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SEのフリーランスは失敗する確率が高い?平均年収や報酬単価は?

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SE(システムエンジニア)のフリーランスとして独立して生計を立てている人が増えていますが、失敗する確率が高いというのは本当なのでしょうか。

フリーランス=独立起業なので、生半可な気持ちでは成功しないとは思いますが、確率的にはどうなのか気になるところ。

フリーランスとして活躍するSEの平均年収や報酬単価などについても併せて見て行きたいと思います。

■フリーランスで活躍するSEが今増えている

フリーランスという働き方でSEとして活躍する人口がかなり増えてきている、その背景は何かご存知でしょうか?

フリーランスというとまず最初に「収入が高くなる」という事、そして「会社に属しているわけではないから仕事を選べるようになる」などがメリットとして考えられています。

今時代はクラウドソーシングの流れになってきていますよね。

そのため、もともとSEとして仕事をするうえで一番デメリットである、

「残業が多い」
「労働時間が長い」
「人間関係のストレスが大きい」
「年齢によって仕事の幅が限られてしまう」

これらを解決してくれるのが「クラウドソーシング」ということで、多くのSEがフリーランスとしての道を歩むようになったということができそうです。

■SEのフリーランス独立で失敗する人は多いのか?

SEのフリーランスとしてやっていくためには、まず自力で仕事を受注できなくては話になりません。

フリーランスSEとしてやっていきたいと考える方がメリットとして感じている部分にも、実はフリーランスSEとして独立して失敗してしまう方が多い要素が含まれています。

例えば「人間関係のストレスから解放されたい」と思っている方は「人とかかわるのが嫌い」な性格だったとしたら、これは独立して失敗してしまう可能性がかなり高いでしょう。

SEとして仕事をするということは、一人作業もありますがやはり、人として案件にかかわる、そして人とのコミュニケーションはフリーランスとしてもとても重要な要素なのです。

思い込みで作業をしてしまう方も多いこのタイプにおいては、思っていたのと求められているものがずれてしまっているのに気づかずに作業を進めてしまっている方も多いです。

それで納期に間に合えばまだよいですが、あまり頻繁では信用問題にもなりますし、フリーランスなら社員と違って会社も守ってはくれません。

信用がなくなればその顧客とのつながりそのものが切れてしまう事にもなります。

また、「スキルに自信がある」だからもっと高収入を得たい、と考える方もいるでしょう。

これも先ほどのものと関連してしまいますが、重要なのはスキルだけではないのです。

この点をしっかりと踏まえておく必要があるでしょう。

コミュニケーション能力、そして営業力も求められるのがフリーランスSEです。

今まで以上にシビアに仕事、そして顧客、他の案件メンバーと関わるということを考えていかなくては、次の受注につながらない、これがフリーランスとして仕事を継続するために重要なものなのです。

今まで私もフリーランスSEとして8年ほど活動しましたが、周りで失敗してしまう事が多いタイプはこれらの点を勘違いしてしまっている方が多い印象がありました。

■SE(システムエンジニア)の平均年収

フリーランスSEとして仕事をしていくと案件によって単価が異なります。

年収ベースで見たときの平均を調べてみると、会社員としてのSEの平均年収は約590万円となっています。

たいしてフリーランスSEとしての平均年収はというと700万円~1,200万円となっています。

こう見ると「やはりフリーランスSEとして仕事をすれば稼げるんだな」と見えますよね。

ですが重要なのは会社員ではないからこそ、ご自身で退職後のことも考えておく必要がありますし、健康保険や年金、そして確定申告をして税金を支払うところまでを
行う必要があるということを覚えておく必要はあります。

■SE(システムエンジニア)の報酬単価相場

フリーランスSEとしての報酬単価の相場を見てみると「60万円から90万円程度」となっていて、30万円もの幅があります。

安定性がないこと、そして自分でここから税金や健康保険、年金等を支払わなくてはいけませんから、その点も含めて考えたとき、あなたには高いと感じられるのか、思ったほどでもないなと感じるのか、それぞれの価値観にもよるでしょう。

ですが忘れてはいけないのが、生活がある以上、この報酬を受け取りながら自身のリスクマネジメントも行っていく必要があります。

収入がなくなったときにも生活は続いていきます。

場合によっては、仕事が2,3か月ないということもあるかもしれないのです。

それでも生活していけるのかどうか、またフリーランスとして仕事を継続して受注するためにはどうするべきかということを予測しながら行動していく必要があることを忘れずにおけばフリーランスとして成功することもできるでしょう。

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