転職エージェントの使い方

転職エージェントになるには?なり方や仕事の特徴!資格も

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仕事を探す求職者と、働き手を探す企業。その双方をサポートし、それぞれの視点から見た転職活動を成功に導くのが転職エージェントの使命です。

就職や転職活動というのはどこか孤独な戦いであり、苦労した経験が多いからこそ、そんな悩みを解決する転職エージェントの仕事にチャレンジしたいと考える人も少なくないでしょう。

求職者と企業の両方から感謝され、社会の役に立ち、やりがい溢れる転職エージェントは、いつの時代でも人気の職種と言えます。

では、実際に転職エージェントを目指そうと思った時、どのように行動するのが一番ベストと言えるのでしょうか。

人気の仕事であるがゆえに、そのやり方にもコツがあります。

今回は、転職エージェントへの就職や転職を目指す人に向けて、転職エージェントになるための近道とその際に利用をおすすめしたい優良エージェントの特徴をご紹介していきます。

転職エージェントになりたい人必見!おすすめ転職エージェント3社

転職エージェントマニア管理人プロフィール

【最終更新日.2024年7月4日】

■転職エージェントとは?仕事内容

転職エージェントを目指すからには、その仕事内容をしっかりと理解しておかなければいけませんので、まずは転職エージェントの仕事について詳しく解説していきましょう。

一口に転職エージェントと言っても、転職エージェントは大きく分けて、

求職者に対し、転職支援やアドバイスを行うキャリアアドバイザー(CA)

企業に対し、転職エージェントの利用を提案する法人営業(RA)

 
上記2種類に内部で分かれています。

転職エージェントを目指す多くの人は、前者のキャリアアドバイザー(CA)としての仕事のイメージを強く持っているのではないでしょうか。

キャリアアドバイザー(CA)とリクルーティングアドバイザー(RA)の仕事内容を分けると以下のようになります。

キャリアアドバイザー(CA)求職者との面談,求人マッチング,推薦状の作成,書類添削,面接対策,面接日程調整,内定後のフォローetc
リクルーティングアドバイザー(RA)新規求人の獲得,企業の人材要件ヒアリング,求人票作成,CAへの求人共有,企業選考フォローetc

仕事として任される範囲は会社によってさまざまで、どちらか片方に専念させる片手型の転職エージェントもあれば、自分で企業を開拓しつつ、そこに紹介する人材をカウンセリングする、両手型なんてところもあります。

▼片手型と両手型の転職エージェント

実際に動き出す前に、まずは自分が目指す転職エージェントの働き方はどちらのタイプなのか、または両方なのか、答えを出しておくと良いでしょう。

特にお勧めなのは片手型の転職エージェントで、分業されている会社の方が自分の仕事を一通り覚えるのが早いということと、大手転職エージェントは分業なので未経験でも採用してくれる会社が多いです。

意外に思うかもしれませんが、求職者に対してアドバイスを行うキャリアアドバイザーも含め、転職アドバイザーは大きなジャンルで見れば「営業職」に分類され、営業数字などの目標を持つことが多い職種です。

それは転職エージェントが収益を得る仕組みに由来しています。

▼転職エージェント売上の仕組み

転職エージェントが企業に求職者を紹介し、そこでの就職が成立することで、企業から紹介料として報酬が貰えるようになっているのです。

転職エージェントはいわば、人材を取り扱い商品とする「商社」のようなお仕事。

ですので、求職者の役に立ちたい、企業の採用を助けたい、というホスピタリティ精神はもちろん大切なのですが、その一方で営業マン的な、数字にこだわる側面も持ち合わせておいた方が良いとも言えるでしょう。

▶︎おすすめの優良転職エージェントは?

転職エージェントのノルマは2種類

転職エージェントのキャリアアドバイザー(CA)とリクルーティングアドバイザー(RA)が営業マン的要素が強いことは前述した通りですが、実際に課せられるKPI(目標値)は2種類あって、

✅何人入社させたか?(単位:人)
✅売上合計はいくらか?(単位:円)

