29歳は今後のキャリアを考える人が一番多い年齢ですが「転職を考えているけど、失敗しないか不安」と悩んではいないでしょうか?
あなただけではなく、29歳で転職を検討している女性は以下のような不安や焦りを抱えている方は少なくありません。
・結婚の予定があるけど転職に不利になるかな?
・未経験職種へキャリアチェンジしたいけど需要あるのかな?
・転職を繰り返してきたから受け入れてもらえるか不安
…etc
今回は、元キャリアアドバイザーとして400人以上の20代の転職を支援してきた経験をもとに29歳で転職を成功させた人、反対に失敗してしまった人の特徴と転職を成功させるための方法をご紹介していきます。
まず結論から言うと、転職市場において20代と30代の市場価値の差は歴然ですので、転職を考えているのなら迷わず今すぐにでも転職活動を始めるべきでしょう。
30歳になってしまうと「やる気」は通用しなくなり、30代としてのキャリアやマネジメント経験など、シビアにキャリアを見られます。
しかし、たった1歳若いだけの29歳のうちならば未経験職種への転職のチャンスも十分にありますし、より良い条件での転職が可能になります。
ラストチャンスである29歳のうちに転職活動を始めることで、あなたの今後の人生が大きく変わってくると言っても過言ではありません。
【最終編集日.2021年9月27日】
目次
29歳女性の転職は厳しい?未経験は遅い?
29歳女性の転職は基本的には「厳しい」という意見もありますが、転職成功者のデータを見てみると不可能ではなく、十分に転職成功のチャンスがある年齢です。
大手転職エージェントdodaの調査によると、2021年上期における女性の転職成功者の平均年齢は29.7歳で、全体の平均年齢はやや右肩下がりですが女性は2014年頃から29歳以上をキープしています。
(※dodaより引用)
上記図表を見ても分かる通り、25歳〜29歳のいわゆる20代後半の転職成功者の割合が最も多くなっていることがわかります。
もちろん、成功した人だけではなく「失敗した」と感じている人もいますが、実績だけの評価ではなくポテンシャルも評価される29歳での転職は成功している人の方が多という現状です。
また、同じくdodaの調査によると転職成功者の年齢割合は25~29歳が39.6%と全世代の中で最多で最も転職を成功させやすい年齢であることが分かります。
30歳以上になりますと、転職成功確率が一気に15%も下がるという結果も出ていますので、転職するなら29歳の今を強くおすすめします。

気になる29歳女性の未経験分野への転職ですが、マイナビ女性の転職Agentの調査によると、未経験OKの求人数は25歳以降大幅に減少しています。
不可能というわけではありませんが、未経験職種へのキャリアチェンジを望む方にとっては29歳での転職は比較的遅いので難易度が高いでしょう。
数少ない未経験OKの求人を勝ち取るには、20代後半女性の転職に強い「マイナビ女性の転職Agent」が最も可能性が高い転職活動の方法といえるでしょう。
29歳女性の転職が厳しいと言われる理由
結婚・出産等のライフイベントが懸念される
29歳というと結婚・出産等のライフイベントと転職時期が重なる方も少なくなく「すぐにでも」と思っている方もいる一方で、2~3年以内など「数年以内には」と考えている方もいることでしょう。
企業としてはできるだけ長く自社で活躍したいと願うため、入社後すぐに結婚して出産を控えて退職してしまうのではないかと懸念されているのです。
面接でライフプランについて聞かれた場合は言葉を濁すことなくきちんと受け答えできるよう、しっかりと考えておくことが必要です。
年齢に対して経験・スキルが不足している
29歳というと7年~9年ほどのキャリアを積んでいると考えられますが、経験・スキルが十分にあるだけではなく、中には部下を抱えている人もいる年齢になってきます。
しかし、転職を繰り返してきた人は経験やスキルが分断され、企業が求めるレベルに達していない可能性があるという理由で企業は採用を敬遠します。
ポテンシャル要素で採用されるのは20代半ばまでですので、これまでのキャリアが懸念材料の理由となり断られるケースがあります。
転職者が望む働き方と会社が求める要件の乖離
29歳の転職というと「これを最後にしたい」「できるだけ長く働きたい」と望む方が多いでしょう。
そこで転職希望者は、仕事内容だけではなく『残業が少ない』、『休日が多い』などの働きやすさを求める方が多くいます。
しかし、企業としてはマネジメント職に就いて欲しい、会社のためにも多少の残業は覚悟して欲しいと願って採用活動を行っているケースが多く、働きやすさを重視する女性には適していない、と判断されてしまうことがあります。
29歳で転職失敗した人の特徴&体験談
では、実際に29歳で転職した人の中で「失敗した」という人と「成功した」という人がなぜ別れるのか理由を探るために、特徴をそれぞれ見ていきましょう。
まずは29歳で転職して「失敗した」と感じている人の特徴からです。
希望条件が多過ぎる
「29歳を逃したら後がない」と思うあまり、希望条件を追い求めすぎて転職先が見つからなくなってしまったという人が多くいます。
