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物流コーディネーターとは?資格必要?志望動機例文

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物流コーディネーターとは?資格は必要なのか?就職や転職志望動機例文を元物流コーディネーターの筆者が解説して参ります。

物流というのは生きていくには欠かせない大事な職業の1つです。

しかし、「物流を通して誰かの役に立ちたいと思っても、物流のことをよく知らない」、こういう悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。

この問題は、今回ご紹介する「物流コーディネーター」を知ることで解決ができます。

本記事では物流コーディネーターの詳しい内容、これからの展望などを紹介します。

物流に携わりたい方のための記事になっていますので、この記事を参考にしてぜひ物流業界に飛び込んでみてください。

【2023年6月14日最終更新】

■物流コーディネーターとは?仕事内容

物流コーディネーターとはどんな仕事なのでしょうか。

未経験者の方にも分かりやすく説明しますと、「荷物を運んでもらいたいお客様」と「荷物を運ぶ仕事をしている運送会社さん」との間に入り、スムーズに荷物を運べる様にサポートをする業務になります。

ここからは、具体的な仕事内容を解説すると同時に、これからの展望をお話します。

①輸送ルートの企画・調整をする

物流コーディネーターは、物流の効率化を図るために輸送ルートを企画・調整します。

輸送手段の選定やスケジュールの作成、運賃の見積もり、出荷先との調整などを行い、最適なルートを構築します。

特に大事なのは運賃と労働時間です。

輸送ルートの距離や物量によって、運賃は大きく変わりますし、長距離輸送であればドライバーに掛かる負荷は大きいものになります。

物流コーディネーターの仕事は、荷主への運賃交渉やドライバーのケアなど細かいところまで対応する必要があります。

②出荷・入荷の手配

物流コーディネーターは、商品の出荷・入荷の手配も行います。

運送会社との打ち合わせや荷受け・荷下ろしの手配、必要な書類の作成や管理などを行い、スムーズな物流の実現に努めます。

書類を作ることも多いために、パソコンでの作業をする必要があります。したがって、ワードやエクセルが使える人ほど物流コーディネーターとしての仕事がスムーズにできることになります。

③問題解決

物流コーディネーターは、輸送中のトラブルや配送ミスなどが発生した場合に、迅速かつ適切な対応を行います。

トラブルの原因を調査し再発防止策を講じることで、物流の安定性を確保します。

問題解決をするためには、時系列でそのトラブルの聞き取りをしたり、場面によっては法律に関することにも触れる必要があります。

また、顛末書のような報告書を作成する必要もありますので、文章の作り方のスキルを持っておくと有利に働くことでしょう。

④コスト管理

物流コーディネーターは、物流コストの管理も行います。

運賃や在庫コストなどの把握や、見積もりの作成、コスト削減の提案などを行い、企業の利益向上に貢献します。

特に利益を出すところに関しては、スキル次第で大きく出せたりします。

荷主への単価交渉もそうですが、走行ルートしだいで燃料費も変わりますのでそれも踏まえたコスト管理ができると一人前の物流コーディネーターと言えるでしょう。

⑤運送会社への混載の提案

今日の物流業界は人手不足が問題となっています。

その問題解決としてできることが、混載の提案です。

これはトラック1台で2件〜3件の貨物を運ぶということです。

基本的に貸し切りと呼ばれる荷物に関しては1件につき1台のトラックの手配となります。

ですが、実際にはその貸し切り貨物は1mしかスペースを使わない貨物だったりすることもあります。

残りのスペースが明らかに無駄になりますので、空気を運んでいると同然の状況となっています。

その空きスペースに他の貸し切り貨物を乗せれば、運びたい荷主も助かるでしょうし、走る運送会社も運賃が倍になりますので、売上アップになります。

混載ができるかどうかは、物流コーディネーターの腕の見せどころと言えるでしょう。

■物流コーディネーターの志望動機例文①:関心があることを明確に

私は物流業界に興味があり、物流コーディネーターとしてのキャリアを目指しています。物流業界は、世界中の商品やサービスを効率的に届けることに貢献し、現代社会にとって欠かせない役割を担っています。私は、このような社会的な貢献に興味を持ち、自分自身もその一員になりたいと思っています。また、物流コーディネーターは、輸送計画の立案や実行、トラブルシューティングなど幅広い業務を担当するため、スキルや知識を磨くことができる魅力的な職種だと考えています。私は、物流業界でのキャリアを通じて、自己成長を遂げながら、社会に貢献することができると考えています。
  • この志望動機のポイント