上記2種類に分けられます。

たとえば課せられている目標が"入社2人&売上150万円"だったとして、入社は2人させたけども売上が120万円しか行かなかった場合は、人数のみの達成。

入社2人させて売上が180万円だったとすると「両軸達成」と呼ばれ、最も目標達成数値としては優秀な実績を出しているということになります。

転職エージェントを目指す以上、この「両軸達成」を安定して毎月達成し続けられるところをまず最初の目標として仕事に取り組むべきでしょう。

■転職エージェントになるには?未経験最短の方法

未経験から転職エージェントになるには、以下3つの方法があります。

人材紹介会社に正社員で就職・転職する

転職エージェントに最短でなるためには、就職や転職によって、人材紹介業や人材派遣業を行う人材企業へ勤めるというのが最も一般的で、かつ早いやり方です。

その際、転職サイトなどで転職エージェントを募集している会社を探すのも良いのですが、それだと見落としがあったり、タイミングによっては募集案件そのものが少なかったり、ということもあるため、確実な手法とは言えません。

転職エージェントを目指すのであれば、そのまま自分自身も転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーのサポートを受けるというのが最もおすすめ。

実際に自分がキャリアカウンセリングを受けることで、

・仕事のイメージをより具体的に持てるようになる
・転職サイトには掲載していない非公開求人を紹介してもらえる
・表には一般公開していない裏口ルートの求人を用意してもらえる

上記のようなメリットが挙げられます。

非公開求人は公開求人の10倍近くあることがほとんどですから、必ず転職エージェントとして勤務できる人材会社も紹介してもらえるでしょう。

▼転職エージェントになれる非公開求人多数

場合によっては、その相談をしている転職エージェントの会社に勤める、なんてこともあるかもしれませんね。

転職エージェントの求人数は?大手を比較

参考程度に大手転職エージェントのキャリアドバイザー求人数を調査すると、以下のようになりました。

実際の体験談ですが、相談される側のキャリアアドバイザーは将来自分と一緒に働く可能性もあるので、より親身にサポートしてくれる可能性も高いと言えます。

転職エージェントを目指すなら、まずは転職したいと思える転職エージェントに相談する。

意外と盲点になっている方法なので、しっかり覚えておきましょう。

管理人
面談を行ってくれたキャリアアドバイザーの方が、転職後の上司や部下になる可能性もるため非常に丁寧にサポートしてくれるので、オススメの方法です。

カウンセリングを受ける際のおすすめ転職エージェントについては、ご自身がなりたいと思う人材会社の面談を受けるのがベストですが、まだそこまで明確になっていない人は下記をご参照ください。

転職エージェントになりたい人必見!おすすめ転職エージェント3社

国家資格のキャリアコンサルタントを取得する

転職エージェントになるために資格を取得する方法もおすすめで、国家資格であるキャリアコンサルタントの資格を取得すればやる気や熱意があることを客観的に面接官にアピールする材料になります。

資格は余裕があれば取得しておくと良いくらいの温度感で、より転職エージェントになるために重要なのはやる気や熱意・なぜなりたいのか?志望動機・数字の達成志向や人に好かれる力などの方が重要です。

アシスタントや派遣・契約社員から駆け上がる

高卒フリーターで正社員経験がなく未経験だとしても、派遣社員や契約社員・アルバイトなどから人材会社に就職し、少しずつ実績を積んで周りに信頼を勝ち取り、正社員登用される方もいらっしゃいます。

実際に私の知人でも、元アパレル店員のアルバイトフリーターから契約社員として大手人材会社に転職し、最初はテレアポで新規開拓営業を行っていましたが徐々に営業成績で頭角を表し、見事正社員登用されてキャリアアドバイザーになった女性もいます。

アルバイトや派遣社員・契約社員からであれば今までの経験は不問な求人や仕事が人材系企業でも多いですので、窓口は比較的広いでしょう。

未経験でも転職エージェントになりやすい?

転職エージェントの中途採用求人は比較的未経験OKとしている求人が多く、未経験者でも積極的に採用している理由としては、

☑️専門性の知識がそこまで多くなく資格も不要だから
☑️業務内容パターンが確立されており育成しやすいから
☑️これまでの経験をダイレクトに活かせる仕事だから

上記のような理由があって未経験者を積極的に採用している傾向があります。

転職エージェントはキャリアコンサルタントという国家資格はありますが、持っていなくても全く業務に支障がないレベルで問題ありませんし、業務内容も確立されており研修育成もやりやすいです。

そして例えばITエンジニアの経験がある人であれば、ITエンジニア専門の転職エージェントに転職する、と言ったようなこれまでの経験をダイレクトに活かせる仕事のため未経験でも採用されやすいと言えるでしょう。

