日本を代表する大手広告代理店であり、転職人気ランキング上位の大手総合広告代理店「博報堂」について転職を成功させるための方法や転職難易度を解説します。
転職活動や就職活動を行っていると、博報堂の子会社・グループ会社で新卒採用や中途採用の募集を行っている「博報堂テクノロジーズ」へ入社したいと興味を持たれていませんか?
私自身の広告領域を担当する元キャリアアドバイザーとしての経験や業界への知見を活かして、
・博報堂に転職する人が多い出身企業情報
・採用面接で聞かれやすい質問内容
・博報堂への転職成功確率を上げるために有効なたった一つの方法
…etc
博報堂への転職を目指す方のためになる情報をまとめました。
博報堂は電通と比較されることも多い日本を代表する広告代理店で、有名なクリエイターも数多く輩出しており、『クリエイティブの博報堂』とも評されています。
新卒では不採用となってしまったけど、中途採用でどうしても博報堂に入りたい!という方も少なくないと思いますので、博報堂への転職を成功させたい方はぜひご参考頂ければ幸いです。
新卒で博報堂に入社したいという方に向け就職難易度についても解説しています。
【2024年4月25日最終更新】
目次
博報堂テクノロジーズ就職難易度・転職難易度(※入社難易度)
就職難易度:
転職難易度:
博報堂の転職&就職難易度・倍率は公表されていませんが、新卒・転職で常に上位にランクインすることから、元キャリアアドバイザーの私から見ても就職・転職難易度は極めて高い企業と言えます。
世界一の巨大IT企業GoogleやAmazonと同じレベルの転職・就職難易度です。
博報堂の転職&中途採用難易度
博報堂が中途採用で募集している職種は、主に、
営業職
企画・マーケティング職
技術職(エンジニア)
管理部門
上記4職種に分けられますので順番に解説していきます。
営業職
上記4つでどの職種でも豊富な経験と高度なスキルが求められますが、4つの職種の中でも比較的転職しやすい職種なのが「営業職」です。
博報堂の営業職の主な仕事内容は、大手を中心としたクライアントと折衝を行って課題を抽出し、最適なソリューションについてプランニングを行う企画提案型の営業職です。
博報堂の中途採用は原則正社員雇用になりますが、営業職は他の職種と異なり、正社員採用と別に契約社員採用もあります。
基本的には、正社員・契約社員どちらを目指す場合も広告業界経験、もしくは無形商材の法人営業経験が必須です。
明確な採用基準は公開されていませんが、地頭の良さや思考力・コミュニケーション能力の高さなど、ビジネスマンとしてのスキルがより高いレベルで求められます
実際に博報堂の営業職で内定を獲得され、中途採用入社を果たした転職成功者の面接体験談をご紹介致します。
博報堂の中途採用転職面接体験談(営業職)
Q1,面接で具体的に聞かれた内容を教えて下さい
基本的に前職のPR代理店勤務のことについて、関わってきたクライアントや実際にディレクションした記者会見や記者発表会などについて詳しく聞かれました。
記者発表会などにメディアを集めた実績やその手法などを割と突っ込まれたことと、個人的に引っ張ってこれる仲の良い記者さんやメディア関係者との接点も聞かれました。
また、PRプランナー資格を取得していたのでその件についても質問されて、今後取得予定の資格やその資格をどのように業務に生かしていく予定かなども質問されました。
Q2,具体的にどのように回答したか教えて下さい
前職場での立ち位置やチームでの役割について関わってきたクライアント(主に官公庁と企業)について細かく説明しました。
その中で具体的に「○年○月の記者会見を仕切りました」と伝え、呼べたメディアや実際のメディア露出の広告換算なども、大まかな数字で示しました。
私的に仲が良くコンタクトを取れる記者も多かったので、相手に迷惑のない範囲で「○社の〇〇さん」と具体的な名前を出せたことも良かったと思います。
博報堂の営業職の中途採用の場合は、新卒の面接のように大学で勉強したことや、自分の長所短所など基本的なことはほとんど聞かれていないことが分かりますね。
面接回数に関しては2回と中途採用において平均的です。
企画・マーケティング職
企画・マーケティング職においては、特に2022年現在博報堂が力を入れているのがWebを使ったプロモーションマーケティング、SNS運用を使った広報活動です。
