ハイクラス層向けの転職サイトとして有名なビズリーチとリクルートダイレクトスカウトをどちらに登録すべきか悩んでしまう人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトの特徴、スカウトサービスの違い、登録基準の違い、求人数などを徹底比較してご紹介します。
自分がどちらのサイトに合っているか判断することができますので、ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトどちらに登録すべきか迷っている方はぜひ参考にしてください。
最終更新日.2021年11月15日
目次
ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトの決定的な違い
ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトの違いを比較するための図表をまずご覧ください。
サービス名 | ビズリーチ | リクルートダイレクトスカウト |
サービス内容 | 求人を検索して応募する・ヘッドハンターを指名して相談・ヘッドハンターからスカウトを受ける(※無料会員は一部のヘッドハンターのみ)・企業からスカウトを受ける(有料会員のみ) | 求人を検索して応募する・ヘッドハンターを指名して相談・ヘッドハンターからスカウトを受ける・顧問求人のスカウトを受ける |
対応業種・職種 | 全業界・全職種 | 全業界・全職種 |
対象年齢層 | 20代前半~50代前半 | 10代後半~60代前半 |
対応エリア | 全国 | 全国 |
電話orオンライン対応 | 可 | 可 |
各サービスの特徴についてそれぞれ解説して参ります。
ビズリーチ
ビズリーチはハイキャリア・ミドル層向けの転職サービスとしてパイオニア的存在の、完全審査制のハイクラス転職サイトです。
ビズリーチの厳正な審査を通過した、ハイキャリア転職に精通した約3,000名のヘッドハンターが参加しています。
全ての機能を利用するためには有料プランへの登録が必要となりますが、企業の経営者や幹部から直接スカウトを受けることのできる「企業からのスカウト機能」も備わっています。
リクルートダイレクトスカウト
業界最大手リクルートグループが展開する、ハイキャリア・ミドル層の転職サポートに特化した、スカウト型のハイクラス向け転職サイトです。
リクルートダイレクトスカウトでは全ての機能を無料で利用することができます。
サービスの特徴として、シニア層に限らず若手・中堅のハイキャリア層でも「顧問求人のスカウト機能」を受けることができます。
ビズリーチvsリクルートダイレクトスカウト!違いを徹底比較
ビズリーチvsリクルートダイレクトスカウト①:求人数
下記グラフはビズリーチとリクルートダイレクトスカウトそれぞれのWebサイト上で確認できる公開求人を職種別に比較した結果を示しています。
Web上で確認できる求人はビズリーチ・リクルートダイレクトスカウトともに約4万8千件でした(※2021年11月現在)。
両社とも経営・事業企画・コンサルタント等、ハイキャリア向けの職種を多く取り扱っていることが分かります。
経営者・CEO・COO等 CTO・CIO・CFO等の「経営」関連職、経営企画・事業企画、コンサルタントについては、ビズリーチの方がリクルートダイレクトスカウトより倍近い求人を保有しています。
反対に、ゲーム・不動産・医療職等の専門職はリクルートダイレクトスカウトの方が強いことが分かります。
ご紹介しましたWeb上で確認できる求人(公開求人)以外にも、サービスに登録すると質の高い非公開求人のスカウトを受けられますので、ぜひ登録して非公開求人もチェックしてみてくださいね。
▶︎ビズリーチの求人をチェック
▶︎リクルートダイレクトスカウトの求人をチェック
ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトは基本的に登録するだけでスカウトが届く「待ち」の転職サイトですが、自分自身で求人を検索できるのは「リクルートダイレクトスカウト」のみです。
ビズリーチの場合、有料会員プランに加入すれば求人検索機能を活用することが可能ですが、リクルートダイレクトスカウトの方は無料であっても問題なく活用できるので、リクルートダイレクトスカウトの方が効率的に求人を探すことができるでしょう。
ビズリーチvsリクルートダイレクトスカウト②:ヘッドハンターの数