■転職エージェントのメリットや魅力/やりがい

キャリアアドバイザーのやりがい

転職エージェントになるメリットや実際に感じる魅力、やりがいとしては、

上記が挙げられますので、順番に解説して参ります。

人の人生のターニングポイントに立ち会える

やはり「転職」とはその人にとって非常に人生の重要な分岐点であり、転職の選択肢次第で今後のキャリアや人生が大きく左右される重要な局面であることは間違いありません。

そういった人の転職に立ち会える、携われるという経験は転職エージェント以外の仕事ではほとんど関わることができませんし、それだけ真剣に悩む分成功した時のやりがいは大きい筈です。

求職者と企業側の両方から感謝してもらえる

もし仮に転職を転職を成約させることが出来れば、転職希望者からは「サポートしてくれてありがとう」、採用企業側からは「良い人を紹介してくれてありがとう」と双方から感謝を得られます。

両者の間に入っている分、板挟みのジレンマでなかなか上手く行かないこともありますが、いざ成約して入社が決定した場合の感謝の度合いが大きいのも魅力ややりがいの一つですね。

世の中の仕事に対して幅広い知見を得られる

転職エージェントの仕事をしていると、勿論自分の担当領域や業界、職種のことは当然ですが、それ以外にも世の中にどんな仕事があってどのように経済が回っているのか知ることができます。

転職エージェントの仕事をしなければ全く知ることのなかった世界で色々な職業に就いている人の話を聞けるので、そういった意味では毎日の働く人に対する考え方や見方が変わってくるでしょう。

自分がいざ転職するときに転職しやすくなる

これも非常に大きいのですが、転職エージェントとして毎日転職活動をサポートしていると、嫌でも転職市場の仕組みが理解できてきますので、いざ自分が転職する際にかなりスムーズに進みます。

自分にどんなスキルがあって、採用企業の人事担当者にどのようにアピールすれば響くか熟知しているため、1社選考を受けて1社内定を獲得しそのまま入社、なんてケースも珍しくありませんね。

社内恋愛や結婚できる可能性が高くなる

意外と盲点ですが、転職エージェントは女性で活躍している人の割合が多く、5:5や中には女性の方が成績が優秀な人材紹介会社も多くあります。

仕事が忙しい分必然的に一緒に働く仲間と過ごす時間は増えるため、その中で男女の関係に発展してそのまま社内結婚までゴールインするケースも結構あるのでその点は隠れたメリットですね。

転職エージェントの仕事の将来性

「転職エージェントの仕事の将来性ってどうなの?今後AIに代わられる仕事?」と疑問に持たれる方はいらっしゃいますが、結論AIの台頭によって再編される可能性はありますが仕事がなくなることはないでしょう。

転職エージェントは2024年現在全国に3万社近くあり、毎月2000社ずつ増えていると言われるほど多いため、専門性を高めたり質の高いサポートを提供していない転職エージェントは間違いなく淘汰されるのは事実です。

一方で、近年日本では急速に多様な働き方が浸透し始めています。

このため、今まで以上に働き方にこだわって定性的な就業環境まで転職活動をしたい求職者の増加が見込まれます。

あわせて、リモートワークの浸透で、東京本社の企業が地方都市在住の求職者を採用したり、地方都市の企業が遠隔地に居住している求職者を採用するケースも増えてくるでしょう。

こういった前例のない採用を行う場合には、転職エージェントの存在は不可欠になります

転職エージェントとしての専門性を高め、領域を特化し他の転職エージェントでは提供できないレベルのサポートを提供していれば、今後AIがどれだけ普及しても間違いなく将来性のある分野の一つと言えるでしょう。

■転職エージェントの大変さやデメリット

良い面だけに焦点を当てても信憑性を感じられないため、転職エージェントの仕事の大変さやデメリットについても触れておくと、

上記が挙げられますので順番に解説して参ります。

業務量が多いが平均年収はそこまで高くない

転職エージェントの仕事は決して楽な仕事ではなく、むしろ対人を相手にするビジネスであるため業務量が非常に多く顧客に左右される仕事で大変と感じる人が多いです。

具体的な仕事内容は多岐に渡り、

  • 面談(キャリアカウンセリング)
  • 求人の紹介
  • 履歴書と職務経歴書の添削・修正
  • 面接対策
  • 企業との年収交渉
  • クロージング(入社承諾の可否)

上記以外にも様々なイレギュラーな業務が発生します。

午前9時〜21時ごろまで働くのはザラですし、在職中で転職活動を行っている人も多いので土日の休日に面談を行ったり突発的な対応を取らざるを得ないことも少なくありません。

