「株式会社パソナに転職・就職したいけど採用されるのが難しそう」と悩んでいませんか?
※パソナキャリアカンパニーは、パソナキャリアの転職エージェントを運営する株式会社パソナの社内カンパニーですが、2018年社内の体制が代わり、パソナグループに統合されています。
変化がめまぐるしい人材業界で、売上も利益も着実に伸ばしている優良企業の株式会社パソナは転職業界の中でも非常に人気の高い企業です。
この記事では、株式会社パソナの事業内容や募集職種、気になる転職難易度や転職後の年収想定など中途採用にまつわる情報を詳しく解説します。
更に、元キャリアアドバイザーとして熟知している業界の裏側から、普通にエントリーするよりも採用される確率が高くなる”転職必勝法”もお伝えしますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
【2021年11月1日最終更新】
目次
株式会社パソナの会社概要
パソナキャリアは株式会社パソナが運営する、業界トップクラスの取引企業約16,000社の求人情報を取り扱う転職エージェントです。
そしてパソナキャリアの運営元である株式会社パソナは、転職エージェント事業の他にも様々な事業を展開しています。
転職エージェント事業 | 転職者を支援する |
キャリア支援事業 | 再就職活動を支援する |
顧問コンサルティング事業 | エグゼクティブ特化の課題解決 |
組織・人事コンサルティング事業 | 組織や企業人事の課題を解決する |
教育・研修事業 | 教育研修にまつわる課題を解決する |
インターンシップメディア | インターンシップメディアの運営 |
BPO事業 | 官公庁の事務作業アウトソーシングを引き受ける |
株式会社パソナでは経営理念を「クレド」と呼んでおり、今から15年前に「人材業界における感動サービス企業を目指して」というクレドが取り入れられました。
パソナキャリアでは、パソナキャリアの目指す“お客様に心から満足していただける最高のサービス”を「感動サービス」と呼んでいます。
理念や進むべき方向を改めて確認し、全社員が想いを一つに感動サービス実現に向かって歩んでいくための指標として、このクレドが作られました。
カンパニープレジデントである渡辺尚社長もこのクレドをもとに、「実績・経験と変わらない理念を胸に、私たちは日本のあらゆる産業を支えることで、社会の発展に貢献していきます」というメッセージを発信しています。
最近では、新型コロナウイルスの影響もあって官公庁の事務作業外注化(アウトソーシング)を引き受けるBPO事業の伸びが顕著で、株価が非常に上昇したことも記憶に新しいですね。
株式会社パソナの転職・就職難易度(入社難易度)
就職難易度(新卒採用):
転職難易度(中途採用):
株式会社パソナは利益が出ており、社員の増加傾向は強いため採用人数は比較的多く、就職難易度・転職難易度は中堅~準難関クラスに位置しています。
リクルートホールディングス、パーソルホールディングスに続いて業界第3位の大手企業で、売上高2262億円に対して経常利益は33億円なので、経常利益率は1.4%、売上高は過去5年で26%増加しているのに対し、経常利益額は30%増加しています。
数字を見てもわかる通り、群雄割拠で変化がめまぐるしい人材業界で、売上も利益も着実に伸ばしている堅実な優良企業といえます。
▼着実に売り上げを伸ばしている
大手企業の中でも成長し続けているパソナキャリアは就職・転職において人気の高い企業ではありますが、転職市場が拡大し続けていることや利益を着実に出していることから、社員の増加傾向は強いため採用人数は比較的多く、就職難易度・転職難易度は中堅クラスに位置しています。
株式会社パソナの面接選考では、『将来どうなりたいか』というキャリアプランを考えているかどうかを重視されますので、今までの経験やスキルだけではなく、中長期的なビジョンについても自分の言葉でしっかり伝えられるように準備しておく必要があるでしょう。
実際に株式会社パソナの面接選考を新卒採用と中途採用を受けた方の実録体験談をご紹介いたします。
パソナの新卒採用面接で聞かれること
パソナの就職面接選考体験談(新卒採用)
1、採用面接で聞かれた内容について
履歴書を見て内容突っ込まれたり、志望動機と履歴書に書いてある志望動機に差異がないか確認されたりしました。
事務職での応募だったため、MOSパソコンスキルの資格あるけどどのくらいできるのかとか、一般事務経験はないけどなんで一般事務で応募しようと思ったのかなどの志望動機も聞かれました。
パソコンスキルに関しては実際に見せてとまで言われて実演しました。
2、採用面接でどのように回答したか
基本的に一般的に書かれるような職歴だったり、学歴だったりを聞かれたと思います。
職歴にブランクが開いていたりしたら、この時期何してたのか、なぜ開いているのかなどについても書かれました。
