- 「他の仕事で経験がないけど、パティシエを辞めたい」
と転職を希望する人は少なくありません。
パティシエからの転職活動は、
- 「自分には製菓業界の経験しかない」
と他の業種への転職に自信を持てずに悩んでしまうことが多いでしょう。
しかし、この記事を最期まで読めば、パティシエから異業種へ転職することができます!
何故なら、筆者も製菓学校を卒業後にパティシエとして勤務した後に、異業種への転職を成功させた経験があるからです。
実はパティシエの離職率は1年以内に70%が離職すると言われており、他の業種と比較しても倍以上の離職率でかなり高い状況となっています。
自分以外のパティシエからの異業種転職経験者を多く知っており、パティシエからの転職は不可能ではないことが証明されています。
この記事では、自分を含めた成功経験をもとに、パティシエからおすすめの転職先を紹介していきます。
【2024年9月18日最終更新】
目次
パティシエから転職したい/辞めたい理由
パティシエは夢がある華の職業です。
しかし生クリームの白さとは反面、ブラックな業界での勤務で「辞めたい」と考える人は少なくありません。
実際、製菓専門学校を卒業して製菓業界を続ける人は1クラスに1人いるかといった割合で、ほとんどの人がパティシエから異業種に転職していることになります。
では、具体的なパティシエを辞めたい理由について見ていきましょう。
拘束時間が長い
パティシエとして働く上で、過酷なデメリットは「長時間労働」です。
職人として働く訳ですから、1日8時間で定時上がりのような環境を求めている訳ではありません。
しかし、実際パティシエとして働いてみて1日13時間〜17時間、週休1日といった長時間労働をおくっていれば、辞めたくなってしまいます。
クリスマスなどの繁忙期前などであれば、個人店に勤めるパティシエであれば店に泊まり込みで働くこともあるでしょう。
パティシエの朝は早く、始発で出勤することも珍しくありません。
筆者も入社1年目の下積み時代は朝4時半に起きて、5時過ぎには出社して深夜0時頃に帰る日々を送っていました。
睡眠時間も減りライクワークバランスの悪いパティシエ業界では、辞めてしまう人も多いのです。
給料が安い
パティシエとして働いていく中で、必ず経験するであろうデメリットは「給料の低さ」です。
月給制の正社員として働いても、ボーナスがないことは当たり前、給料も保険料などもろもろ引かれて手取りが15万円以下の待遇は珍しくありません(※平均年収は350万円)。
しかも、パティシエ業界は「職人として修行する」と言う大義名分のため、長時間の残業であっても残業代が支払われないことが当たり前の世界です。
自分もひとり暮らしをして、パティシエとして修行していたので生活面は随分苦しかったです。
拘束時間も長く、時給計算すれば最低賃金を下回ることも少なくない待遇で、働いていれば、将来結婚や親の介護など、人生の転機に差し掛かった際の貯蓄や収入面での不安を覚えて、転職を考える人は多いでしょう。
体調を壊す
朝早くから働き休みもままならない状態で、働いていれば体調を壊してしまうことも珍しくありません。
長時間立ってお菓子作りをしていることで、ヘルニアや腱鞘炎は日常茶飯事です。
「精神的疾患」による転職をおこなうパティシエは、同僚や知人にもいました。
パティシエの世界は、先輩や上司が絶対的な体育会系であり、上からのプレッシャーや叱咤をストレスとして溜め込んでしまい、鬱病にあり働けなくなる人は少なくありません。
中には長時間製菓材料と触れ合っていることで、小麦粉や卵、ナッツ類などでアレルギー症状を発症してしまい、転職を止むなくする人もいます。
職人の世界で技術を磨いていくには身体だけでなく精神的にも、健康である必要があります。
体調を壊してしまって転職するパティシエは少なくありません。
結婚などプライベートの変化
結婚や親の介護を機に、異業種へ転職するパティシエは多いです。
もともと、パティシエとして働いている時から、結婚すれば辞めて、パートの仕事をすると考えている人は少なくないでしょう。
結婚後も、パートとして接客業や製菓製造補助をしてパティシエの世界に残る人も居ますが、将来の経済面や福利厚生を考えて、異業種転職を希望する人もいます。
