本記事に書いてあること
✅転職エージェントから合否連絡がくるまでの日数
✅合否連絡が遅い・来ない理由8選
✅結果が来る前に分かる合否の兆候
✅結果待ちの間にできること

面接はスムーズに進行してなかなか感触は良かったと思ったのに連絡がなくて不安です。


【2022年4月12日最終更新】
目次
転職エージェント経由の最終面接結果・合否連絡までの日数
まず結論からお伝えすると、転職エージェントから面接結果の連絡が届くまでの日数としては、最短当日(面接直後)〜1ヶ月程度である場合がほとんどです。

それぞれの面接結果が届くまでの日数に応じて、詳しく見ていきましょう。
転職最終面接結果合否連絡までの日数:面接直後(当日)
まず最速で面接結果の合否連絡の回答を受け取れるケースは、その場、もしくは面接が終わった直後に連絡を受け取ります。
中小企業の場合、特に最終面接などは社長または採用を即決定できるような人事決裁権を持った経営陣が面接官になることが多々あります。
そのため、面接を行ったその日に採用を即決することができます。
とくにITベンチャーなどスピード感を持ってビジネスを進めている会社は採用可否の決定判断も早いので、あまりもの速さに驚くこともあるほどです。
しかし、かなり気に入られた場合でないと基本的には「当日即決」はなかなか難しいのが現実です。
転職最終面接結果合否連絡までの日数:翌日〜3日以内
最終面接結果の合否が「合格」の場合、翌日〜3日以内に内定の回答連絡が来るケースが多いです。
最終面接を通過している人を待たせる理由はありませんし、できるだけ早く回答してあげたいと企業側も転職エージェント側も当然思っています。
3日ほど回答までに時間を要するケースとして考えられるのは、大企業のような承認審査に何人もかかる場合が考えられるでしょう。
転職最終面接結果合否連絡までの日数:3日〜1週間ほど
大企業では仮に面接直後に採用が決まっていても、さまざまな条件のすり合わせに時間がかかるので、当日即決で判断することはできません。
このケースの場合、回答までに日数は「3日〜1週間」ほどかかります。
転職最終面接結果合否連絡までの日数:1週間〜2週間
面接結果の合否連絡までにかかる日数は、「1週間〜2週間」が一番多く、この期間が面接結果の回答にかかる平均的な時間になります。
※特に最終面接で落ちてしまっている場合、およそ平均して1週間合否連絡までにかかることが最も多いです。
待つ身としては、1〜2週間は長く感じるかもしれませんが、焦らず待つことが大切です。
転職最終面接結果合否連絡までの日数:1ヶ月〜2ヶ月
さらに回答にかかる時間でもっとも長いのは、「1ヶ月〜2ヶ月」。
2カ月はなかなかありませんが、1カ月程度であれば珍しいことではありません。
※注意:もし2カ月以上、途中連絡もなしで選考を進め採用結果の連絡をしてきた会社があれば、いい加減な会社である可能性があります。
大企業では1人の人を雇うのに、社内の何人もの人から承認を受けなければいけないので、1カ月くらいはすぐに経ってしまいます。
人気企業で応募者が多い場合はそれだけ選考にも時間がかかりますので、すべての人の選考が終わってから結果を出すとなると、それなりの時間がかかることにも納得です。
もし合否連絡を待つ間に不安を感じるようなら、転職エージェントの担当キャリアコンサルタントに相談しましょう。
以前に何人もの応募者がその転職エージェントから面接を受けているはずなので、だいたいどのくらいの期間がかかるかということを知っており、教えてくれる筈です。
もし面接結果が出ているにも関わらず転職エージェントの担当者から連絡がこない場合、かなり雑な担当者の可能性が高いので、早めに担当者を変更するか別の転職エージェントを利用することをお勧めします。
転職エージェントから最終面接結果・合否連絡が遅い/来ない理由
合否連絡が遅いor来ない理由8選
✅企業内の採用プロセスが複雑
✅同時期の応募者数が多い
✅新卒の採用時期と重なった
✅本命応募者の連絡待ち
✅企業が採用を決めかねている
✅キャリアコンサルタントが連絡を保留している
