28歳までフリーターだったが、これから就職できるのだろうか…と悩んでいませんか?
20代後半になってフリーターから正社員を目指す方は実は結構いるんです。
例えば、下記のように考えて就職を目指す方がいます。
・このままフリーターをずっと続けられるか不安
・そろそろ正社員として働いて親を安心させたい
・安定した仕事につき、年収をもっとあげたい
この記事では、28歳フリーターが就職するための方法についてご紹介します。
実際に28歳までフリーターだった方が就職した体験談もご紹介するので、よりリアルなアドバイスとしてぜひ28歳フリーターの方は参考にして頂ければ幸いです。
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【2018年12月20日公開】
28歳で就職できない人が陥る3つの”罠”
20代後半になってフリーターから正社員への就職は不可能ではないですが、正社員に就職できる人と就職できない人の2つに分かれます。
まずは就職できない人が陥りがちな3つの罠についてご紹介します。
資格を取得すれば、就職できると思っている
今までずっとフリーターを続けてきたため、いきなり就職しようと考えた際、自分には面接で誇れるほどの経験や資格がないと思っていませんか?
たしかに面接で自分のことをアピールするのは大切ですが、それは経験や資格だけではありません。
資格は、自分の目的を達成するための手段に過ぎません。
「医者になるために国家資格を取る」
「経理の仕事につきたいから簿記の資格を取る」
というような明確な理由があって資格を取得するのは良いです。
しかし、面接で話せそうだから、なんだか役に立ちそうだからという安易な理由で取得しても、あまり意味がないと言えるでしょう。
行動を起こす前に考えすぎている
慎重に行動するのは悪いことではありませんが、考えすぎて行動に移せないのは考えもの。
フリーターで就職できない人の中には、なにか行動する前にあれこれと考えてしまい、結局行動に移せない方がいます。
「就職活動を始めようと考えてはいるが、自己分析をしていない」
「履歴書を書いていない」
「求人を見て、その企業のことを調べるが、結局応募はしない」
もしこのように行動に移せていない場合には、まずは一歩踏み出して、就職活動の準備から始めましょう。
下記では何から始めたら良いか分からないというフリーターの方に向けて、就活のはじめ方を一から解説しているので併せてご参考ください。

大変なことから逃げてばかりいる
今まで正社員として働くのが面倒くさくてフリーターをやっていた人の中には、面倒くさいことや大変なことから逃げる癖がついてしまっている人がいます。
正社員として働くには、アルバイトと違い責任がありますし、大変なこともたくさんあります。
就職活動の段階で、
「休みがたくさんあって残業がほとんどないところがいい」
「楽そうな仕事をしたい」
などと企業をえり好みばかりしていては、現実的になかなか就職は難しいでしょう。
下記ではフリーターの方に就職先の探し方について解説していますので、探し方が分からないという方はぜひ参考にして頂ければ幸いです。
フリーターの就職先の探し方厳選まとめ!自分に合った見つけ方は?
28歳フリーターが就活で必ず聞かれる質問
新卒で就職活動をしている訳ではないので、今までフリーターを続けてきた分、なぜフリーターをしていたかについて深掘りして質問されるのは覚悟しておいてください。
しかし、あなたを面接で落とそうとして質問しているわけではなく、あなたのことをより深く知りたいと思って、面接官は質問しています。
まずは必ず聞かれる質問と、おすすめの回答方法についてご紹介します。
なぜ今までフリーターをしてきたのか
この質問は必ずと言っていいほど、聞かれると思っておいてください。
採用面接官は、
「嫌なことがあったら、すぐに辞めてしまうのではないか」
「大変なことがあると、投げ出してしまわないか」
と不安に思っています。
こうした質問をされたときには、嘘をつくのではなく正直に答えましょう。
例えば、
「他にやりたいこと、目指しているものがあったため、正社員の仕事と並行できなかった」
「アルバイトとしてやっていた仕事にやりがいを持っていたため、正社員として就職するのではなく、アルバイトを続けたかった」
というように答えましょう。
嘘をつくよりも正直に自分の考えを伝えた方が、面接官に納得してもらう回答ができます。
フリーター期間中にどんな仕事をしていたのか
この質問は、フリーター期間中にしてきた仕事を今後その会社で活かすことができるか、仕事に対してどういうスタンスで取り組んでいるかを見られています。
前述しましたが、面接では誇れる経験や資格は必要ありません、それよりも、あなたの仕事に対する考え方が重要視されます。
この質問では、あなたがしてきたアルバイトの仕事内容だけではなく、その仕事の何にやりがいを感じて、どういうことを大切にしてきたのか、どういう成果をあげたのか、アピールするようにしましょう。
たとえば、
「アルバイトリーダーになって、他のアルバイトをまとめる役をしていました。」
「他人が嫌がることでも、自分はその仕事に意味を見いだして、コツコツ地道に続けてきました。」
というように、あなたが頑張ってきたことなら何でもかまいません。
なぜ新卒で就職活動をしなかったのか
今までフリーターだったというだけで、企業からは「あなたが大変なことから、逃げてきたのではないか」と思われてしまうことがあります。
この質問には、就職活動をしなかった理由を正直に伝えることをおすすめします。
「やりたいことが見つからないまま就職活動をしていても、内定がもらえなかった。」
「やりたいことがないまま就職に踏み切れず、フリーターになり、やりたいことが見つかったら就職しようと思った。」
など変に自分を取り繕う必要はなく、企業側もありのままのあなたを知りたがっています。
紹介したようにフリーターの就職活動で聞かれる質問というのはある程度パターン化してきますので、しっかりと事前準備をしておくことでいくらでも対策ができます。
下記ではより深掘りして面接で聞かれる質問について答え方も含めて解説していますので、ぜひ併せてご参考いただけたらと思います。
フリーターが就職面接で聞かれる質問徹底まとめ【面接官の評価ポイント】
実録!28歳フリーターが就職した体験談
28歳フリーターの就職体験談①
なぜ28歳までフリーターだったのですか?
