フリーターでも就職しやすい職種というと「営業職」を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
実際にYahoo!知恵袋では以下のようにフリーターから営業職を目指す方からの質問が多く寄せられています。
・営業職はフリーターでも就職しやすいと聞いたけど本当?
・営業職で「未経験OK」「学歴不問」と書かれているのには何か裏があるの?
・営業の仕事って実際どんな感じ?面接では何を聞かれるの?
今回は、フリーターから営業職への就職を目指す方に向けて、「営業とは何か?」というところから、営業職がおすすめの理由、営業職への就職を成功させる方法、厳選した就職支援サービスをご紹介します。
ぜひ最後までお読み頂きフリーターから営業に就職する際の参考にしてください。
最終編集日.2022年8月30日
目次
フリーターと営業職正社員の年収格差は?
フリーターと営業職正社員の年収格差は、長期的に比較するとなんと2億円もの差があると言われています。
フリーターと営業職正社員の毎月の平均月収を年齢別に整理して比較してみると以下のようになります。
雇用形態 | フリーター | 営業職正社員 |
20~24歳 | 18万3,700円 | 20万9,800円 |
25~29歳 | 19万9,600円 | 24万4,300円 |
30~34歳 | 21万600円 | 28万1,000円 |
35~39歳 | 21万500円 | 31万3,000円 |
40~44歳 | 21万9,600円 | 34万3,100円 |
45~49歳 | 20万7,000円 | 37万7,300円 |
50~54歳 | 20万5,200円 | 39万8,900円 |
55~59歳 | 20万9,900円 | 39万1,500円 |
20代のうちはそこまで大きな差はないですが、30代、40代、50代と年齢が上になるにつれて徐々に賃金格差が拡大していることが分かりますね。
フリーターと正社員の年収の違いについては「フリーターと正社員の生涯賃金の違いは2億円?【生涯年収比較】」でより詳しく解説しているので、併せてご参考下さい。
フリーターから営業職へ就職するときつい?
おそらく営業職に対してマイナスなイメージを持つ方のほとんどが、
・営業職ってきついイメージ
・ノルマ達成しないと怒られる
・朝から晩まで飛び込みばかり
…etc
上記のようなブラック営業職のイメージをもたれることかと思います。
たしかに営業職という仕事は簡単ではなく、ぼーっとしていれば給料が貰えるような甘い仕事ではありません。
しかし、営業職として力をつけて実績を出すことは、給料の上昇、今後のキャリアの選択肢を広げる絶好のチャンス以外の何物でもないということです。
今後あなたが「こういう仕事がやりたい」という目標が見つかった際に、営業職として培った経験は他のどの職種よりも効果的で、あらゆる選択をする際に役に立つことは間違いありません。
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フリーターから営業職への就職がおすすめの理由
既に営業職への就職を決めている人もいるかと思いますが、まだイマイチ営業職への就職に踏み切れていない方により具体的なおすすめの理由を4つ紹介します。
求人母数(採用枠)が多く選べる業種の幅が広い
営業職は企業にとって利益をもたらす必要不可欠な職種です。
例えば、IT専門職のような特定の企業にしか必要のない職種もありますが、営業職はどのような商品・サービスを扱う企業においても、必ず必要な職種であり、業種を問わず求人数自体が非常に多いことが特徴です。
