナンスやメーカーでの仕事は嫌だという方は、営業職に就くというのも手です。 

機械系の商品を販売している会社なら、航空整備士をして培われた知識や、技術職目線に立てる経験が役に立ちます。 

外回りが多く、体力がきつぃと言われる営業職も、「整備の仕事と比べるとマシ!」と思う人も多いそうです。 

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航空整備士からの転職必勝のコツ三選

自分のスキルをきちんと把握する

転職する際は、きちんと自分のスキルを把握することが大切です。 

専門職で勤務していると、転職に活きるようなスキルなんて全くないように感じてしまいますよね。 

しかしエアラインに転職する場合も、航空機使用事業に転職する場合も、全く違う業種に転職する場合でも、いまの仕事から活かせるスキルがなにもないことはありません。 

自分がいままでに取得してきた資格や、一般職の方にはない経験も洗い出しておきましょう。 

危険物取扱者乙四種、航空無線通信士、フォークリフト、溶接、中型・大型運転免許など、業界にいれば取って当たり前の資格でも、一般職目線で見ると珍しい資格を所有している場合もあるはずです。 

円満退社すること

航空業界での転職を考える場合は特に気を付けなければならないのですが、この業界では個人の転職についての情報がすぐに出回ってしまいます。 

恐ろしいことに、「誰がどの会社に移った」といった情報は当たり前のように噂になりますし、転職先の会社でも転職前の仕事の様子や評判が流れてしまうこともあるのです。 

また、さまざまな事情により、航空業界に戻りたくなる可能性も考えられます。 

こういった場合に円満退社できていないと、同業他社にすら悪い噂が回っていて、戻ることができなくなってしまうかもしれません。 

この業界は想像以上に狭いと考えておいた方が良いでしょう。

同業他社の情報をしっかり集める

あなたが転職を考え始めたきっかけはなんでしょうか? 

「二度とツールを触りたくない」「飛行機を目にするのも嫌だ」という場合以外なら、あなたが嫌な点が同業他社なら解決する場合もあります。 

②に記載した通り、航空業界はかなり狭い業界です。 

知り合いに他社の雰囲気や仕事の内容、シフトについて聞いてみるのも良いかもしれません。 

仕事がきつすぎて「整備が嫌いだ」と思い込んでしまっているかもしれませんが、本当に嫌な理由は人間関係や環境の場合もあると思います。 

航空整備士からの転職先をもっと知るには?

航空整備士からの転職先で、よりよい条件で探すには転職エージェントサービスを利用するとよいでしょう。

転職エージェントに登録すると、DTPオペレーターとして培ってきたスキルを活かしたベストな求人の紹介をしてくれますし、自己PRの添削や面接対策も全て一貫して行ってくれます。

航空整備士という狭い世界で生きていた私たちにとって、第三者からの目線で無料でアピールポイントや面接のコツを聞けるのはとても大きなメリットですよね。

▼転職エージェントの仕組み

転職エージェントの方は一般には公開していない非公開求人を多数持っていますので、現段階でなかなかいい仕事がないと悩んでいる方も、相談してみるとマッチングする求人に出会える確率が上がります。

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