特に男性など「今後、自分が家庭を支えていく」「子供が出来た時に、クリスマスを一緒に過ごせる父親になりたい」と将来の家庭を考えて、異業種への転職するのです。
将来の展望が変わった
パティシエとして長期間務めた人の中で、多い転職理由が「将来の展望が変わった」ことです。
パティシエとして働く多くの人は、「将来、独立して自分の店を持ちたい」「この一流ホテルでシャフとして実積を積んで、有名パティシエとなる」といった夢を追いかけて働きます。
その掲げた夢を叶えるために、安い給料で長時間働きながら自分の技術を磨いているのです。
しかし、働いている中で先輩や他のパティシエが出店した店が、あっけなく潰れてしまい自分の夢に自信を持てなくなることは少なくないでしょう。
それが、尊敬しているパティシエであったり、憧れの先輩が出した店で失敗したり、あまりにも過酷な労働環境を目の当たりにして「自分は独立しても幸せになれない」と考えて、異業種へ転職していきます。
自分の夢を諦めた時、パティシエは転職を決意するのです。
パティシエ辞めた後に働くことで身につくスキル
「パティシエとしてしか、働いてこなかった自分には何も取り柄がない」とパティシエ以外の道を思いつけない転職希望者は多いでしょう。
しかし過酷な労働環境で培ったスキルは他の転職先でも活かすことができます。
パティシエで働くことで身につくスキルを確認していきましょう。
手先の器用さ
パティシエの特徴として、まずは手先の器用さが挙げられます。
繊細なお菓子を手掛けてきたパティシエには、細かい作業や精密なデコレーションをおこなえる器用さを持ち合わせています。
ケーキやお菓子などパティシエが取り扱う製品は、壊れやすく温度管理も徹底しなければいけなし繊細な代物です。
その繊細な製菓材料を華麗に飾り付けてきたパティシエの手先の器用さは、自分が思っている以上に高度に磨かれています。
他業界であっても、ものづくりなどで繊細な作業が求められる仕事で手先の器用さを活かすことができるでしょう。
接客能力
パティシエとして働く上で、接客能力は必要不可欠です。
製菓製造を生業とするパティシエであっても、店頭に立ってお客様を接客することは多いでしょう。
個人店で働いているパティシエはもちろん、ホテル勤務で接客に携わってきたパティシエであれば、一流の接客技術が身に付いています。
他の業界で接客しても、十分に即戦力として活躍できるスキルです。
特に自分で将来店を出す独立精神があった人であれば、店舗経営のために接客技術を磨いてきていることでしょう。
接客能力は接客業だけでなく他業界での対人関係の仕事で役に立つスキルで、接客能力が高ければ、コールセンター業界や営業職で活躍することもできます。
コミュニケーション能力
パティシエは自分一人で作業をおこなうのではなく、同僚や先輩・後輩、時にはアルバイトに指示を出しながら皆でお菓子作りをおこなっていきます。
パティシエの仕事は、同僚たちに、工程の指示やアドバイスを出したり、現状の店舗運営状況を逐一報告しながら作業を進めていく必要があるのです。
人と密に話し合いながら、仕事をしていくパティシエは、コミュニケーション能力が磨かれていることでしょう。
コミュニケーション能力は人と関わるどのような仕事でも必要となるスキルで、他業界、他職種であっても顧客はもちろん、社内の同僚たちと円滑にコミュニケーションが取れる人材は、転職活動を有利に進めることができるでしょう。
クリエイティブさ
パティシエは世間の流行やニーズを把握して、売れる商品を生みだしていく必要があります。
日頃から、新商品を考案したり、既存の商品を改善してきたパティシエであれば、クリエイティブさが身についていることでしょう。
クリエイティブな発想ができる人材は、企画職や広報職などで求められるスキルです。
他業界であっても、日々、世間の流行やニーズを把握して、売れる商品・サービスを生み出していくクリエイティブさが必要になるでしょう。
またどのような職種であっても、クリエイティブな発想を生み出して、プレゼンできる行動力のある人材は、面接で長所としてアピールすることができます。
