プライベートバンカーからの転職先人気ランキングTOP5を元プライベートバンカー勤務の筆者が厳選して紹介致します。
富裕層のクライアントを持つ金融のプロでもあり、一見華やかに見えるプライベートバンカーですが、報酬面など様々な事情で転職を考えている方は多いでしょう。
しかしプライベートバンカーという特殊な仕事の場合、今の収入を維持しながら転職先を見つける事は簡単ではなく転職に躊躇している方も多いです。
今回の記事ではプライベートバンカーのおすすめの転職先について、プライベートバンカーが転職するメリットや転職に役立つスキルなども含めて、詳しく紹介していきます。
【2023年6月14日最終更新】
目次
プライベートバンカーを辞めたい理由
ブライベートバンカーと言えば金融業界でもトップクラスの知識や報酬を誇りますが、何故多くの方が辞めたいと感じるのでしょうか。まずはプライベートバンカーが辞めたいと考える理由について、紹介していきます。
収入面に不満がある
プライベートバンカーを辞めたい理由として多いのは、収入面への不満です。プライベートバンカーと言えば富裕層のクライアントが多く、そのため預かっている金融資産の規模も大きく会社への貢献度も高いです。しかし会社への貢献に見合った収入が貰えていない方がいる事も事実でしょう。
特に国内金融機関に勤めているプラベートバンカーの場合は、外資系企業に比べるとどうしても収入面では見劣りします。専門的な知識や資産規模の大きな顧客を持っているレベルの高いプライベートバンカーほど、収入面への不満が多きく辞めるケースは多いでしょう。
今の勤務先では良い提案が出来ない
今の勤務先ではクライアントに対して良い提案が出来ない事も、辞める理由の一つと言えるでしょう。プライベートバンカーはクライアントの資産を預かって増やす事が求められますが、金融機関によって取り扱っている商品は違います。
そのため今の相場環境を考えれば最適と思われる商品を、自社では取り扱っていないケースも多いです。このようにクライアントにとって最適な提案を自社商品では出来ないと感じた時に、辞めてしまう方も多いでしょう。
金融商品以外のニーズに答えられない
金融商品以外のニーズに答えられていないと感じた際に、辞めてしまうプライベートバンカーも多いです。富裕層のニーズは金融資産の運用だけでなく、事業の承継や相続、不動産など多岐に渡ります。
そのため運用のための金融商品しか提案出来ない場合は、クライアントにとって最適な提案が出来ません。特に税務や不動産など専門知識が必要とされる分野は、金融機関では対応出来ない場合も多いでしょう。このように自社の持つ機能に不満を感じた際に、転職するプライベートバンカーは多いです。
将来性に不安を感じる
将来性に不安を感じて転職するプライベートバンカーも多いでしょう。プライベートバンカーと一口に言っても勤務先は様々で、銀行や証券会社、外資系や独立系コンサルなど多くの業種があります。
例えば国内の地方銀行や地場証券会社では、決して将来環境は明るいとは言えないでしょう。外資系金融機関であってもグローバルな経済環境によっては、日本撤退という可能性もあります。このように勤務している会社や業種によっては安心して長く勤められるとは言えず、転職を検討するプライベートバンカーは多いようです。
プライベートバンカーから転職するメリット/デメリット
プライベートバンカーと言うと欧米では認識されていますが、日本ではまだまだポピュラーな職業とは言えません。そのため転職するにあたってどのようなメリットやデメリットがあるかを認識出来ていないプライベートバンカーも多いでしょう。ここではプライベートバンカーが転職するメリット・デメリットについて見ていきましょう。
メリット
✅収入面のアップが期待出来る
✅クライアントにより良い提案が可能になる
✅自分のやりたい仕事が出来る
まず最初に期待出来るメリットしては、収入面の改善があるでしょう。プライベートバンカーは本人の実力次第で大きく稼げるので、能力に見合った報酬体系を採用している会社へと転職することで収入をアップさせられます。
また今の職場では提案する商品が限られてしまう場合は、転職する事でより良いサービスを提供出来る場合もあります。転職先によっては信託や不動産などの機能を合わせた複合的な提案が出来るので、富裕層のウェルスマネジメントが行えるなど、自分のやりたい仕事が出来るでしょう。
✅待遇面で下がる場合がある
✅クライアントが離れてしまう可能性がある
✅大手の看板が使えなくなってしまう
デメリットとしては、待遇面で悪くなってしまう場合があります。メリットで説明した内容と真逆になりますが、実力主義で稼いでいるプライベートバンカーの場合、転職先の給与形態によってはどうしても収入が下がってしまう場合があるでしょう。
また転職によってクライアントが離れてしまう事もあります。「自分」ではなく「会社」が好きで付き合ってくれていたクライアントもいるので、全ての方が転職先まで付いてきてくれる訳ではないでしょう。また大手金融機関や外資系に勤務していた方であれば、大手企業の「看板」という信頼は使えなくなってしまう点にも注意が必要です。
プライベートバンカーで働くことで身につくスキル
プライベートバンカーとして身に付くスキルと言えば専門的な金融知識のイメージがありますが、それだけではありません。一般的な金融機関のリテール顧客と違って富裕層のクライアントは、求められるソリューションもスピード感もレベルが高いです。
そのため常にお客様の考えを先読みして、提案を行う必要があります。お客様以上にお客様になりきって真のニーズを汲み取れるスキルが身に付く事が、特徴でしょう。またプライベートバンカーと言えばお客様と直接接するフロント業務のイメージが強いかもしれませんが、営業のサポートを行うミドル業務では金融や不動産、信託に関するスキルを、広報支援を行うバック業務では財務や人事など経営に必要なスキルを身に付けられるでしょう。
