「ワークライフバランスを重視して転職したい!でも、収入も妥協できない」
女性であれば、ライフステージの変化と仕事のバランスが気にかかる…という方も多いのではないでしょうか?
私は以前総合職として働いていましたが、
「とにかく仕事だけの人生は嫌!」
「プライベートが充実していることが仕事にも良い影響がある」
という軸で、第二新卒枠で転職を決意。
転職エージェントを10社利用し、転職サイトやハローワークまで、使えるものは何でも使い倒しました。
その結果、現在は理想的な環境への転職が叶い、プライベートを充実させつつのびのびと仕事をしています。
ここでは、収入をアップさせながら、プライベートも充実させる「総合職から事務職への転職」のポイントをご紹介します。


総合職から事務職へ転職を決意した理由
私は一部上場の某企業に、総合職として新卒で内定を貰いました。
入社前から、出来る限り趣味の時間やプライベートの時間は確保しながら働きたいという考えを持っていました。
しかし、仕事をするからには責任を持って仕事をしたい!とどんどん仕事を覚えて、新人ながら、課長クラスの仕事を任せられるまでになりました。
今思えば、人手不足でそうせざるを得なかった…という事情もあると思いますが、任せられることも多く、それなりのやり甲斐を感じていました。
卒業した大学のネームバリューもあり、幹部候補生等と言われながら働きづくめになりつつあったのですが、転機が訪れました。
残業時間が120時間を超えた辺りで、プライベートの時間が取れなくなった以外に、ついに管理職や周囲の仕事ぶりにも納得がいかなくなり、ストレスで突発性難聴に(※退職したらすぐに治りました)。
そこでついに、この会社に見切りをつけ、転職を決意したのです。
総合職から事務職への転職志望動機例文
突発性難聴という明らかにネガティブな退職理由ですが、その退職理由をそのまま面接官に伝えても、選考を通過することはまずありません。
ネガティブな理由をどうポジティブに変換できるかが転職成功のポイントなので、実際に私が志望動機として使用した例文を紹介します。
総合職から事務職の転職志望動機
○○業界は普段の生活の、いたる所に影響があります。
そんな社会を支える業界の中で、社内の方を支える存在として働きたいと考えているからです。
面接は一方的に喋るパフォーマンスの場ではないので、貴重な時間を割いて貰った中で「会話をしに伺う」という意識が重要です。
ゆっくりと、しかし長々喋りすぎないこともポイントで、私は特に喋り方と表情に注意していました。
特に事務職は社内にいることがほとんどであるため、企業側は「この人が常に社内にいるとしたら、職場の雰囲気はどうなるか?」という能力以外に人柄の面も重視しています。
人柄をアピールするのが苦手な人も、とにかく笑顔が大切です、快い笑顔を心がけるだけで、印象は一気に変わります。
総合職から事務職への転職を成功させる方法
上記の志望動機作成のポイントに加えて、私が総合職から事務職への転職を成功させるために意識して行ったポイントを3つ解説します。
転職理由をポジティブに言い換える
先ほどもお伝えした通り、転職を決めたきっかけがネガティブな理由だったとしても、その理由をそのままではなくポジティブに変換した状態で面接に臨まなければなりません。
「残業したくない」というのは確かに本音ですが、これはネガティブな理由ですので、たとえば私の場合は以下のように変換しました。
「自分は根詰めて残業しているのに、周囲がダラダラと残業をしていたのが不満」
↓
「周囲と協力し、声を掛け合いながらできる仕事をしたい」
本当の現職に対しての不満なのは何なのか?をよく考えてみると、ポジティブな理由に繋げることができます。
転職エージェントを活用する
総合職から事務職への転職を成功させるためには、転職エージェントを活用することが何よりも重要だと考えています。
転職サイトでは、自分に合う企業をリサーチするのに時間が膨大にかかり、給与交渉も自分でする必要があります。
しかし、転職エージェントは求職者の希望に合った条件が良い非公開求人を多く持っていて、給与交渉もしてくれる転職のプロです。
当然書類の添削や面接対策も行ってくれるので選考通過率は高まりますし、年収アップも叶えられるので転職希望者が使わない理由がありません。
「事務職に強い転職エージェントおすすめ6選!事務職転職必勝法も」で実際に私が活用した転職エージェントを紹介していますので、ぜひ検討されてみて下さいね。
面接はとにかく笑顔を意識
ある転職エージェントが語った、面接の印象実験の話です。
Aさんは、受け答えは分かりやすく申し分のない人ですが、表情は一切変わらず真顔で目も合わせない人でした。
Bさんは、話も長く正直なところ何を話しているのか分からない人ですが、とにかく面接が始まってから終わるまで笑顔がとても素敵な人でした。
複数名での面接で、面接官はどちらを選ぶ人が多かったでしょうか?
面接官の多くが、Bさんを選んだのです。
勿論、分かりやすい話を心掛けることは大切ですが、笑顔が与える印象というのはそれだけ大きい、ということです。
事務職は特に、効率化や工夫を自己PRに入れてもなかなかしっくりこないことがありますので、特に面接こそアピールのチャンスがあると言えるでしょう。
総合職から事務職へ転職して良かったこと
事務職への転職が成功した今は、月の残業がほぼ皆無で、賞与は年3回、年収前職よりアップした職場で働いています。
総合職から事務職へ転職して良かったことの1つはまず「転勤が無いこと」で、転勤が絶対に発生しない職種を選択したことで、ライフプランを立てやすくなりました
イメージと違った部分は、労働時間の密度です。
総合職は仕事を明日に回したり、外勤で自由にあちこち行ったりすることが出来ましたが、事務職はとにかく効率を上げて、その日のタスクをきっちりと終わらせるのが仕事。
総合職の頃よりも密度の高い労働時間を送るため、なかなか離席出来ないくらい忙しい……ということもあります。
ですが、その分残業は少ないため、メリハリをつけた仕事をすることが出来ました。
『何でも屋』のようにオールマイティに仕事が出来る総合職ですが、事務職は自分の仕事の境界線がハッキリしていることが多いため、他人のすべき仕事を自分が受け持ってしまっている状態になることはありません。
事務職に強い転職エージェントおすすめ6選!事務職転職必勝法も
総合職から事務職への転職体験談まとめ
事務職と一口に言っても様々な職種があります。
中には専門性の高い事務職もあるので、ゼネラリストである総合職からスペシャリストである事務職への転職は、自分のキャリアの幅を拡げることができる、というのも大きなメリットです。
事務職は有効求人倍率も低く人気の職種ですが、自分の転職の軸をポジティブに表現出来れば必ず内定を勝ち取ることができる職種です。
総合職で磨いた周囲との調整力を活かせることをアピールできるあなたなら、事務職への転職は決して難しいものではないので、ぜひチャレンジして内定を掴み取って下さいね。