勿論残業代はつきますが、平均年収で見ると人材業界の平均年収は500~600万円ほどと業務量に対してそこまで高くないため、より評価される環境に転職するケースが多いですね。

毎月のノルマプレッシャーが負担になる

転職エージェントは営業職にあたるため、人の相談に乗ってはい終わりではなく、きちんと入社(=売り上げ)まで持っていけるかどうかが非常にシビアに見られる世界です。

一生懸命対応しても全く成約にまで結びつかない日々が続いていると、何のために仕事をやっているか分からなくなりフラストレーションだけが溜まっていくことになってしまいます。

たとえ今月のノルマ予算を達成できたとしても、息つく暇もなくまた次月の予算ノルマが降りてきてより高い目標を設定されるため、常にノルマと隣り合わせで負担に感じ辞める人も多いです。

決められたルーティンワークに飽きてくる

転職エージェントの仕事は、最初はやりがいもあって良いのですが数年経ってくると一通りこなせてきてルーティンワークとなってしまい飽きてくるケースも結構多いです。

ルーティンワークに対して喜びややりがいを見つけられれば良いのですが「またこのパターンか」とデータが溜まってきて飽きてしまうと仕事のモチベーションも上がりづらくなってしまいます。

特に大手の人材紹介会社は分業で任されている仕事の範囲が限定されているので、仕事に飽きてきたら積極的に異動願いを出して配置転換の希望を出していくことが求められるでしょう。

採用企業と求職者の板挟みになる

求人を出している採用企業と、応募している求職者との間で板挟みになることも多くあるため、精神的にタフでないとしんどさを感じてしまうこともあるでしょう。

具体的なイメージとしては「変化に振り回される」というシーンです。

採用企業では人事担当者が求人票を作成しています。

この求人票の記載内容が、受け入れを行う配属先の希望や現状と乖離がある場合、最終面接想定外のNGが発生するケースがあります。

一方、求職者はあくまで個人であるため、心情の変化が発生しやすく志望度が急変して、入社直前に「入社を取り止めたい」といった意思表示を受けることもあります。

このように採用企業と求職者をつなぎ合わせる仕事である以上、板挟みになってしまうことは覚悟感が必要でしょう

ノルマと顧客志向の板挟みになる

転職エージェントは、求職者が採用企業に入社することでノルマを達成することができます。

そのため、求職者対応においては「経験にマッチした内定確度が高い求人に応募してもらう」ことは重要な要素です。

具体的なシーンをイメージしてみましょう。

内定獲得した求職者が「理想的な内定ではないけども、悪くはないと思っている」「ただ、もっと他の企業にも応募したいというのが本音」という心境であったときでも、ノルマを追いかけている以上、入社意思表明を獲得すべく意向整理を行う必要があります。

また、採用企業対応においては「志望度の高い求職者に優先的に内定提示してもらう」ことが重要な要素となります。

求職者・採用企業にとって「理想的ではない求職者」であったとしても、営業ノルマを追いかける立場として「この経歴以上の求職者は現れないかもしれません」といったトークで内定獲得に向けたプッシュを行うこともあるでしょう。

このように、顧客の希望を最大限に叶えながらも営業ノルマ達成も追いかけるバランスも取る必要がある仕事であるため、慣れるまでは精神的な負荷は大きいと言えるでしょう

■転職エージェントになり結果を出すためのコツ

転職エージェントになり結果を出すためのコツやポイントとしては、以下が挙げられます。

自分の得意な求職者パターンを把握する

まず最も重要なのは自分の得意な求職者パターンを把握するという点で、最初はなかなか結果が出るまで時間がかかるかもしれませんが、少しずつ自分の得意なパターンが見えてくるものです。

例えば「自分は20代前半の若手ポテンシャル層のサポートは苦手だけど、20代後半〜30代前半くらいである程度キャリアを持ったエンジニアの人の方が決まりやすいな」などという得意な年齢層や領域などが分かってくるんですね。

もちろん得意なパターン以外の部分も鍛えていった方が成果は出しやすくなりますが、最初でなかなか数字にならない段階の時には何か一つ王道の勝ちパターンを見つけられると強いでしょう。

求職者の希望に迎合しつつ自分の意見も通す

重要なポイント2つ目が求職者の希望に迎合しつつ自分の意見も通すという点で、一見矛盾しているようにも感じますが非常に重要なポイントです。

転職希望者=求職者は自分の希望年収ややりたい仕事などを転職エージェントに出してきますが、もちろん叶えられる業界や職種もありますが、転職市場を把握していないので無理難題を押し付けてくる方もいらっしゃいます。

