トヨタは、世界的に有名な日本の大企業で、その名前を知らない人はいないのではないでしょうか。
自動車メーカーとして認知されていますが、最近では、自動車を中心とした様々なサービスを事業の主軸として展開しています。
では、トヨタへの転職を検討した場合、「どのような職種が募集されているのか?」「転職の難易度は高いのか?」気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、トヨタで募集されている職種や転職難易度、職種ごとの平均年収などをご紹介していきます。
面接で聞かれる質問なども、口コミ情報をもとにご紹介していきます。
最後までお読みいただくことで、転職活動に必要な情報が集まりますので、ぜひ最後までご一読ください。
2023年4月15日最終更新
目次
トヨタ自動車の会社概要と事業内容
トヨタ自動車株式会社の会社概要と事業内容について確認していきます。
所在地や従業員数など、細かい情報を把握してみてください。
社名 | トヨタ自動車株式会社 |
設立年月日 | 1937年8月28日 |
所在地 | 愛知県豊田市トヨタ町1番地 |
資本金 | 6,354億円 |
事業内容 | 自動車の生産・販売 |
従業員数 | 74,132名 |
代表者 | 豊田章男 |
2023年現時点での自動車販売ランキングでも、上位10位のうち8台がトヨタの車となっており、国内でもトップクラス。
日本有数の大企業であり、非常に安定した企業といえるでしょう。
トヨタ自動車の転職難易度は?
トヨタ自動車への転職難易度は、エンジニア系・事務系などどのような職種に応募するかによって異なります。
以下では、実際にトヨタ自動車が募集している職種とその転職難易度をご紹介していきますので参考にしてみてください。
ポジション | 求められるスキル | 難易度 | |
ソフトウェア系(エンジニア) | MaaS車両 運行管理システム開発 |
(参照:トヨタHP) | |
車載コネクティッドシステム向け システム開発エンジニア |
(参照:トヨタHP) | ||
技術系 | コックピット・キャビン電子システムの開発 |
(参照:トヨタHP) | |
論理アーキテクト |
(参照:トヨタHP) | ||
事務系 | 車両ビックデータを活用した新商品・ビジネス企画推進 |
(参照:トヨタHP) | |
空のモビリティ向け法務・渉外 |
(参照:トヨタHP) |
上記図表を見ても分かるとおり、エンジニアよりも比較的事務系職種の方が転職難易度は比較的低いことが分かります。
エンジニア職種については最近では、自動運転技術やコネクテッドカーなどの分野での人材募集が増えています。
そのため転職者には、システム開発の経験やプロジェクトマネージャーなど、ITやICTの分野での経験が求められています。
トヨタ自動車への転職で求められる経験スキル
トヨタ自動車への転職で求められる経験スキルを一部挙げると、以下のようになります。
営業・事務系職種求人
- 自動車・製造業界での実務経験あり
営業や事務に関する経験を有している
TOEIC600点以上
技術エンジニア系職種求人
- 高専卒以上
- 第2新卒歓迎
- クラウドシステム開発経験
- アジャイル開発によるプロジェクト経験3年以上
- ビッグデータの収集および解析経験
- インフラ(ネットワーク、サーバ、開発PC)設計、監理経験
- ソフトウェアPF開発
- ネットワークトポロジー開発(LAN、通信)
- ビジネス要件、サービス要件、技術要件の3つを同時に把握しながら、システムアーキテクチャ全体を設計可能な人材
- 公道実証において社内外関係各所および
各自治体や関係省庁と粘り強く交渉できる人 - 車載システム開発経験
- 英語もしくは中国語でのコミュニケーションスキル
トヨタ自動車には創業当初から経営理念「トヨタウェイ」を定めており、従業員にトヨタウェイの理念を念頭に置いて行動することが求められています。
トヨタウェイは「知恵と改善」と「人間性尊重」の2つの柱で成り立っていて、2つの柱の具体的な内容としては、
知恵と改善 | チャレンジ 改善 現地現物 |
人間性尊重 | リスペクト チームワーク |
上記を念頭においた行動が求められています。
トヨタ自動車に転職する人に多い出身会社
トヨタ自動車に転職する人は「SE・ソフトウェア開発」「外資系企業」「自動車メーカー」などの業界出身者が多い傾向にあります。
SE・ソフトウェア開発
トヨタ自動車のキャリア(中途)採用で募集されている職種では、技術職やソフトウェア開発などの分野が多いため、これまでの知識やスキルをしっかり活かせる職種多い傾向にあります。
反対に、エンジニア未経験者の転職は極めて難しく、これまで何らかの開発経験や技術経歴を持った人材でないと書類選考すら通らない可能性が高いと言えるでしょう。
外資系企業
トヨタ自動車は世界的な企業でもあり、職種によっては高い英語力が求められる場合もあります。
外資系企業出身で仕事でも英語を使ってきた方は、高い英語力をしっかり評価されるでしょうし、TOEICなど客観的な数値で示せる指標があれば尚アピールに繋がります。
自動車メーカー
実は日産、マツダ、スバル、本田技研工業など他の自動車メーカーからトヨタ自動車へ転職する方も多いです。
トヨタ自動車は国内でも有数の大企業で、働く環境が整っていることもあり、同じ業界からの転職者も多い傾向にあります。
特に工場作業員の職種については、全国に工場がたくさんあるので、より良い待遇や働く環境を求めて転職する人も後を断ちません。
トヨタ自動車に転職後の平均年収は?