中途採用というのは基本的には欠員補充や業績拡大が主な求人となりますが、営業職は会社の成長や新規事業の立ち上げに伴って増員募集を行うケースも多く、柔軟性のある採用をする企業が少なくありません。
(出展:就職求人サイトハタラクティブより)
ITエンジニアやWebデザイナーなど専門的な技術を必要とする職種は、入社後に企業は研修を行わなければならず、どうしても初期投資にお金と時間がかかってしまうので敬遠されがちです。
他の職種と違って営業は「会社に直接的に利益をもたらす職種」だからこそ、柔軟性の高い採用活動を行う企業が多く、フリーターでもポテンシャル重視で採用される可能性の高い職種なのです。
今後のキャリアで活きる社会人基礎力が身につく
営業職は社会人としてのビジネスマナーからレベルの高いコミュニケーションスキル・提案力・PCスキルまで、今後のキャリアで活かせる一通りの社会人基礎力が身につく職種です。
また前述の通り、営業職は企業にとってなくてはならない欠かせない職種でもあります。
近年ではロボットやAIなど今まで人が行っていた仕事の機械化が進んでいますが、営業職は機械化ができないのが現実で、これからの時代も必要とされていく仕事です。
どんな企業や業界でも通用する社会人基礎力を身に付けることができ、いざという時に転職先を確保できる職種というのも営業職の魅力の一つと言えるでしょう。
専門的なスキルが不要で未経験でも挑戦しやすい
営業職は応募段階で専門的なスキルが求められることが少なく、経験や資格がなくても応募しやすい職種です。
語学力が必須の外資系企業や一部の専門性の高い業種を除いて、入社前に特別なスキルや知識を持っている必要はありません。
入社後は社内研修やOJTなど会社が用意した教育プログラムを受けることで自然と知識が身についていきますので、「どうやって勉強したらいいんだろう」と不安に感じることもありません。
経験や資格を持っていない未経験者でも挑戦しやすい職種だからこそ、フリーターの方におすすめできるのです。
高い収入を得ることも、安定した固定収入を得ることもできる
営業職と聞くと、
「ノルマがきつそう」
「歩合制で安定していなそう」
などネガティブなイメージを持つ方も少なくありませんが、実際は企業の方針や営業の種類によって、自分が目指したい生活スタイルを選ぶことができます。
高収入を目指したい場合にはインセンティブ比率の高い企業を選ぶことによって、実力に応じた高い収入を得ることができます。
関連:高卒の転職で高収入を狙えるおすすめ資格・職業一覧まとめ
反対に安定した収入を目指したい場合は、固定収入が100%に近い企業を選ぶことで毎月安定した収入を得ることができます。
このように営業職は、あなたの考える生活スタイルによって給与体系を選ぶことができるのです。
フリーターから営業職に就職するメリットがあれば、当然デメリットも存在します。
具体的な営業職のデメリットを挙げると、
離職率が高い(ノルマがきつい、上司の詰めなど)
営業成績が悪ければ給料が並かそれ以下
自社の商材に興味がない場合は苦痛
上記が挙げられます。
ただし離職率に関しては離職率の低い業界や新規営業ではなく既存営業を選べばなんとでもなりますし、好きな商材サービスの業界を選べば問題ないので、その点はご安心頂ければと思います。
フリーターから営業職の就職に向いてる人の特徴
では営業職の魅力・メリットが分かったところで、どのような方が営業職に向いているのか3つに分けて解説して参ります。
人と接することが好きで明るい性格
あなたはいつも笑顔で明るい営業マンと、小さな声で目を合わせない営業マンがいたらどちらから物を買いたいと思いますか?