✅担当者が応募先企業に確認していない
✅単に連絡を忘れられている
面接結果が届くまでの日数にバラつきがある理由について、もう一歩踏み込んで見ていきましょう。
✔︎理由1:企業内の採用プロセスが複雑
とくに大企業であればあるほど、採用プロセスは複雑なものとなります。
人事担当者が応募者を気に入ってすぐに採用したいと思ってもそうはいきません。
人事の担当者から人事部長、人事部長から例えば営業部長、営業部長から本部長、本部長から取締役、取締役から社長など長い承認プロセスがあります。
これらすべてを経ているうちに長い時間がかかってしまうのです。
✔︎理由2:同時期に応募した応募者の数が多い
あなたが応募したときに、他にもたくさんの応募者がいた場合すべての応募者の選考が終わるまで、どの応募者を採用するのか決定できません。
採用人数が決まっておらず、何人でも採用したいという場合や、ダントツで気に入られた場合はすべての応募者の選考が終わるのを待たず採用される場合もあります。
しかし、通常は採用人数は「3人」などと決まっているもの。
その3人をすべての応募者の中から決めるので、応募者の比較に時間がかかります。
✔︎理由3:新卒の採用時期と重なった場合
新卒は一般的にかなりの人数を採用します。
また、これから長期に渡って育てていこうとしている人材なので、採用も慎重です。
その新卒の採用と時期が重なってしまうと、どうしても「中途採用」は後回しにされがちで合否連絡が遅れがち。
ただ、すぐにでも欲しい優秀な人材であれば、最優先で選考プロセスを進めてくれるでしょう。
✔︎理由4:本命応募者の連絡待ちの場合
他の応募者の中で採用をしたいと考えている人の連絡を企業が待っている場合、面接結果の合否連絡も遅くなります。
言い方は悪くなりますが、こういう場合あなたは「補欠」ということです。
一番に採用したいと思っている人が辞退した場合は、繰り上がりで採用されます。
本当に入りたい企業の場合は、繰り上がりでも何でも入れればラッキーですから、卑屈にならず落ち着いて待ちましょう。
✔︎理由5:企業が採用をきめかねている
他に応募者がいないため比較することもできず、かといって採用したいほどの決定的理由が応募者側にない場合、企業が採用可否を決めかねていることがあります。
このような場合は転職エージェントを通じて自分のスキルや長所をさらにアピールしてもらえば、採用になることもあります。
転職エージェントのキャリアコンサルタントを通して、選考状況をうかがってもらい、必要があればプッシュしてもらいましょう。
もし担当者に言っても全く動いてくれない場合は、すみやかに別のエージェントを利用されることをオススメします。
✔︎理由6:キャリアコンサルタントが連絡を保留している
すでに面接で落ちていることが分かっているのにキャリアコンサルタントで応募者への合否連絡を保留していることがあります。
ひとつの面接がだめだったとしても、転職エージェントは登録者に次の求人に挑戦してもらいたいと思っています。
しかし、もし面接で落ちてしまったことだけを伝えてしまうと、そこでやる気がなくなったり、他の転職エージェントに行ってしまいますよね。
そのため、多くのキャリアコンサルタントは次に紹介することができる求人を見つけてから面接結果も連絡しますので、その求人を探すのに時間がかかり、連絡が遅くなってしまうという訳です。
※最終面接で仮に合格だった場合、エージェントと企業で理論年収の擦り合わせを行う時間が出てくるため、求職者への連絡が遅くなってしまうこともあります。
✔︎理由7:担当者が応募先企業に確認していない
転職エージェントの担当者が多忙のため応募先企業に確認できていないケースです。
応募先企業側は内定者にのみ合否を連絡して、落ちた人を紹介した転職エージェントに連絡していない可能性もあります。
また、応募先企業は転職エージェント以外に転職サイトや直接応募などでも採用活動をしていて、転職エージェント担当者へは連絡がない限り連絡をしないこともあります。
✔︎理由8:単に連絡を忘れられている