実際に中途採用でWebマーケティング職での内定を獲得し社員として働かれている方の面接内容を取材しましたので、面接回答例と共にご紹介致します。
博報堂の中途採用転職面接(企画・マーケティング職)
Q1,面接で具体的に聞かれた内容を教えて下さい
入社志望動機とこれまでの実績を聞かれ、私がこれまで行ってきたWebマーケティング、SNS運用、広報の仕事内容の詳細を聞かれました。
一つの分野に特化しているわけでなく、幅広く行っていることに興味を持って頂けたようで、いつ、どんな分野の、どんな手法でといった具体的な内容の質問でした。
質問というよりは、具体的な事例を挙げてどんなことをやったのか、またそれを行ったチーム構成(人数、役職、他社スタッフの有無)や目的、功績(結果)について聞かれました。
「こんなことをしました」ではなく、詳細の数値や具体例の準備が大切だと思います。
Q2,具体的にどのように回答したか教えて下さい
前職で行っていたのは冠婚葬祭業種でのSNSマーケティングと市場調査のマーケティングです。
新施設オープンにあたっての地域の市場調査に始まり、広告出稿のABテストの実施、オープンイベントの施設準備や周辺地域へのイベント開催説明会、そして広域への開催告知などを一貫して行いました。
新施設の土地や建物探しから、新施設オープンイベント、広告出稿まで携わって行った自分の役目を説明、美容業種で行った新ブランドのブランディングやオンライン告知イベントについても説明しました。
企画・マーケティング職においては前職で行った内容を数値化して面接に準備して臨む必要があるので、転職エージェントを活用して自分自身の経歴の棚卸をしておくと良いです。
数ある転職エージェントの中でも、特に広告業界の転職に強く博報堂への転職実績も豊富なdodaエージェントを活用することをお勧めします。
博報堂の就職&新卒採用難易度
新卒採用における就職難易度も非常に高く、毎年発表される就職先人気企業ランキングでも上位に入るトップクラスの企業なので、有名国公立大学や早慶上智のようなSランク出身の学歴フィルターはあります。
(21卒人気企業ランキング)
新卒の就職面接で聞かれる内容としては、大学時代に最も力を入れたこと(ガクチカ)や苦労したこと、それを乗り越えるために工夫したことや得られた成果などオーソドックスな内容はまず最初に聞かれます。
加えて広告代理店らしい変化球な質問として「当社(博報堂)が手掛けたテレビCMの中で印象に残っているものは?」という業界・企業研究をどれだけ行っているかも試されます。
下記は実際に新卒で博報堂から内定を獲得した就活生の回答例です。
博報堂の就職面接内定者の回答例
●●リゾットのCMが特に印象に残っていて好きです。
背景で流れるBGMが絶妙で、人は何も喋ってないにも関わらず動きと音だけで美味しそうな感じが伝わってくるのは凄いと思いました。
見ている人にまるで実際にその商品が目の前にあるかのようにイメージしてもらえるようなテレビCMを私自身でも作れるようになりたいと考えています。
上記のように、ある程度博報堂が制作したテレビCMや広告は知っておく必要がありますし、自分自身の志望動機に上手く繋げられると人事面接官の評価はアップします。
もし企業研究や業界研究などを行っても志望動機が上手にイメージできないという場合は、就職エージェントを活用して就活のプロに添削してもらうことをおすすめします。
就職エージェントの中でも、キャリアチケット(25卒)と内定シラバス(26卒)は業界大手のレバレジーズが運営しているサービスなので安心して利用できるのでおすすめです。
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博報堂の子会社難易度!博報堂プロダクツと博報堂の違い
博報堂子会社の就職・転職難易度を説明する前に、まず博報堂グループの構造について説明しておく必要がありますが、トップには「株式会社博報堂DYホールディングス」という純粋持株会社が存在しています。
「えっ、トップの企業は株式会社博報堂じゃないの?」と勘違いする人も少なくありませんが、株式会社博報堂は博報堂DYホールディングスの子会社となり、広告事業を行っている会社となります。
トップの株式会社博報堂DYホールディングスでは広告事業を行われておらず、博報堂グループ全体の方針を決定することが主な事業で、博報堂グループを代表して東証プライム市場に上場しています。