忍耐力
長期間、パティシエとして勤務してきた人であれば、忍耐力・根性が備わっています。
過酷な労働環境で自身の腕を磨いてきたパティシエであれば、他業界で辛いことやしんどい仕事を任された時でも、耐え抜き、仕事をこなすことができるでしょう。
クリスマス時期にほとんど不眠不休で、お菓子作りをおこなってきたパティシエであれば、他業種の長時間残業など、恐れるに足りません。
むしろ、他業界で残業代がしっかり払われる仕事であれば、労働時間は短くなり、給料も高くなるので、嬉しい限りでしょう。
他業界へ転職すれば、間違いなく労働時間は短くなり、仕事で感じるストレスも減ります。
専門職で長期間勤めることができた人であれば他業界でも困難を耐え抜き、仕事を全うする忍耐力が備わっているので、転職先でも活躍することができるのです。
パティシエから転職先おすすめ6選!異業種も
ではここからは、いよいよパティシエから転職先おすすめ6選について異業種も含めてご紹介いたします。
営業職 | |
接客業/販売職 | |
製造業 | |
広報・企画職 | |
事務職 | |
介護職 |
※⭐️の数は転職難易度
パティシエでの仕事を生かせる転職先についてご紹介いたしますので、ぜひご参考頂けますと幸いです。
パティシエから転職先おすすめ①:営業職
転職難易度:
パティシエとして勤務していく過程でお客様対応を始め、同僚とのコミュニケーションで話術を磨いてきた人には営業職がおすすめです。
営業職として働いていくには、相手が求める内容を汲み取り、提案する営業力が求められます。
ケーキ屋であれば、お客様に消費をおすすめして営業をかけることも少ないでしょうが、コミュニケーション能力は身についているでしょう。
お客様や同僚だけでなく、仕入れ先の業者と日頃からやり取りをすることも少なくありません。
意識せずとも、パティシエとして働いているうちにBtoCのコミュニケーションはもちろん、BtoBのコミュニケーション能力も身に付いているのです。
なにより、営業職へ転職すれば取引先との会話で「前職はパティシエでして...」と話のネタとしてパティシエ時代の話をすることができます。
パティシエとして働いてる時には、実感しませんが、他業界の人たちからするとパティシエは珍しい職種であり、話のネタとして良いです。
筆者も、営業職時代に「前職はパティシエでした」鉄板トークを駆使して、新規開拓をおこなった実積があります。
また、営業職は厳しいノルマなどでブラックなイメージを持っている人もいますが、パティシエの仕事より遥かにホワイトな職種です。
コミュニケーション能力を活かして、労働時間・給料面の待遇を向上させたい転職希望者には、営業職がおすすめです。
業界としては、製菓関係や飲食関係のサービスを扱っている会社の営業職がおすすめでしょう。
パティシエからの転職志望動機/退職理由/自己PR例文
私は将来独立して自分の店を経営することが目標でした。
そのために、製菓専門学校で知識を身につけて、実際にパティシエとして勤務して腕を磨いていたのです。
しかし、自分の店を持つためには、パティシエとしてお菓子作りの技術だけでなくお客様や取引先と密にやり取りをするコミュニケーション能力が必要なことに気が付きました。
そこで私は、自分のコミュニケーション能力を活かして、更に磨ける営業職への転職を決意したのです。
結婚を控えた私は、今後のライクワークバランスを考慮して、労働環境・待遇面の優れた御社で営業力を磨きたいと思います。
そして、将来自分の店を開業できる資金を貯めながら、御社に貢献できる営業として活躍していきたいです。
転職先企業例
- 製菓関係企業・・・株式会社山星屋、株式会社ブルボンなど
- 飲食関係企業・・・DiDiフードジャパン株式会社、株式会社フードコネクションなど
パティシエから転職先おすすめ②:接客業/販売職
転職難易度:
パティシエとして接客業をおこなってきた人であれば、他業界での接客業で活躍することができます。
今までの接客経験を活かすことができるので、転職先でも即戦力として迎え入れられることでしょう。