2019年度の有価証券報告書によると、トヨタ自動車株式会社の平均年収は約870万円です。
サラリーマンの平均年収が約440万円(参照:国税庁)であることと比較すると、約2倍の年収となっているのが分かります。
ここでは、トヨタ自動車株式会社の職種別の年収例をご紹介していきます。
目指す職種を検討する際の参考にしてみてください。
セールス(営業)系
- 20代後半 男性 個人営業 420万円
- 30代後半 男性 法人営業 600万円
- 40代後半 女性 課長クラス 800万円
エンジニア系
- 20代後半 男性 研究・開発(機械) 520万円
- 30代前半 男性 機械関連職 800万円
- 20代後半 男性 課長クラス 950万円
トヨタ自動車に転職後の福利厚生は?
トヨタ自動車に転職後の福利厚生は以下が挙げられます。
- 超過勤務(残業)手当
- 家族手当
- 住居手当
- 新車社内販売制度・車両購入資金貸付制度
- トヨタ住宅資金借入者共済会(トヨタマイホーム共済会)
- マッサージルーム利用サービス
- 育児・介護休業制度
- 保養所・宿泊施設の利用
- スポーツクラブ・文化施設の利用
- トヨタ団体自動車保険
トヨタ独自の福利厚生として、選択型福利厚生制度「ウェルチョイス」を提供しており、従業員が多種多様な福利厚生メニューから必要なものを選択し、あらかじめ付与されているポイント範囲内で補助を受けることもできます。
ちなみに平均残業時間は18.7時間/月と言われており、自動車業界のみならず全業種の中でも残業時間は短くホワイト企業であるといえるでしょう(※部署や職種によって異なる)。
トヨタ自動車の採用面接で聞かれる質問は?
トヨタ自動車の選考を実際に受けた人の口コミをご紹介していきます。
実際に聞かれた質問やアドバイスなども記載されているので、転職活動を進める際の参考にしてみてください。
【印象に残った質問1】
かなり忙しい会社ですがハードワークに耐えられますか
【印象に残った質問2】
成果の出ていないメンバーに対しどのようなフォローを行いますか
【面接の概要】
一次面接はエントリーシートに沿った質問が多く、志望動機、キャリア棚卸、実現したいことなど、かなり基本的な内容でした。
2次はキャリアについての深堀した質問が多かったです。
【面接を受ける方へのアドバイス】
面接前に志望動機、キャリア実績、入社後に実現したいことなどを記入するエントリーシートのようなものがあります。
短期間で作成する必要がありますので、応募前に準備しておきましょう。
(引用:転職会議)
【印象に残った質問1】
これからの自動車業界に関して
【印象に残った質問2】
その中でなにができるか
【面接の概要】
これからのこの業界に関しての質問になります。
【面接を受ける方へのアドバイス】
自分の受けたいと思われる業界だと思うのできちんと調べてから臨んだ方が良いと思われます。
現在多様性の時代なのでその中で自分が何ができるか、自分だからこそ何ができるのかを併せて業界研究をすることで、自分への理解とともに会社理解もかなり深まるにではないかと思われます。
(引用:転職会議)
【印象に残った質問1】
あなたを車に例えると?
