今回は不動産会社からの転職でおすすめの転職先を志望動機の例文と併せて紹介致します。
不動産会社の勤務経験がどのような業界で求められているのかを知れば、最適な転職先選びができるようになります。
実際に私が知る求職者の中には、戦略的に転職活動に取組み転職に成功した人がいます。
不動産の経験や知識は、専門的なスキルでもあるため会社選びを間違わなければ、転職活動はスムーズに進めることが可能です。
【不動産業界の方向け】転職エージェントおすすめ5選！選び方は？不動産営業から転職したい人必見！転職先おすすめ6選
【2022年8月26日最終更新】
目次
不動産会社で働くことで身につくスキル
不動産会社で働くと、営業力やコミュニケーションスキル、そして不動産に関する知識を身につけることができます。
会社によってはほとんどの社員に宅地建物取引士の資格取得を推奨している場合もあるので、宅建の資格取得を奨励している会社で長く働けば不動産については相当な知識と経験を身につけることができます。
不動産に関する知識は他の業界では身につけることができない、不動産会社だからこそ身につけることができるスキルでもあります。
しかしこれらのスキルをどの程度身につけることができるのかは職種によって違いがありますので、詳しく違いを見ていきましょう。
営業職
不動産会社の営業は、賃貸、販売、法人営業など多岐にわたりますが、どの担当になったとしても、共通して身につけることができるスキルがあります。
それは営業力、コミュニケーションスキル、交渉力です。
住宅販売は高額商品となるため、顧客から信頼を獲得するための人間力も身につけることができます。
ビル、マンション管理職
ビルやマンションの管理職は入居者のトラブル対応、管理業務、そしてテナントの誘致などビル管理全般に関する業務を担当します。
この職種なら管理能力、企画力、問題解決能力などを身につけることができます。
企画開発職
ビルやマンションの企画開発業務は土地の取得だけでなくプロジェクトの立案・推進、建物竣工も担当します。
そのため土地調査や建築に関する知識を身につけることができます。
不動産会社からの転職先おすすめ一覧
ではここからは、不動産会社からの転職先のおすすめを志望動機とともに解説して参ります。
前述した不動産業界での知識・経験を活かせるという観点で選んでいるので、ぜひ転職活動の参考として頂ければ幸いです。
転職先おすすめ①：保険業界
不動産会社からの転職先としては、保険業界がおすすめです。
保険業界は不動産業界で身につけた営業力を活かせますし、地震保険のような不動産に関する保険を取りの扱う場合は、不動産会社で得た知識や経験をダイレクトに活かせる可能性があります。
代表的な保険業界の会社は、以下の通りです。
・アクサ生命保険株式会社
・朝日生命保険相互会社
・三井住友海上火災保険株式会社
・第一生命ホールディングス株式会社
志望動機を書く際は、保険業界を希望する理由だけでなくこれまでの実績を数字で表現することが大切です。
具体性があれば他の志望動機との差別化にもなるので、このあたりは意識しておきましょう。
【志望動機の例文】
「私は保険を通して、人々が安心した暮らしを過ごすことに貢献していきたいと考えています。
そう考えるようになったきっかけは3年前に私が病気で入院してからです。
療養中も保険の支払いがあったことで、安心して生活することができました。
前職では営業として、社内に9名の営業がいる中、トップセールスを3ヶ月連続で獲得しています。
単月での売り上げの最高額は1億3000万円ですが、この前職で培った営業力を活かして、御社の事業に貢献していきたい所存です。」
転職先おすすめ②：不動産金融業界
不動産会社からの転職先としては、不動産金融業界もおすすめです。
不動産金融業界は、不動産会社で身につけた知識や経験をダイレクトに活かせますし、不動産分野だけでなく投資分野にも専門性を持つことができるため、自分の転職市場価値を高めることができます。
代表的な不動産金融業界の会社は、以下の通りです。
・日本ビルファンドマネジメント株式会社
・オリックス・アセットマネジメント株式会社
・株式会社東京リアルティ・インベストメント・マネジメント
・三井不動産フロンティアリートマネジメント株式会社
志望動機を作成する際は、なぜ不動産金融業界で働きたいのか理由を明確に伝え、将来どのようになっていきたいのかビジョンを伝えることも大切です。
【志望動機の例文】
「私は不動産投資を通して、社会貢献を実現しようとする御社のビジョンに共感して志望いたしました。
これまで不動産業界で長く勤めてまいりましたが、30歳を迎え今後のキャリアを考えた際に、元々関心を持っていた不動産投資の分野でキャリアを築いていきたいと考えるようになりました。
