- 「自分だけでは就職・転職の仕方が分からない」
- 「転職エージェントは大卒専用でしょ」
- 「高卒だと働ける業界は決まってるよね」
こんな思いから、就職・転職をあきらめていませんか。
わたしは、高校の進路指導室で就職指導員として働いた経験があります。
学校訪問された企業の「高卒者への思い」や「欲しい人材」を肌で感じてきたからこそ、皆さんにそのことを伝え、寄り添いたいと思っています。
就活の軸がなく、たくさんある就職エージェント・就職サイトはどれが良いのか分からず、悩んでいる人も多いでしょう。
今回は高卒の就職は難しいと言われる理由、高卒者が就職成功するためにすべきこと、高卒におすすめの就職先などを説明しながら、おすすめの就職エージェントサイトをピックアップしています。
この記事を読み終えた頃には、あなたの就活をバックアップしてくれるエージェントが見つかりますので、ぜひ、最後まで御覧ください!
目次
高卒での就職は難しい?
「高卒での就職は難しい」といわれることがあり、高卒者である皆さんもそう感じているのではないかもしれませんが、大卒者と高卒者の新卒採用内定者数に大きな差はありません。
では、高卒者の採用をためらう企業はどのような思いがあるのでしょうか。
企業側の思いを理解しておくと、それを解決するためのアピールをすることができますので、企業側の視点について解説していきます。
離職率が高い
人材を確保・育成するために、企業はたくさんのお金と時間を要します。
そのため早期に離職されると、会社の損失は大きいものです。
2017年の離職率を見てみると大卒32.8%、高卒39.5%となり、その差は縮まっていますが、1年目の離職率は大学より高い傾向にあり、「高卒は離職率が高い」というイメージを払拭するにはあと一歩といったところです。
図)新規学卒就職者の離職状況(2017年3月卒業者の状況) ― 厚生労働省(2020年10月30日)
採用面接や企業との書類選考の中で「自分は短期離職をせずに長期的に働いていくつもり」という意欲をアピーすることで高卒採用の難しさを払拭することができます。
企業内の教育システム(OJT/OFF-JT)が不十分
高卒者に対して、「育てる環境や教育システムを整えておかなければいけない」という考えが根強くあります。
育成するという点では、高卒、大卒に変わりはないはずですが、高卒者は未成年の年齢が含まれることがネックとなっているようです。
人材育成の体制が整備され、OJTが計画的に実施されている企業は、全体の56.5%とおよそ半数であり平成30年をピークに減少しています。
OJTを整えるにはそれなりの経費と時間がかかることもあり、高卒者の採用に消極的になる理由のひとつです。
学歴が乏しい
大学入試の勉強をしておらず、大卒と比べ専門知識が乏しいことが挙げられます。
また、大企業のようにたくさんの応募があるところは、まず学歴でふるいにかけて効率化を図る「学歴フィルター」という言葉があります。
学歴重視の企業は避け、学歴ではカバーできない自分の強みを考えておきましょう。
会社に馴染めない
高卒者は企業の社員と年齢が離れていることが多く、職場に馴染めないという懸念があります。
職場に馴染めずにいると、仕事への意欲が下がり、スキルを身につけるのに時間がかかります。
これを逆手にとり、「どの年齢層とも打ち解けることができる」という自己PRすることができます。
高卒就職成功への自己PR・志望動機のコツ
学歴とは関係なく、あなたの本質にフォーカスするのが自己PRや志望動機です。
ここではあなたの人間性や仕事への意欲を見られます。
高卒者が就職を成功させるためには重要なところなので、念入りに考えておくことが必要です。
例文の赤文字ポイントを参考に、自分だけのPR・志望動機を完成させましょう。
自己PR
自己PRとは人柄や能力、モチベーションをアピールすることです。
自己PRを考えるには、これまでの自分の思考や行動を思い出すことから始まります。
前職やアルバイトのほかに、家庭内でのこと、学校行事のことでも構いません。
自分がコミュニティの中でどんな立場であったか、そこで気をつけたこと、活躍したことを掘り下げて主体性・協調性・誠実性のエピソードに繋げましょう。
「結論→目的→課題→行動→結果→学び→意欲・貢献」の順に書くことを意識してくださいね。
高卒就職の自己PR例文
わたしは、共同作業の場では常にチームワークが大切だと感じています。←結論
その理由に、このような経験があります。高校での合唱コンクールを控えていたときのことです。
担任が音楽の先生だったこともあり、優勝することがクラスの目標でした。←目的
しかし、そのなかで大きな声で歌うことに恥ずかしがる人もいました。
何度も言い合いになり、険悪な雰囲気になったこともありました。←課題
そこでわたしは、クラス全員が正直な気持ちを話すことが大切だと感じ、先生に許可をとり、話し合いの場を設けました。←行動
その結果、あらゆる気持ちを尊重し、誰も否定しないという結論に達し、クラスメイトの心がひとつになったことを感じました。←結果
その結果、優勝することが出来ました。
目標に向かうとき、協調性とチームワークは欠かせないということを学びました。←学び