ほとんどの人が前者の「明るい営業マン」と答えるでしょう。
営業職の基本は人と接することに尽きます。
元々は人と接することが不得意な方でも仕事のためと努力できる人もいますが、元々人と接することが好きで明るい性格の方はストレスを感じることなく営業職に馴染むことができ、非常に親和性が高いと言えます。
フリーターとして接客業や販売職などの経験がある
フリーターとして接客業や販売職など、個人のお客様とコミュニケーションを取ってきた経験は営業職に直接活かすことができます。
営業職の基本は人と人のコミュニケーションです。
法人営業でも個人営業でも無形商材・有形商材変わりなく、相手に自分を信頼してもらって契約を結ぶことが目標となるのです。
接客業や販売職の経験を通して、コミュニケーションスキルや信頼関係を構築する方法を身につけた経験は営業職で必ず活きてきます。
打たれ強く粘り強い
打たれ強く粘り強い性格の方も営業職への適性が高いと言えます。
どのような営業スタイルにも言えることですが、営業活動は断られることが当たり前で、いちいち落ち込んでいてはとても続きません。断られても失敗してもめげずに自分から行動を起こす勇気が求められます。
また、一度契約した後もそれで終わりということはなく、開拓に成功した後も粘り強く顧客とのパイプを継続する必要があります。
今までの経験を通じて、打たれ強く粘り強いと自分自身を感じたポイントを履歴書や面接でアピールすることができれば、営業職に就職できる可能性はグッと上がるでしょう。
反対に営業職が向いていない人の特徴を挙げると、
✅空気を読むのが苦手(相手の表情や言動を察せれない)
✅身だしなみに気を使うことができない
✅小まめに電話やメールのレスを返すのが苦手
✅人と喋るのがあまり好きではない(黙々と仕事をしたい)
上記のような人はあまり向いているとは言えません。
営業が嫌だからと言って無理に営業を選ぶのではなく、他にもエンジニア、事務、販売サービス、施工管理などフリーターからでも様々な職種を選べますので、もっと視野を広げてみましょう。
フリーターが就職すべきおすすめの営業職は?
営業職と一口に言っても様々な種類があります。
法人営業(BtoB) | 法人のお客様に対して営業活動を行う |
個人営業(BtoC) | 個人のお客様に対して営業活動を行う |
新規開拓営業 | 新規の顧客をメインに扱う |
既存ルート営業 | 既存のお客様や店舗を回る |
有形商材営業 | 目に見える『商品』を売る |
無形商材営業 | 目に見えない『サービス』を提供 |
上記のように営業職には様々な種類がありますので、自分に合った営業活動の方法や商材を選ぶことが大切です。個人で営業活動を行うことのほかにチームで行うものもあります。
どのような性格の人にはどのようなタイプの営業職が向いているのか、それぞれ解説して参ります。
ストレス耐性が強く高い報酬を得たい人→新規開拓営業
ストレス耐性が強く高い報酬を得たい人は、今までお付き合いがないお客様を新たに開拓していく営業スタイルの「新規開拓営業」がおすすめです。
電話営業(テレアポ営業)や飛び込み営業でアポイントを取って、自社の製品やサービスを提案し契約に繋げます。
新規開拓営業は断られることも多く全てがゼロからのスタートになりますので、大変なことが非常に多い営業手法ですが、その分契約が取れた時の達成感やインセンティブ(販売報奨金)が大きい、やりがいが大きい仕事です。
精神的、肉体的もタフで、実力に応じた報酬を得たいと考えている方にも向いています。
頑張り次第では入社1年目で年収600万円、中には1000万円以上を稼げる可能性もあるでしょう。
安定した働き方がしたい方→既存ルート営業
安定した働き方がしたい方には、既に会社と取引のあるお客様のもとへ訪問する営業スタイルの既存ルート営業がおすすめです。
自社製品やサービスを納入しているお客様のもとへ定期的に訪問し、困ったことがないか伺ったり、新しい商品を提案するなど、既存のお客様と深く長く付き合っていくための営業活動になります。
関連:ルート営業に向いている人の特徴は?つらい?転職・就職志望動機も
精神的な負担が少なく安定した働き方ができるため、新規開拓営業と比べると給料は劣るケースが多いですが、毎月安定した収入を固定得ることができます。
精神的にも収入面でも安定した働き方を望む方におすすめの仕事です。
