これから転職を検討している人の中には、大手転職エージェント「doda」と外資系転職エージェント「JACリクルートメント」のどちらを利用すればいいのか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
dodaは幅広い年齢層に対応した常時10万件を超える豊富な求人を保有する国内最大手の総合型転職エージェントで、一方JACリクルートメントはハイクラス・外資系求人に特化したミドル・ハイクラス層向けの外資系転職エージェントです。
上記のように、転職エージェントとして異なった特徴を持つ両社について、それぞれどのような人におすすめの転職エージェントであるか解説していきます。
デューダとジェイエーシーリクルートメント、自分がどちらの転職エージェントに登録すべきか迷われている方の判断する基準として頂ければ幸いです。
最終更新日.2021年11月25日
目次
dodaとJACリクルートメントの決定的な違い
dodaとJACリクルートメントはターゲット層やサービスの特徴に明確な違いのあるエージェントですが、以下の表に各社の特徴をまとめましたので違いを見ていきましょう。
doda | JACリクルートメント | |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
サービスの特徴 | ・国内最大級の総合型転職エージェント ・「転職求人サイト」と「転職エージェント」二通りの使い方ができる ・業界No.2の豊富な求人を保有 | ・ミドル/ハイクラスに特化したロンドン発祥の外資系転職エージェント ・管理/専門職/外資系企業/海外求人に強みがある ・転職決定者の約70%超が35歳以上 |
年間登録会員数 | 494万人 | 6万7,000人 |
国内拠点 | 12ヶ所 | 9ヶ所 |
求人数 | 10万件以上 | 約1万5,000件 |
対象年齢 | 20代前半~30代 | 35歳~50代 |
サポート体制 | 分業型 (企業側の担当者と求職者側の担当者が別々) | 両面型 (一人の担当者が求職者・企業の両方を担当) |
両社の最も大きな違いは、dodaが幅広い年齢層や業種・職種に対応した「総合型転職エージェント」であることに対し、JACリクルートメントはミドル・ハイクラス層に特化した「外資系転職エージェント」であることです。
基本的には日本企業に転職したい若手若年層はdoda、外資系やグローバル企業などのハイクラス求人を探している35歳以上の方はJACリクルートメントを利用すると良いでしょう。
対象エリアに関しては、デューダ・ジェイエーシーリクルートメント両社共に全国の求人を取り扱っているので対応可能ですが、JACに関しては九州など一部地方の求人は取り扱っていないので注意が必要です。
それでは、各項目ごとにより詳しくdodaとJACリクルートメントの違いを比較して見ていきます。
doda VS JACリクルートメント①:取り扱い求人
dodaとJACリクルートメントでは取り扱い求人数や求人の傾向にも大きな違いがありますが、以下が主な違いになります。
doda | JACリクルートメント | |
求人数 | 10万件以上 | 1万5,000件 |
ターゲット層 | 20代前半~30代 | 35歳~50代 |
主な年収 | 350万円~600万円 | 700万円以上 |
主な職種 | ・営業/販売 ・事務 ・ITエンジニア | ・役員 ・経営企画/事業企画 ・管理部門 |
主な業種 | ・Web/IT ・メーカー ・サービス | ・外資系企業 ・コンサルティングファーム ・メーカー |
dodaとJACの年齢別求人比較
両社の取り扱い求人の特徴をまとめると、dodaは年収レンジ350~600万円の第二新卒から30代半ばの「若手〜中堅クラス向け」求人が多いことが特徴です。
それに対し、JACリクルートメントは年収レンジ700万円以上の「管理職経験者」をターゲットとした求人がメインとなります。
年齢別の利用者層を見ても、dodaは比較的20代〜40代までの幅広い利用者がいることに対し、JACリクルートメントは35歳〜50代利用者の割合が7割を超えていることが分かりますね。
dodaとJAC業界・職種別求人比較
業種・職種に関しては、dodaもJACリクルートメントも基本的にどのようなニーズにも応えられる転職エージェントですので、今現在のあなたの年齢や現実的に目指せる年収レンジを基準に選ぶと良いでしょう。