転職希望者の意見を汲んだ上で「○○さんの希望はわかりました。しかし市場に希望条件の求人はないので年収は少し妥協して職種をもう少し広めに見てみませんか?」という"提案"ができるかどうかが結果を出せるかの分岐点です。

時間をスケジューリングしマルチタスクに慣れる

転職エージェントのキャリアアドバイザーは常に複数人の転職希望者の担当として並行して転職活動をサポートしていかなければなりませんので、常にマルチタスクでスケジュール管理ができなければ務まりません。

数字を挙げられる転職エージェントは非常に業務処理能力が高く、一体どうやったらそんなに多くの仕事を並行でこなせるんだ?と感じるくらいのマルチタスク能力がありますので、結果を出すためには必須のスキルと言えるでしょう。

転職エージェントに向いている人の特徴は?

転職エージェントに向いている人の特徴は、

☑️人と喋るコミュニケーションが好きな人
☑️相手の求めていることを察せられる人
☑️相手の表情や感情の変化に敏感な人
☑️特定の業界や職種に関する知見が深い人
☑️人の役に立ちたい奉仕精神が強い人
☑️数字やノルマを追うのが苦でない人
☑️常に最新情報やトレンドに敏感な人
☑️休日も会社の同僚と時間を過ごしたい人
…etc

上記のような特徴に当てはまる項目が多いほど、転職エージェントに向いている可能性が高いでしょう。

最後の項目としては、人材会社によって多少の社風は変わるかもしれませんが、基本転職エージェントの社員同士は仲が良く休日も一緒にいる傾向が強いです。

そのため、仕事は仕事と割り切ってプライベートでは一切関わりたくないタイプの人であれば、人材業界はなかなか居心地が悪いと感じてしまう可能性も否定できません(※個人差はあります)。

■転職エージェントになりたい人の志望動機例

就活や転職活動をする際に避けては通れないのが、書類選考や面接での志望動機の作成。

採用基準として最も重きが置かれるポイントいっても過言ではないでしょう。

じっくりと練った志望動機を作ることが転職成功の近道です。

まずは志望動機例を二つご紹介しつつ、それを元にポイントを解説していきます。

●転職エージェント志望動機&転職理由例

自分自身が就職(転職)の際に苦戦をし、孤独な戦いをしたからこそ、就職難・採用難で悩む人を一人でも多く助けたいという思いが強くなり、転職エージェントを目指すようになりました。

その中で、成約件数に応じて報酬に反映されるという方針を貴社は掲げており、人のために努力をすることが、自分自身の成長や待遇にも繋げていくことができる点に特に魅力を感じ、志望いたしました。

●転職エージェント志望動機&転職理由例

私は「転職」という人にとって人生の分岐点になり得る重要なシーンの手助けになれることに強い喜びを感じ、転職エージェントを志望しています。

その人の人生にとって重要である分責任は重いですが、それだけ転職成功に役立てた時に感謝されるやりがいも大きいと感じますので、転職エージェントになりたいと考えています。

ポイントとして、転職エージェントを目指す多くの人が志望理由としてピックアップするであろう「人の役に立つ」という項目。

確かにホスピタリティ精神が必須の仕事ではありますから、志望動機としてこの要素を入れて置いた方が良いことは間違いありません。

ただ一方で気を付けたいのが、そういった「人のため」という要素だけに偏ってしまわないこと。

仕事内容の項目でもお伝えしましたが、転職エージェントは営業職の一種です。

自分の数字にこだわり、成果を出すということも強く求められる仕事ですから、その部分に対するやる気も備えているということは、しっかりとアピールしておいた方が良いでしょう。

管理人
「人の役に立ちたい」「人の転職や仕事をサポートしたい」では不十分。数字の達成志向もシビアに見られますので事前にアピールできる経験を準備しておきましょう。

▶︎おすすめの優良転職エージェントは?

