「商品開発・商品企画の志望動機の作り方が分からない」「商品開発に携わりたい理由は何と言うべき？」と疑問を持っている方に対して、例文を用いて商品開発の志望動機や志望理由について徹底解説して参ります。
「商品開発や商品企画の仕事についてみたい」と希望する人は少なくありません。
・ヒット商品を世の中に送り出したい
・自分の考えを商品にして、お客の反応を肌で感じたい
・消費者に喜んでもらえる商品を作りたい
…etc
このような熱い思いにプラスして、商品開発・商品企画に求められる志望動機の作成ができれば、未経験であっても転職は夢ではありません。
本記事では、私が大手転職エージェントでキャリアコンサルタントとして数多くの商品開発・商品企画職の転職をサポートしてきた実績から、書類選考に通過するための志望動機作成方法について解説をしていきたいと思います。
2024年3月7日最終更新
目次
- 商品開発・商品企画職の仕事内容＆業務内容
- 商品開発・商品企画職の転職志望動機例文(未経験)
- 商品開発志望動機例文①：リサーチ力を活かしたい
- 商品開発志望動機例文②：チームで連携して商品を生み出したい
- 商品開発志望動機例文③：エンドユーザーに近い仕事がしたい
- 商品開発・商品企画職の新卒志望動機例文(大学)
- 就職志望動機例文①：サークル活動での能力をアピール
- 就職志望動機例文②：ゼミでの活動をアピール
- 就職志望動機例文③：自分のアイデア・感性を活かしたい
- 食品会社の商品開発志望動機例文(新卒大学&未経験)
- アパレルの商品開発志望動機例文(新卒大学&未経験)
- 食品製造業商品管理の志望動機例文＆作成のコツ
- 商品開発・商品企画職の転職&就職志望動機作成方法
- 商品開発・商品企画の志望動機/志望理由に関するQ&A
商品開発・商品企画職の仕事内容＆業務内容
まずは商品開発・商品企画職の仕事内容＆業務内容について解説して参ります。
商品開発の仕事内容/業務内容
商品開発の仕事内容・業務内容は、企業の新たな商品や製品、サービスなどを開発する業務が主の仕事内容となります。
ただ単に新しい商品を作るのではなく、顧客のニーズの調査や、市場の動向を掴むことが必須となり、分析力なども問われるのが商品開発の特徴です。
商品化ができてもコストや安全性、デザインや仕様など、さまざまな課題をクリアする必要がありますので、様々な要件をクリアして企業に利益をもたらす商品を開発するのが、商品開発の仕事と言えるでしょう。
商品企画の仕事内容/業務内容
商品企画の仕事内容/業務内容は、商品のアイディアやイメージをゼロから生み出す仕事です。
ある一定の条件を提示され、そのコンセプトに沿った商品を新たに考え出すなどの仕事や、どのように具体的な商品にするかは考慮されず、ある程度のイメージだけを生み出す部分を担当するのが商品企画です。
商品開発と商品企画の仕事内容/業務内容の違い
商品開発と商品企画の仕事内容/業務内容の違いとしては、まず商品企画が商品全体のコンセプトを0から1へと生み出し、商品開発が実際に商品化するまでのプロセス過程を担当するイメージとなります。
商品企画で考えられたイメージや商品の輪郭を、具体的で実用性をもたせた商品化まで形にしていくのが商品開発の主な仕事、という違いがありますので、まずは仕事内容の違いをきちんと理解しておきましょう。
商品開発・商品企画職の転職志望動機例文(未経験)
ではまず、現在何かしらの職種に就いているけども、商品開発・商品企画職は未経験の方向けに転職志望動機例文を紹介します。
上記3つの志望動機について、それぞれ詳しく解説をして参ります。
商品開発志望動機例文①：リサーチ力を活かしたい
商品開発に携わりたい理由
私は前職のリサーチ会社でデータ分析を担当しており、クライアントのニーズに最も当てはまる分析手法を選別する実務には自信を持っております。
リピートのご依頼を頂けなかったクライアントはなく、情報分析力を高く評価され、役員会議において新規事業の収益予測をレポーティングする経験もございます。
御社の商品開発においてもデータから市場ニーズを割り出し、顧客にとって最適な新商品の開発に携わりたいと考えております。