具体的に強い職種をそれぞれ挙げると、dodaに関してはITエンジニアや営業・事務職などの転職実績が豊富で、JACリクルートメントに関しては経営企画・事業開発などのエグゼクティブ層の求人に強く転職実績も豊富にあります。
doda VS JACリクルートメント②:キャリアアドバイザー
doda(デューダ)のキャリアアドバイザー
dodaは、企業側の担当者(RA)と求職者側の担当者(CA)を別々の人が担当する「分業型(片面型)」のサポート体制を敷いています。
企業担当と求職者担当それぞれが自分の担当領域に責任を持って働いていますので、速いレスポンスを受けられることや、担当する求職者に集中して向き合うことができるため手厚いサービスを受けられることがメリットとなります。
dodaに関しては担当キャリアアドバイザーとLINEを使っての基本的なやり取りが可能ですので、転職に関して気軽に質問できますし、即レスやレスポンススピードには定評のある転職エージェントです。
ジェイエーシーリクルートメントのキャリアアドバイザー
それに対しJACリクルートメントは、企業側と求職者側の両方を一人のキャリアアドバイザーが担当する「両面型」のサポート体制を敷いています。
分業型のように大量の求人を取り扱うことはできませんが、企業の課題と求職者の課題に伝言ゲームが発生しない形となり、より精度の高いマッチングを行うことが可能です。
また、ハイキャリアな求職者に対してもレベルの高いサービスを提供できるよう、業界を熟知した専門性の高いキャリアアドバイザーが多いこともメリットです。
分業型と両面型のより詳しい違いについては、「転職エージェントの両面型と分業型の違いとメリットデメリット」でも解説しているので、興味があればぜひ併せてご参考下さいね。
doda VS JACリクルートメント③:面談場所拠点数
dodaとJACリクルートメントの面談場所拠点支社数を整理すると、以下の通りとなります。
doda | JACリクルートメント | |
面談拠点 | 12ヶ所 | 9ヶ所 |
面談場所 | 札幌、仙台、東京、横浜、静岡、名古屋、大阪、京都、岡山、広島、福岡 | 東京、埼玉、横浜、名古屋、静岡、大阪、京都、神戸、広島 |
dodaが全国各地点に支社が点在しているのに対し、JACリクルートメントは北海道〜東北地方や九州地方まではエリアを網羅できていない点が違いとなりますね。
もちろん、最寄りに面談場所の支社がない場合はdodaもJACリクルートメントも電話面談でサポートを受けることは可能ですが、対面でサポートしてもらえるかどうかも違いの一つと言えるでしょう。
2022年現在、新型コロナウイルスの影響によりdodaもJACリクルートメントも基本的には電話面談orオンライン面談のみの対応となっていますので、面談拠点が近くにあるかどうかはあまり大きな問題ではなくなっています。
doda VS JACリクルートメント④:サービス形態
dodaのサービス形態
dodaは元々転職サイトから発展したエージェントサービスの一面を持っています。
今でも転職サイトとしての使い方もできるため、自分で求人を探して応募する「転職サイト」と「転職エージェント」としての2つの機能がワンストップで提供されるというサービス提供形態になっています。
一般的な転職サイトのようにスカウトメールが届くこともあるように、複数のサービスに登録せずに2通りの使い方ができるという点で便利なサービスと言えます。
関連:dodaプレミアムオファーの内定獲得率は3倍!スカウトサービスとは
転職サポート期間に関しては基本的に登録してから3ヶ月と定められていますが、転職活動が3ヶ月で終了しない場合はもちろん延長できますし特段再登録の必要もないので心配は不要です。
JACリクルートメントのサービス形態
一方でJACリクルートメントは転職エージェントとしてのサービスのみを提供していますので、自由に求人を検索して応募することはできません。
しかし、取り扱っている求人は厳選された質の高い求人のみで、両面型のキャリアアドバイザーによる精度の高いマッチングにより自分に合った求人情報を紹介してもらうことができます。
JACリクルートメントに関しては最初から転職サポート期間は定められておらず無期限のため、安心して転職をサポートしてもらえ続けるでしょう。
doda VS JACリクルートメント⑤:利用者口コミ評判
doda利用者の評判口コミ
食品会社の営業職から
▼
食品会社の人事労務庶務へ転職決定転職エージェントを利用するのが初めてで右も左もわからない状態で、優しく電話・対人面談や各種提出書類の添削等の対応をしてもらえた点がよかったです。