この経験を活かし、貴社においてもあらゆる場面で協調性とチームワークを大切に、会社の成長に貢献・活躍したいと考えています←意欲・貢献
志望動機
企業は、志望動機を重要視しています。
「採用したら会社にとってどのようなメリットがあるか」を見極めているからです。
そのため、企業の魅力を語り、そこでなにがしたいか、自分に何ができるかという意欲を伝えなければいけません。
具体的なほど信憑性があり、採用される確率が上がります。
どんな人材を求めているか、企業リサーチをしておきましょう。
ここでは、「企業の魅力→志望理由→経験→学び→意欲→貢献」 の順に書き、仕事への思いを伝えましょう。
高卒就職の志望動機例文
例)今回貴社の求人を見て、◯◯という製品(サービス)に興味を持ちました。
貴社の魅力は、「◯◯という製品は、世界中の人びとの生活に役立てることができる」という強い意志を持って仕事に励んでいるところだと考えています。←魅力
貴社の製品のことを深く調べていくと、わたしのこれまでの経験が活かせるのではと感じ、今回志望しました。←志望理由
前職では、ミスが許されない環境の中で、どうすれば失敗せずに、効率よく動けるかを常に考えていました。←経験
それには、一緒に働く周りの人とのコミュニケーションも必要不可欠になります。
コミュニケーションを重ね、信頼関係を築くことで、仕事への意欲向上と効率化がはかれるということを学んできました。←学び
信頼関係を大切にするという私のモットーも含め、貴社のお役に立てることができると感じています。←意欲
スキルを身につけ、貴社で末永く貢献していきたいという思いでいます。←貢献
高卒の就職に役立つ経歴・学歴や資格
高校で何を学んできたかを書き出してみましょう。
自己PRや志望動機の裏付けとして、経歴・資格などを見られています。
高卒の就職に役立つ資格を持っていませんか?
自分の強みの部分にもなるので、念入りに確認していきましょう。
経歴・学歴
卒業した高校は、◯◯高等学校 △△科 まで書きましょう。
たとえば、自分の工業科や商業科などは専門知識が備わっているというアピールになります。
※職歴の場合も、配属部署や配属課まで書きます。
同い年の大卒より、社会人としてのスキルは大卒より上という自信を持ちましょう。
職歴がない場合は、アルバイトでも志望する仕事につながるものなら書いておきましょう。
資格
- 簿記・・・コスト感覚が身についており、会社の経営成績と財政状態を明らかできる知識があることを証明できます。会社の「経理」として働くことができます。
- 情報処理検定・・・アプリケーションソフトを利用して情報の収集・分析・活用・報告を行いながら、情報活用能力を身につけることを証明できます。
- 表計算やデータベースの知識や技術を学習し、プログラミングの基礎を習得していることから、現代社会には必要不可欠なスキルになるでしょう。
- mos検定(マイクロソフトオフィススペシャリスト)・・・OfficeのWord、Excel、PowerPointのスキルを証明できる資格です。ほとんどの企業がOfficeを使っており、即戦力として重宝されます。
- ビジネス実務マナー検定・・・ビジネスパーソンとして最低限身につけるべきマナーが備わっていることを証明できます。周囲からの信頼もアップすることが期待できます。
そのほか、漢検、英検など、実際に仕事で使わない資格も、勉学に励んできたという意味で記載しておきましょう。
高卒未経験でも就職を成功させる方法
- 「高校を卒業してから、正社員になったことがない・・・」
と引け目を感じている人もいるかもしれません。
しかし、正社員未経験であっても、就職を成功させることができます。
20代の就職は、未経験であっても、若ければ覚えも早い上に長く活躍してくれるという期待があります。
いわば人間性で勝負するということです。
ポテンシャルを存分に活かせば、正社員未経験でも不可能ではありません。
30代になると、企業側も即戦力を期待してしまいます。
よって、就職を成功させるにはなるべく若いうちのほうがいいでしょう。
社会人としての自覚をアピール
社会人未経験者に懸念されることは、「社会人としてのマナー」「ビジネスへの理解」「コミュニケーション能力」などを備えているかどうかです。
いつ面接になってもいいように、マナーやビジネスの心得を勉強しておきましょう。
「ビジネス実務マナー検定」などを取得しておくことで、相手の懸念材料をクリアすることができるのでおすすめです。
ほかにも、身だしなみのチェックや話し方をしっかりと練習しておきましょう。
「未経験OK/歓迎」のキーワードをチェック
経験者優遇や即戦力を求める求人は避け、「未経験OK/歓迎」などの求人を探しましょう。
このキーワードがあるということは、経験がなくとも比較的覚えやすい仕事であることや、若い人材を一から育てたいという思いを持った企業です。
社会人未経験でも、負い目に感じることはありません。
仕事への意欲があること、会社に貢献できる人間であることを伝えましょう。
アルバイト・契約社員からのステップアップ
正社員として働きたいけれど自信がないという場合、まずは、アルバイトや契約社員で働けるところを探しましょう。