商品開発・商品企画職未経験での志望動機では、前職での経験が活かせるかどうかが極めて重要です。
マーケット調査･分析など高いリサーチ力を伝えることで、現状の課題を客観的に把握する力があることを採用担当者にアピールしましょう。
商品開発志望動機例文②：チームで連携して商品を生み出したい
商品開発に携わりたい理由例文
私は前職でポータルサイトの企画運営を行っておりました。
企業から依頼を受けてメールアドレスの収集を目的にキャンペーンを実施し、3ヶ月で1万件のリスト収集に成功し、社内で表彰をされた実績がございます。
ニーズにマッチしたプロモーション施策を組み合わせることはもちろん、チームメンバーと意見を交換して、試行錯誤を繰り返しながら最終的な目標を達成するのが私の強みです。
御社の商品企画においても研究開発部の方々と連携を図りながら新しい商品を送り出せるようにと考えております。
前職で培ったコミュニケーション力をアピールした志望動機を作成しましょう。
特に、メンバーと話し合ってトラブルを乗り越えたり、トライ＆エラーを繰り返してきたようなエピソードを挿入すると、ひとりよがりではなくチームワークを大切にする人材だと伝わりやすくなります。
商品開発志望動機例文③：エンドユーザーに近い仕事がしたい
商品開発に携わりたい理由例文
私はこれまでITエンジニアとしてシステム開発に従事して参りましたが、よりエンドユーザーに近い立場で反響を得る仕事をしたいと考え御社を志望いたしました。
自社商品をスーパーや百貨店などで多くの人に手にとって喜んでもらえる姿を想像しただけで、とても嬉しい気持ちになります。
採用説明会のプロジェクトリーダーとしてセミナーを企画・運営した経験もあり、御社の商品企画職においても商品告知のためのイベント企画などでこれまでの経験が活かせると考えております。
商品開発・企画職では、目的に適したイベントの種類を決定し、入念に準備をして実施します。
自社サービスの認知やプロモーションといった類似の実務経験がある点をアピールしつつ、エンドユーザーの笑顔をダイレクトに感じられる商品企画・開発職を希望すると志望動機を作成しましょう。
商品開発・商品企画職の新卒志望動機例文(大学)
では次に、これから就職活動を行う新卒大学生に向けて、商品開発・商品企画職の就職志望動機例文を紹介します。
上記3つの志望動機について、それぞれ詳しく解説をして参ります。
就職志望動機例文①：サークル活動での能力をアピール
商品企画新卒志望動機例文(大学)
私は大学2回生の頃からサッカーサークルの幹事をしており、当日の試合に来る人数の調整や試合のメンバー選出・交替選手に不満がでないように心がけてきました。
同時に、メンバーの誕生日会を開くなどチームの雰囲気を明るくするコミュニケーションを実践し、最初は10数名のメンバーが最後には40名近くにまで増えました。
人の意見を聞いて全体をオーガナイズする能力には自信があり、御社の商品企画部においても、顧客の声を反映した価値の高い商品作りに貢献したいと考えております。
大学でのサークル活動を通じて自分自身の強みに気づき、商品開発・企画職でその強みが活かせると志望動機を作成します。
ヒアリング能力・調整能力・提案能力をアピールしつつ、結果を残した客観的事実を伝えることで説得力は一気に増すでしょう。
就職志望動機例文②：ゼミでの活動をアピール
商品企画新卒志望動機例文(大学)
学生時代は財務データを分析するゼミに所属しておりました。
大手百貨店の市場動向ならびに将来の売上予測をデータ抽出して具体的な改善点を報告書としてまとめたところ、ゼミの先輩を通じて某百貨店から学生の志向性のデータを活用した提案を行ってほしいと依頼を受けたこともあります。
ニュースや流行にも興味があり、情報の裏側にある真実をデータ分析から突き止めることや、分析をした結果から独自の見解を導き出すことには誰にも負けません。
この強みを商品開発・企画職で活かしたいと考え応募いたしました。
時代の変化に敏感なだけでなく、「本当はどうなっているのか？」と、潜在されている情報を取りに行く探究心が商品開発には求められます。
多くのデータから必要な情報を分析し、顧客に求められるアウトプットができる点は、商品開発においても顧客の声を反映して商品化することにつながっていきます