【印象に残った質問2】
日本に電柱は何本ある?
【面接の概要】
すごく面白い質問です。
答えは間違っていても理由さえしっかりしていれば大丈夫です。
全体的に自分の事を良く理解しているかを主に見ている印象でした。
あとは熱意が非常に非常に大事です。
なぜこの会社?をちゃんと説明できれば大丈夫です。
【面接を受ける方へのアドバイス】
正直に質問に答えて自分の中の情熱を面接官に伝われば幸いです。
あと車が好きか聞かれます。
好きな車の理由も考えておいてください。
(引用:転職会議)
上記見ても分かるとおり、結構イレギュラーで変化球な質問内容も多いことが分かります。
そのため、自分自身の転職する動機や志望動機はもちろん準備した上で、変化球な質問に答えられる臨機応変な対応力も見られていると考えて良いでしょう。
その他にトヨタの中途採用面接で聞かれる質問としては、
☑️トヨタの志望動機
☑️過去の実績・経歴や経験
☑️トヨタ社製の車の好き嫌い・評価
☑️チームワークについての考え
☑️自動車メーカーが社会に対して果たす責任とは
…etc
上記のような質問にも回答できるよう準備しておきましょう。
トヨタ自動車への転職を成功確率を高める方法
トヨタ自動車へ転職を検討しているなら、転職エージェントを活用して効率的に転職活動を進めましょう。
転職エージェントを利用することで、求人紹介だけでなく、模擬面接や応募書類の添削など、専門のコンサルタントが転職活動をしっかりサポートしてくれます。
全てのサービスが基本的には無料で受けられることも、おすすめの理由。
dodaやマイナビエージェントのような大手転職エージェントでは、下記のようなトヨタ自動車の求人を多数扱っているので、ぜひ登録してみてください。
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トヨタの転職難易度に関するよくあるQ&Aまとめ
トヨタの転職難易度に関するよくあるQ&Aまとめて回答して参ります。
トヨタへの転職は後悔する?
トヨタへの転職が後悔するかどうかは、個人の状況によって異なると言えます。
トヨタはグローバル企業であり様々な職種やポジションがありますので、自分のスキルや経験が生かせなかったり、やりたい仕事をすることができない場合はストレスや不満を感じることもあり後悔する人もいるでしょう。
そのため転職の際には自分自身のキャリアプランや目標を明確にし、トヨタの求人情報や企業情報をdodaのようなトヨタに強い転職エージェントで詳しく情報収集し、慎重に判断することが重要です。
トヨタの将来性は?潰れる?
トヨタは世界的に有名な自動車メーカーであり、長年にわたり安定的な業績を維持しており、環境問題に取り組むなど社会的責任も果たしているため、将来的に潰れる可能性は低いと考えられます。
ただし、自動車産業は激しい競争があり常に変化していますし、自動車業界全体が進む電動化(EVの台頭)や自動運転などの技術革新によって、市場環境も大きく変化していますので、トヨタ自身も進化を続けなければ将来性はないでしょう。
また将来性として、トヨタは自動車産業以外にもモビリティサービスやスマートシティーなど多岐にわたる事業分野に進出していますので、新たなビジネスによって、トヨタの収益性や将来性を拡大することが期待されます。
トヨタの仕事に資格は必要?
トヨタにおいて仕事に必要な資格は職種や業務内容によって異なりますが、一般的に自動車メーカーで働く場合、職種に関連する資格や技術スキルが求められます。
自動車整備士(技術職) | 自動車整備士免許、自動車技術者資格、自動車電装設備技能士など |
経理/財務/法務(バックオフィス) | 公認会計士、税理士、弁護士、簿記など |
ただしトヨタの中途採用では、資格や技能だけでなく総合的な人物像や経験、持っている価値観など、多岐にわたる要素が重視される傾向があります。
他者のために力を発揮して信頼を得ると同時に、常に謙虚な姿勢で、失敗も学びに変える人間力。そして周りの人たちと手を取り合い、挑み、実現する情熱です。(トヨタが求める人物像)
そのため上記に挙げた資格や技能を持っていなくても、トヨタが求める人物像であれば採用される可能性はあるでしょう。
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