実際にその時期に資格取得していたので、怪しい履歴とはならなかったと思います。あとは通勤手段や入社後のキャリアビジョンなどを聞かれました。
パソナの就職面接選考体験談(新卒採用)
1、採用面接で聞かれた内容について
私の際は淡路島への派遣で、事務作業をしながら演奏活動をして地域活性化を図るプロジェクトの採用だったので、一般の方の違うかもしれません。
面接で聞かれたことはどのような志望動機で受けてきたのか、なぜ淡路島の事業に興味を持ったのか、さらにどのような活動をしていきたいのかなどを聞かれました。
主には学生時代に力を入れていた演奏活動の内容について質問を受け、どのような演奏、企画をしたら人が集まるのか、その企画の詳しい内容は想像できているのかなどを聞かれました。
面接時間はそこまで長くなく、受けた人が2人だったため2人一緒に面接を受けて、筆記試験も2人同室でした。
2、採用面接でどのように回答したか
志望動機に関しては、演奏活動を続けながら事務作業で給料が入りお金を稼ぐことができるというところにメリットを感じたと答えました。
企画が何かあるかという質問に対しては、地域活性化ということで、地域のレストランとコラボレーションをして料理と音楽という企画の話をしました。
参加する人全てにおいて利益のある事だと感じたので考えていたイベントについて詳しく説明をし、もう1人の方とは同じ事を答えない事を意識して回答しました。
パソナの中途採用面接で聞かれること
パソナの転職面接選考体験談(中途採用)
1、採用面接で聞かれた内容について
「転職を決めた一番の理由は何ですか?」
「前(今)の会社の入社を決めた理由は何ですか?」
「不満を解消するために具体的な行動は起こされましたか?」
「退職してから期間がありますが、この間は何をされていたのでしょうか?」
「転職回数が多いようですが、何か理由があるのでしょうか?」
「今の会社に入ってまだ日が浅いようですが、なぜ転職を考えられたのでしょうか?」
「当社で活かせるスキルにはどのようなものがありますか?」
「この業界(志望先の会社の業界)ではどのようなスキルが重要だとお考えですか?」
「自己PRをお願いします。」
「あなたはどのような性格ですか?」
「長所と短所をそれぞれ教えてください。」
「あなたは周囲の方からどのような人だと言われていますか?」2、採用面接でどのように回答したか
私の長所は、コミュニケーション力とフットワークの軽さです。
製造現場へ毎日向かい、現場の方とコミュニケーションを取ることで、機械調整のポイントや改善点などの知識を身に付けてきました。
事務職を志望する理由は簿記2級の勉強です。在職中はなかなか時間が取れませんでしたが、事務職としてのスキルを磨くためには資格取得が大切と考えたため、独学で勉強をしていました。
私の長所は誰とでも円滑な関係を築ける点で、いつも仕事で関わる人と良好な人間関係を築くことを心がけており、初対面の方に対しても常に笑顔で接するようにしています。
実際に現在の職場でも社内外問わず話しかけやすいような雰囲気づくりのため、笑顔で接することはもちろんレスポンスよく仕事することを心がけてきました。
その結果、よく営業先からまた一緒に仕事がしたいと主要取引先に選んでいただくという成果に繋がっています。
パソナの転職面接選考体験談(中途採用)
1、採用面接で聞かれた内容について
どのような職種を希望しているか、正社員に将来的にはなりたいかなどを聞かれました。
持っているスキルがどのくらいか、私は准看護師の免許を所持していたので、何で事務職を希望しているのかなどの理由も問われました。
コロナのため、家族もいるので出来れば一般職に就きたいと答えると納得されていましたが、やはり全く違う分野からの転職希望者は転職理由を深く聞かれるようです。
他にも「子供は何人いるのか?年齢はいくつか?子供が何かあった場合には頼れる親はいるか?」なども聞かれました。
2、採用面接でどのように回答したか
年齢が40代後半でどのような職場で働いてきたのかを問われ、私は介護、医療系の仕事をずっと10年以上してきたため事務職を希望していました。
しかしパワーポイントなども使ったことがないため、就職するにはやや不利かも知れない、年齢のことや、双子の子供がおり、小学一年生でまだ手が掛かること、何かあった時の預け先がないことも不利な条件だったようです。
ただ、担当者の方は頑張って探しますので、希望は持っていて下さいと話されていました。その他にも、これから先に事務職で働くなら、何かスキルを身につけたほうが良いとも言われました。
上記体験談を見ても分かる通り、選考の特徴としては業界1位のリクルートキャリアや2位のパーソルキャリアと同じ傾向にありますね。
リクルートキャリアに転職するには?面接選考を受けてみた
パーソルキャリアに転職すべき?評判は?年収や転職難易度も!