就職志望動機例文③：自分のアイデア・感性を活かしたい
商品開発志望動機例文(未経験)
東南アジアへの旅行で学んだサンダル作りでオリジナルのサンダルを製作し、フリーマーケットやネット通販を駆使して、これまで30足以上売ってきました。
市場のトレンドにセンスをプラスしてアイデアを形にするのが好きで、色や形、素材の選定から商品企画・デザインに至るまで全ての工程を任せてもらえる御社に強く魅力を感じました。
先輩のアドバイスを吸収し、1日も早くプロのデザイナーとして認められるようにと考えております。
発想を形にするのが好きである点を志望動機に盛り込みましょう。
デザインが好きである点も訴えることで、商品開発・企画業務への適性があるとポジティブに受け止めてもらうことを狙うと同時に、謙虚さも持ち合わせている点を伝え、伸びしろのある印象を与えましょう。
食品会社の商品開発志望動機例文(新卒大学&未経験)
食品会社の商品開発志望動機例文(新卒大学生)
私は以前から食に対する深い興味と関心を持っており、特に食品の安全性や健康効果、そして味や食文化の進化に興味を抱いています。
大学時代には食品科学に関連する研究を手掛け、食品科学に関連する研究の経験が、食品の開発には科学的知識と技術、そして消費者のニーズを捉えるマーケティングのセンスが不可欠であることを実感させました。
海外での留学経験から、世界各国の食文化や食品の違い、そして世界各国の食文化や食品がどのようにして生まれ変わっていくのかにも強い興味を抱くようになりこの度志望させて頂くに至りました。
食品会社の商品開発志望動機例文(未経験者向け)
貴社は革新的な商品開発を通じて、多くの人々に安全で美味しい食の喜びを提供してきた実績があります。
私は多くの人々に安全で美味しい食の喜びを提供する貴社の姿勢に共感し、自分の知識と経験を活かして、新しい価値を持った食品の開発に携わりたいと考えております。
私の持つ食に関する情熱と専門知識を貴社の商品開発チームに持ち込み、一緒に次世代のヒット商品を生み出していきたいと強く願い志望させて頂きました
アパレルの商品開発志望動機例文(新卒大学&未経験)
アパレルの商品企画新卒志望動機例文(大学)
私は以前からファッションに対する情熱を持っており、特にファッションのトレンドや文化背景に関心があります。
高校・大学時代はファッション関連のサークル活動に参加し、自らイベントを企画・運営する経験を通じて、ファッションが持つ社会的な価値や人々のライフスタイルへの影響を実感しました。
海外での旅行や留学経験から、様々な国や地域のファッションスタイルや文化の違いに魅了され、ファッションスタイルや文化の違いの要素を組み合わせて新しいスタイルを生み出すことの面白さを感じています。
アパレルの商品企画転職志望動機例文(未経験)
貴社は独自の感性と高いクリエイティビティで、常に新しいファッショントレンドを創出してきました。
私は貴社の商品企画部門での経験を通じて自らのアイディアや感性を形にし、多くの人々に新しいファッションの価値を提供することに挑戦したいと考えております。
私の持つファッションへの情熱と市場への洞察力を貴社の商品企画に活かし、お客様に喜んでいただける商品を一緒に創り上げていきたいと強く願い志望させて頂きました。
食品製造業商品管理の志望動機例文＆作成のコツ
食品製造業商品管理の志望動機例文
飲料メーカーの営業事務を12年間経験する中で商品管理を行う系列会社の方々とやりとりし、物流の現場に携わって管理するやりがいや面白さについて聞き、興味を持ちました。
もともと食が好きなこともあり、○○や○○など食品製造の物流を担っている貴社の在庫管理を志望しました。
現職では、売上や利益、KPIなどの数字データの更新・管理や、四半期ごとの売上予測を行っているため、データ分析のスキルを活かしたいです。
入社後は商品管理・在庫管理の仕事を一通り経験し、ゆくゆくは倉庫管理主任者の資格取得を目指したいと考えております。
そもそも商品管理の仕事内容は商品の在庫の管理全般を行う仕事で、入出庫を含む在庫数に誤りがないか、在庫の品質は問題ないか（不良品や期限切れがないか）確認するのが業務内容となります。