企業側もその人の働き方をお試しで見ることができ、お互いが理に適った方法です。
その際は、「将来的に正社員として働きたいという意志がある」「正社員になるための手順を聞いておく」の2点を忘れないようにしましょう。
高卒に強い就職エージェントを使う
高卒や若年層に特化した就職エージェントは多数あります。
そのなかで、特におすすめなのが、高卒就職に強い「ハタラクティブ」というエージェントサイトです。
ここの就職支援を活用することにより、自分にあった職種を探してもらったり、履歴書を実際に見てもらったりすることが出来ます。
また、高卒者を多数就職支援した実績もあり、安心できます。
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高卒就職におすすめの就職先4選
高卒者であるがゆえに、希望する職業を諦める必要はありません。
しかし、高卒者が比較的就職しやすい業界や、高卒者におすすめの就職先を知っておくことは、無駄にはなりません。
いま、人手不足の問題を抱えている業界は多くあり、あなたを待っている企業は必ずあります。
希望をもって就職活動していきましょう。
福祉・介護業
福祉・介護業界は、人の命や生活を助ける重要な仕事ですが、人材確保が課題となっています。
資格がなくてもできる仕事があり、未経験者が挑戦しやすい職業です。
「若い人と話せて嬉しい」と高齢者に喜ばれ、その家族からも感謝されることが多く、やりがいを感じられる仕事です。
未来を見据えて資格取得を重ねると、最終的には医療業界へ転職することもでき、夢も広がります。
販売・接客業
普段の生活の中でも、より身近な職業であり、仕事内容をイメージしやすい職種です。
仕事に対して「こんな仕事とは思わなかった」という不一致が少ないメリットもあります。
現場でお客様の反応をいち早く感じることができ、相手が望むことを先回りして提供するスキルが身につきます。
それは仕事以外でも役立ち、あなたの強みとなります。
IT業
コンピューターは、学校の授業などで習得した知識があったり、普段の生活で慣れ親しんでいたりする人も多いでしょう。
大手企業が多く、人材不足もあり、未経験者の求人も増えています。
実力主義なところもありますが、自分のスキル習得として努力を惜しまないことです。
リモートワークも可能な職種のため、時間や場所に縛られない働き方をする企業も多いです。
営業職
多くの人数が必要であり、人材不足によりその需要は増えています。
営業職は資格など必要とされないため、人柄を重視される傾向にあります。
積極的で主体性があり、物事を深く考える能力を求められます。
売上に直結しており、花形の職業として信頼を築くことが出来ます。
営業の経験はあらゆる項目をクリアしたとみなされ、転職する際も有利になります。
高卒の就職成功のポイントまとめ
Q: 高卒だと敬遠されるのはなぜ?
A: 離職率が高い、教えることが多い、学歴が乏しい、職場に馴染めない などのイメージがあるからです。
同い年の大卒より社会人としてのスキルは大卒より上という自信を持ちましょう。
Q: 自己PRや志望動機の書き方が分からない。
A: まずは自己分析と企業のリサーチから始めましょう。
自分の思考や行動を分析して、企業が望む人材と自分の共通点を探しましょう。
Q: 高卒者におすすめの職種は?
A: 1.福祉・介護業 2.販売・接客業 3.IT業 4.営業
人材不足もあり、未経験でも受け入れる求人が増えています。
最初は興味がなくても、経験を積むことを目的に調べてみるのもいいでしょう。
Q: 高卒に強い就職エージェントは?
ずばり、「ハタラクティブ」の就職エージェントです。
ほかと比較しても、高卒者・若年層に対しての求人数の多さ、大企業への転職成功例も数多くあります。
最短2週間で内定が出ることもあり、精神的なダメージも少ないことは嬉しいですね。
高卒の就職を成功させるコツは?
- 自己PRと志望動機で、自分の人間性や強みをアピールする
- 社会人としてのマナーや自覚が備わっていることをアピール
- 「未経験OK/歓迎」の求人をチェック
- アルバイト・契約社員からのステップアップを狙う
- 高卒者に強い就職エージェント「ハタラクティブ」に登録
高卒の就職に必要な経歴・学歴や資格は?
学歴・経歴
- 卒業した専門課程・・・学校で得た知識や習得したもの
- 前職の配属部署や配属課・・・前職で培ったスキルや経験
資格
- 簿記・・・会社の「経理」として働くことができます。
- 情報処理検定・・・情報活用能力を身につけていることを証明できます。
- mos検定(マイクロソフトオフィススペシャリスト)・・・ほとんどの企業がOfficeを使っており、即戦力として重宝されます。
- ビジネス実務マナー検定・・・ビジネスパーソンとして最低限身につけるべきマナーが備わっていることを証明できます。
いかがでしたでしょうか。
何か一歩を踏み出すとき、少なからず不安を感じます。
それでも、前を見ながら進んでいきましょう。
まずは、転職サイトを覗いてみてください。
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