自分自身が納得できる条件で転職すべきではありますが、29歳というチャンスを逃してしまっては元も子もありませんので、絶対譲れない条件と、できれば叶えたい条件に分けて考えてみると失敗を防ぐことができるでしょう。
キャリアアップを求め過ぎている
29歳になると仕事での成功体験が増えてきますので、自信がついてキャリアアップを目的とした転職を考えるようになってくる人も多いでしょう。
しかし、自分を過大評価してしまい、自分が持っているスキルや経験以上のキャリアップや年収を追い求めてしまい、転職に失敗してしまう人も多くなります。
転職先企業の考え方次第ではありますが、あなたが「十分」と感じているスキルや経験であっても、転職先企業では「29歳ではまだまだ経験が足りない」と考える会社もあるということを覚えておきましょう。
妥協してしまった
前述の2つの理由と反対に、年齢に焦りを感じて「転職できるならどこでもいい」と妥協してしまうことで失敗する人も多くいます。
実際に妥協して転職に失敗してしまった29歳の方の転職体験談を見てみましょう。
●29歳で転職に失敗した人の体験談
私は医療事務から一般事務への転職を行っていたのですが、転職前に思っていた考えは甘くて一般事務の世界は倍率が高く、なかなか定職に就くことができない日々を過ごしていました。
だんだんと焦りが出る中妥協しなくてはいけない部分も増え、年収が医療事務の時より低いのを覚悟に今現在の一般事務へ就職しました。
将来のことを考え辞めた医療事務だけど、一般事務の世界とは中身が違く、有休が好きなように使えないことや、産休育休もしっかりとしていない職場に就職してしまい大きな壁にぶち当たりました。
安定した給与という言葉は甘い世界だと実感しました。
辞めることを視野に入れて今のところ働いていますが、結婚、出産、育児と両立しながら出来る会社では無かったです。
失敗したと感じています。
30代に入ると転職のハードルは一気に高くなりますので、29歳というチャンスを逃さずに転職を成功させたい気持ちはよく分かります。
しかし転職することがゴールではなく、転職してからがスタートになるわけですから、焦りを感じて妥協してしまうことのないように、しっかりと準備期間を設けて転職活動を進めましょう。
転職時期を誤った
求人量の少ない時期に転職することで、失敗しやすくなります。
1年を通して行われている中途採用ですが、特に求人数の増える2月と10月に的を絞って転職活動を行うと、理想の企業や希望条件に近い求人に出会える可能性が高くなることでしょう。
29歳で転職「成功」した人の特徴&体験談
では続いて、29歳で転職を行い「成功した」という方々の特徴となぜ転職できたのか理由を探るために体験談を見ていきましょう。
今までのスキルが活かせる転職をする
29歳で転職に成功された方々の特徴として「今までのスキルを活かせる職場へ転職した人」は転職に成功するという傾向が強くなります。
業界や扱う商品は変わっても、同じ職種であれば当然今まで培ってきたスキルをそのまま活かすことができるので、即戦力として活躍できる可能性が鷹くんなるという訳ですね。
実際に別業界で同じ職種に成功した方の体験談を見てみましょう。
●29歳で転職に成功した人の体験談
転職前も転職後も販売職ですが、アパレル業界の販売職から化粧品業界の販売職へと転職しました。
アパレル業界での販売職では7年間働いており、つらいことも沢山ありましたが、成したときの喜びが大きいこと、スタッフ同士の結束力も高まり充実した仕事を行えていました。
しかし20代後半になり、アパレル業界で服の勉強をする事よりももっと違う事でお客様の役にたちたいと思うようになり、元々肌が弱く体の健康に興味があったので健康食品なども取り扱っている化粧品業界に転職することを決めました。
転職して間もない頃は化粧品から健康食品まで覚える事がかなり多く、接客の仕方もアパレル業界とは違うので戸惑いましたが、私と同じような悩みをもつお客様の話しを聞きお客様が「ありがとう」と言ってくれることにとても嬉しさを感じました。
転職しお客様のより深いお悩みを聞けたり、肌が敏感なお客様でも使える化粧品をおすすめし喜んで頂けることにやりがいを感じています。
上記の体験談を見ても分かる通り、最初は商品知識や仕事の進め方など違う部分もあるので大変ですが、やはり前職で同じ経験を積んでいるとその後に仕事が楽しいと感じられるようになっていることがわかりますね。
前職と同業界へ転職する
キャリアアップや年収アップを目的とする転職の場合、同業界へ転職することが成功のポイントになります。
既に身に付いているスキルや経験をアピールすることができますので、面接官の納得度も高く、良い条件で転職できる可能性が高くなるでしょう。
未経験職種に転職したいと思っている場合でも、同業界なら人脈や業界知識など、活かせる部分がありますので、他のライバルと差を付けることができます。
キャリアチェンジを歓迎する会社を見つける
全く今までの仕事とは別の業界・職種へと転職する場合は、転職先をやみくもに探すのではなく、キャリアチェンジを歓迎している会社に応募することで成功確率を上げることができます。