土日休みが欲しい人→法人営業
家庭の都合などで土日休みが欲しい方は法人営業がおすすめです。
飲食店やサービス業など一部の企業を除き、日本の9割以上の企業がカレンダー通りの土日休みのため、企業を顧客とする法人営業も必然的に土日休みが取れる可能性が高くなります。
一方で不動産販売等の個人営業は、個人のお客様の休日である土日に営業活動を行うことが多いため土日に休暇を取ることが難しく、土日休みを希望している方にはあまりおすすめできません。
また法人営業は個人営業と比べてお客様から無理難題を言われにくい傾向にあります。
法人営業の場合、お客様は企業の代表として対応してくれています。企業の顔としては、失礼すぎる態度をとったり無理な依頼をしたりしにくいからです。
自分自身の魅力を売り込みたい人→無形商材営業
目に見える自社の商品・サービスを売り込むというよりも、自分自身を営業マンとして信頼してもらった上で契約を勝ち取りたいという方は無形商材営業がおすすめです。
有形商材の営業マンであれば、自社商品・サービスが顧客にとって価値があればある程度の営業トークでどんどん売れていきます。
しかし、無形商材の営業マンは自分自身を信頼してもらわなければ商品・サービスはまず売れませんので、ある種自分自身の存在を売っていく営業スタイルとも言えます。
有形商材の営業マンよりもやや難易度が上がる部分もありますが、その分自己成長に間違いなく繋がることも事実なので、将来を見据えて挑戦するのも良いでしょう
代表的な業種としては、金融業界や人材業界、WEB広告業界などが挙げられます
フリーターから営業職への就職を成功させた体験談
ではここで実際に、実際に私が就職をサポートしたフリーターから正社員で無形商材法人営業への就職を成功させた25歳女性の体験談をご紹介いたします。
大卒でフリーターから正社員へ就職するきっかけ
元々私は大学を卒業後、大学在学中から行っていたスタバでのアルバイト店員をそのまま続けてフリーターとして働いていました。
最初は仕事も楽しくて全く不自由のない生活を送っていたのですが、やはり飲食店アルバイトなので、生活リズムが整わなかったり友人と休日が合わなくて徐々に土日休みの仕事に就職したいと思うようになりました。
勤務年数も長くなっていたので、スターバックス接客及び時間帯責任者(スタッフマネジメント、新人育成や在庫管理など)も任されて仕事の責任感も増してきたので早めに続けるか辞めるか決める必要があります。
自分自身の将来的なキャリアプランを考えたときに、正社員になって自分のキャリアアップを果たしたいと考えたためフリーターから正社員に就職することを決めました。
フリーターから営業職への志望動機!なぜ営業職?
フリーターを辞めて正社員に就職しようと考えたときに選んだ就職の軸としては、
☑️新しいことに挑戦することにやりがいを感じていた
☑️数字に深く関わって行きたい
☑️成果を出せるようなスキルを身につけたい
上記3つを軸に就職先を考えていたところ、無形商材の法人営業職という仕事があることを知りました。
無形商材法人営業であれば、自分の今までないスキルを身につけることができますし、今まで経験のある対個人顧客ではなく法人顧客を相手にすることで更なるキャリアアップを図れると考えました。
企業を選んだ志望動機としては、飲食店の売上管理システムやWeb広告などを扱っている会社で、今までとは違った角度から飲食店にアプローチできることに魅力を感じて志望するに至りました。
フリーターから営業職へ就職活動で苦労したこと
実際にフリーターから正社員完全未経験で初めての就職活動だったので、最初はやはり面接で何を聞かれるかも分からず不安だったのですが、相談した就職エージェントの方が優しく面接対策を行ってくれました。
面接対策の中では、
★明るく、前向きに!!!
★将来どうなりたいのか?そのための転職という手段
★なぜ?×5回の法則
★意思決定のプロセスを知りたい
というように、面接の基礎から面接本番でどんなことを質問されるかまで隅々まで徹底的に向き合ってくれたのでとても心強かったです。
実際に面接本番で企業の面接官からされた質問としては、
Q、今はどんな仕事をされているのですか?
Q、今回なぜ転職しようと思われたのですか?
Q、なぜ新卒の時に就活をしなかったのですか?
Q、今まで直面した困難と乗り越えた経験を教えて下さい
Q、営業は大変ですが、大丈夫そうですか?
