インターネット広告業界を代表する「株式会社オプト」に転職を検討されている方に向けて、事業内容や年収、面接、難易度等の情報をまとめました。
オプトは右肩上がりの成長を遂げるインターネット広告業界の中で、売上高3位を誇るリーディングカンパニーです。
新卒・転職市場でも人気が高く、オプトへの転職・就職を成功させるためには、企業研究や面接対策など、事前の準備・対策が必要不可欠です。
私自身、IT・WEB領域担当のキャリアアドバイザーとしてオプトへの転職を支援した経験もありますので、これからオプトへの転職を検討されている方はぜひ参考にしてください。
古賀優太
新卒で大手人材会社・パーソルキャリア株式会社に入社し新卒大学生の就活支援事業「doda新卒エージェント」の立ち上げに従事し数多くの就活生をサポート。
独立して株式会社Conpinessを設立し、述べ2,000人以上の就職支援に携わり、20代~30代層サポートを中心に現役の転職エージェントとして活動している。
【2024年11月5日最終更新】
目次
オプトの会社概要と事業内容
会社概要
会社名 | 株式会社オプト |
従業員数 | 700人 |
本社・研究所 | 〒102-0081 東京都千代田区四番町6番 |
事業所 | ■大阪支社 〒530-0003 大阪府大阪市北区堂島二丁目1番16号 フジタ東洋紡ビル5階 ■沖縄コーラルオフィス ■仙台ラボラトリ |
電話番号 | 03-5745-3601 |
事業内容
株式会社オプトは東京都千代田区に本社を構える1993年に創業した大手インターネット広告代理店で、デジタルマーケティング分野では業界を牽引するリーディングカンパニーです。
インターネット広告・PR・SEOなど使った従来のデジタルマーケティングに加えて、効果測定システム『ADPLAN』を始めとする様々なツールを駆使し、データに基づいた分析を軸に「売上に直結するeマーケティング」を行っています。
eマーケティング事業は以下の3つの柱を軸として展開しています。
・広告代理サービス (プランニング/メディアバイイング/運用)
・マーケティングサービス(コンサルティング/ビジネスパートナー支援)
・テクノロジーサービス(開発/ツール提供)
企業理念
〇Group Missio-使命
「次代の繁栄」のために新しい価値を創造し続ける
〇Group Value-価値観
・先義後利
・チャレンジ(変革)
・楽天主義(プラス思考)
・社員の幸せこそ重要
・一人一人が社長
〇Group Vision 2030-2030年構想
デジタル産業革命で社会を豊かに人類を幸せに
インターネット広告業界で業界第2位に位置しているオプトですが、2022年現在は主力事業を広告からデジタルシフト事業に移そうとしています。
デジタルシフトとは簡潔に説明すると、①情報のデジタル化、②プロセスのデジタル化(効率化)、③社会システムのデジタル化という3つのプロセスに分けられます。
持ち株会社の名前もオプトホールディングスからデジタルホールディングスに移行しており、本気でデジタルシフト事業に移行しようとしていることが分かりますね。
オプトの就職難易度は高い!⭐️4つ
就職難易度:
オプトの就職難易度はWeb広告代理店の同業他社の中で最高レベルに高い⭐️4つで、インターネット広告業界の企業の中で屈指の就職難易度を誇ります。
ESの通過率については80%超えと難しくはないのですが、一次面接の通過率が30%前後とガクッと下がり、二次面接の通過率も20%前後と難易度は高く、最終的な内定確率は10%と10人に1人の割合です。
オプトの採用大学!学歴フィルターは?