かなり複雑でややこしいですが、ここでは博報堂にはグループ会社がかなり多く存在しているということを理解しておけば大丈夫です。
博報堂の子会社就職・転職難易度
上記の点を踏まえて、株式会社博報堂の直下に当たる子会社の就職・転職難易度を一覧で示すと以下のようになります。
博報堂プロダクツ | |
博報堂テクノロジーズ | |
博報堂コンサルティング |
※博報堂の連結子会社(国内)一覧より
それぞれの子会社詳しく順番に見ていきましょう。
博報堂プロダクツ:難易度
博報堂プロダクツは、映像作成やデザイン企画、プロモーションのプロデュースなどを行う大手広告代理店で、以下3つの事業を行っています。
- 企画制作事業
- デジタルプロモーション事業
- プロモーションプロデュース事業
募集職種と募集要項は、以下3つの職種が中心です。
- プロモーションプロデューサー:3年以上の広告やSP業界での経験
- データベースマーケター:・分析コンサルティング経験
- 広報:5年程度の事業会社またはPR会社における広報業務経験
基本的には職種ごとに経験者採用を行っていますので、既に広告業界で該当職種に近しい経験やスキルがある人のスキルマッチング採用を行っています。
そのため博報堂プロダクツの入社難易度は博報堂グループ子会社の中でも特に難しく「成果を出せる人材かどうか」を入社面接で何度も確認されます。
博報堂プロダクツは激務なのに年収低い?
入社後も広告業界特有の労働時間や残業時間でワークライフバランスは皆無に等しく、中には完全徹夜(しかも2日連続)で仕事をすることもあるようなので、忍耐力やメンタルの強さも入社して働き続けるためには必要でしょう。
博報堂プロダクツの平均年収は653万円と業界平均年収と比較すると高く、実力成果主義の評価制度を採用していますので30代〜40代で年収1000万円を超えることも夢ではありません。
博報堂プロダクツの採用大学!学歴フィルターは?
博報堂プロダクツの過去の採用大学、22卒、23卒内定者の情報から推測すると、博報堂プロダクツには学歴フィルターはないと考えられます。
愛知大学、青山学院大学、大阪芸術大学、神奈川大学、関西学院大学、神田外語大学、学習院大学、九州大学、九州工業大学、京都造形芸術大学、近畿大学、金城学院大学、国立音楽大学、熊本大学、慶應義塾大学、甲南大学、産業能率大学、芝浦工業大学、清泉女子大学、西南学院大学、東京造形大学、東京電機大学、東京理科大学、東北学院大学、東北芸術工科大学、東洋大学、同志社大学、長岡造形大学、長崎大学、日本大学、他
博報堂プロダクツの採用大学の一部は上記の通りで、全国の様々な大学から採用が行われていることが分かりますね。
博報堂プロダクツに落ちた!ES通過率は?
博報堂プロダクツのES(エントリーシート)は志望理由・ガクチカ・興味があることなどで一般的な内容ですが、他社と比較すると文字数が多いので時間をかけて用意するのがオススメです。
非常に人気の企業なので自力でESを作成しても「落ちた!」という声が相次いでいますので、必ず就活エージェントES添削を行ってもらってから渾身の自信作を提出するようにしましょう。
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博報堂テクノロジーズ:難易度
株式会社博報堂テクノロジーズは、株式会社博報堂DYホールディングス直下の子会社でグループ専門のテクノロジー会社として設立されています。
博報堂テクノロジーズでは主にエンジニア採用が主となり、インフラ・バックエンド・フルスタックなど様々な職種ごとに経験者採用としてエンジニアが採用されています。
他の博報堂グループ会社と比較すると若年層で働いている人が多く、業務量は膨大でワークライフバランスは少しずつ改善されていますが、決して残業時間は少なくないと言えるでしょう。
博報堂コンサルティング:難易度
博報堂コンサルティングは、その名の通りブランディング・マーケティングのプロフェッショナルとして、十年以上、数百に及ぶプロジェクトを支援しているコンサルティング会社となります。
文字通り広告業界最大手の博報堂グループのコンサルティング部門の一角を担う培ってきた経験と知見が、博報堂コンサルティングの最大の強みと言えるでしょう。
新卒採用・中途採用共に以下3職種で募集が行われています。
- アソシエイト:プロジェクトの基礎的な作業の担当者
- コンサルタント:プロジェクトのリーダー