■おすすめの優良転職エージェントの特徴

転職エージェントになるためには、転職エージェントを自ら利用するのが最も近道であるということは既にお伝えしました。

ここからは、実際にエージェントを利用する際におすすめできる優良転職エージェントの特徴について解説していきましょう。

●優良エージェントの特徴①:求人数

優良エージェントとしてまず重要な要素となるのは、その「求人数」です。

取り扱っている案件が多いということは、それだけ自分自身が希望する仕事や会社に転職できる可能性が増すということでもあります。

また、より多くの求人を保有するためには、利用してくれる求職者と企業の双方が多くなければなりませんから、その両方から実績を認められている安定したエージェントである証明とも言えるでしょう。

求人の数は絶対です。

●優良エージェントの特徴②:キャリアアドバイザーの質

もう一つのポイントが、「キャリアアドバイザーの質」です。

会社によってはキャリアアドバイザーの数が少なく、一人でたくさんの求職者を相手にしなければならず、あまり時間をかけて真摯に対応してくれないところがあったり、業界や仕事に対する理解がそこまで深くないエージェントのところもあるでしょう。

そういった転職エージェントの会社に入社してしまうと、あなた自身が激務に追われて求職者のことを考えられなくなってしまいます。

キャリアアドバイザーの数が充足していて、かつ経験豊富なベテランが多数いる転職エージェントを選ぶようにすると、失敗する可能性はかなり低くなるはずです。

●優良エージェントの特徴③:専門性の有無

そして最後のポイントが、「専門性の有無」です。

転職エージェントにもさまざまな種類があり、得意としている業界や、メインとしてサポートする求職者の層に違いがあります。

人材系の案件に特に強いところや、既卒や第二新卒といった経験の浅い求職者に強いところなど、それぞれ独自の強みを持って活動しているところは、うまく自分にマッチすれば、大手エージェントよりも使いやすく、良い結果を導きやすくなります。

その転職エージェントは、業界の中でどんな立ち位置なのか。その点もしっかり調べておくと良いでしょう。

年齢や業界別転職エージェントについては、下記に一覧でまとめてあります。

【業界・職種・年齢別】おすすめ転職エージェント一覧まとめ

■転職エージェントの中でおすすめの人材会社は?

それでは最後に、先ほどした優良エージェントの特徴を満たす転職エージェント会社を紹介しましょう。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

●おすすめ転職エージェント①:doda

dodaはリクルートエージェントを凌ぐ業界No.1の大手転職エージェントとして、圧倒的な数の求人数と転職支援実績を誇ります。

dodaを運営しているパーソルキャリアグループのテレビCMや電車広告を一度は見かけたことがある人も多いでしょう。

昔から特に人材紹介事業に強みを持って活動していた企業ですから、経験やノウハウは非常に豊富ですし、豊富なベテランエージェントも多くいますので、安心して働ける点が魅力です。

doda程の規模になれば、自分の担当領域を業界ごとに任せてもらえるので、自分自身の強みを専門として転職支援を行える点もメリットと言えるでしょう。

社風も転職エージェント業界の中でもすこぶる良く、社員同士の中の良さと数字として結果をしっかり出すという営業的側面の両方を兼ね揃えていますし、福利厚生も整った働きやすい転職エージェントと言えます。

▼dodaへの転職・就職はコチラ▼

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doda(パーソルキャリア)の平均年収

dodaを運営するパーソルキャリア株式会社の平均年収を職種別に整理すると、以下のようになります(※実際に働く433人の社員に調査)。

営業511万円
企画612万円
キャリアアドバイザー522万円
システムエンジニア499万円
全職種平均528万円
管理人
実際に私もパーソルキャリアに在籍していたので分かるのですが、P評価(固定給)とV評価(賞与)に分かれていて、V評価が業績や営業成績に連動して変動するタイプの評価制度で、結果を残せば高い年収が期待できます。

パーソルキャリアの中途最終面接で落ちた!適性検査や志望動機

●おすすめ転職エージェント②:マイナビエージェント

マイナビと聞くと新卒就活で利用したことがない人はいない知名度を誇りますが、転職エージェントとしても非常に実績が豊富で大手の規模を誇ります。

マイナビの強みとしては20代や第二新卒などの若手向けの転職エージェントとして強いため、その分働くキャリアアドバイザーも若い傾向があり、未経験OKとしている求人は非常に多いです。

元アパレル販売員、飲食店スタッフ、事務職、アルバイトなど過去に様々な経歴の人材がマイナビへの転職を成功させていますので、ぜひ転職にチャレンジしてみることをお勧めします。

↓マイナビエージェントへの転職はコチラ

株式会社マイナビの平均年収

株式会社マイナビの平均年収を職種別に整理すると、以下のようになります(※実際に働く775人の社員に調査)。

営業532万円
制作530万円
キャリアアドバイザー513万円
編集599万円
全職種平均531万円
管理人
マイナビの場合、転職エージェントであるマイナビエージェントだけでなく転職サイトであるマイナビ転職の割合が大きいため編集や制作の年収もやや高めですね。