株式会社パソナの新卒・中途採用求人情報
株式会社パソナの採用情報を、事業部ごとに分けて解説してまいります。
人材紹介事業部
人材紹介事業部は、正社員・契約社員など直接雇用での転職・採用を支援する事業部です。
「さらに活躍できる環境でキャリアを活かしたい」という転職希望者にとってのキャリアアドバイザー。
「求めるポジションで活躍する人材を採用したい」という企業のリクルティングアドバイザーとして、ひとつしかない縁をつくり出す仕事です。
日々取引先企業に足を運んで求人開拓を行ったり、転職希望者に対しては転職を成功させられるように、キャリアカウンセリングや求人紹介・面接対策などさまざまなサポートを行う転職エージェントとしての役割を担います。
キャリアコンサルタントに向いている人の6つの特徴【元CA伝授】
顧問コンサルティング本部
顧問コンサルティング本部はシニア層の労働市場開拓のため、2013年に始動した新規事業です。
外部顧問として登録されている顧問は4500人を超えており、それぞれが過去培ってきたプロフェッショナルなスキルやノウハウを持っています。
その高い経験力をもつ顧問とコンサルタントがパートナーとなり、企業の課題を解決するための提案営業が採用情報としてあります。
顧問コンサルティング本部の提案営業は人材紹介や再就職支援とは異なり、人と企業を繋ぐだけではなく、そこで立ち上がったプロジェクトにも関与していきます。
お客様がどんな課題を抱えていて、それをどう解決していくのか、最初の打ち合わせから関わって全体の進捗を管理していく仕事です。
キャリア支援事業部
キャリア支援事業部は経済のグローバル化、労働力人口の減少、労働・社会保険等の法制度改正といった外部環境の中でも持続的な成長を実現できるよう、企業に対して採用や人材活用の面から支援を行っていきます。
人材紹介事業部と同様、企業側を担当する法人営業職と求職者を担当するコンサルタント職に求人情報は分かれています。
法人営業職は、早期退職制度を実施する企業に対してキャリア支援サービスの説明を行い、サービスの利用を希望する方を就職支援事業部に引き継ぎます。
コンサルタント職は、転身後のキャリアを検討する従業員に対して、「再就職」「独立・起業」「社会参加」「海外・田舎暮らし」の各種コースの中から最適なサービスを提供し、二人三脚で個人の自己実現と成長を支援していきます。
全国営業本部
パソナキャリアは人材業界の中で他社に先駆けてサービスの全国展開に着手した人材会社です。
パソナキャリアが保有する47都道府県すべての拠点を活かし、各地の地元企業に密着したサービスを展開しているのが、全国営業本部です。
キャリア支援コンサルタントとして、法人開拓営業や企業の課題・求人等のヒアリング、転職希望者へキャリアカウンセリングの実施・求人紹介・面接指導などを行っています。
株式会社パソナに就職・転職後の平均年収
株式会社パソナの20代~50代年代別平均年収を整理すると、以下のようになります。
新卒~20代 | 420~460万円 |
30代 | 426万円~482万円 |
40代 | 536万円~582万円 |
50代 | 610万円~680万円 |
支店長 | 780万円~800万円 |
業界全体で見ると、売上高では業界3位がパソナグループになりますが、年収トップ企業との差は約200万円ほど離れています。
業界全体の平均年収は439万円~484万円で、統計では上下動が少なく、パソナキャリアは中堅より上位クラスの給与水準に該当します。
業界ではトップクラスの年収であることは間違いないと言えるでしょう。
リクルートキャリアに転職するには?年収や求人情報!
パーソルキャリアに転職すべき?評判は?年収や転職難易度も!