- スペシャリスト:プロジェクトやグループ内サービス開発
高い論理的思考力と課題解決力が必要とされるので、入社難易度も非常に高く採用されるためには様々な障壁を乗り越えられるかが採用基準となります。
博報堂ケトル:入社難易度
博報堂メディカル:入社難易度
博報堂マーケティングシステムズ:入社難易度
博報堂テクノロジーズ:入社難易度
博報堂テクノロジーズは、2020年4月に博報堂DYホールディングスのテクノロジー戦略会社として誕生した比較的新しいグループ会社です。
博報堂グループのエンジニアプロフェッショナル集団として設立された企業であるため、即戦力を中心としたエンジニアの採用を行っています。
2023年4月時点で従業員は300名程度で、クライアントの課題解決を図るテクノロジー戦略の立案・ソリューションやサービス開発が主な事業です。
会社名 | 株式会社博報堂テクノロジーズ |
設立 | 2022年4月1日 |
従業員数 | 300名 |
本社・研究所 | 東京都港区 |
博報堂の採用大学・就職偏差値
採用大学
博報堂で採用している学生の採用大学を調査すると以下のようになります。
採用大学の上位大学をランキング形式で見ていくと以下のようになります。
1位 慶應義塾大学 | 45人採用 |
2位 早稲田大学 | 44人採用 |
3位 東京大学 | 23人採用 |
4位 上智大 | 10人採用 |
5位 青山学院大 | 9人採用 |
5位 東工大 | 7人採用 |
7位 明治大学 | 7人採用 |
7位 関西学院大 | 7人 |
7位 立教大 | 7人 |
超人気企業であることと明らかに優秀大学卒の学生を採用している傾向が強いため、学歴フィルターは間違いなく存在すると思ってもらって良いでしょう。
就職偏差値
博報堂の就職偏差値は73と日本トップレベルに高く、電通の75に次ぐ広告業界・総合広告代理店の会社においてトップクラスの就職偏差値を誇ります。
75 電通
73 博報堂
70 リクルート・コミュニケーションズ
68 アサツー・デイ・ケイ(ADK)
63 大広 JR東日本企画 東急エージェンシー NTTアド
数多くの就活生が博報堂に入社したいと考えておりライバル競争は激しいため、博報堂に就職するためには高いレベルでの選考対策を行うことが必須と考えられます。
博報堂の会社概要と事業内容
では次に、博報堂の会社概要と事業内容・経営理念を解説します。
会社概要
博報堂は、東京・赤坂に本社を構える1895年に教育雑誌の広告取次店として誕生した総合広告代理店です。
2003年10月に「大広」・「読売広告社」と経営統合し、博報堂DYホールディングスを設立し、博報堂DYホールディングス傘下の企業となっています。
『クリエイティブの博報堂』とも呼ばれているほど制作部門が強く、糸井重里氏や佐藤可士和氏などの著名クリエイターを数多く輩出しているのも特徴です。
現在の博報堂単体の年間売上は1兆円を超え、日本の広告市場6兆円のうち15%を博報堂が担っており、国内1位の電通と並ぶ、言わずと知れた広告業界を代表する日本のトップ企業です。
事業内容
博報堂DYホールディングスは、「博報堂グループ」「博報堂DYメディアパートナーズグループ」「大広グループ」「読売広告社グループ」「kyu」5つのグループ企業から成り立っています。
その中で、博報堂グループ傘下には全部で79社もの子会社があります。
内訳は以下の通りです(※2022年現在)。
・連結子会社(国内):44社
・連結子会社(海外):26社
・持分法適用関連会社(国内):3社
・持分法適用関連会社(海外):6社
博報堂の主な事業内容は広告事業の「総合ブランディングサービス」で、その他にも、
・メディアサービス
・クリエイティブ、コンテンツ事業
・プロモーション、イベント事業
・e-ソリューション事業
・コーポレート・コミュニケーション事業
など複数の事業を展開しています。
経営理念
博報堂という社名の由来は、創業者の瀬木博尚氏の『博く、華客に奉仕報酬する』という理念が基となっています。
現在では、博報堂グループDYホールディングスのグループ経営理念のもと、運営されています。
<博報堂グループ経営理念>
1.顧客に対して、常に最善のサービスを提供し、ビジネス価値の向上に貢献する。
2.メディアの革新と向き合い、メディア価値の向上に貢献する。
3.世界的にネットワークを展開し、サービス網の充実をはかる。