採用大学としては、GMARCH・関関同立のAランク大学が42%と一番多く、次いで日東駒専のBランクが27%、早慶上智・東大・大阪・京都大学のSランクが13%程度となっています(※Cランク以下の採用実績もあり)。
学歴フィルターがない訳ではありませんが、そこまで学歴を重視するという風潮ではないため、Bランク以下の大学在学中の学生でも新卒で就職できる可能性はあるでしょう。
ちなみに同業界のインターネット広告会社において、新卒就活生から非常に人気のあるサイバーエージェントに関しては、オプトよりも学歴を重視する風潮があるため比較すると良いです。
オプトに転職するには?※転職難易度
転職難易度:
デジタルマーケティングの分野で業界最大手に位置するオプトは、新卒・転職市場で非常に人気の高い企業です。
電通、博報堂、ADKの大手3社に比べると転職難易度はやや低めにはなりますが、業界内で比較すると難易度は高い方に位置するでしょう。
関連:博報堂に転職するには?転職の難易度や年収・選考など徹底解説
オプトが中途で募集している職種は、主にアカウントプランナー(営業職)、クリエイティブディレクター職の2つで、いずれもオプトの主要な職種になります。
アカウントプランナー(営業職)
コンサルティング型の営業職として、顧客のマーケティング課題や事業課題に対し、それぞれの領域のスペシャリストとチームを構築し、ディレクションしながら解決のための実行・運用を推進する職種です。
顧客の本質的な課題に向き合い、広告提案だけでなく、ブランディング、CRM、事前リサーチなど、幅広いマーケティング活動を行える能力が必要となります。
クリエイティブディレクター
顧客の事業課題を解決するために、日ごろよく目にするインターネットメディア上で動画、バナー、リッチメディアなど様々な表現方法を駆使して生活者と顧客を繋げる職種です。
問題解決力、プランニング力、ディレクション力を用いて、顧客の課題を解決するクリエイティブを継続的に生み出す能力が求められます。
※紹介した2つの職種の他にも、管理部門系(財務、法務、人事等)の募集も随時行われていますが、未経験で応募できる職種は少なく、どの職種でも豊富な経験と高度なスキルが求められます。
オプトが求めている人物像
高い就職難易度を乗り越える上で、求められる人物像をイメージしておくことは重要です。
公式サイトの掲載内容をもとに大きく2つの特徴を解説します。
一人一人が社長
オプトは、社員が「一人一人が社長」として行動する姿勢を重視しています。
社員が自ら責任を持ち、自分自身の成長を目指しながら、主体的に業務に取り組むことが期待されています。
個々が自己成長を追求することによって、組織全体が強化され、より良い価値提供が可能になります。
この姿勢を持体現するべく、社員全員が「企業の顔」としての意識を持ちながら、クライアントに対して最適なサービス提供していくことが求められています。
企業理念 US (これが、私たちそのもの)への共感
オプトの企業理念「US」は、パーパス(存在意義)、バリュー(価値観)、経営コンテキスト(意思決定の羅針盤)の3つから成り立っています。
この理念に共感し、自身の成長と社会貢献を両立させる意欲を持つ人材を求めています。
企業と共に成長し、新たな価値創造に挑戦する姿勢をアピールするようにしましょう。
オプトに転職する人に多い出身会社
サイバーエージェント
Ameba関連事業とインターネット広告事業を主とするWeb広告に特化した広告代理店です。
サイバーエージェントでは、新卒や入社数年目の社員でも熱意や実績が評価されると子会社の社長に抜擢されることもあり、一人一人が熱意と責任を持って働いています。
参考:サイバーエージェントの転職難易度は?中途採用の倍率はエグい?
そのため、サイバーエージェントの出身者はオプトの社是にある「一人一人が社長」という価値観と同じ価値観を持った方が多いため、経験やスキルだけではなく、オプトの社風ともマッチ度が高く、入社後も高く評価されています。
博報堂・電通
博報堂・電通は日本を代表する総合広告代理店ですが、企業規模が大きいため若いうちに裁量のある仕事ができるケースは少なく、転職を検討する人が意外と多い現状です。
総合広告代理店ではインターネット広告以外にも紙媒体やCMなど、ありとあらゆる種類の広告を取り扱っています。
オプトはネット広告を専門に扱う広告代理店ですが、その他の広告媒体を取り扱った経験はインターネット広告の分野でも活かせることが多く、入社直後から即戦力と成り得る経験やスキルを評価されるため採用されやすいと言われています。
WEB広告業界に未経験で転職・就職する時の志望動機例文まとめ
オプトに就職・転職後の平均年収は?