上記の質問をされて、面接回数は合計2回ありました。
私のやりたかった無形商材法人営業職の仕事ができる会社で面接官の方の雰囲気も良かったので、内定を頂けた時はとても嬉しかったです。
フリーターから営業職へ就職したその後
入社して半年ほど経ち、勉強の日々ですが充実した毎日を過ごせています。
周りの社員さんたちが優しくサポートしてくれている環境ですので、分からないことを質問すれば教えてくれる環境ですし、自分自身のスキルアップできる環境でありがたいと感じております。
自分のやりたかった法人営業の仕事なので、もっと経験を積んで成績を出して会社に貢献し、スキルアップを図りたいです。
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フリーターから営業職への就職を成功させる流れ
フリーターから営業職への就職を成功させるまでの流れとしては、以下のステップに分けられます。
STEP1:営業職について情報収集を行う
STEP2:自分がやってみたい営業の種類について考える
STEP3:転職求人サイトを使ってどんな求人があるのか調べる
STEP4:就職支援サービスに登録する
STEP5:書類選考を受ける
STEP6:面接を受ける(内定をゲットする)
STEP7:入社前にやっておくべきこと
順番に詳しく解説して参りましょう。
STEP1:営業職について情報収集を行う
入社後に「こんなはずじゃなかった」というギャップ生まないためにも、まずは営業職について情報収集を行いましょう。
営業職と聞くとイメージとしては、
・ノルマがきつい
・体育会系な会社が多そう
・高いコミュニケーション能力が必要そう
・収入が良さそう
このようなイメージを抱かれる方が多いのではないでしょうか。
今回の記事を最後まで読んでいただければある程度営業職とはどんな仕事でどんな種類があるのか、なぜフリーターから就職するのに営業職が向いているのかなど、理解することができます。
STEP2:自分がやってみたい営業の種類について考える
営業職についてイメージを掴めた後は、どんな種類の営業がやってみたいのか、自分に合っているのかを考えてみましょう。
例えば、「営業力を身に付けたい」「実力を評価してもらいたい」「同年代よりも高い収入を得たい」「スピード出世したい」、と考えている場合は、新規開拓営業ができるベンチャー企業が合っているでしょう。
一方で、「家族のために安定した収入が欲しい」、「ワークライフバランスも重視したい」と考える場合は、法人向けのルート営業が合っているでしょう。
このように自分のやってみたい営業スタイルや自分が目指す将来から、どんな種類の営業を選べばいいのか考えてみましょう。
STEP3:転職求人サイトを使ってどんな求人があるのか調べる
やりたい営業のイメージが固まってきたら、転職求人サイトを使って実際にどんな求人があるのか見てみましょう。
フリーターの方向けにもたくさんの転職求人サイトがありますので、気になるサイトを2~3個絞ってチェックしていきましょう。
探し方のポイントは、勤務地や業種、職種、休日、年収などの希望条件を入れ、「未経験歓迎」等のチェック項目があればチェックを入れてから検索しましょう。
転職求人サイトは基本的には正社員としてのキャリアを持っている方を対象とした求人掲載が多いため、希望には合っていても応募条件に合わない可能性があります
STEP4:就職支援サービスに登録する
転職求人サイトで実際にどんな求人があるのかチェックできた後は、就職支援サービス(就職・転職エージェント)へ登録しましょう。
実は、求人サイトに掲載されている求人は世の中の求人の内、1~2割しかないのです。残りの8~9割は就職支援サービスに登録することで紹介してもらうことができる非公開求人になります。
就職支援サービスは非公開求人を紹介してもらえるだけではありません。
転職相談や応募書類の添削、模擬面接、企業とのスケジュール調整など、転職活動を開始してから入社するまでの全てのフェーズを無料でサポートしてくれる非常に便利なサービスです。