4.生活者から発想することで、人々の次世代の豊かさを創造し、社会の発展に寄与する。
5.自由と自律を尊重し、多様な個性とチーム力を価値創造の源泉とする。
6.自立と連携の精神で、新しい挑戦を続け、世界一級のマーケティングサービス企業集団を目指す。
7.企業価値の継続的な向上をはかり、株主からの信頼と期待に応える。
博報堂に転職成功する人に多い出身会社
では博報堂への転職を成功させる人々は、どのような会社出身の人が多いのか解説して参ります。
リクルートグループ
まず多いのが、手広く事業ドメインを拡大し続けているリクルートHD出身者です。
リクルートキャリア | 人材採用広告事業を展開 |
リクルートライフスタイル | 旅行・グルメ・美容・学び・通販・共同購入クーポン等、日常の様々なシーンでカスタマーの行動を支援 |
リクルートコミュニケーションズ | 集客ソリューションから、Webマーケティング、メディアの制作・流通・宣伝、カスタマーサポートまでを担当 |
上記のような子会社を含む人々の生活に身近な広告を扱っているリクルートグループから博報堂グループへの転職の流れは非常に大きいと言えます。
高卒以上であれば未経験でも入社しやすい募集条件で活発に人材採用が行われているため、業界経験を積むために入社し、リクルートグループで広告業界の営業としてのスキルを積んでから博報堂の採用試験にチャレンジするという方が多いです。
サイバーエージェント
サイバーエージェントはAmeba関連事業とインターネット広告事業を主とするWeb広告に特化した広告代理店ですが、博報堂中途採用組の出身者も多いです。
失敗に終わることも多いようですが独自の取り組みが多く、新卒や入社数年目の社員でも熱意や実績が評価されると子会社の社長に抜擢されることもあるため、子会社の社長としての経験を積むことで学べることは非常に多いです。
抜擢人事の他にも若いうちから責任のある仕事を担当できる社風だからこそ、他の会社でも通用するスキルが身につくことで、博報堂の中途採用でもサイバーエージェント出身者は一目おかれる存在になっているようです。
関連:サイバーエージェントの転職難易度は?中途採用の倍率は?
オプト
オプトはリスティング広告・ネットワーク広告・ディスプレイ広告・ソーシャルメディア広告など幅広いインターネット広告を取り扱う業界3位の大手インターネット広告代理店です。
様々なニーズに応えられる適切なツールを用意しているため、時代の潮流に合わせてマーケティング全般を俯瞰した提案ができることが強みです。
オプトで働くことで、現在世の中の主流となってきているWeb広告やWebマーケティング全般の知識を身に付けることができますので、転職するにあたっても活かせる経験やスキルが多く、有利に働くようです。
実際に博報堂の求人情報を見ていても、Webマーケティングの知識を求める求人が多く、博報堂が求めるニーズと合っていると言えますね。
博報堂に就職・転職後の新卒・中途採用年収
新卒採用平均年収
博報堂への就職を成功させた後の新卒採用年収例を年度別に見ると平均して以下の通りです。
総合職 | 推定1,200万円~2,000万円 |
30歳時点 | 推定800万円~1,000万円 |
40歳時点 | 推定1,200万円~1,500万円 |
全職種合計 | 1,090万円 |
全体を通してかなり平均年収が高いことが分かりますが、月の平均残業時間は50時間超と広告業界の中でもトップクラスに多いので、体力に自信のある人が残業代で稼いでいるというのが実態でしょう。
中途採用平均年収
博報堂への転職を成功させた後の中途採用年収例は平均して以下の通りです。
・セールス(営業)系:1,393万円~1,493万円
・エンジニア(技術)系:945万円~1,045万円
役職別では、主任以上で1,000万円超、部長クラスでは1,714万円という結果で、博報堂全体の平均年収は1,036万円でした。
日本の平均年収が400~410万円の中、非常に年収が高い企業と言えます。
博報堂の新卒&中途採用面接で聞かれる質問
新卒採用で聞かれる質問
博報堂の新卒採用において聞かれる質問としては、一般的な企業とそこまで大きな差はなくベーシックな内容であると言われています。
実際に新卒就活時に博報堂を受けてESが通過し面接まで進んだ就活生の面接体験談をご紹介致します。
博報堂の新卒就活面接で聞かれた質問
この会社で5年後10年後どう成長していたいか?
