今回はインフラエンジニアの仕事内容や採用企業をご紹介していきます。
「インフラエンジニアってどんな仕事?」
「インフラエンジニアには文系でもなれる?」
「インフラエンジニアの採用を行なっている企業はある?」
文系でインフラエンジニアへの就職を希望する学生にはこのような心配があることでしょう。
インフラエンジニアは日々世の中に提供されているITサービスを保守する仕事で、近年ビジネス分野でも注目されているSaaSを実装するのもインフラエンジニアの仕事です。
一見、情報系学部の学生や理系学部の学生にしかチャンスがないようにも思えますが、文系出身でもインフラエンジニアに就職することは可能なのでしょうか。
今回は文系未経験からインフラエンジニアに就職したいと考えている学生や、フリーター未経験でインフラエンジニアに転職したいと考えている方に向けて、インフラエンジニアの志望動機作成のコツについてを例文を用いて解説します。
文系大学出身で年収1000万に到達できる職業一覧まとめ【保存版】
最終更新日.2022年6月27日
目次
文系でもインフラエンジニアに就職は可能!
結論からいうと文系でもインフラエンジニアとして就職することが可能です。
インフラエンジニアに求められるのは、
「快適に作動するプラットフォームの構築スキル」
「わかりやすい設計書の作成スキル」
「安定稼働するインフラの開発スキル」
上記3点です。
これらの要素を満たすことができるのであれば文系でも活躍できるのがインフラエンジニアの仕事です。
特に設計書の作成スキルは、クライアントやプロジェクトメンバーにどのようなプラットフォームを作成するかを共有するための重要なスキルです。
文系の強みであるコミュニケーションスキルや文章力を発揮することで、プロジェクトに関わる全員がしっかりと目的を共有できる設計書を作成することができます。
インフラエンジニアのキャリア&年収は?
最初は監視・テストなどの業務からスタートすることが多いのがインフラエンジニアですが、経験を積むにつれて監視・ヘルプデスク▶︎運用▶︎構築・開発▶︎設計▶︎要件定義というように上流工程を任されるITエンジニアになることができます。
平均年収についても上流工程へと進むにつれて高くなる傾向があり、要件定義まで任されるようになれば年収1,000万円も狙うことができますね。
要件定義 | 年収650~1,200万円 |
設計 | 年収450~750万円 |
構築・開発 | 年収400~550万円 |
運用 | 年収300~450万円 |
監視・ヘルプデスク・テスト | 年収250~380万円 |
関連:インフラエンジニアの仕事内容&年収!将来性やキャリアプランは?
インフラエンジニアの就職/転職に有利な資格
未経験からインフラエンジニアへの就職や転職を目指す場合、現在進行形で何かしらの勉強していることをアピールするために、エンジニア関連の資格を取得しておくと書類選考や面接の場で有利になることが多いです。
具体的にインフラエンジニアにおすすめの資格は以下の通りです。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- 【ネットワーク】シスコ技術者認定試験(CCNA, CCNP)
- 【サーバー】Linux技術者認定試験(LPIC, LinuC)
- 【クラウド】AWS認定試験
上記資格の中でも、特にCCNA(シスコ技術者認定試験)については、入社後の初任者研修で取得必須と定めている企業もあるくらいですので、入社前に取得しておくことは間違いなくアピールにつながるでしょう。
文系でインフラエンジニアに向いている人
文系でインフラエンジニアに向いているのはこのような人です。
✅文章力のある人
✅コミュニケーション力がある人
✅英語力がある人
✅未経験でエンジニアになりたい人
✅社会インフラを守りたい人
それぞれ順番に解説して参ります。
文章力のある人
文章力はわかりやすい設計書を作成するために必要です。
設計書はエンジニアだけでなくクライアントの関係者も目を通しますが、文章力があればITに関する基礎知識を持たない相手にも伝わる表現や語彙を用いることができます。
コミュニケーション力がある人
コミュニケーション力はプロジェクトを進めていく上で必須のスキルです。
意思疎通を円滑に行うことはクライアントやチームメンバーとの関係を円滑にすることができ、プロジェクトをスムーズに進めることができます。
英語力がある人
併せて英語力も持っていると最新のIT分野に関する論文や技術書を読み解くことができるので、更に有利です。
未経験でエンジニアになりたい人
インフラエンジニアは、これから未経験でITエンジニアを目指す人にとって非常におすすめの仕事で、アプリ開発など将来やりたい仕事を就くための最初のステップとして選ぶ人が多いです。
もちろんインフラやサーバーのスペシャリストとして専門性を高めていくという選択肢もありますが、開発へのキャリアパスなど様々なキャリアパスが用意されているのがインフラエンジニアの特徴です。
最初から自社開発やアプリ開発などに携わるのは非常に難易度が高いため、まずは文系未経験からインフラエンジニアとしてのキャリアをスタートさせて、自社開発、SE、PMなどを目指すことを強くおすすめします。
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社会インフラを守りたい人
インフラエンジニアはサーバーやネットワークなどユーザーの目に見えない部分を守る縁の下の力持ち的な側面が強いため、社会インフラを裏方から支えたいという考えがある人に適性があります。
最近ではインターネットの海外からのサーバー攻撃も増えており、一層インフラエンジニアに求められる社会的な役割も上がっているため、ディフェンシブな考え方を持っている方は向いていると言えるでしょう。
金融システムや教育機関のサーバーなど守るべきシステムを守り通すのがインフラエンジニアに求められます。
インフラエンジニアに非常に良く似た職種で「ネットワークエンジニア」がありますが、インフラエンジニアとネットワークエンジニアの違いは何でしょうか?