大学3年時に引きこもりになり、大学4年目で復学に失敗し、以降大学7年目で中退するまで引きこもりだったから。
フリーターからの就職活動で苦労した点を教えて下さい
大手の場合は書類審査が通過出来ない。
書類審査が通過した会社でも、面接では空白期間についての説明を求められる時間が長く、非常に回答に難儀しました。
筆記試験を通過することは度々ありましたが、面接で過去について聞かれるとつまってしまうことが多かった。
新卒や既卒ではないので、利用できる就職支援サービスが少なかった。
なので、就職活動のノウハウが全くなく、何からすればよいのか、どういう流れで、何をいつまでにするかなど、よくわからないまま進めてしまった。
新卒とは異なり、一年間という期限がないので、時間の区切りを意識するのが難しかった。
いつになったら就職出来るのか、一生アルバイトのままで生きていくのか等の不安を抱えたままの就職活動は辛くモチベーションを保ち続けるのが難しかったです。
正社員に就職できた理由は何だと思いますか?
本当に就職したい企業への就職するには、目標を決め、それに向かって為すべきことが決まってくるため、時間の限り必要な知識や技術を深めた方が良いと思います。
後からでは取り返しのつかないことになるため、いますべきことを明確にして、実行したことが正社員就職の成功に繋がったと感じています。
人に紹介してもらうことや、企業からの連絡を待っている状態ではなく、自分から主体性を持って行動すべきであるため、どのように進めたいか目的を持って行動すべきです。
28歳フリーターの就職体験談②
なぜ28歳までフリーターだったのですか?
大学卒業とほぼ同時くらいに現在の彼氏と結婚を前提とした同居を始め、「将来的には家庭に入ってほしいので正社員として働かなくてよい」と言われたので、パートタイマーとして働くことにしたのが理由です。
フリーターからの就職活動で苦労した点を教えて下さい
面接ではほぼ毎回「何故新卒で就職しなかったのですか」と聞かれました。
正直に回答すると、面接官の顔は大抵曇るか、酷い場合は「よくそんな回答を躊躇わずにできますね」と罵られたこともあります。
また、婚約者の男性と同居している女性であるという理由で、「現在お付き合いしている方との結婚のご予定は?」「子供が生まれたらどうしますか」という質問もほぼ必ずありました。
いくらきちんと企業研究していても、明確な志望動機があっても、この2つの質問がネックとなって面接が厳しい状況で終了し、結果も不採用と言うことが何度も続きました。
それでも、早く職を見つけなければならない状況にあったため、余計に就活は辛いものとなっていました。
正社員に就職できた理由は何だと思いますか?
就活を初めて4ヶ月ほど過ぎたあたり、いきなり社長面接という小さな企業ですが、事務の正社員として就職することが出来ました。
勝因は何かと聞かれると明確に答えるのが難しいですが、自分のできることを軸に規模も事業内容も様々な企業を受けたことで、私を評価してくれる社長に出会うことが来たのだろうと思っています。
そう思う理由は、この面接で聞かれたことも私がその時に答えたこともそれまでと大差無かったのに、社長は「とても真面目ですね」「しっかり調べてくれていますね」などと終始好意的な印象であることを示して下さりました。
また、今まで毎回ネックになっていた「新卒で就職しなかった理由」についても「人生色々あるから。それを分かってくれる人もいれば、そうでない人も当然いる」と言って下さったりました。
それまでの面接では得られなかった反応ばかりで、色々な就活生がいるのならば色々な採用者がいると思うので、諦めないことが大事だと思います。
28歳フリーターが就活を一人で行うのは危険
今回紹介したようにフリーターの方は様々な理由でフリーターをやっているにも関わらず、企業の採用面接官というのは全くそのことについて理解しようとしません。
不安で行動に移せなかったり、基本的なマナーができていなかったことで、企業に悪印象を与えてしまったり…など、フリーターが一人で就職活動をするのは危険です。
あなたなりの魅力が必ずあるのですが、それが企業にうまく伝わらないのはとても勿体ないので、フリーターから就職を目指すには就職エージェントに行くことをおすすめします。
就職エージェントはあなたにぴったりの企業を見つけてくれる上、履歴書添削やあなただけの自己PRを一緒に考えてくれますし、うまくいかなかったときの良い相談相手にもなってくれるんです。
下記でフリーターの正社員就職に定評のあるおすすめの就職エージェントを厳選していますので、苦労せずに最短で就職したいという方は、就職エージェントを活用しましょう。


