ネガティブな転職理由をポジティブな転職理由に言い換える方法について、現役のキャリアアドバイザーが例を用いてまとめて紹介いたします。
転職をしようと思った理由は、
・人間関係
・仕事内容が面白くない
・給料・年収が低い
・成長ができない・将来性
・残業が長い・拘束時間が長い
…etc
など基本的にネガティブな理由から始まることが多いですが、職務経歴書や面接でそのまま伝えるとほぼ間違いなく不採用を言い渡されることになります。
「じゃあどうやってネガティブな転職理由を変換すれば良いの?」と本音ベースで転職理由を書くこと意外思い浮かばないという方はぜひご参考ください。
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目次
ネガティブ→ポジティブ転職理由①:人間関係
ネガティブな転職理由
夢であった〇〇を叶えるために前職の会社に入社しましたが、入社後大きく経営方針が変わり、自己実現したいことが叶わない状態となってしまったため転職を決意しました。
業界の第一線として〇〇事業を牽引する貴社で、前職で学んだ経験を活かし、〇〇を更に世の中に広めていきたいです。
ポジティブな転職理由
前職では個人の売り上げが重視されていたため、個人で行動する機会が多く、チームで目標を追いかけるということはありませんでした。
しかし、私は周囲とコミュニケーションを取りながら物事を進めていくことが得意なタイプであるため、チームで一つの目標に向かって成果を挙げたいという想いが強まり、転職を決意しました。
ネガティブ→ポジティブ転職理由②:仕事内容が面白くない
ネガティブな転職理由
前職では入社以来一貫して与えられた〇〇業務に懸命に取り組み、業務効率化の達成およびさまざまなスキルを身につけることができました。
今後は今まで得た経験・スキルを活かして、仕事の幅を広げてキャリアアップしていきたいと考え、転職を決意しました。
ポジティブな転職理由
営業職を希望して現在の会社に入社しましたが、入社直前に総務部で欠員が発生し、当初人員補填までの間ということで総務部に配属になりました。
総務の仕事にも全力で取り組みさまざまなことを学ぶことができましたが、入社から3年経った現在でも総務部に人員が補填されることはありませんでした。
営業職として働くことで自社のサービスを世の中に広めてよりよい社会の実現に貢献したい、という夢を諦めることができず、転職を決意しました。
ネガティブ→ポジティブ転職理由③:給料・年収が低い
ネガティブな転職理由
前職は年功序列の風潮が強く、たとえ営業成績でトップを収めたとしても、給与・賞与に反映されることはありませんでした。
そのため、なかなか自分の成果を実感することができず、モチベーションを削がれたこともありました。
成果を正当に評価してくれる制度が整っている会社で営業としての力を発揮したく、転職を決意しました。
ポジティブな転職理由
以前の会社では、顧客対応のマニュアルの作成や業務処理のシステム化など業務改善で会社全体の残業時間を削減する等の成果を挙げても、評価する仕組み自体がなく、管理部門の社員は決まった給与のまま何十年も働き続けているも少なくありませんでした。
頑張りが評価され、給与にも反映される会社で手ごたえを感じながら働きたいと転職を考えました。
ネガティブ→ポジティブ転職理由④:成長ができない・将来性
ネガティブな転職理由
業績低迷による社員の大幅な削減で担当顧客が2倍に増え、業務効率化を図る一方休日返上で努力を続けたものの、それまで大切にしていた丁寧なカウンセリングとアフターケアが難しくなりました。
私にとっての仕事のやりがいはお客様との信頼関係を築き、納得できるサービスを提供することです。
自信を持って自社のサービスを提供したく、転職を決意しました。
ポジティブな転職理由
前職は年功序列でトップダウン型の経営手法だったため、新しいアイディアや取り組みなどを提案しても、叶うことはありませんでした。
年齢に関係なく、実力や評価に応じて責任のある仕事を任される環境に身を置いて新たなチャレンジがしたい、成長したいと考えるようになり転職を決意しました。
ネガティブ→ポジティブ転職理由⑤:残業が長い・拘束時間が長い
ネガティブな転職理由
同部署の社員の退職により、4人で担当していた仕事を半分の2人で行うことになり、連日深夜に及ぶ残業と休日出勤を続けても処理が追いつかない状況が半年続きました。