応募した企業や転職エージェントが面接結果の連絡を忘れている場合があります。
これはビジネスマナーに反し、あってはいけないことなのですが、ミスを100%防ぐことはできないため、まれに発生します。
しかし、もし忘れていたのが転職エージェントのキャリアコンサルタントの場合、話は別です。
求職者のことを考えて真面目に仕事をしていない可能性がありますので、すぐにキャリアコンサルタントを変更してもらいましょう(連絡方法としては「電話」がおすすめです)。
何度変えても同じことが起こる場合は、その転職エージェントの理念自体に問題があると考えられるので、別の転職エージェントに登録することをおすすめします。
最終面接結果の合否連絡が届く前に分かる合格・不合格の兆候
面接は連絡を受け取るまではっきりした結果はわかりませんが、実は兆候によって合格か不合格かだいたい予想することができます。
兆候を知ることによって心構えができ、落ちた時のショックを和らげたり、合格後の準備をしたりすることもできます。
それでは、それぞれの兆候を見ていきましょう。
〜不合格のサイン〜
何日間で連絡しますと言われていたにも関わらず、その期限をすぎても連絡がない
面接の中で、他に応募している会社があるか聞かれない
面接の結果が電話ではなく、メールや書面だけで送られてくる
面接が始まってまもなく、面接官があきらかに応募者に興味がなさそうな態度になる
面接の中ほどから、仕事とは関係ない一般的な世間話になりそのまま面接が終わる
面接中に前向きでない、否定的なことばかり言われる
面接の最後に、「採用の場合のみ連絡します」と言われる
〜合格のサイン〜
面接官または別の社員が同席して、その会社の魅力を一生懸命説明してくれる
いつから働けるかなどの具体的な時期についての質問をされる
応募者が面接で回答したことに対して、面接官が感銘を受けた態度を取る
面接後の採用プロセスについて詳細の説明をされる
面接の時間が予定時間を超えて長く行われる
とにかく色々と質問をされる(応募者に興味を持っているという証拠)
この中のいくつかは当てはまるのではないでしょうか?
合格か不合格か兆候を判別するためにも、自分の面接や面接後の様子を一度振り返ってみましょう。
転職エージェント経由の最終面接で落ちてしまう人は詰めが甘い?
現役の転職エージェントの目から見て、転職における最終面接で落ちてしまう人・最終面接に弱い人は残念ながら実在します。
では具体的になぜ最終面接に限って落ちてしまうのか理由を挙げると「最終面接において企業への志望度や熱意が経営陣に伝わっていない」がほとんどです。
多くの場合、転職活動における一次面接や二次面接では、あなたが今までどんな経験やスキルを積んできたのか"過去"を掘り下げる質問に重きを置かれていた筈です。
しかし最終面接で面接官となる社長や役員陣は今までの経験やスキルよりも、あなたがこれからどうなっていきたいのか?という未来に重きを置いていることが多いです。
そのため、その会社に入って何がしたいのか?どんなことに挑戦したいのか?という熱意やその企業ならではの魅力を志望動機で伝えなければ最終面接で内定を勝ち取ることができません。
いつも最終面接で落ちてしまうという方は、もう一度「自分が本当にこの会社に入りたい理由は何なのか?どんなことをやりたいのか?」というキャリアビジョンを掘り下げて最終面接に臨まれることを強くお勧めします。
転職の最終面接の結果「内定」だった場合その後の流れ
転職の最終面接で「内定」を勝ち取ることができれば一安心と思ってもらって大丈夫ですが、最後はその会社に入社するかどうか"入社承諾"を決める段階です。
内定をもらった時点であなたが他の会社の方が魅力的に感じていれば、内定辞退という形で辞退することはまだOKですが、入社承諾をした後にやっぱり入社するのをやめる、というのは転職におけるタブーとされています。
既に並行して選考を受けている企業があり、面接結果を待って欲しい場合や内定を出してくれた企業に質問したいことがある場合は、担当の転職エージェントを介してできるだけ明確に質問しておきましょう。