そもそもITインフラは、大きく「サーバー系」と「ネットワーク系」とに分ける事ができて、一般的には下記のように切り分けされます。
サーバー系を主体とするエンジニア | インフラエンジニア(もしくはサーバーエンジニア) |
ネットワーク系を主体とするエンジニア | ネットワークエンジニア |
ただし未経験者の志望動機の作り方という内容では、「インフラエンジニア」も「ネットワークエンジニア」も違いはありませんのでご安心ください。
文系の新卒インフラエンジニアはブラック?
IT業界にはブラック企業も多いといわれていますが、新卒でインフラエンジニアとして入社した場合の労働環境は、決してブラックではありません。
インフラエンジニアは文系でもIT業界に就職できる職種の一つで、研修や教育に力を入れている企業が多いです。
実際に東証一部上場企業でインフラエンジニアの領域で業界トップクラスの規模を誇る株式会社セラクは、残業時間10時間前後と非常にホワイトな労働環境で様々な教育研修が用意されています。
また、長時間勤務のイメージがありますが、最近は時間管理や休日の管理はしっかりと行われていて、給与に関してもIT業界の中では安定しているといわれています。
特に、インフラエンジニアはIT業界が無くならない限り残り続ける仕事なので、長期的に考えても安定している仕事といえるでしょう。
文系インフラエンジニアの就職志望動機例
文系でインフラエンジニアを志望する場合にはどのような志望動機を作成すると良いでしょうか。
インフラエンジニアへの志望動機を作成するポイントは、
ITへの興味を持ったきっかけ
その中でもなぜエンジニアなのか?
エンジニアの中でもなぜインフラなのか?
何か現在進行形で努力しているか
今後どんなエンジニアになっていきたいか
上記を漏れなく抑えられているかが書類選考通過を左右する可否と言えます。
そもそもなぜ人事採用面接官が志望動機を面接で聞くのかというと、インフラエンジニアを本気で目指しているのか?困難があっても乗り越えて長期的に活躍していけるのか?という熱量があるのか見極めるためと言えます。
そのため志望動機が薄かったり中途半端であれば、当然文系未経験から本気でインフラエンジニアを目指しているのではないと判断され、面接は愚か書類選考ですら落ちてしまいかねません。
ここで6つの例文をご紹介していきます(※未経験フリーターも使えます)。
文系インフラエンジニアの志望動機例文
私がネットワークエンジニア(インフラエンジニア)を志望するのは、IT業界に無くてはならない仕事だからです。
就職活動を始めるまではネットワークエンジニアについてあまり詳しく知りませんでしたが、インターネットを快適に使用するための環境を守っている仕事にとても興味を抱きました。
私は、常に客観的に物事に対応することを強みとしています。
ネットワークエンジニア(インフラエンジニア)として就職できたら、常により良いネットワーク環境を整えるために客観的な視点を持ってシステムを構築していきたいと考えています。
文系インフラエンジニアの志望動機例文
私は御社のビジネスモデルに興味を持ってネットワークエンジニア(インフラエンジニア)職に応募しました。
御社は社会においてSaaSを実装するために重要な役割を担っており、日本のICT化を推進する重要なポジションを担っています。
私は学生時代に単位登録やレポートの提出などもクラウドで行える点に感銘を受け、高校までの紙ベースでのやり取りと比べて非常に効率的だと感じました。
このように、ICT化を推進することは社会をより効率的にすると考えています。
私はネットワークエンジニアとして、社会をより効率的にするサポートや構築したシステムを守ることに貢献したいと思い、御社を志望しました。
文系インフラエンジニアの志望動機例文
私はエンジニアという職業に憧れがあり、IT技術で様々なサービスを作ったり、課題を解決していく仕事に憧れがありました。
自分のキャリアを考えたときに、自分のやってみたいこと、自分の強みを仕事にしたいと思い、エンジニアになりたいと考えました。