給与水準は同業他社と比較するとそれほど高くはなく、全体の平均年収は550万円前後で推移しています。
オプトでは職種別に水準が異なるということはなく、以下のように役職によって給与水準が大きく異なります。
20代の一般社員 | 312.6万円 |
係長クラス | 554.2万円 |
課長クラス | 727.8万円 |
部長クラス | 930.5万円 |
半年に1回行われるMBOという人事制度に基づき個人の評価が反映されますので、頑張り次第では20代・30代でも高い収入を得ることもできます。
ただし役職につかない限りは、業界における会社の規模から考えるとそこまで給料水準が高いとは言えないので、実績を出して出世に向けて実力をつけなければ高年収は期待できないでしょう。
オプトの新卒・中途採用面接で聞かれる質問
転職口コミサイト『就活会議』『転職会議』に掲載されている、実際にオプト(及びオプトホールディングス)の新卒・中途採用選考を受けた方の口コミの中から、採用面接で聞かれやすい質問内容についてご紹介します。
・「オプト」を志望した動機(オプトについてどう思っているか?)
・希望年収(生涯年収)
・入社後どんな仕事を生み出したいか
・起業志向はあるか
・仕事以外で叶えたい将来の夢はあるか
・5年後のキャリアビジョンはあるか
・チームで取り組んだ経験について
オプトの新卒・中途採用では3~4回の面接が行われ、いずれの面接も「人物重視」でフランクな面接であることが特徴です。
経験や実績といった書類で確認できる内容よりも、「人としておもしろいいか」「向上心がありそうか」という部分を重視して見られます。
オプトの新卒・中途採用面接の回答例(志望動機)
次に、キャリアアドバイザーとしてオプトへの転職を支援した実際の経験をもとに、特に聞かれやすい質問に関して、回答例をご紹介します。
Q.仕事で挫折した経験はありますか?
A.今まで踏み込んだことのない分野の新規顧客の開拓がうまくいかなかった経験があります。
3ヶ月同じ方法を続けて効果が出なかったため、開拓を始めて3ヶ月目でそれまでの行動と失敗要因分析し、今まではテレアポから開始していた開拓を一旦取り止めました。
その後SNSを活用したマーケティングを行って認知度を高めた上で再度開拓活動を行ったことで、3ヶ月間0件だった契約を1年後には20件まで伸ばすことができました。
★挫折した事実だけではなく、「事実~要因~仮説~対策」を理論立てて説明できる能力を確認されます。
Q.仕事以外で叶えたい将来の夢はありますか?
A.65歳まで仕事を続けた後、ハワイのコンドミニアムで余生を過ごすことが夢です。
そのためには仕事で成功を収める必要があるため、現在は自分の興味がある分野であるWEB広告領域を徹底的に極めたいと考えています。
※オプトの企業理念に通ずるものとして、チャレンジ精神があるかどうかを確認されます。
オプトの将来性、業界トレンド
高い就職難易度を乗り越えて内定獲得するためには、オプトや広告業界全体のトレンド情報を把握し、志望動機や自己PRに盛り込むことが重要です。
広告業界のトレンドやオプトの将来に向けた戦略、将来性について解説します。
デジタル広告の成長
デジタル広告市場は年々拡大しており、2024年には世界の総広告費に占めるデジタル広告費の割合が58.8%に達する見込みです。
この成長を背景に、オプトは最新のテクノロジーを活用し、クライアントのマーケティング戦略を支援しています。
デジタルシフトが進む中、オプトの役割はますます重要性を増しています。
広告産業自体の大きな変革も想定
一方で、広告業界は、テクノロジーの進化や消費者行動の変化により、大きな変革期を迎えています。
オプトは、従来の広告ビジネスモデルから脱却し、新たな価値提供を目指しています。
テクノロジーとしてAIを活用するといった取り組みもその一つとして挙げられ、クライアントの多様なニーズに対応し、持続的な成長を図っています。
オプトが現状の市場動向・シェアに満足せず、クライアント・マーケットに対して高い価値を提供するため、積極的に新たな技術を取り組んでいる点。
並びに、単純な広告提案だけでなく、業界変革にも対応するスタンスで事業運営に取り組んでいる点で、今後も将来性が見込めると言えるでしょう。
オプトはクライアントのDXも支援
オプトは、クライアント企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を積極的に支援しています。
マーケティング戦略の立案から実行までを包括的にサポートし、企業の競争力強化に貢献しています。
デジタル技術を駆使したソリューション提供により、クライアントのビジネス成長を後押ししています。
オプトへの就職・転職成功確率を高める方法
オプトへの就職・転職成功確率を高める方法は『就活エージェント・転職エージェント』を活用することです。
オプトは新卒市場・転職市場でも非常に人気が高く、コーポレートサイトや転職求人情報サイトで中途採用の募集がオープンすると応募が殺到しますので、優秀な方であっても不合格となってしまうケースが多くあります。
そのため、オプトへの転職を成功させるためには「事前の準備・対策」が必要不可欠です。
就活・転職エージェントを活用すると、オプトに特化した書類添削・面接対策を受けることができますので、一人で活動するよりも格段に転職成功確率を上げることができます。
数ある就活・転職エージェントの中でも特におすすめのキャリアチケット(25卒)・内定シラバス(25卒)とdodaでは、以下のように実際にオプトの新卒・中途採用求人募集がされていることがわかります。
Web上で確認することのできる求人案件はごく一部に限られており、キャリセン就活・dodaが保有する求人案件の80%以上が非公開求人のため、オプトの様々な職種を紹介してもらえる可能性が高いです。
ぜひ就活・転職エージェントに登録して面談を行って非公開求人を紹介してもらい、オプトへの就職・転職を成功させましょう。
25卒12月以降の新卒就職ならキャリアチケット
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オプトとデジタルホールディングスの違い!なんの会社?
