「CTOになるためにはどうすればよいのだろう?」と、疑問に思われてはいませんか?
CTOに求められる役割や仕事内容・キャリアパスを知ることで、誰もが憧れるCTOになることができます。
私は大手転職エージェントでIT人材の転職支援を数多くサポートしてきましたが、IT業界で経験を積めば積むほど、キャリアの終着点としてCTOになりたいと考える人は少なくありません。
ここではCTOに求められる役割とキャリアパスの道筋について徹底解説をしてみましたので、CTOを目指す人だけでなく、IT業界でキャリアを構築したい人も、是非参考にしてください!
CTOとは?役割
CTOとはchief technology officerの略で、最高技術責任者を意味し、特にIT企業の役職で用いられることが多くなっています。
CTOの主な役割は、新規事業や業務改善において、どのような技術的選択を行って成功に導くかを決めることです。
たとえば、WEBの活用や情報システムの構築など、情報戦略全般を担当するのもCTOの役割です。
CEO | 最高経営責任者 |
CFO | 最高財務責任者 |
CTO | 最高技術責任者 |
会社経営においては図のように、CFOが経営、CFOがお金、CTOは技術の責任をそれぞれ負っています。
CTOの平均年収
ここでは、CTOの平均年収についてご紹介をしたいと思います。
2019年8月現在でのIndeedにおける推定平均年収は、次のとおりです。
国税庁によれば、日本の平均年収は432万円となっているため、CTOの平均年収は高収入の部類に入ります。
CTOになるには?
ではこれからCTOを目指そうとする人は、どのようなキャリアパスでCTOまで辿り着けるのでしょうか?
ここでは、大卒の人がCTOになるキャリアパス例にとって、順を追って解説していきたいと思います。
STEP1:ITエンジニア
大学卒業後、某ホテルに就職。エンジニアとして情報システム部に配属される。サーバー管理や、自社予約サイト開発・運用を担当。
STEP2:ITリーダー
従業員数50名。上場3年目のITベンチャー企業に転職。情報システム部リーダーとして5名のマネジメントに従事。新予約システムの開発を任される。
STEP3:ITコンサルタント
IT系コンサルティング会社に転職。公共系法人・大手通信キャリアなどを担当。プロジェクトのマネジメントを複数経験。
STEP4:CTO
上場を目指すベンチャー企業へCTOとして転職。システムやサービスの開発・運用の責任者だけでなく、エンジニアの採用活動など企業経営にも携わる。
このように、ITエンジニア→ITリーダー→ITコンサルタント→CTOといった転職を経て、CTOにステップアップしていくのが近年増えているキャリアパスです。
CTOになるために必要な能力
これまで解説したCTOの仕事内容やキャリアパスを元に、CTOになるために必要な能力・スキル・経験をここでご紹介しましょう。
企業経営に興味・関心がある
CTOになれば技術の責任者に留まらず、IT人材の採用責任者を兼務することがあります。
企業経営全般への興味・関心がなければ務まりませんので、ビジネススクールにて、企業戦略やファイナンスを学ぶCTOもいます。
経営陣の一員として、CEOのヴィジョンや狙いを共有できることが求められます。
開発部門におけるマネジメント経験
多くのIT企業では、CTOの要件として開発の実務を少なくとも3年以上経験し、少人数であっても開発部門でエンジニアをマネジメントしていた経験者を求めています
開発チームのマネジメント経験者は市場価値が高いため、CTOとして外部顧問として数社からオファーがくる人もいます。
コミュニケーション力
経営者と対等に意見交換する機会が多く、言語やコードだけと向き合いたい人はCTOには向いていません。
社内外を問わず相手の立場を考え、意思疎通を図るコミュニケーション能力は、CTOに必要不可欠です。
新規事業立ち上げ経験
ユーザーが本当に必要かを見極め、スピード感を持って新規事業を立ち上げるスキルは、CTOに求められる能力です。
新規事業のアイデアを思いつき、小さくても形にすることができなければ、受身で指示待ちの人材といった評価につながる可能性が高いため、CTOとして採用されることは難しくなります。
CTOになるための最短ルート
CTOになるための最短ルートとは、一体どのような道でしょうか?
いきなり起業をしたり養成講座を受講するよりも、企業において着実に実務経験を積みながら転職でステップアップをしつつ、CTOを目指すのが最も現実的だと言えます。
転職エージェントで特におすすめなのが、ITエンジニアに強い「doda」と「マイナビエージェント」で、CTOを目指すならこの2つのエージェントは利用すべきです。
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夜間や土曜日も相談する時間を設けるなど、求職者へのサポートは手厚いものがあります。
苦労や挫折がCTOへの扉を開ける
CTOはコードが書けて、情報の戦略立案だけをすればよいわけではありません。
開発メンバーのモチベーションをコントロールしたり、採用活動でも魅力的なプレゼンテーションをして、応募者の心を動かすことが必要です。
こうした〝人に強いCTO〟ほど、じつは人一倍、挫折を味わい、苦労や悔しい思いをしています。
そうした感情と向き合っているからこそ、人への洞察力が深まり、他人を慮る能力が培われマネジメントができるCTOになっていくのです。
苦労や挫折は、決して無駄ではありません。
エンジニアとしてだけでなく人生経験を積み重ね、人として円熟味を増せばCTOの扉が開かれるでしょう。
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