その間、業務の効率化を図る一方で人員の補充を会社に働きかけましたが、実現せず転職を決意しました。
ポジティブな転職理由
以前の会社では「営業は残業が当たり前」という社風が強く、目標を達成していようとも上司より先に退社することはできない雰囲気でした。
残業が必要な場合に残業することは決して厭いませんが、メリハリをつけて業務に取り組むことで、より高い成果を挙げたいという気持ちが強くなり転職を考えるようになりました。
ネガティブ→ポジティブ転職理由⑥:社風が合わない
ネガティブな転職理由
前職は厳しい販売ノルマがあり、社員間の競争が激しい環境で、社内は常に殺伐としている雰囲気でした。
個人の努力はもちろん大切ですが、私は同じ会社の社員であれば成功体験を共有したり、会社として成長していけるようチームで協力して働くことのできる環境で働きたいと考え、転職を決意しました。
ポジティブな転職理由
前職は歴史や古くからの営業手法を重んじる風潮が強い会社でした。
歴史を重んじる社風は素晴らしいこともたくさんありましたが、30年前から営業手法は変わっておらず、より成果を挙げるために業務の改善提案を続けましたが、叶うことはありませんでした。
別のフィールドであれば私の提案が活かせる場合もあるのではないかと考え、転職を考えました。
ネガティブ→ポジティブ転職理由⑦:やりたい仕事じゃない
ネガティブな転職理由
前職で扱っていた商品は競合優位性に乏しく、入社以来4年間努力を続けたもののなかなか成果に繋げることができませんでした。
自分自身が自信を持って販売できる商品を提供し、顧客との信頼関係を築いて営業として成果を挙げたいという想いが日に日に強まり、転職を決意しました。
ポジティブな転職理由
社労士の資格を活かしたく以前の会社に入社しましたが、入社後人事業務の外部委託が進み、私の担当業務は備品発注やデータ入力のみの庶務業務のみでした。
総務や受付など幅広い業務にも取り組む機会を得ましたが、やはり今まで積んできた人事としてのキャリア、社労士の資格を活かせる専門職として経験を積みたいと考え転職を決意しました。
ネガティブ→ポジティブ転職理由⑧:評価・人事制度が悪い
ネガティブな転職理由
人事評価制度が一切ないため、「目標を立てて仕事に取り組む」といった働き方をすることは求められていない社風でした。しかし、私は社員一人ひとり・会社全体の成長には「目標」は欠かせないものだと考えています。
目標を立てて仕事に取り組むことで、自分の能力に向き合って成長できる環境で働きたいと考え、転職を決意しました。
ポジティブな転職理由
現職では個人成績・チーム成績共に入社以来5年連続で達成率110%以上、社内でも上位の成績を収めているのですが、明確な人事評価制度が構築されておらず、成果が役職や給与に反映されることはありませんでした。
評価制度が整っていないため、会社側から求められるスキルも曖昧な状況になっています。
成果を正当に評価してくれる環境で働いてもっと能力を伸ばしていきたいという思いから転職を決意しました。
ネガティブな転職理由をポジティブに変換できないときは?
今回は実際の例文を用いてネガティブな転職理由をポジティブに変換する例を紹介いたしましたが、なかなか自分の転職理由をポジティブに言い換えることが難しい人もいるかと思います。
その場合は、転職エージェントを用いてキャリアアドバイザーに職務経歴書を添削してもらい、ネガティブな転職理由をポジティブな転職理由に言い換える手伝いをしてもらいましょう。
やはりキャリアアドバイザーは日々多くの職務経歴書を見てネガティブな転職理由をポジティブに変換することに長けているので、一人で転職理由を考えるよりも採用されやすい転職理由に言い換えることができます。
実際に転職エージェントを活用することで、書類選考や面接の通過率は格段に上がる可能性が極めて高いので、ぜひ無料の転職エージェントを活用してポジティブな転職理由とはどんなものなのか教えてもらいましょう。
どの転職エージェントを利用すべきかについては「転職エージェントおすすめランキング!1000人の評判比較」で紹介しているので、ぜひご参考にされてくださいね。
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