商品管理は裏方の仕事となりますので、志望動機を作成する場合は「そもそもなぜ商品管理という仕事を知るに至ったのか？」という部分を強調しながら作成していくのがコツですね。
商品開発・商品企画職の転職&就職志望動機作成方法
今回は、商品開発・商品企画職の転職&就職志望動機を3つずつ紹介しましたが、志望動機を作成するためには、当然オリジナリティのある志望動機でなければ選考に通過することはありません。
なぜなら、独自の経験に基づいた志望動機でなければ、書類選考や面接の際に熱量がないことが人事の採用担当者にバレてしまうからですね。
ではどうすればオリジナリティーのある志望動機を作成できるかというと、転職エージェントや就職エージェントを活用することで、担当のキャリアアドバイザーに添削をしてもらうのが一番の方法です。
転職エージェントや就職エージェントは、採用されやすい志望動機の特徴や過去に内定が出た人の特徴などを熟知しているので、自分一人で志望動機を作成するよりも格段に質の高い志望動機を作成することが可能なんですね。
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dodaは数ある転職エージェントの中でも、保有求人数・転職支援実績・利用者からの満足度No.1を勝ち取っている三冠王の業界最大級転職エージェントです。
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当然、今回紹介したような志望動機の添削も専任のキャリアアドバイザーに行ってもらえますので、全国どこに住んでいる方でもまずはdodaを利用して転職活動を行われることをお勧めします。
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商品開発・商品企画の志望動機/志望理由に関するQ&A
商品開発/商品企画の志望動機で「商品に魅力を感じた」はアリ？
商品開発/商品企画の志望動機で「商品に魅力を感じた」という志望理由はナシではないですが、商品に魅力を感じたという志望動機"だけ"では弱いので他で肉付けする必要があります。
例えば「私は●●という商品に顧客として魅力を感じたので、提供されている▼▼株式会社のことを調べさせて頂き、〜〜のような仕組みがあることに驚き一緒に働かせて頂きたいと思うに至りました」
というように、商品に魅力を感じただけでなく、運営提供している企業に興味があることを上手に言語化できるかどうかが、書類選考や面接を通過できるかどうかの分かれ道となるでしょう。
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商品開発と商品企画の違いはそもそも何？
商品開発と商品企画の違いはそもそも何かというと、以下のように違いが分類されます。
| 商品企画 | 市場のニーズやトレンドに基づいて、新しい商品のアイディアやコンセプトを考える段階 |
| 商品開発 | 商品のアイディアやコンセプトを実際の商品として形にするプロセス |
商品企画は「何を作るか？」を考える段階であり、商品開発は「どのように作るか？」を考える段階と言え、市場の要求やニーズを捉えることができるかがどちらの職種でも重要な要素です。
商品開発や商品企画に必要なスキルは？
商品開発や商品企画に必要なスキルは以下が挙げられます。
- 情報収集力(リサーチ力)
- 分析力・企画力
- コミュニケーション能力
- 潜在的ニーズを把握する力
商品開発や商品企画にでは、今ある顕在化しているニーズをリサーチして情報収集する能力も必要ですが、顧客がまだ気づいていない潜在的ニーズを察知して企画する能力があると尚良いでしょう。
商品開発や商品企画の最近のトレンドは？
商品開発や商品企画の最近のトレンドは、Webを使ったマーケティング戦略が増えていることや既存事業にAIやロボットなどのデジタルを活用する分野が非常に活況であることです。
今回紹介した商品開発や商品企画の志望動機の中で、2024年現在のトレンド要素も含めて作成できると、より人事採用面接官に刺さる志望動機を作成できますので、意識すると良いでしょう。