そしてあなたが腹を決めて入社承諾を決めた後は、転職エージェントを介さずに企業と直接メールや電話でやり取りを行うことも解禁されます。
最終面接結果の合否連絡待ちの姿勢はNG!できることをやる
説明してきたように面接結果を受け取るまでには、長い時間がかかることがありますが、連絡が来るまでただ待ち続けることはNG。
待っている間にも色々とできることがありますので、紹介していきます。
✔︎内定が出た場合入社するか決める
もし仮に最終面接の合否連絡街の場合「仮に内定が出たら本当に入社するか」を決めておくと良いです。
内定後に入社することを渋る求職者よりも、やはりすぐに入社を承諾してくれる求職者の方が企業からの印象も良いですし、エージェントからも感謝されます。
しかしもし内定が出たとしても、何かしら引っかかる部分があって入社をすんなりと承諾できない場合は、正直に担当エージェントに本音を話すようにしましょう。
※エージェントによっては、入社を渋る点を補うことのできる別の求人を追加で紹介してくれる可能性があるからです
✔︎次に応募する企業を探し始める
面接結果を待っている間は転職活動を休止しないといけないという決まりはありません。
応募した企業が採用即決しない限りは、求人者も他の企業に応募する資格があります。
できるエージェントであれば、面接に落ちる可能性が高いことを見越して、先回りして追加求人を紹介してくれることもあります。
他の企業に応募した場合は、面接を受けた企業に「他に受けている企業がある」と一報いれておいた方が良い場合も。
この判断はキャリアコンサルタントが適宜行なってくれますので、相談してみましょう。
✔︎スキルを磨く
転職であれば自分の行きたい業界は決まっていると思います。
その業界で役に立つスキルを磨きましょう。
入社前から知識を蓄えたり、関連する資格を取得してておけば入社後からスムーズに業務に取りかかれます。
もし面接の結果、その会社を落ちてしまったとしても、次の求人に応募する際に履歴書に資格を記入できますし、面接でもより具体的な話をすることができるようになっているはずです。
✔︎履歴書や職務経歴書をブラッシュアップする
今受けている会社がだめだった場合、また別の会社に応募することになります。
面接までこぎつけるには、まず書類審査を通過する必要があるので、履歴書や職務経歴書を見直してより魅力的なものにする努力をしておきましょう。
転職エージェントには、履歴書や職務経歴書の添削サービスがありますので、自分でブラッシュアップしたあとはプロに確認してもらうことがおすすめです。
自分では気付かなかったブラッシュアップポイントを指摘してくれます。
注意!
面接の結果待ちが遅い場合は、次の求人を探していくなどの行動を取ると良いことを紹介しましたが、選考中の会社が第一希望である場合は少し話が変わってきます。
選考結果が出る前に他の会社を受けて、もし第2希望の会社からの内定連絡を先に受けると、その場で入社するか辞退するか決めなくてはいけないからです。
今受けている会社が他のどこの会社よりも入社したい会社である場合は、並行して他の会社に応募しても結局辞退することになるので、極力やめておきましょう。
転職エージェントから合否連絡が遅い・こないなら連絡する
2週間以上、転職エージェントから合否連絡がこないなら自分から確認の連絡を入れても大丈夫です。
「合否確認の電話を入れると迷惑にならないから」と心配になるかもしれません。
でも、転職エージェント担当者は、いくつもの案件を同時進行しているので、うっかり連絡するのを忘れてしまうことがあります。
面談して3日ほどで電話をするのは少し早すぎますが、2週間以上経っているなら連絡しても問題ありません。
連絡は、応募先企業ではなく転職エージェントの担当者にするようにしましょう。
応募先企業は、採用の手間を省くために転職エージェントを活用しているため、求職者と直接のやり取りを行わないようになっています。
転職エージェント担当者からの合否連絡を待ちすぎると、ほかのいい求人を逃しかねないので2週間以上経過していたら気軽に問い合わせてくださいね。
