現在の職場に転職活動がいつかバレるのではないかと不安に思っている方に向けて、転職活動が会社にバレた時の悪影響や回避の方法について説明していきます。
私自身も転職活動を行っていた時は、会社の人間にしかるべき時までバレないようにするために、細心の注意を払って活動を行っていました。
実際に同僚や上司に転職活動をしていることがバレると、どういう状況に陥るのか知りたいと思っている人も多いと思います。
びくびくしながら転職活動をしても良い結果は得られませんので、しっかり回避方法を習得しましょう!
【最終編集日2018年11月6日】
目次
転職活動がバレるとどうなるのか・・・
転職が始めての人にとっては、転職活動が会社にバレた時にどのような影響があるのか、周りの態度はどうなるのかなどは未知の世界だと思います。
転職活動がバレた時の最悪のケースは「辞める手はずを整え始められる」ということ、もっと言うと「明日から来なくても良い」と言われることです。
本人の了承なしに即日解雇ということは、本人に何らかの大きな過失などがない限りできませんが、合法的に解雇をできる期日ぴったりで退社日を決定されることもあります。
収入がない期間をなくすために働きながら転職活動を始めたのに、転職が決まる前に解雇にされてしまうという最悪な結果を招いてしまうことも可能性としては想定されるでしょう。
転職活動していることが会社にバレる瞬間はいつ?
転職活動の際、転職者は会社にバレないように細心の注意を払っているかと思いますが、なぜばれてしまうのか、どんな時にバレてしまうのか詳しく見て行きます。
同僚が上司に告げ口した
1人で転職活動をしていると孤独感を感じ始め、気を許した1人の同僚に転職活動をしていることを告白。
たった1人だし、信用している人だから大丈夫と思っていたら、後日上司から「転職活動してると聞いた」と言われ会社にとても居づらくなったということ。
1人にしか話していないので、同僚がその上司に言った以外には考えられない状況ですね。
休み時間にスマホで転職関連のことを調べていたら見られた
スマホは画面が小さいし、誰も見ていないだろうと思ったら大間違いです。
覗き込むような大胆な行動をしなくても、隣や後ろから簡単に画面を確認することはできます。
とくに「転職」などの文字が大きく表示されているサイトであれば、なおさら分かりやすいもの。
わざと見たわけではなくても、たまたま同僚が見かけたことで、あなたが転職活動をしているということは簡単に広まっていくものです。
携帯に電話がかかってきた時にバレた
これは携帯に転職エージェントの名前そのもので番号を登録していたというケース。
机の上に無防備に置いてあった携帯が突然鳴り、画面には「◯◯エージェント」などと表示されることになります。
それを同僚や上司、または取引先の人に見られたら、あなたが転職活動をしていることは完全にバレ、その噂は部内または全社に広まるでしょう。
転職サイトに自分の履歴書を登録しているのを見られた
転職サイトは履歴書や職務経歴書をウェブ上に登録して誰でも見ることができるような状態になっています。
そのため、現職の人事や上司に見られる可能性もあるということです。
名前は伏せられていますが、学歴や職歴、自分の長所、スキルなど細かい情報を載せてあるので、個人を特定することはそんなに難しいことではありません。
転職活動がバレるのを防ぐ予防・回避方法
では次に、上記の会社に転職活動をしていることがバレる瞬間を踏まえて、バレることを未然に回避するための対策についてお伝えいたします。
回避方法①:極力会社の人間には言わない
転職活動を会社に秘密で行う場合に、一番基本的なことは「人に言わない」ということです。
特に同期で気を許しているからと、気軽に言ってしまうと、噂はすぐに広まります。
また、会社の人だけでなく、友人やにも出来る限り言わないようにしましょう。
友人の友人が会社の上司と知り合いである可能性はゼロではないですからね。
転職活動を始めたことは自分と転職エージェントの間だけの秘密にしておく方が無難でしょう。
あえてバラした方が良い場合も?