特に人生で初めての転職活動で不安な中、親身になって対応してもらえた点が特に印象に残っていて、自分がどうしたいか・どうすればいいか・何が足りないのかを振り返りながら活用出来ました。
先行きが見えない中での転職活動はけっして楽なものではなかったのですが、自分の中での折り合いをつけるきっかけにもなったと思います。
自分がそうでしたが、面接が不得手な内向的な性格の人は視野を広げるためにも面接対策等の準備をエージェントでしっかりすることで納得できる転職活動をやりきれると思いました。
doda利用者の評判口コミ
IT企業の総合職から
▼
IT企業の専門職へ転職(20代男性)20前半の時に、一人で転職活動を行なってあまりスムーズに行かなかったため、二度目の転職の時にはエージェントを利用しようと思ったのが使用した理由です。
担当して下さったキャリアアドバイザーとの相性がよく、自分の仕事に対する価値観ややりがい、希望する職種などヒアリングも丁寧に行ってくれました。
そのあとに私が希望する職種のオススメ求人を紹介してくれたりして一人で転職活動を行うより断然効率が良かったです。
一番利用していてよかったのが履歴書の添削でした。第三者からアドバイスを頂きながら作成出来るので、自分の強みや弱みが分かって助かりました。
企業との面談のやりとりもしてくれて、仕事をしている立場からしたら非常に助かりましたので、また機会があれば是非利用したいサービスです。
JACリクルートメントの評判口コミ
SIerのシステムエンジニアから
↓
SIer、大手保険会社システム部門の
SE、PM、コンサルタントへの転職決定JACリクルートメントで担当していただいたキャリアアドバイザーの方が元同業種で働いていた方で業界の内情をご存じでした。
そのため、当方の希望であるプライム案件を保有する企業への転職との依頼に対して企業別にプライム案件の保有有無等を説明して頂き、非常に参考になりました。
また、前職に在籍したまま転職活動を実施していた為、急な面談日程の変更や夜間の面談依頼をさせて頂く事もありましたが、柔軟に対応して頂けました。
求人提案についても、結果的には選択しなかったものの、保有スキル・経験を基に派生業界の提案も頂き、選択肢を増やして頂いたことも利用して良かった点です。
複数の企業との面談を同時に行っていた際、会社毎に最終選考結果が回答されるスケジュールに幅があり、当方として優先度の高い企業の選考結果が来る前に、別企業の入社意思の確認期限がありました。
その際にも企業と交渉して頂き、返答期限の延期を調整して頂いた事もあるので、JACリクルートメントを利用しなければ満足のいく転職はできなかったと思います。
JACリクルートメントの評判口コミ
自動車機器製造業の開発職
↓
自動車機器製造業の開発職へ転職(40代男性)JACリクルートメントでは、他の転職サイトで掲載や案内されなかった魅力ある求人をタイムリーに案内いただきました。
お話を聞くと、自分の足で赴き調べただけあって、非常に温度感を持って丁寧に詳しい情報を教えてくださったので、紹介された求人をより理解する事が出来ました。
他社と違って紹介していただく求人表の内容がとても詳細に書かれており最初は本当に驚きました。やはりリサーチ力が高く、一つ一つの求人に対して丁寧に丁寧にヒアリングした事が伝わり、とても共感します。
求人内容の細かな要望を伝えると、それを適切に汲み取っていただき「まさにそういう求人が欲しかった」と思える求人を出していただき、とても信頼できます。また転職の機会があれば、ぜひお世話になりたいと思います。
dodaとJACリクルートメントの違い比較まとめ
ここまで解説してきたように、dodaとJACリクルートメントはそれぞれ異なる特徴のある転職エージェントですので、最後にdodaとJACリクルートメントそれぞれが「どんな人におすすめ」かもう一度整理しました。
dodaがおすすめな人
初めての転職で転職のノウハウを学びたい
第二新卒で未経験の職種に転職したい
豊富な求人の中から自分に合った求人を探したい
まずはサイトに登録してどんな求人があるのか自分で見てみたい
国内大手企業に転職したい
JACリクルートメントがおすすめな人
管理職やマネジメント経験がある
外資系企業への転職や海外勤務を希望している
キャリアアップを目的としている
キャリアアドバイザーの質を重視している
あなたの年齢やこれまでの経験・今後目指すキャリアなどを総合的に考えて、自分に合った転職エージェントを選び、満足の行く転職を実現させて下さいね。
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