プライベートバンカーからの転職先第1位:IFA
プライベートバンカーからのおすすめ転職先第1位は、IFAです。IFAとはあまり聞きなれない方もいるかもしれませんが、独立型ファイナンシャルアドバイザーの事で、特定の金融機関に属さないで金融商品の販売やコンサルを行っている企業を言います。
IFAの強みは複数の金融機関の商品を公平な目線で販売出来る点なので、本当にお客様の立場に沿った提案が出来る事が特徴と言えるでしょう。プライベートバンカーとしてこれまでもクライアントの運用コンサルを行ってきた方であれば、そのスキルを活かしつつ更に進化させる事が出来ます。
IFAを代表する企業の一部と、実際に転職をした方の声も見て見ましょう。
社名 | 株式会社アイ・パートナーズフィナンシャル |
金融商品仲介業登録日 | 平成19年9月30日 |
本店所在地 | 神奈川県横浜市 |
提携証券会社 | 楽天証券 SBI証券 あかつき証券ほか |
社名 | ファイナンシャルスタンダード株式会社 |
金融商品仲介業登録日 | 平成24年12月27日 |
本店所在地 | 東京都千代田区 |
提携証券会社 | 楽天証券 |
プライベートバンカーからの転職先第2位:税理士事務所
次におすすめする転職先が、税理士事務所です。税理士と言えば税務の専門家ですが、一口に税務と言っても事務所毎にそれぞれ専門分野に違いがあります。中には富裕層に特化してコンサルを行っている事務所もあり、プライベートバンカーとしての経験が生きるでしょう。
金融機関に勤めるプライベートバンカーの場合はどうしても金融商品の資産運用が中心になってしまいますが、税理士事務所であれば税務面からのアプローチも可能になるでしょう。このようにプライベートバンカーにとって税理士事務所は、これまでの経験を活かしつつ更にスキルを磨けるおすすめ転職先と言えるでしょう。
資産運用に強い税理士法人と、実際に転職された方の声を聴いてみましょう。
社名 | PWC税理士法人 |
本店所在地 | 東京都千代田区大手町1-2-1 |
職員数 | 660名 |
社名 | 東京共同会計事務所 |
本店所在地 | 東京都千代田区丸の内3-1-1 |
職員数 | 295名 |
プライベートバンカーからの転職先第3位:外資系金融機関
プライベートバンカーにおすすめの転職先第3位が、外資系金融機関です。外資系金融機関のプライベートバンキング部門は多くの会社が成果型報酬なので、実力次第では高額の報酬を受け取る事も可能になるでしょう。
またこれまでプライベートバンキング業務をされていた方であれば、既存のクライアントを連れてくる事で、より稼ぎやすくなるでしょう。
このように転職によって収入面を改善したい方にとっては、外資系金融機関はおすすめの転職先と言えるでしょう。ただし外資系金融機関は誰でも入社出来るわけではなく、ある程度実績を積んだプライベートバンカーでなければ入れない狭き門です。
資産運用に強い外資系金融機関と、実際に転職された方の声を聴いてみましょう。
社名 | UBS銀行 |
本店所在地 | 東京都千代田区大手町1-2-1Otemachi Oneタワー |
金融機関登録 | 平成19年9月30日 |
プライベートバンカーからの転職先第4位:信託銀行
次におすすめする転職先が、信託銀行です。信託銀行でプライベートバンク部門を持っている会社は多く、通常の銀行業務に加えて信託・不動産機能を有しているため、クライアントに対して銀行や証券会社よりも幅広い提案が出来ます。
そのためこれまで他の金融機関でプライベートバンク業務を行ってきた方にとっては、これまでのスキルをそのまま活かしつつも、より顧客に最適なソリューションを提供する事が出来るでしょう。このように取り扱い商品の広さが信託銀行の特徴ですが、外資系金融機関などに比べると収入面では劣ります。
プライベートバンク部門のある信託銀行と、実際に転職された方の声を聴いてみましょう。
社名 | SMBC信託銀行プレスティア |
本店所在地 | 東京都千代田区丸の内1-3-2 |
社員数 | 1,667名 |
社名 | 三井住友信託銀行 |
本店所在地 | 東京都千代田区丸の内1-4-1 |
社員数 | 13,740人 |
プライベートバンカーからの転職先第5位:証券会社
最後に紹介するプライベートバンカーのおすすめ転職先が、証券会社です。銀行などに比べると証券会社は取り扱っている金融商品の幅が広いので、富裕層の資産運用を一手に引き受ける事が出来るでしょう。
また大手の証券会社であればグループに信託銀行や不動産会社があるので、金融商品だけの提案にとどまらず様々な切り口で提案を行う事が出来ます。何よりもプライベートバンカーと言えば運用面でのパフォーマンスを期待するお客様が多いので、顧客の期待にも応えやすいと言えるでしょう。
資産運用に強い証券会社と、実際に転職された方の声を聴いてみましょう。
社名 | 野村證券 |
本店所在地 | 東京都千代田区大手町2-2-2 |
社員数 | 12,330名 |
社名 | 大和証券 |
本店所在地 | 東京都千代田区丸の内1-9-1 |
社員数 | 14,889名 |
プライベートバンカーからの転職を成功させる方法
プライベートバンカーからの転職を成功させる方法としては転職エージェントの活用がおすすめで、特に金融領域に強い転職エージェントを活用することで転職成功確率が格段に高まります。
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