いくら直属の上司が嫌いだったとしても、やはり会社を辞める時は引き継ぎなどの面で少なからず接しなければいけないですからね。
会社に迷惑をかけずに辞めるのはビジネスマナーのひとつです。
回避方法②:人目につく場所で情報収集しない
基本的には会社での転職に関する情報収集はおすすめしません。
スマホであっても以外と画面は見られていますし、電車などでもどこで会社の人が見ているか分からないですからね。
どうしても会社の近くでも転職活動をしたい場合、スマホには「覗き見防止フィルム」を貼るなどをしておき、横の席の人でもあなたの画面をチェックできないようにしておきましょう。
また、盲点なのがパソコンで、ノートパソコンを持ち歩いて使っている人が、自宅で転職について調べその画面を閉じ忘れることがあります。
そのまま会社でパソコンを開くと転職サイトが表示され、会社の人に見られてしまうとアウトですので、転職サイトは極力開かないようにしましょう。
回避方法③:エージェントを携帯電話に登録する時は別の名前で
勤務中に転職エージェントから携帯に電話がかかってきた時に焦らないで済む方法は、「関連のない名前で登録する」ということです。
転職エージェントとは全く別の名前で登録しておくことで、着信名を見られても問題がなくなります。
転職エージェントに勤務時間を伝えておき、その時間帯にはかけないように依頼しておくこともできますが、エージェントがミスをすることも0ではないので、登録名変更はやはり必須です。
メールで連絡をしてもらうという方法もありますが、面接を受けたあとの結果の連絡や、急ぎの用事など携帯ですぐに連絡してほしいこともあるので、電話をかける時間の制限はなるべくしない方が良いでしょう。
また、電話を取れなかった時のために、携帯には「留守番電話」の設定を必ず行っておきましょう。
そして言うまでもありませんが、間違っても連絡用のメールは「会社で使っているメール」ではなく、プライベート用のメールアドレスを使用することも重要です。
回避方法④:転職サイトに履歴書を掲載する時はバレない設定にする
リクナビNEXTなどの転職サイトにあなたの履歴書を掲載されているのが見つかった場合、言い訳のしようがありませんよね。
採用する企業側が求職者であるあなたの履歴書を見つけてしまう可能性もあるので、現職の会社を含め履歴書を閲覧してほしくない会社はブロックするという方法があります。
ただ、小さな会社である場合検索してもヒットせずブロック自体できないこともあるので、転職サイトへの履歴書への掲載は控えた方が良いかもしれません。
転職サイトへの登録はバレる?在職中の転職サイト登録は危険?
また、転職サイトではなく転職エージェントなら、ウェブ上で履歴書や職務経歴書を公開することなくエージェントを通して転職先と連絡を取ることができるので、比較的バレるリスクは低いと言えるでしょう。
回避方法⑤:転職エージェントを土日に活用する
転職エージェントは会社が終わった時間でも対応してくれることが多く、会社帰りに寄って行く人も多いと思いますが、個人的にはあまりおすすめはしません。
なぜかというと、転職エージェントに行く時は履歴書などの書類を持って行ったり、普段とは少し違う雰囲気になってしまうことがあり、転職活動がばれてしまうリスクが高いからです。
また、会社のままの格好で行くと転職エージェントのオフィスに入って行く際に、あなたであることが認識されやすくなってしまいます。
毎日会っている人でも私服になると以外と誰だか分からないものなので、転職エージェントには土日に私服で行くのが良いでしょう。
参考:転職エージェントの面談の服装はスーツ?準備すること一覧
回避方法⑥:普段通りの振る舞いを心がける
転職活動がバレるのを回避する方法6つ目は「極力普段通りの振る舞いを心がける」ことです。
今の会社にもう長く居ないからといって普段のあなたからまるで別人のように変わってしまっては、周りの職場の人間に不信感を持たれざるを得ません。
急に仕事の手を抜いたり、明るくなったり暗くなったりしないよう、極力いつも通りに振舞うことを強く心がけておきましょう。
転職活動が万が一会社にバレてしまったら?
ここまで紹介している回避方法を実践せず、万が一転職活動がばれてしまった場合、焦ってしまって嘘をつきそうになることもあるでしょう。
しかし、これは絶対に避けたいこと。
転職活動していることがバレてしまった場合は「正直に認める」ことが一番です。
だからといって聞かれてもいない転職活動の詳細を事細かに話す必要はありませんが、「転職を考えている」ということくらいは正直に伝えましょう。
そして、できれば上司が納得できるような理由を述べます。
「家庭の事情」
「パートナーの都合で」
「引越しのため」
「ほかの業界でどうしてもやりたいことが見つかった」
…etc
などですね。
やむを得ない理由があったり、やりたいことを見つけた人を責めたり無理に引き止める人はあまりいないはずです。
さらに「今の仕事にいる間は精一杯会社の役に立てるように頑張るつもりで、急に辞めたりなど迷惑がかかるようなことをするつもりはない」というような趣旨も伝えるとより印象は良いでしょう。
あなたが今まで上司と良い関係を築いてこれていたならば、あなたがやりたい新しいことを応援してくれる可能性もあります。
関連:やりたいことがないけど転職したい人必見!好きな仕事の見つけ方
バレたからといって必ずしも会社に居づらくなったり、すぐに辞めないといけない状況になるわけではないですが、波風を立てないためには、なるべく転職活動をしていることは会社にバレないようにすることが大事です。