●おすすめ転職エージェント③:ハタラクティブ

ハタラクティブはフリーターや既卒・ニートのようないわゆる第二新卒と呼ばれる若手を専門とした就職・転職エージェントで、レバレジーズ株式会社が運営している業界大手の人材紹介会社です。

対象としているのが20代の若手で社会人未経験・正社員未経験の人をサポートしているので、キャリアアドバイザーとして採用される人も未経験OKの求人が多く、一から育てていくという会社の方針があります。

そのため転職エージェントとして完全未経験だけど働いてみたい、挑戦してみたいという方にぴったりの環境が整えられていますので、支社がある東京・大阪・名古屋・仙台・福岡で働きたい人はピッタリでしょう。

↓ハタラクティブへの転職や就職はコチラ

▶︎ハタラクティブへの転職や就職はコチラ

管理人
ハタラクティブを運営するレバレジーズのキャリアアドバイザーは比較的未経験OKの求人が多く積極的に採用している印象ですね。

●おすすめ転職エージェント④:パソナキャリア

パソナキャリアは、親身な対応に定評のある転職エージェントで、社員への教育が徹底された優良転職エージェントです。

「社会課題を解決する」「顧客満足度以外に会社の売上を決めるものはない」などの心情を元に、サービスの質を徹底追及した会社組織は他の転職エージェントとは一線を画します。

▼パソナキャリアのサービスイメージ動画

また、パソナキャリアは「両面型」という営業スタイルを持っていて、一人のエージェントが個人の顧客も法人顧客も対応するため、紹介する求人情報の中身が深く・濃いのも特徴ですね。

↓パソナキャリアの登録はコチラ

株式会社パソナの平均年収

株式会社パソナの平均年収を職種別に整理すると、以下のようになります(※実際に働く209人の社員に調査)。

営業475万円
事務421万円
キャリアアドバイザー372万円
全職種平均468万円
管理人
パソナのキャリアアドバイザーは、パーソルキャリアやマイナビと比較すると、平均年収がガクッと下がる印象ですね。

●おすすめ転職エージェント⑤:リクルートエージェント

人材業界最大手のリクルートが提供するリクルートエージェントは、規模・質ともに国内最大級。

大手企業なので福利厚生も整っていますし、業界でも圧倒的No.1なので、ここで働けば一目置かれるような存在になりえます。

また、リクルートエージェントはやはり業界No.1ということもあり、他の転職エージェントと比較すると平均年収の水準が高いのも特徴です。

ただし、やや他の転職エージェントと比較すると人間関係がドライで、機械的な部分がある側面もあります。

その部分が気にならなければ登録しておいて損はないエージェントです。

↓リクルートエージェントに登録する
リクルートエージェント

株式会社リクルートの平均年収

株式会社リクルートの平均年収を職種別に整理すると、以下のようになります(※実際に働く1197人の社員に調査)。

営業668万円
企画889万円
キャリアアドバイザー703万円
システムエンジニア782万円
全職種平均715万円
管理人
リクルートの場合、他の人材紹介会社のキャリアアドバイザーと比較すると平均年収が頭一つ飛び抜けていますが、その分選考難易度も高めです。実は私も選考を受けて落とされた経験があります。。

リクルートキャリアの最終面接で落ちた!最終面接通過率は?

ただしここで紹介したのはあくまでも一部。

他にも様々な強みや特徴を持った転職エージェントがありますから、まずはここで紹介した3社には登録しつつ、随時自分に合わせて新しいところを開拓していくようにすれば、転職成功をより確実なものにしていけるでしょう。

■転職エージェントになるには?まとめ

最後にお伝えしたいことは一つ。

転職エージェントは人気職種ですので、誰でも簡単になれるわけではありません。

しっかりと対策を練って、正しく活動をすれば、無理で無謀な挑戦とはなりませんから、まずは積極的に挑戦してみるようにしたいですね。

そのためにも、まずはご自身がどんな転職エージェントになりたいかを考え、実際にそのエージェントの面談に足を運ぶことが第一歩となります。

転職エージェントになりたい人必見!おすすめ転職エージェント3社

■転職エージェントになるには?Q&A

転職に関するQ&A

転職エージェントへの転職を成功させるには?