また、百貨店やホテルなど高度な接客な求められる勤務地で、接客をおこなってきた人は、面接時にも接客スキルをアピールすることができます。
パティシエとして勤務していく中で身につく接客スキルは、対人での接客スキルだけでなく、電話応対もおこなってきていることが多いです。
電話対応が求められる店舗接客や、コールセンターでの接客(カスタマーサクセス)も転職先としておすすめです。
パティシエからの転職志望動機/退職理由/自己PR例文
私はパティシエとして、製菓製造業の他にも接客業務をおこなってきました。
接客ではお客様の求める内容を提供するだけでは不十分だと私は考えており、求める商品、ニーズを引き出して、希望以上のサービスを提供することで始めて、リピーターとして店に定着してくれるのです。
「期待以上にケーキが美味しい」ことがパティシエとして求められるサービスですが、その他にも「プレゼント用ケーキの相談に乗る」「贈り物として相応しい商品を提供する」「お客様が知らない味を提供して、新しい世界を広げる」ことで顧客満足度を上げることができると考えています。
ただ接客するのではなく、パティシエとして培ったホスピタリティ精神を活かして、次の職場でもお客様に期待以上のサービスを提供していきたいです。
パティシエから販売職への転職体験談
同会社にて学生時代にアルバイトしていた経験があり、仕事内容を理解していたので、不妊治療通院との両立ができそうだと思ったからです。
比較的年配の主婦の方が多く働いていたこと、仕事内容が今までのパティシエ経験も多少生かせること、シフト制で休みの融通が利きそうだったこと、自宅から近い店舗で求人募集がでていたこと、比較的のんびりとした職場で自分の性格にも合っていると感じたこと、などが転職理由です。
この職場であれば、妊娠中や産後復帰もできそうで、さらには子どもが大きくなってからでも働きやすい環境であると思ったので、将来の自分の生活に合い、長く働けそうであると感じたのも、理由のひとつです。
大きな会社のため、有給休暇など福利厚生もきちんとしていることも魅力でした。
転職先企業例
- コールセンター企業・・・トランスコスモス株式会社、株式会社ベルシステム24など
- アパレル販売職・・・株式会社オンワード樫山、株式会社アダストリアなど
- 百貨店販売職・・・株式会社三越伊勢丹ホールディングス、株式会社高島屋など
パティシエから転職先おすすめ③:製造業
転職難易度:
パティシエとしてものづくりに携わってきた人であれば、他業種のものづくり・製造業へ転職することをおすすめします。
「良い製品を作りたい」とものづくりに込める想いは、他業種でも重宝される精神で、実際筆者もパティシエを辞めた後は、大手トラクター製造会社で製造業に転職しています。
パティシエの仕事では繊細なお菓子を相手に細かい作業ばかり行ってきましたが、他業界の製品であれば、手が触れただけで壊れることもなく、数度の温度変化によって製品の状態が変化することもないので気楽にものづくりを楽しむことができるでしょう。
また、パティシエを辞める理由として、労働時間の長さや休日の少なさ、給料の安さが原因で転職を希望している人も多いでしょう。
製造業であれば、サービス残業もなく1日8時間労働が基本であり、年間休日も多い業界となっていますし、給料に関してもパティシエの頃より増えることが多く、ライクワークバランスを充実させることができるのです。
パティシエからの転職志望動機/退職理由/自己PR例文
私は昔から何かものをつくる仕事に就きたいと考えていました。
その中でも自分の好きなものを作れる仕事に就こうと考え、お菓子作り・パティシエという道を選びました。
しかし実際に勤めてみると安い給料と1日15時間以上・週6日の勤務は過酷であり、自分の将来を考えこのままではいけないと思い転職に踏み切りました。
その中でも、自分のものづくりへの想いを諦めることができず「お客様により良い製品を生み出す」をコンセプトに掲げている御社の社訓に共感を持ち志望したのです。
パティシエ時代に培った精密な作業・手先の器用さを活かして、御社の製造業でより良い製品を生み出していきたいと考えています。
転職先企業例
- 株式会社クボタ、ダイハツ工業株式会社など