あなたの長所と短所は?短所はどの様に改善した?
当社にどうして志望したのか、志望理由も合わせて
学生時代に頑張った事は?学生に注力して学んだ事は?
当社の強みと弱みをどう認識してるか?弱みを改善する場合は?
希望職種について。就活の軸を教えてください。
あなたの趣味を教えてください。
当社は入社志望群の中でどれぐらいに位置しますか?
あなたの特技を教えてください。
最後に何かお伝えしておきたいことはありますか?
博報堂の新卒就活面接で聞かれた質問
自己紹介、自分の性格、自分を動物に例えると?
自分は友人からどう思われていると思う?なぜ?
学生時代頑張った事、達成出来なかった事、どうすれば達成できた?
どうして博報堂を選んだのか?博報堂に入って何がしたい?
大学ではどの様な勉強をしていた?それが何に生かせるか?
自分が入社する事で会社にとってのメリットはなにか?デメリットはなにか?
何か聞きたいことはあるか?
博報堂の新卒就活面接で聞かれた質問
自己紹介、志望理由、希望職種(博報堂でどんな業務にチャレンジしたいか)
エントリーシート記載した内容についての確認
自分の強みと弱みを簡潔に
どのような友人が多くどのように関わることが多いのか
広告で心を動かせられたエピソードについて簡潔に述べてほしい
これからのメディアの在り方についてどう感じているか?
広告の市場規模がどのように変化していくのか?
業界全体としてどのようなことに気をつけていくべきか?
上記就活生の口コミを見ても分かる通り、一通り就活に関してガクチカや志望動機など基本的な質問が聞かれた後に、人によっては少しイレギュラーな質問がされることもあるようです。
事前に広告業界についての研究や博報堂についての企業研究は当然ですが、イレギュラーな質問に対応できる臨機応変さも人事面接官は評価するポイントとして判断していることでしょう。
もし博報堂の面接対策に関して不安や心配な人は、キャリセン就活のような就職エージェントを活用して事前に対策を行っておきましょう。
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※現在は22卒の新卒就活生メインですが、23卒もサポートもしてもらえるので安心して大丈夫です
中途採用で聞かれる質問
転職口コミサイト『転職会議』に掲載されている、実際に博報堂の中途採用選考を受けた方の口コミ57件の中から、採用面接で聞かれやすい質問内容を紹介します。
・現職での実績について(各内容の詳細、苦労したこと、良かったことなど)
・電通と博報堂の違いは?なぜ電通ではなく博報堂を志望したのか?(志望動機)
・博報堂に入ってやりたいことは何ですか?(何を実現したいか)
・業界の知識・個人での活動を含め業界に携わった経験の有無
・10年後のキャリアビジョンについて教えてください。
・自分のやりたいことができなかった場合どうしますか?
・失敗体験とそれを乗り越えた過程を教えてください。
・簡潔に自己PRしてください。
・家族構成/休日の過ごし方」/趣味/これだけは負けないということ
・好きな映画とその理由を教えてください。
・自分にキャッチコピーをつけてプレゼンしてください。
中途採用面接でよくある一般的な質問が多い中、特に博報堂で多数の人が質問されていた内容は、
「電通と博報堂の違いは?なぜ電通ではなく博報堂を志望したのか?」
「博報堂に入ってやりたいことは何ですか?」
上記2つでした。
この2つについては質問される可能性が高いと予測できるので、面接で焦らず詳しく説明できるように事前に準備しておくといいでしょう。
また、好きな映画とその理由や、自分を動物に例えると何か?など広告業界特有の少し変わった質問をされることもあり、臨機応変な力も試されます。
職種や人によっては事前に通告されて持参していた提出課題(A4で5枚のプレゼンシート)の内容についても聞かれることがあるのでしっかりと事前準備が大切ですね。
準備していなかった質問をされた場合にも、焦らず落ち着いて、自分の言葉で詰まらないように答える必要があるでしょう。
博報堂の契約社員求人で転職して正社員になれる?