「フリーター向けの就職エージェントおすすめランキング」で詳しく紹介しているので、ぜひ活用してフリーター向けの営業職求人を紹介してもらってくださいね。
STEP5:書類選考を受ける
求人サイトやエージェントを通して応募したい企業が見つかった後は、早速エントリーしてみましょう。
書類選考に必要な応募書類は、履歴書と職務経歴書の2点になります。
書類選考の通過率は自己応募(求人サイト経由)で10%、就職・転職エージェント経由で20~30%と言われています。
はじめは選考に通過できないことも多いかもしれませんが、就職エージェントの応募書類添削サービスを受けることでブラッシュアップして、選考に通過しやすい書類を作ることができます。
たとえば志望動機作成のポイントを抑えるために例文を紹介すると、以下のようになります。
私は現在飲食店でホールスタッフとして接客業をしております。
お客様が何を求めているのか、どういう接し方をすれば喜んで頂けるのかを日々考えながらお客様と接してきた結果、常連のお客様から「今日はあなたに会いたくて来たよ」、「よく気が利くね」というお言葉をいただけるようになりました。
また、アルバイトながら食材の在庫状況を確認しながらお客様にお料理をお勧めすることにより、店舗の廃棄物を減らして売上を上げることにも貢献して参りました。
ホールスタッフとして学んだ経験や喜びを通して、今後はより社会に大きな影響を与えられる法人営業として、御社の商品を世に広めていきたいと思い志望いたしました。
営業という仕事は学ぶべきことが多く、大変なことも少なくない厳しい仕事であると思いますが、どんなに高い壁にぶつかっても1日でも早く御社に貢献できる人材となれるよう、努力を惜しまずやり遂げたいと思っています。
また、後ほど紹介する筆者おすすめの就職支援サービスを利用すれば書類選考が免除されて、いきなり企業面接を受けることもできます。
STEP6:面接を受ける
書類選考に通過した後はいよいよ面接です。
企業との面接日程が決まった後は、面接当日までに求人サイトの面接対策ページや就職支援サービスの模擬面接サービスを利用して入念に面接対策を行ってから面接に挑みましょう。
面接では主に、社会人としての基本的なビジネスマナーが身についているかどうかや、志望動機、応募企業に対しての熱意などがチェックされます。
一次面接は人事担当者や現場担当者、二次面接以降は責任者や役員クラスの重役が面接官となるケースが多いです。
面接を複数回突破することができれば、晴れて「内定」となります。
STEP7:入社前にやっておくべきこと
無事に内定をもらって入社を承諾した後は入社に向けて準備を進めましょう。
入社初日のイメージがその後のあなたのイメージを左右しますので、事前に準備しておくことが大切です。
✅ビジネススーツ…リクルートスーツではないビジネススーツを2~3着用意しておきましょう。落ち着いたグレーやネイビーなどがおすすめです。
✅名刺入れ…ブラックやブラウン等落ち着いたカラーの名刺入れがおすすめです。
✅ビジネスバッグ…A4サイズの書類が入るブラックやブラウン等の落ち着いたカラーがおすすめです。
✅手帳…最初はメモすることが多いため、メモページがたくさんある手帳がおすすめです。
<身だしなみ>
✅髪型を整える…清潔感のある髪型をオーダーしましょう。シャツの襟、耳、目にかからない髪型であれば問題ないでしょう。
✅爪を短く切る…意外と見られる部分です。出社日前日にしっかりと整えておきましょう。
フリーターから営業へ就職するときの面接対策
雇用形態はアルバイトでも任されている業務内容が正社員並みの人も多いものです。面接では、今まで担当してきた業務内容が正社員の営業職でも活かせることをアピールしましょう。
志望動機と退職理由は自己PRの場
志望動機や趣味、退職理由など、転職の面接はいたるところに自己PRの機会があります。話の端々で自分の実績がアピールできるように、これまでの経歴の棚卸しをしておきましょう。
たとえば、志望動機の場合「アルバイトで商品の陳列を任され、売り上げ前年比〇%アップを達成しました。お客様に商品をお求めいただくことに喜びを感じ、個人のお客様とお取引をされている貴社を志望しています」などと伝えます。