サービス名 | ビズリーチ | リクルートダイレクトスカウト |
ヘッドハンター数 | 約3,000人 | 約1,745人 |
それぞれのサービスに登録しているヘッドハンター(キャリアコンサルタント)の数に関しては、ビズリーチが約3,000人、リクルートダイレクトスカウトが約1,700人とビズリーチの方に分があることが分かりました。
人数に関してはビズリーチの方が多いですが、どちらのヘッドハンターの方が質が良いのかという偏りではなく、ヘッドハンターの力量に寄与する場合が多いです。
ヘッドハンターの質の見極め方としては、やはり自分の経歴をしっかりと理解した上でスカウトを送っているのかの一点に尽きるでしょう。
▶︎ビズリーチからスカウトを受ける
▶︎リクルートダイレクトスカウトからスカウトを受ける
ビズリーチvsリクルートダイレクトスカウト③:スカウトサービス
サービス名 | ビズリーチ | リクルートダイレクトスカウト |
サービス内容 | 求人を検索して応募する・ヘッドハンターを指名して相談・ヘッドハンターからスカウトを受ける(※無料会員は一部のヘッドハンターのみ)・企業からスカウトを受ける(有料会員のみ) | 求人を検索して応募する・ヘッドハンターを指名して相談・ヘッドハンターからスカウトを受ける・顧問求人のスカウトを受ける |
ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトのスカウトの違いに関しては、ビズリーチが企業からのスカウトを受けるのに対し、リクルートダイレクトスカウトは顧問求人のスカウトを受ける仕組みとなっています。
つまり、ビズリーチは企業からの直接スカウト+ヘッドハンターのスカウトの2種類、リクルートダイレクトスカウトはヘッドハンターからのスカウト1種類ということになりますね。
どちらの転職サイトも登録しただけでかなりのスカウトが届くはずなので、受信メールが溢れてしまわないためにもリクルートダイレクトスカウトでヘッドハンタースカウトのみに絞った方が使いやすいです。
また、企業からの直接スカウトが届くビズリーチの方であれば、もし万が一あなたが在籍している現在の会社がスカウトサービスを使っていた場合、転職サイトを利用していることがバレる可能性も0ではありません。
会社によって転職サイト登録者への対応はばらつきがありますが、とある企業では転職サイトに登録していたことがバレただけで解雇になってしまった例もありますので、万全を期す場合はリクルートダイレクトスカウトの方が良いです。
ビズリーチvsリクルートダイレクトスカウト④:利用料金
利用料金に関しては、リクルートダイレクトスカウトが「完全無料」で全てのサービスを利用できるのに対し、ビズリーチは以下料金体系となっています。
ビズリーチの場合、スタンダード会員・タレント会員・ハイクラス会員で料金が異なりますし、応募できる求人の種類も異なります。
しかし有料だからと言って、特にリクルートダイレクトスカウトと機能面で差がある訳ではないので、やはりコスパ良くスカウトを受け取りたいのであればリクルートダイレクトスカウトの方がお勧めです。
ビズリーチvsリクルートダイレクトスカウト⑤:登録審査の基準
登録審査基準に関してですが、リクルートダイレクトスカウトは特に登録審査は行われておらず「なし」となります。
それに対しビズリーチは、具体的な審査基準は公表されていないものの、登録時に運営による審査が行われ、
・年収が低すぎる人
・年齢の割にキャリアやスキルが不足している人
・転職回数が多い人
…etc
上記項目に該当する方は審査を通過しにくい傾向があります。
ビズリーチ審査のより詳細な基準については「ビズリーチ(BIZREACH)に断られた!審査に落ちた理由は年収?」を併せてご参考下さい。
ビズリーチvsリクルートダイレクトスカウト⑥:利用者の口コミ評判
リクルートダイレクトスカウトのほうは、エージェントさんがかなり親切に連絡などを頻繁にとってきます。なので、相談だったり質問をしたい人からすると、リクルートダイレクトスカウトの方が良いかもしれません。自分のペースで好きなときに、好きなタイミングで転職をしたい人はビズリーチがお勧めです。そして何よりビズリーチは、こちらの意向を汲んでくれる案件紹介が多いです。なので職種や年収も、こちらの当初の希望通りのものを提示してくれることが多いです。リクルートダイレクトスカウトのほうは、初めに希望していなかった職種や年収の案件を紹介してくることも選択肢に入れて欲しいと連絡が多々ありました。2つを比べると自分のペースで転職活動をしたい人はビズリーチ、人の意見などを聞いて慎重に転職活動を進めたい人はリクルートダイレクトスカウトがオススメです。(40代女性)
ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトを比較すると、使いやすさで行けば、間違えなくリクルートダイレクトスカウトです。そもそもの話ですが、ビズリーチは有料会員にならないとそのサービスの根幹になる部分は使えないので、お金を払ってでもいい転職をつかむ、という確固たる意志がないと使いこなすことは難しいですし、無料会員の状態では、スカウトが届いても見ることすらできないのです。そして、ピンポイントに一本釣りを狙うならビズリーチ、数多くのエージェントと接触して比較しながら転職活動をしたいならリクルートダイレクトスカウトと言えると思います。リクルートダイレクトスカウトは在籍エージェントが多いのか、スカウトメールが頻繁に届きますので、刺激的です。ビズリーチはこちらからエージェントに接触して情報を引き出すような使い方があっていると思います。どっしり構えたい人にはリクルートダイレクトスカウト、攻める転職ならビズリーチ、言えるでしょう。(40代男性)
登録のしやすさはビズリーチの方が気軽に登録ができた選択式が多く休憩時間なサックと登録できた
リクルートダイレクトスカウトは入力が多くあり、時間がかかるのでそこが少し不満だった
求人の検索についてはリクルートダイレクトスカウトの方が見やすく種類が豊富と感じた
スカウトについてはビズリーチの方が多く届く
リクルートダイレクトスカウトは大手求人に応募しないかと連絡が来るが別の求人に誘導する釣り求人が多いと感じる
ビズリーチは紹介会社からの連絡が多く、案件に応募ではなく自分の希望する求人を多く持ってるエージェントを探すサイトのイメージが強い
ただ送られてくるスカウトも一定期間過ぎると有料会員しか確認できなくなるものが多い
ある程度自分で進めつつ長期スパンの転職やいいとこがあればの感覚ならリクルートダイレクトスカウト
時間が取れない、短期決戦でエージェントに頼む場合はビズリーチを利用すると良い結果が出やすいのではないかと思います。(20代男性)
ビズリーチはCMでも謳っているようにハイクラス転職サイトを売りに数多くの会員を囲っている印象があります。実際、求人については年収幅が広く、質もバラバラという感じでした。これはヘッドハンターの審査基準が低い分様々な求人が上がってくるものだと思われます。その分質の違いが担当ヘッドハンターによって明確に応募側はわかることだと思います。また、ビズリーチの場合は採用企業から直接スカウトされる場合があります。これはリクルートダイレクトスカウトにはないメリットであり、書類選考や面接等免除される可能性があります。そして、最大のメリットは有料会員制があることで応募する側の真剣度合いやスカウトする側もそういった方々を配慮し、その享受を双方が受け取っていると感じられます。一方リクルートダイレクトスカウトは大手グループなので、ヘッドハンターの審査基準が高く、高年収特化型の印象があり、求人、ヘッドハンターともに質が高いと感じます。(20代男性)
ビズリーチvsリクルートダイレクトスカウト違い比較まとめ
今回比較した項目を踏まえて、ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトがオススメの人をそれぞれ整理すると、以下のようになります。
企業の経営層や人事責任者から直接スカウトを受けて効率的に転職活動を進めたい
より多くのヘッドハンターから自分に合ったヘッドハンターを見つけたい
長期スパンで質の高い求人を見つけたい
たくさんの求人をチェックしたい
〜リクルートダイレクトスカウトがオススメの人〜
完全無料でヘッドハンターからのスカウトメールを受け取りたい
時間をかけずに登録してどんな求人があるのか見てみたい
ハイキャリア向け転職サービスをまずは無料で使ってみたい
顧問求人に興味がある
ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトそれぞれの利用におすすめな人の特徴をご紹介しましたが、実際にサービスを利用してみないと本当に自分に合ったサービスは分からないものです。
「どちらに登録するか迷って決められない」場合は、ぜひ両社に登録して自分に合ったサービスを見極めてみて下さいね。
