30歳での転職は厳しいのか?ベストな転職方法について徹底解説して参ります。
「30歳になってしまったけれど、転職できるのかな。」
「もう30歳のフリーターだけれど、いまから就職できるのかな。」
不安になりますよね。
でも、大丈夫。
私はこれまで約10年間人事を経験してきましたので、その経験を活かして30歳のサラリーマンとフリーターが転職する方法について具体的に解説させて頂きます。
【2019年1月8日公開】
目次
30歳は転職できるギリギリの年齢
大企業から、中小企業までを問わず、中途採用者は31歳で途端に書類選考に通らなくなる可能性があります。
なぜなら、32歳からは、すでに社内で管理職の地位についている社員が存在している可能性が高いためです。
昇進の早い社員であれば、すでに32歳で管理職待遇になっている社員が存在します。
後から中途入社した人の年齢が31歳を超えてしまっていると、あとから入社した人とすでにいる社員との間で、待遇に調整がつかないことになりますよね。
特に、大企業では年齢で給与を処遇する傾向にありますので、勤続0年の社員がすでに勤続10年以上の社員と同じ待遇では、不満が出ます。
よって30歳を超えてしまうと転職できる確率はグッと低くなりますので、転職できるギリギリの年齢と言えるのです。
20代でなくなると、将来性ではなく即戦力が当たり前となってくる
企業の人事が20代に求めるものは、柔軟性と将来性です。
年齢が低いほど会社に馴染みやすく、扱いやすいと考える企業が大多数になってきます。
20代であれば体力もあると判断されるため、未経験の仕事にも挑戦しやすいです。
体力があれば、仕事を覚えることも苦ではない傾向にありますし、職場に入ってから周囲との和を乱さないだろうと判断されやすいためです。
反対に30代になってしまうと、求められる能力が変わります。
職場に入社してからの教育コストなどをできるだけ企業は省きたいと考えているので、即戦力を求められます。
30代の場合は、職場に入ってすぐに活躍することを求められる傾向が強いということを知っておく必要があるでしょう。
31歳までフリーターでもチャンスはある
31歳までフリーターでも、正社員に、転職をするチャンスは、あります。
理由としては、31歳までであれば、入社後に待遇面などを配慮しなくても済む傾向にあるためです。
31歳までフリーターで職歴がなければ、入社後の待遇を考慮したときに、初任給からスタートしても問題ないと人事は考える傾向にあるためです。
また、32歳になると大企業でも中小企業でも、社内にすでに課長職から係長職までの役職者が出現している可能性が高いです。
31歳と32歳はたった1歳の違いですが、同年齢ですでに管理職の地位にいる社員がいるため、32歳になると採用される可能性が極端に低くなる傾向にあります。
反対に31歳以下であれば、フリーターでも正社員に採用される可能性は高いということです。
関連:30代フリーターでも就職は余裕で可能!おすすめ就職先と体験談
フリーターで20代を終えてしまった場合は、営業職を狙おう
フリーター経験が長い方は、出来るだけ営業職での就職を狙うようにしてください。
理由としては、営業職を選んだほうが総合職でまともな企業に入社できる可能性が高いためです。
営業職はノルマなどハードなイメージがついている仕事ではありますが、会社に利益を生み出す、文系職種の中では重要な立ち位置の職種です。
大企業、中堅企業に関わらず、最も採用される可能性が高いのが営業職となります。
営業職を除くと、管理部門の、総務、人事、経理などが他にも就職候補として存在しますが、経験者以外を採用することは滅多にないのが、管理部門の特徴でもあります。
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30歳までに正社員経験がある場合は、キャリアアップ転職を狙おう
30歳まで正社員としての職務経験がある方は、会社のレベルをアップさせるような転職活動を行うようにしましょう。
理由としては、8年以上の実務経験があれば、転職する際に大幅な年収アップを狙えるためです。
30歳になるまでに経験してきた職種で経験を活かした転職を行う場合には、即戦力として企業では扱うため、いまいる会社が中小企業でも、大企業への転職ができる可能性があります。
会社の企業規模が大きくなれば、収入もアップする傾向にあるため、積極的に転職活動を行ってみてください。
30歳で未経験の仕事に挑戦するのは、出来れば避けた方が良い
30歳を過ぎたら、未経験の仕事に挑戦するのは避けた方が良いといえます。
理由としては、30歳を超えて経験を活かせない職種を志望すると、年収が大幅にダウンする可能性が高いためです。
未経験での転職を行うと、それまでの経験が評価されず、初任給スタートとなることもあり得ます。
30歳まで正社員としての職歴がある方は、その経験を活かして転職活動をするようにしてください。
30歳で転職が無理なのではなく、業種を絞れば転職できる
30歳の転職が無理なのではなく、業種によっては正社員転職するのが難しいという現実があります。
たとえば、日系の大手製造メーカーを筆頭とした製造業は、中途採用者を好まない傾向にあります。
また、銀行などの金融機関も、中途採用者は少なく、新卒が社内に多い傾向にあります。
反対に、IT系企業やベンチャー企業は中途採用者が社内に多く存在する傾向にありますので、業種を絞って転職活動をすれば、内定を獲得できる可能性は高くなります。
特に、IT系企業は中途採用を活発に行う傾向にあります。
中途採用者をあまり採用しない業種や企業を避けて、IT系企業のように柔軟性のある企業の求人を狙えば、転職活動は成功する可能性が高いと言えるでしょう。
31歳になるまでに、自分に合った会社を探そう
31歳になるまでに、自分に合った企業を探すと考えて転職活動を行うようにしましょう。
理由としては31歳までであれば、中途採用される可能性が残っているためです。
フリーターとして20代を過ごしてしまって正社員経験がない方も、31歳までであればまだ採用される可能性が残っています。
32歳になると管理職経験を求められる傾向にあるのに対して、31歳までの段階であれば一般社員の待遇で、企業は採用をしてくれる可能性が高いです。