転職エージェントへの転職を成功させる方法としては、今回紹介した通り自分が転職・就職したい転職エージェントが運営しているエージェントサービスの面談を受けるのが一番最短かつ効果的な方法です。

もし担当キャリアアドバイザーに気に行ってもらえれば、通常の選考ルートではなく裏の選考ルートである「人事に直接掛け合ってみますね」を言ってもらえる可能性があるのが最大のメリットです。

もし人事に直接担当キャリアアドバイザーから推薦してもらうことができれば、一般の書類選考では本来不採用だった可能性がある人が通過できる可能性も充分ありますので、やはり裏口ルートは強いですね。

転職エージェントになるために必要な資格は?

前述した通り、基本的には転職エージェントになるために資格は不要で熱意ややる気、数字の達成志向などがあれば未経験からでも挑戦することのできる職種です。

しかし資格を取って転職活動や就職活動をすることで有利に選考を進められるのは事実で、書類選考や面接の場で人事担当者にやる気があることを客観的にアピールする材料にすることができます。

転職エージェントになるために必要な資格のおすすめはキャリアコンサルタントという国家資格で、独学や予備校などに通うことによって未経験でも取得することができますので余裕があれば検討されてみてください。

転職エージェントからの転職でおすすめ転職先は?

転職エージェントとしての勤務を一定期間果たして転職エージェントから転職したいと考えた時に、候補として挙げられる転職先は事業会社の人事担当者・人事コンサル会社・Web系営業職(人材Saasなど)・他の人材系企業などです。

やはりHR領域を深掘りするために次のキャリアを選ぶ人が転職エージェント出身者には多く、より人材領域の知見を深めたりキャリアを積んでいきたいという転職理由で転職する人が多い特徴にあります。

もちろん転職エージェントから別の転職エージェントに転職する人も多く、人材会社によって社風や理念が異なりますのでより自分に合う職場環境を目指して同業に転職する方もいらっしゃいます。

転職エージェントで転職しない?エージェントなし?

転職エージェントを使わずにエージェントなしで転職することも勿論可能で、選択肢としては、①自分で求人サイトや会社HPから応募(自己応募)、②知人や友人に紹介してもらう縁故(リファラル)、③ハローワークなどの選択肢があります。

個人的には転職エージェントを使った方が確実に転職成功率は高まるので使った方が良いに一票ですが、やはり合う合わないはありますので、まずは自分1人で転職活動を進めてみても全然良いかと思います。

自分1人で転職活動を進めてなかなか上手く行かない場合に初めて転職エージェントに相談するという人も決して少なくありませんし、転職エージェントを使ったからと言って転職市場を知り必ずしも転職しない方もいます。

転職エージェントはいらない?今後不要になる?

「転職エージェントはいらないんじゃないか?今後将来的に不要になるのでは?」と言われることがたまにありますが、結論から言うと転職エージェントが将来なくなる可能性は低いです。

ただし、今のように転職エージェントが乱立するような状態ではなく、生き残っていく転職エージェントとそうでない転職エージェントに淘汰されていくのは間違い無いでしょう。

今回紹介したようなリクルートやパーソル、マイナビのような大手転職エージェントがなくなることはないでしょうが、中小転職エージェントの中で専門性の低い会社はなくなる可能性も充分考えられます。

転職エージェント利用に転職回数は関係ある?

転職エージェントの利用に転職回数は関係ないとは言いませんが、少なくとも初回キャリアカウンセリングの段階ではそこまで重要視されません。

あまりにも早いスパンで転職を繰り返しているいわゆる"ジョブホッパー"に対しては転職エージェント側も利用を断る可能性もありますが、そこまでシビアに転職回数を見ていません。

それよりも今までの経歴やスキルを見てどのような経験を持っているかを転職エージェントは最重視しますので、登録の段階でできるだけ詳しく今までの経歴スキルは記載しておくようにしましょう。

転職エージェントになるには副業もあり?

転職エージェントになるには、本業をやりながら副業として動くのもありなのでは?と安易な考えで人材紹介事業に取り組み始める人もいますが、まず間違いなく100%失敗します。

実際に私も本業で3年間ほどガチで人材紹介事業に取り組みましたが、ここまで難しいものなのかと壁にぶつかり、結局3年間で人材紹介事業からは撤退しました。

副業で片手間で稼げるかなくらいの安易な気持ちで転職エージェントになれるほど人材紹介は甘くないので、やるのであればやはり最初は人材紹介会社に転職し最低3年以上は経験を積んで独立しましょう。

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