文系出身なのでエンジニアにはなれないと思っていましたが、インフラエンジニアは未経験でも挑戦できると知り、この職種に挑戦しようと決めました。
インフラエンジニアになって、所属する会社の売り上げに貢献し、結果の出せる市場価値の高いエンジニア人材になりたいと考えています。
文系インフラエンジニアの志望動機例文
大手Sierから内定
専門学校で作品展示イベントを行った際に、システムを作るにあたって、様々なエラーや問題がありましたが結果的にシステムを作り上げることができ意欲賞をいただきました。
仕事においても私はどんな困難でも根気強く取り組む所存でございます。現職での幅広い経験を活かし、御社にて貢献したいと思っております。
業務を始めた当初は、仕上げたものに対してのミスが目立っていましたが、次第に自分には確認が不足していると気付かされました。
それからは日々確認を何度もすることでミスも少しずつですが減って参りましたので、当たり前のことが当たり前に出来るように確認を心掛け取り組みます。
文系インフラエンジニアの志望動機例文
これからの日本経済を鑑みて「手に職」をつける必要があると考えて就職活動をしていました。
職種をインフラエンジニアに絞った理由としましては、今後はテクノロジーの世の中がやってくるのは明確でしたので、未来を見据えた時に職がなくならない可能性を考えて志望しました。
特にインフラにおいては世の中なくてはならないもので、時代が移り変わっていっても必ずインフラの整備は必須です。
なければライフラインが回らなくなりますし、経済が回らなくなるのでその最前線で世の中のために仕事に取り組めるというやりがいのある仕事と感じ志望しました。
文系インフラエンジニアの志望動機例文
営業のスキルを活かしつつ、ITのスキルを身に付けたいと思いました。
前職を退職後、職業訓練学校で、Windows Server、Linuxについて3ヶ月学習し、そこで自分自身でシステムを組み上げる楽しみを体感しました。
それでもスキルは足りていないと思っていますが、営業で培った体力と根性は持っていますので 毎日独学で机上で学習し、実際の環境で触って学ぶことを継続しています。
御社では、色んな請負先でチームを組んでプロジェクトを実施していると拝見しましたので、インフラ技術と営業で培ったコミュニケーションを活かせると思い志望しました。
例文を見ても分かる通り、インフラエンジニアになりたいという志望動機の"型"を抑えられていれば、たとえ文系新卒であってもフリーターであっても内定を獲得するのは不可能ではありません。
文系未経験からインフラエンジニアになりたいという人は、理系や情報系学部・専門学校卒業の人材に比べると明らかにハンデがありますので、志望動機の熱量で勝てるように徹底的に作り込みましょう。
志望動機作成のポイント
ITへの興味を持ったきっかけ
その中でもなぜエンジニアなのか?
エンジニアの中でもなぜインフラなのか?
何か現在進行形で努力しているか
今後どんなエンジニアになっていきたいか
文系インフラエンジニア志望動機の注意点
文系インフラエンジニア志望動機作成時の注意点としては、単純に、
「IT業界が盛り上がっているから」
「IT業界が人手不足だから」
「手に職つけたいから」
などのフワッとした志望動機では理系学部卒や情報系学部卒でもない限り弱いため『なぜITエンジニアの中でもインフラエンジニアになりたいのか?』という部分を抑えて志望動機を作成することです。
先ほどの例文でご紹介した通り「サイバー攻撃が多いから金融機関や教育会社のインフラを守りたい」「生活に欠かせない基盤であるインフラ支えたい」のようなディフェンシブな志望動機が作成できるかどうかが非常に重要です。
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最後に、2023年卒でインフラエンジニアを採用している企業をご紹介します。
まだ新卒採用活動を行なっている企業ですので、インフラエンジニアを目指して就職活動を行なっている場合にはぜひご応募ください。
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