株式会社パソナに就職・転職する人に多い出身会社
中途採用で内定を獲得する人
株式会社パソナへの転職を成功している人は、元人材派遣会社のキャリアコーディネーターや、MR、不動産業界でBtoCの営業職をしていた人が多い傾向です。
どの業界からパソナに転職してきた人にも共通していることは、「人の人生の転機に関わり、そこに自分が介在することで役に立ちたい」という想いが強いことです。
パソナキャリアでは「人材業界における感動サービス企業を目指して」というクレドを大切にしていますので、この想いに共感できる人が採用されやすいと言えます。
業界は異なってもBtoCの営業を経験してきた人は、人と企業に真摯に向き合うことが自然と身についていることが多いため、経験を活かして転職しやすくなるでしょう。
新卒採用で内定を獲得する人
新卒でパソナの内定を獲得しやすい人の学歴や特徴としては出身大学は非常に幅広く、早稲田大学のような上位校から日本大学のような日東駒専クラスまで4年生大学出身であれば平等にチャンスがあります。

マイナビ2022より引用
採用実績に関しては年によってマチマチですが、平均して150~250名という大量の新卒採用を毎年行っているため、かなり多種多様なタイプの学生に内定のチャンスがあると言えます。
実際にパソナの内定者の情報としては、
✅非常にコミュニケーション能力の高いサークル幹事
✅元ミュージシャンで夢を追っていた既卒就活生
✅アルバイトで優秀な販売実績を出していた学生
✅大学在学時に起業してビジネスをしたいた人
✅海外に旅に出ていて帰国したばかりの人
✅カメラが趣味で撮影に没頭していた人
…etc
上記のように枠に囚われない様々なタイプの新卒就活生が内定を獲得しています。
やはり人材業界大手ということもあり、リクルートやパーソルキャリアなどと併願して受ける人が多いようですね。
選考対策をバッチリやっておいて自己PRや志望動機、キャリアの一貫性などどんな角度から質問されても答えられるようにしておく必要はあるでしょう。
株式会社パソナに採用&入社する方法(新卒/中途)
新卒採用で入社する方法
新卒採用において株式会社パソナへの就職を成功させる方法は、就活エージェントを活用して就活の軸や志望動機などを整理しておくことが最優先と言えます。
やはりパソナの内定を獲得する学生は皆コミュニケーション能力に優れていてレベルが高いため、選考対策をバッチリできていなければ100%内定を貰えずに落ちます。

就活エージェントを利用すれば"就活のプロ"であるキャリアアドバイザーから内定に向けてのアドバイスや自己PR&志望動機添削など様々なサポートを受けることが可能です。
数ある就活エージェントの中でも、リクルートが運営している「就職Shop」が業界最大手でサービスの質も良いのでお勧めです。
人材業界への新卒就職なら就職Shop

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中途採用で入社する方法
中途採用において株式会社パソナに最も採用される確率が高い方法は、『株式会社パソナの転職支援サービスであるパソナキャリアを活用して、キャリアアドバイザーとの面談中に"スカウト"を受けること』です。
キャリアアドバイザーとの面談中に「御社に興味があり選考を受けたい」という意思を伝えると、あなたにその素質があると判断された場合は、書類選考をスキップしてキャリアアドバイザーからの推薦によりパソナキャリアの面接を受けることが可能になるんですね。
この場合、あなたは『パソナで働いているキャリアアドバイザーからの推薦者』ということになりますので、あなたに対しての信頼度・期待度が高くなり、通常の自己応募と比べて優遇されて選考を受けることができます。
キャリアアドバイザーからすると、もしあなたが内定を獲得すれば"一緒に働く仲間"になる可能性がありますので、面接対策なども一般の転職者に比べてかなりみっちりと行ってくれます。
また、内定決裁権のある人事とキャリアアドバイザーの距離も近いので、年収交渉や条件交渉など何かと転職しやすい環境が整えられることとなります。
ただし、人によってはパソナキャリアの転職支援サービスを利用してもスカウトされないこともありますので、その場合はマイナビエージェントを活用してパソナで募集している中途採用求人を紹介してもらいましょう。
ぜひパソナキャリアカンパニーへの転職成功確率を最大限高めるために、マイナビエージェントやパソナキャリアの転職エージェントサービスを利用されてみて下さいね。
株式会社パソナへの転職・就職が成功することを、心より応援しています。