デジタルホールディングスは株式会社オプトについて調べていると必ずと言って良いほど出てくる会社ですがなんの会社かというと、オプトをはじめとしたインターネット広告事業を行う企業を傘下に置く持株会社となります。
つまり、デジタルホールディングスという持株会社(ホールディングス)のグループの中に、株式会社オプトが属しているというイメージですね。
デジタルホールディングス傘下の企業には、オプト以外にも様々なインターネット関連企業が属しているため、かなりの規模を誇るHD持ち株会社と言えます。
デジタルホールディングスの就職難易度
デジタルホールディングスのプレエントリー数と採用予定人数から推測すると、デジタルホールディングスの採用倍率は約50倍となり人気企業の倍率基準が66倍となりますので、そこまで就職難易度は高くありません。
デジタルホールディングスの採用大学
デジタルホールディングスの採用大学は以下の通りとなります。
【採用大学】
青山学院大学、岩手県立大学、宇都宮大学、大阪大学、小樽商科大学、神奈川大学、関西大学、関西外国語大学、神田外語大学、学習院大学、九州大学、京都大学、京都外国語大学、京都産業大学、慶應義塾大学、神戸大学、国際基督教大学、駒澤大学、埼玉大学、産業能率大学、芝浦工業大学、昭和女子大学、信州大学、順天堂大学、上智大学、成蹊大学、成城大学、専修大学、大東文化大学、千葉大学、中央大学、中京大学、筑波大学、帝京大学、東京大学、東京外国語大学、東京学芸大学、東京経済大学、東京芸術大学、東京工科大学、東京女子大学、東京都市大学、東京理科大学、東北大学、東洋大学、富山大学、同志社大学、同志社女子大学、名古屋大学、奈良女子大学、新潟大学、二松学舎大学、日本大学、日本女子大学、一橋大学、広島大学、福岡大学、文教大学、法政大学、北星学園大学、北海道大学、北海道情報大学、武蔵野美術大学、明海大学、明治大学、明治学院大学、山形大学、山口大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学、早稲田大学
【採用大学院】
九州大学、大阪大学、京都大学、筑波大学、東京大学、東京工業大学、東北大学、名古屋大学、北陸先端科学技術大学院大学、明治大学、立命館大学、早稲田大学
地方も含めて幅広い大学から新卒採用を行っていますが、一定数の学歴は必要と言えますので、学歴フィルターはややあると認識して良いでしょう。
デジタルホールディングスの新卒採用人数
直近3年間のデジタルホールディングスの新卒採用人数は以下の通りです。
2023年 | 85名(男48人・女37人) |
2022年 | 77名(男34人・女43人) | 2021年 | 46名(男27人・女19人) |
コロナの影響で一時期は新卒採用人数も落ち込みましたが、直近では復活していることが分かります。
デジタルホールディングスの福利厚生
デジタルホールディングスの福利厚生は非常に充実しており、以下のような福利厚生が働く環境として整えられています。
- 勤続休暇(リフレッシュ休暇)
- 産前産後/育児休暇
- チャイルドケア休暇
- ベビーシッター補助
- 部活動制度
- Co-labo.(コミュニケーション活性活動)
- 健康管理サポート
- 従業員持株会
テレカンボックスやミーティングスペースなど、非常に働く環境が整えられていますね。
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