パティシエから転職先おすすめ④:広報・企画職
転職難易度:
パティシエとして、世間のニーズを汲み取りクリエイティブな発想で新商品を生み出してきた人であれば、広報・企画職に転職することをおすすめします。
広報・企画職で活躍するには、クリエイティブ発想と取引先や同僚と密にやり取りをしていくコミュニケーション能力が求められます。
社内で
- 「次に売れる商品をどうすればいいか」
- 「この工程を誰が担当していくか」
常に話し合って試行錯誤してきたパティシエであれば他業界の広報・企画職でも十分にクリエイティブなスキルを発揮することができるでしょう。
また、製菓業界は原材料も生クリームやバター、ナッツ類と安くはない材料で利益を生み出す必要がある業界です。
周囲の競合価格をリサーチして、仕入れ価格から販売価格の設定、粗利率の算出を数円単位で計算して利益を生み出してきたパティシエの経験は、他業界の企画職に活かすことができます。
パティシエからの転職志望動機/退職理由/自己PR例文
パティシエとして、私は店舗材料の仕入れ発注を担当していました。
私の勤めていた店では、自分で考案したレシピをシェフにプレゼンテーションして、自分で仕入れ価格の算出、販売価格を設定して、人件費や他コストを考慮した上で、新商品として販売できるかを日々、試行錯誤しているのです。
私は自分の考案したお菓子が店頭に並ぶのが嬉しく、お客様に喜んで貰える新商品を日々追求してきました。
そのためには、周囲の競合店舗で売れている商品のリサーチから、現在の流行をもとに次の季節では、どのような商品が求められるか、今売れるケーキとは何かを徹底的に市場調査をおこなう必要があります。
私はパティシエ時代に得たリサーチ能力・クリエイティブな発想力を活かして、御社でも企画職として活躍することができます。
お客様に喜んでもらう潜在的に求められる商品を発想力が企画職では必要だと考えています。
転職先企業
- 味の素冷凍食品株式会社、株式会社モンテールなど
パティシエから転職先おすすめ⑤:事務職
転職難易度:
パティシエからの転職先として事務職も非常におすすめで、実際に事務職へ転職を成功させて満足する人は非常に多いです。
過酷な労働環境から離れるためにも、パティシエから事務職への転職を成功させた方の転職体験談や志望動機を具体的にご紹介します。
パティシエから事務職への志望動機
パティシエから文具メーカー事務職へ転職(21歳女性)
最初は同じパテシエをさがしていましたが、今何専門学校に通って製菓の免許をとっただけで特にやりたいとも思っておらず、給料のこと、福利厚生のことを考えて転職しようと探していました。
中途採用の面接会というイベントがあって参加すると「スキルがなくても働ける」「福利厚生がきちんとしている」「休みも補償」「ボーナスもきちんとある」「仕事中の車は社用車がある」など自分が思っていたジムの仕事にぴったり当てはまり、転職しました。
実際入ってみても思った通りの会社で忙しすぎず、暇すぎず、自分のペースでしごとができて、とても安定していて良いと思っています。
パテシエは私には初めから向いていなかったのかもしれません。お菓子作りは趣味としてやるくらいで丁度良いです。
パティシエから事務職への志望動機
パティシエからスポーツ関係の事務職へ転職(23歳女性)
何よりも優先に考えたことは休みの多さ、残業の有無で、自分の気持ちを立て直して余裕を持てるかということでした。
実際に面接に行ってみて完全週休二日制、有給もしっかり使えて、長期休みありでしっかり休みがあり、残業もあまりないためいつ帰れるかという気持ちにもならず、パソコンでの仕事が多く必要最低限のコミュニケーションで良いため、気持ちに余裕を取り戻しやすいかなと思いました。
実際に転職しても職場の人たちもいい人ばかりで、自分自身も運動が好きなので、パティシエをやっている時にもスポーツ関係の仕事に興味があったことと、適度にお客様との関わりもあるので、自分をまた違う場所で成長させるためにこの仕事に決めました。
パティシエから転職先おすすめ⑥:介護職
転職難易度:
パティシエからの転職先として介護職もおすすめで、少子高齢化の日本において慢性的な人手不足な介護業界は資格不要で未経験OKの求人も多いのが特徴です。
実際にパティシエから介護施設に転職して活躍している方の転職体験談をご紹介いたします。
パティシエから介護職への志望動機
パティシエの職を退職後早く次の職を見つけたかったのが一番大きな転職理由です。
事務職などは求人がそもそも少ないこと、また短大出身者では採用されないものが多く、早く働きたい私にとっては良い求人を待っている余裕はありませんでした。
また、営業職などは前職と同じようにブラックな面がイメージとしてあったので、求人はありましたが、面接を受けることはありませんでした。
そこで、複数求人が出ていた介護施設の一つに面接に行き、その場で採用が決定しました。私は自宅で祖父母を看取ったこともあり、介護職にも興味を持っていました。
きつい仕事、離職者の多い仕事とのイメージが一般的ですが、私にはそこまで抵抗はなかったです。今もその介護施設で働き続けています。
パティシエからの転職必勝のコツ3選
パティシエとして勤務してきた経験を活かすことで他業種・他職種への転職は可能ですが、これからパティシエを辞めることを検討している人は、転職を成功させるコツを知っておくことをおすすめします。
ここでは、パティシエから転職必勝のコツを3つに分けて詳しく紹介していきますので、具体的に確認していきましょう。
やりたいことを見つける
パティシエから転職を希望する多くの人が、転職に踏み切れない理由としては、他にやりたいことが見つからないことでしょう。
パティシエから転職して失敗する多くの理由が、どこでもいいから、とりあえず転職してしまうことにあります。
しかし、実際幼い頃からの夢として働いている人も多いパティシエから、次にやりたいことが見つからないのは当たり前です。
次の具体的なやりたい仕事を見つけるより、まずは
何をしてみたいか、自分が挑戦したい事柄をリストアップしていきましょう。
ものづくりが楽しかったから、次もものづくりに関わりたいのか、飲食業界の経験を活かして転職したいのか、人と関わる仕事をしたいのかを知ることが、転職成功のコツです。
自分が思いつくやりたいことの中から、転職先を選ぶことによって、とりあえず転職ではなく目標を持った転職をすることができます。
辞める理由を明確にする
ぼんやりと辞めたいと考えて転職するのではなく、どのような点に不満があり転職するのかを明確にしておきましょう。
なぜなら、辞める理由を明確にせず、転職してしまうと転職活動時の面接でも、具体的な退職理由を話すことができず、転職してからも後悔してしまう原因になります。
辞めたい理由が給与面であるのなら、転職先は給与待遇の良い会社へ、ライクワークバランスに不満があるのであれば、年間休日が多く残業も少ない会社へ転職することで、転職を成功させることができるでしょう。
また、製菓業界は時には簡単に辞められないことも多い業界です。
特にお店から必要とされる人材であればあるほど、転職を希望してもシェフや上司から転職を止められてしまうでしょう。
明確な退職理由がなければ、パティシエを辞めることもできませんので、今一度「なぜ辞めたいのか」理由を明確にすることをおすすめします。
他業界、多職種を知る
パティシエなど専門職に勤めている人で辞めたくても転職できない理由として、自分にはこの仕事しかないと諦めてしまっていることが多いです。
確かにパティシエ以外の仕事をしたことが無ければ、他業種で活躍する自分を想像することは難しいでしょう。
しかし、思っているより多くの仕事がこの世には存在しており、パティシエの経験しかないあなたを必要とする会社も多いのです。
パティシエの仕事に勤めていた人は根性があり、手先が器用でコミュニケーション能力が高い傾向があります。これらの長所は転職市場でも、十分にアピールすることができ、需要もあるでしょう。
まずは、他業界、他職種を知って、どのような仕事があるのか知ることが必要です。
知らない仕事を希望することはできませんので、自分の転職先を広げるためにも、他業種や他職種の話をできるだけ多くの人から聞くことをおすすめします。
パティシエからの転職先をもっと知るには?