転職先の会社を見つけるポイントとしては、「未経験歓迎」と書いてある求人を探すことです。
「未経験歓迎」と記載のある場合は、職種だけではなく業界が未経験でも応募可能という意味になりますので、転職後も研修や教育体制が整っており転職に成功したと思える機会が増えてきます。
●29歳で転職に成功した人の体験談
私は引っ越し業界の作業員からホテル業界のサービススタッフへと転職したので、仕事内容も求められるスキルも今までの経験が活かせない転職でした。
以前の仕事は力と根気と体力があればやっていけましたが、今の仕事はお客様への気遣い、コミュニケーション能力、さらに料理やお酒、日本文化の知識が必要です。
日本文化については大学で少し学んでいたので活かせると思っていましたが、実際に現場で仕事を始めてからこのままではダメだと痛感する毎日が続いたので、他の必要な知識はゼロから勉強しました。
勉強しようとは思わない分野を学ぶことができていて毎日大変ですが、周りの同僚が本当に気が利く人たちばかりなので充実した日々を送れています。
自分を振り返るきっかけと新しい知識の扉を開いてくれた今回の転職は、成功だったと思っています。
上記体験談を見ても分かる通り、全く別の職場へと転職するキャリアチェンジの転職は覚えることも多く、仕事内容もガラリと変わるので、当然最初は負荷がかかります。
しかしそこで踏ん張って新しい仕事内容について必死に覚えたり、勉強したりすることで「やっぱり転職(挑戦)してよかった」と思えていることがわかりますね。
29歳女性の採用ニーズが高い業界・職種
29歳の女性を積極的に採用している業界
✅IT業界
✅医療福祉業界
✅社会福祉業界
✅人材業界
✅美容業界
IT業界や医療福祉・社会福祉業界など人手不足の業界が挙げられ、高条件で転職できる可能性が高いだけではなく、今後も成長が期待されています。
IT業界の中でもエンジニアのような仕事は専門性が高く完全未経験では厳しいですが、IT営業職や医療・介護職などの仕事は未経験でも比較的ハードルは低いです。
また、人材業界や美容業界など、女性ならではの気配りや細やかな配慮が求められる仕事の営業もニーズが高いと言えるでしょう。
29歳の女性を積極的に採用している職種
✅営業職
✅WEBデザイナー
✅介護職
✅看護助手
✅キャリアコーディネーター
収入面を重視したい方は営業職がおすすめで、未経験を歓迎する企業も多く、これまでのキャリアに不安がある方でも好条件が狙えます。
また、WEBデザイナーや資格を活かした介護職・看護助手などの「手に職」系もニーズが高まっています。
キャリアコーディネーター(人材業界の営業)も女性が多く活躍している職種になりますので、今後のキャリア形成にも大きく役立つことでしょう。
関連:転職エージェントになるには?おすすめ優良エージェントの特徴
29歳で転職失敗しないための情報収集方法
30代になると一気にハードルが高くなる転職市場において、29歳での転職は貴重なチャンスになりますので、失敗させないためにも事前の情報収集が非常に重要になります。
しかし、会社からある程度責任を持たされている29歳という年齢で仕事をしながら情報収集を行うとなると、思うように時間が割けずなかなか情報収集を進めることができないと感じるでしょう。
そこで、仕事と両立しながら転職活動を成功させるための唯一の方法としてご紹介したい方法が、転職エージェントを活用することです。
転職のプロである転職エージェントを活用することで、
・キャリアの棚卸や転職の進め方のアドバイスをもらえる
・希望の求人を紹介してもらえる
・応募先企業に合わせた書類添削や面接対策を行ってもらえる
・年収交渉を代行してもらえる
…
など上記の転職サポートを全て無料で受けることができます。

また、あなたの現状をキャリアアドバイザーに相談することで"転職するべきか・転職しないべきか"という客観的な判断軸や転職すべき理由も与えてもらえます。
転職して成功できるのか?失敗してしまうのか?を転職する前から知ることができるという訳ですね。
さまざまなコンセプトのエージェントがありますが、今回は29歳の転職に特に強みを持っている転職エージェントを"2社"厳選して紹介いたしますので、ぜひこの2社の中から転職エージェントを選んでみて下さい。
マイナビエージェント
マイナビエージェントはdodaには規模や実績こそ及ばないものの、20代〜30代の転職支援に強い準大手転職エージェントとして展開しています。
新卒時にマイナビを利用した就活生はやはりマイナビへの信頼感があるため、転職活動時にもお世話になろうと考える人も少なくなく、主に20代の利用者が大半と聞きます。
マイナビエージェントで取り扱われている求人は、営業/事務/販売/エンジニア/管理系などの職種から全業種まで幅広い求人が取り揃えられているのが特徴です。
一度の面談カウンセリングで紹介される求人は5~10件程度とdodaと比較すると少ないですが、その分高いマッチング力で希望の求人を探してきてくれることでしょう。
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