将来は不動産投資のコンサルタントとしての実力を身につけながら、より大きな案件を動かせる立場になっていきたいと考えております。
これまで不動産業界で身につけた知識に驕らず、精一杯学びながら働き御社に貢献していきたい所存です。」
金融業界に未経験で転職できるのか不安という方もいると思いますが、しっかりと金融業界の特性を抑えておけば転職することは可能です。
金融業界に未経験で転職できる？金融転職の必勝法を徹底解説で詳しく解説しているので、ぜひ金融業界に興味があるという場合は参考にされてみてくださいね。
転職先おすすめ③：広告代理店業界
広告代理店業界も、不動産業界と同じように数字が重視される業界ですので、もしこれまでの不動産会社の経験で身につけた営業力に自信があるなら、おすすめの転職先の一つです。
また、過去にデザインソフトの操作経験等がありクリエイティブな職種にチャレンジしたい場合にも、広告代理店業界はおすすめです。
代表的な広告代理店業界の会社は、以下の通りです。
・株式会社博報堂
・株式会社サイバーエージェント
・株式会社電通
・株式会社ファンコミュニケーションズ
志望動機を書く際は業界だけでなく、その広告代理店でで働きたい理由もしっかりと明確に伝えましょう。
クリエイティブな感性も必要とされる業界のため、他の求職者の履歴書に埋もれてしまわないように、ほどよく個性を出すこともポイントです。
【志望動機の例文】
「私が御社で働きたいと思った理由は二つあります。
一つ目は様々な職種の人と同じ職場で働けるということ、二つ目は、ネット広告をインターネットが一般化する前の時期から始めるなど、御社は常に業界の中でも最先端の取組みをしているところにも魅力を感じました。
不動産業界もクリエイティブな側面はありましたが、今後のキャリアはよりクリエイティブな広告業界で築いていきたいと考えております。
これまでの営業経験を活かし、まずは営業として結果を出して御社の事業に貢献していきたい所存です。」
広告業界は他の業界に転職する場合と比較しても、やはり独自に求められるアピール力や採用面接管が見るポイントは異なってきます。
広告業界に未経験で転職したい人必見！絶対にすべきことはで広告業界に未経験で転職する際のポイントを解説していますので、広告業界に魅力を感じている場合はぜひご参考くださいね。
転職先おすすめ④：IT業界
不動産会社からの転職先としてはIT業界もおすすめで、不動産業界で身につけた企画力と営業力が、スキルとして求められる可能性が高いです。
IT業界はベンチャー企業が多く、新しい取組みを始めるケースが少なくありませんが、新規事業を立ち上げる際は企画力と営業力が必要です。
そのため、不動産会社である程度営業や企画で結果を出していれば、IT業界への転職活動で評価されやすくなります。
代表的なIT業界の会社は、以下の通りです。
・株式会社NTTデータ
・株式会社ぐるなび
・アビームコンサルティング株式会社
・株式会社ディーエヌエー
不動産会社からIT業界へ志望動機を書く際は業界を変えることになるので、なぜIT業界を志望するのかという理由を強く伝えましょう。
もし不動産会社の勤務でIT関連の業務を担当していれば、その経験も強みとなります。
【志望動機の例文】
「前職は企画開発ですが、CSSやHTMLを駆使したwebサイトの更新業務も担当して参りました。
また個人的にプログラミングを学習するなど、元々ITの分野への関心が強かったため、今回志望させていただきました。
御社が提供しているクラウドサービスAのユーザーであり、その使いやすさに感銘を受けたことも志望理由の一つとなります。
業界は異なりますが、これまで身につけた企画力を駆使して、御社の事業に貢献していきたい所存です。」
不動産会社からの転職先をもっと知るには
今回は不動産会社からの転職して4つの業界を厳選して紹介して参りましたが、不動産業界で培った経験やスキルを活かせる転職先はまだまだ存在します。
より詳しく不動産会社からの転職先を知る方法としては、転職エージェントを活用することで幅広い選択肢の中から転職先を選ぶことが可能になります。
キャリアアドバイザーがあなたの叶えたい願望やキャリアに繋がるように転職先を提案してくれるので、今まで発想すらしていなかったような角度の転職先に出会えることもあるでしょう。
在職中の転職活動では面倒な、
・職務経歴書の作成
・面接対策
・日程調整
など全てを代行してキャリアアドバイザーが行ってくれるので、転職活動を行う上で利用は必須とすら言えます。
不動産会社出身者に強い転職エージェントは【不動産業界の方向け】転職エージェントおすすめ5選！選び方は？で紹介していますので、ぜひ参考にしてエージェントを利用してみてくださいね。
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