パティシエからの転職先をもっと知りたい人は転職エージェントを活用することをおすすめします。
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ここではパティシエからの転職実績が豊富なおすすめの転職エージェントを2つ厳選して紹介していきますので、参考にしてみてください。
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今回紹介したパティシエからの転職先についても、あなたがやりたいことの希望を叶えられる転職先の具体的な求人を紹介してもらえる可能性が非常に高いです。
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パティシエからの転職先に関するQ&A一覧
パティシエから転職のタイミングはいつが良い?
パティシエとして転職を考える際の最適なタイミングは、職場環境や人生の目標、業界の状況などによってまちまちですが、一番は転職したいと思った時に転職するのが一番ベストです。
転職を考える時期を選ぶ際には業界の動向を考慮することも重要で、特定の祝日や季節のピーク時期を避け、パティシエの業務が比較的落ち着いている時期を選ぶと、新しい職場への移行がスムーズになる可能性が高いでしょう。
パティシエでキャリアアップするためには?
パティシエとしてのキャリアアップを目指す場合、まずは基本的なスキルを磨き続けることが重要で、焼き物、菓子作り、チョコレート作り、砂糖細工などの技術的スキル、食材の知識、新しいレシピや技術の研究などが含まれます。
他にも新しい経験を追求することで、パティシエとしてのスキルと視野を広げることができます。これには、異なる種類のレストランやパティスリーで働く、海外で学ぶ、新しい料理法や食材を試すなどが含まれます。
パティシエの大手企業やホワイト企業はどこ?
パティシエ業界の日本国内の大手や評判の良い企業の一部を以下に示します。
- ル・コルドン・ブルー:世界中に校舎を持つこの料理学校は、一流のパティシエを育て上げることで有名
- サザビーリーグ:自社ブランド「ジョエル・ロブション」や「ピエール・エルメ」などを展開する企業で、一流のパティシエが集まります
- モンサンクレール:全国に店舗を展開するスイーツメーカーで、高品質な製品を提供しています
- ローザン社:「ハーゲンダッツ」などのアイスクリームブランドを展開
- シャトレーゼ:全国展開しているスイーツメーカーで、様々な商品を手掛けています
- ヨックモック:「シガール」などで知られるこの会社は、長年にわたって上質なビスケットを作り続けています
上記のような人気大手企業に転職するためには、具体的な企業の評判や労働環境について最新の情報を得るために、転職サイトや企業のレビュー、業界の専門家からのアドバイスなどを活用すると良いでしょう。
パティシエになるには?未経験就職先募集
もしこれからパティシエに未経験からなりたいのであれば、未経験OKの就職先求人を見つける必要があります。
パティシエになるための具体的な方法としては、基本的には調理師専門学校や製菓専門学校に通い、卒業してからレストランや洋菓子店、結婚式場、ホテルなどに就職するコースが一般的です。
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