ポイントは、相手に伝わりやすいように実績は数字を使って説明することと、実績を志望動機と絡めることです。
ビジネスマナーのレクチャーは受けておく
法人営業の会社の求人を受けるなら、転職エージェントなどでビジネスマナーのレクチャーを受けておくほうが内定する確率もあがります。
法人営業の場合は企業に赴いて営業するため、基本的なマナーが求められることも多い傾向にあります。
もし忙しくてレクチャーを受けることができないなら、「姿勢をよくする」「面接官に椅子に座ることをすすめられてから会釈して座る」「姿勢を正して座る」「ハキハキと話す」「目線を安定させる」などに注意しておくと、社会人としての基礎力がある人材のようにうつります。
営業職に興味を持った理由は高卒でも準備する
営業職に興味を持った理由の例としては、
「数字が成果に反映する仕事につきたい」
「とにかく自分の力でお金を稼ぎたい」
「アルバイトで身につけたコミュニケーションを活かしたい」
「長期的なスキルアップをしたい」
「市場価値を身につけて手に職つけたい」
「将来独立するためのスキルアップ」
…etc
上記のように何かしら営業職に興味を持った理由を言語化できるよう準備しておきましょう。
特に高卒の方に関しては、大卒の方に比べるとアルバイトを経験できる年数も短く、就職活動に割ける時間も少ないですので、営業職に興味を持った理由だけでも準備しておくべきですね。
フリーターから営業に就職後すぐ離職しないためのポイント
絶対に3年は辞めないと覚悟を持つ
「石の上にも三年」とは使い古された言葉ですが、あながち真を突いている言葉で、3年間は絶対に営業をやめないという覚悟を持つことが何よりも重要です。
たとえばあなたが営業1年目で全く成果が出ず、毎日ストレスを抱えて会社を辞めたいと悩んでいたとしても、2年目、3年目と年次が上がるにつれて不思議と売れるようになることも少なくありません。
大事なのは、目の前の成果が出ないからと言ってすぐに仕事を辞めてしまうのではなく、やりべきことをコツコツと愚直に結果が出なかったとしてもやり続けることが大事なのです。
営業じゃなかったとしても、仕事を逃げるような形で辞めてしまうのは癖になってしまいますし、逆に営業で成果をあげることが出来ればどんな仕事をしても成果を出せるようになります。
まずは3年踏ん張りましょう。
数字に追われることを覚悟
営業職は数字をあげる必要があります。事務職や受付、経理など、直接的には売り上げにつながらない職種の人たちの給料も営業が稼いでこなくてはいけません。
売り上げをあげる覚悟のあるほうが面接時にも熱意が伝わりやすくなります。
飲み会などは参加しない人として理解してもらう
営業職は残業後の飲み会があるケースも多いです。会社の人との飲み会は頻繁にしたくないタイプの人は「飲み会が苦手な人」と認識してもらうこともひとつの方法です。
部署に1人は「職場の人たちとの飲み会はあまり行きたくない」という人がいるので「飲み会不参加≒職場で孤立」となりません。
ブラック企業とは、営業ノルマが非現実的な目標を課されて達成できなければ叱咤されるような極めて仕事をしにくい環境の会社を指します。
ブラック企業に入社しないためには、もちろんご自身でネットの求人情報や口コミサイトを調査して会社の内部事情を把握することも大事ですが、なかなか分からない部分も多いかと思います。
その場合はフリーターの就職支援に強い就職エージェントを活用することで、実際にその会社の内部事情を把握したキャリアアドバイザーからネットには載らない情報を事前に共有してもらうことが可能です。
ある程度離職率が高かったり、ブラック企業環境であればキャリアアドバイザーに辞めておくように言われることもありますし、そもそも紹介されないのでその点は安心して就職活動を進められるでしょう。
フリーターから営業職へのおすすめ就職サイト
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