物流業界に対する興味や関心があることを明確にしましょう。

その業界の重要性を認識していることを示すことになりますので、明確にすればするほど真剣さが伝わります。

仕事内容についても理解することで、幅広い業務をこなしつつ自己成長をしながら、キャリアを通じて社会貢献することができるという意識があることを示しています。

簡潔で明確な文章で、読み手に伝わりやすいように工夫しているところも、良いでしょう。

■物流コーディネーターの志望動機例文②:未経験の職種への応募

前職の販売職で日々の商品管理をおこなうなかで、その商品はどのように運ばれていくのか関心を持つようになり、物流業界に就きたいと考えるようになりました。
貴社の求人募集を拝見し、業界や前職の職種を問わずフレッシュな人材を採用し育成したいという内容に魅かれ、未経験でも業務に励むチャンスがあると感じました。
さらに資料作成もあるということで、これまでに培ったパソコンスキルを生かして、短期間で戦力になりたいと考え志望させていただきました。
  • この志望動機のポイント

未経験の職種への応募では、入ったら覚えるという受け身の姿勢ではなく、未経験でも短期間で戦力になる人材であることをアピールしてください。

就きたいと考えた経緯に加えて汎用できるスキルや自己啓発していることがあれば、志望動機に盛り込んで記載します。

■物流コーディネーターの志望動機例文③:アルバイトから正社員への転職

学生時代から物流会社でアルバイトとして梱包作業などを担当してきましたが、就きたい仕事が特になく卒業後もアルバイトを継続してきました。
最近アルバイトのリーダーとして後輩の指導などをおこなうなかで、もっと会社に深く携わりたいと考え、正社員として仕事をしたいと考えるようになりました。
貴社は物流企業として多数の店舗を展開しており、学歴、年齢を問わず実力次第でセンター長やマネジャーに就ける方針に共感をしています。
これまでの経験を生かして、貴社で正社員としてお客様に喜ばれるセンター運営をおこない売上を伸ばしていきたいと考え志望いたしました。
  • この志望動機のポイント

アルバイトから正社員を志望する理由が生活の安定や給与アップが本音でも、生活の安定だけでは採用担当者は興味を持ちません

できればアルバイトでできず、正社員としてやりたいことと、正社員として将来目指したい目標を志望動機に記載してください。

■物流コーディネーターの志望動機例文④:同じ職種への転職

これまで物流会社に在籍し、貨物輸送の手配など従事してきましたが、年功序列型の企業で売上を上げても評価に繋がらず、今後より実績を重視する企業で力を発揮したいと考えていました。
貴社の求人を拝見し実績重視の評価制度で昇給昇格をおこなっており、輸送手配のみならず会社をより良くしていくための改善活動など、生産性を上げるためにいろんなことにチャレンジしている点に大変魅力を感じています。
これまで培った経験を生かして、貴社で売上実績を上げたいと考え、志望させていただきました。
  • この志望動機のポイント

同職種の転職では、現職(前職)でできず応募企業で実現したいことを、会社批判にならないように注意をして志望動機に含めることで、なぜ同職種への転職を希望するのかという採用担当者の疑問を払拭できます。

求人情報から求められている人材を想定したうえで具体的に発揮したい職務能力を盛り込むことで、活躍するイメージを与えることができます。

■物流コーディネーターは頭を使う仕事だけどやりがいがある!

物流コーディネーターは正確性が求められる仕事です。

そして、あなたの腕次第で収益が変わってくる仕事でもあります。

私も初めての輸入貨物の手配を担当した際、荷降ろしで製品にトラブルを起こしてしまい対応に苦労しました。

しかし、物流業界での経験を積む中で、自分が担当した物流プロセスがスムーズに進んだときには、やりがいを感じることができました。

また、お客様からありがとうと感謝の言葉をいただいたりすると、喜びを感じることができます。

物流コーディネーターの仕事は大変なこともありますが、その分やりがいもあります。

一つひとつの仕事に誠実に取り組み、自分自身が成長していく姿を見つめながら、物流業界でのキャリアを積むことをおすすめします。

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