博報堂の中途採用は原則正社員採用となりますが、グループ会社を含めて以下のような職種で契約社員の募集が行われています。
株式会社博報堂 | ストラテジックプランナー(マーケティング職) |
株式会社博報堂 | アカウントプロデュース(営業職) |
株式会社博報堂ダイレクト | ダイレクトマーケティングプロデューサー |
株式会社博報堂プロダクツ | 店頭ツールディレクター |
株式会社博報堂アイ・スタジオ | グロースハッカー |
この他にも契約社員で募集が行われている求人は多数ありますので、詳しくは後ほど紹介する転職エージェントに登録して確認してみるといいでしょう。
また、上記でご紹介した契約社員求人の中でも、契約社員に限定して募集されている求人と、選考状況によって正社員or契約社員どちらからでオファーされる募集に分かれています。
▼大手転職エージェントdodaの募集求人例
契約社員は1年毎の更新で最長5年満期の雇用契約となりますが、もちろん正社員登用制度も整っています。
正社員登用は狭き道のようですが、実績を残したりすることで正社員登用となっているケースもありますので、正社員になれるかどうかは個人の頑張り次第と言えるでしょう。
博報堂への就職・転職成功確率を高める方法
博報堂への就職・転職成功確率を最大限に高める方法は『就職エージェント』『転職エージェント』を活用することです。
就職・転職エージェントを活用すべき理由は、以下の4つです。
1.一般には公開されていない非公開求人を紹介してもらえる可能性がある
2.キャリアアドバイザーが直接人事にあなたを推薦してくれる
3.年収交渉など待遇面での交渉をプロに依頼できる
4.博報堂に特化した面接対策を行える(模擬面接など)
以下のように、実際に大手転職エージェントdodaエージェントでは実際に博報堂の求人募集がされていることがわかります。
これらの求人に応募するためにはdodaエージェントサービスへの会員登録が必須なので、ぜひ登録して博報堂の非公開な転職情報をゲットしてくださいね。
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博報堂への就職・転職に関するQ&Aまとめ
博報堂に顔採用はある?
「博報堂では顔採用(美人採用)が行われているんじゃないか?」と疑問を持つ声が挙げられていますが、厳密には顔採用は行われていません。
ただし、広告業界のリーディングカンパニーで見られる仕事であるため、美意識の高い人材はやはり採用されやすい傾向があるのも事実としてあります。
人事採用担当者も1人の人間であるため、美意識の高そうな人材とそうでない学生が同じことを喋っていたとしても、受け取る印象が無意識レベルで変わってしまうのは仕方がないことでしょう。
博報堂は第二新卒でも採用される?
博報堂では時期によっては第二新卒のポテンシャル枠採用が行われています。
大手転職サイト「doda」で検索すると2022年現在、ビジネスプロデュース職(業界経験不問/第二新卒採用) や【第二新卒歓迎】Webディレクターの募集が行われています。
dodaに会員登録して、第二新卒ポテンシャル枠の求人がクローズ充足してしまわないうちに早めに応募するようにしましょう。
博報堂中途採用の書類選考通過率は?
博報堂の中途採用における書類選考平均通過率は20~25%程度と平均よりやや低く、書類選考通過率の難易度は高い企業の部類に入ります。
自己応募の状態で書類選考に出すのは危険で、数多くのライバルが博報堂の書類選考に応募しているため、必ず事前に職務経歴書を添削してもらいアピールする内容をまとめておくことが必須と言えるでしょう。
大手転職エージェントのdodaであれば、広告業界専任のキャリアアドバイザーが、博報堂の書類選考添削を行ってくれます。
博報堂から転職する人の転職先は?
博報堂出身の人が転職先として選ぶ会社としては、やはり同業界の電通やADKが一番多いですが、他にはWeb広告に強いサイバーエージェントやオプトなどの転職先として候補に挙げる方が多いです。
広告業界から異業界に転職する人は、コンサル業界や人材業界など、広告業界と同じ無形商材系の業界に転職する人が多い傾向にあるでしょう。
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