転職サイト3大手と言われる「リクナビネクスト(リクナビNEXT)・マイナビ転職・エン転職」の違いを、転職初心者にもわかりやすく評判と共に比較して参ります。
どのサイトも同じように見えて強みや独自性がありますが、
・転職サイトの違いって何?
・自分に適した転職サイトはどこだろう?
と転職サイトの活用を検討している人は思うのではないでしょうか。
転職サイトとは中途採用の求人が掲載されたサイトで、自分で希望条件等入力&検索し、求人応募から企業との調整を行っていくようになります。
転職エージェントと違い第三者が手助けしてくれることは基本ありませんが、自分のペースで転職活動を進められるため、転職を決意する前の市場調査にも役立つサービスです。
※転職サイトと転職エージェントの違いはコチラで比較しています。
目次
リクナビネクストとマイナビ転職とエン転職の決定的な違い
リクナビネクスト・マイナビ転職・エン転職は転職サイト大手"3強"と言われていますが、似ているようでそれぞれの強みやこだわりポイントに大きな違いがあります。
まずは図表で整理して見てみましょう。
【会員登録数】786万人 転職サイトNo.1 | ||
日本最大級の転職サイトで認知度・信頼度圧倒的No.1 | ||
幅広い分野で活躍できる業種・職種の求人多数 | ||
![]() | 【会員登録数】600万人 | |
大型CMプロモーションの実施で会員数毎月激増中 | ||
会員の70%が35歳以下の若年層が多い | ||
![]() | 【会員登録数】440万人 | |
細かい検索機能で欲しい求人を見つけやすい | ||
20代〜30代半ばまでの若年層に比較的強い |
それぞれ詳しく解説して参ります。
バランスの取れたリクナビネクスト
リクナビNEXTは求人数、バラエティ、転職ノウハウ、お役立ちコンテンツを駆使しどの属性の転職者に対しても一定の満足度を得られるクオリティを提供する転職サイトの王道であり、転職決定数績NO1の実績を誇っています。
大泉洋さんのリクナビネクストのテレビCMや電車広告も見ない日はないと言って良いほど広告予算も投下していますね。
広告掲載料も他の転職サイトと比較すると若干高いため、採用意欲のある企業求人が圧倒的に多いことも特徴です。
毎年新規会員登録数はなんと1,460,000人も増加しており「転職活動者の8割がリクナビNEXTを利用」という謳い文句は伊達ではありません。
▼圧倒的な新規会員登録者数
若年層求人数のエン転職
若年者の支援に特に強く、転職初心者に向けたノウハウ記事も多く未経験歓迎求人は業界でもトップクラスです。
また、大型プロモーションの実施により、テレビCMも見ない日はないと言って良いほど広告費用を投下していますね。
ミスマッチ撲滅を目指し、仕事の厳しさや企業の抱える問題まで盛り込んだ求人や元社員の口コミといった企業の実態の情報公開にこだわりを持っています。
無料で面接応募企業の面接対策情報を送ってくれ、入社後のサポートプログラムまで用意をしてくれる痒い所に手が届くサービスです。
一部ではサポートが行き届きすぎるあまり、エンエージェントはしつこいという評判口コミもちらほらと見受けられるように思いますね。
細かい検索機能のマイナビ転職
マイナビ転職もエン転職と同様、20代〜30代半ばあたりまでの若年層の登録者が多い転職サイトです。
マイナビ転職もエン転職と同様、宮崎あおいさんのテレビCMをよく目にしますね。
特徴としては、リクナビNEXTやエン転職と比較すると細かい検索機能が豊富に揃えられていて、欲しい求人を見つけやすい機能が備わっています。
求人数は他の2サイトと比較するとやや少なめですが、その分求人の見つけやすさに定評があるのでユーザビリティは高い転職サイトと言えるでしょう。
リクナビネクストvsマイナビ転職vsエン転職
それではここからは、リクナビネクスト・マイナビ転職・エン転職の3サイトを各項目ごとに比較して参ります。
3大手転職サイト比較①:求人数
リクナビネクストの求人数
常時10,000件を超える求人数を保有し、新着更新求人も4割、正社員求人も9割ほどと良質な求人を取り揃えたのがリクナビNEXTです。
首都圏以外の地方エリアも全国的に網羅できており、UターンやIターン転職にも有力な情報を得られるサイトです。
求人の業界はITや不動産といった採用熱の高い企業求人が多く、広告料が高くとも確実な採用をしたい企業がリクナビネクストには多いことが見受けられます。
掲載求人職種は営業や事務、IT系が多くなりますが、保育、医療、介護、設備系といった人手不足業界の求人は他転職サイトよりも多く、経験業界や職種問わず仕事探しに役立つサービスとなっています。
「転職者の8割が利用」という謳い文句の通り、すべての転職志望者にとってまず登録すべき転職サイトと言えるでしょう。
マイナビ転職の求人数
掲載料も比較的リーズナブルなため、ゆうに10,000件を超える求人数を伸ばしているのがマイナビ転職です。
関東、中部以外はリクナビネクストを超える求人数を持ちエリアにも強い側面を持ち合わせています。
保有求人業界はメーカーとサービス系企業が大半を占めていることも特徴の一つです。
掲載企業規模は中小企業の求人が多く、大手転職サイトが持っていないような隠れた優良企業やこれから注目を浴びるスタートアップ企業等に出会えるチャンスもあります。
掲載職種は営業、オフィスワーク、技能工・設備・配送系といった複数人の採用を検討している求人が多く、業界初心者・職種未経験者がチャレンジしやすい案件が多いため、若年者やキャリアチェンジ希望者にピッタリなサイトといえるでしょう。
エン転職の求人数
量より質を重視し1件1件の求人ヒアリングから作成まで時間と労力を割くため、求人数は6,000件ほどと大手サイトと比べ少なめとなっています。
主要求人エリアも全国ではなく、関東と関西を中心に求人としています。
求人業界はマイナビ転職と同様メーカー、サービス、建設不動産系の順となっており、募集職種も営業、オフィスワーク、設備・配送・技能工といった未経験から入りやすい業界や人材難の職種が多く35歳以下の登録者が多いことも特徴です。
エン転職で物足りない方は20代のハイクラス向け、ミドル層向け、女性向け、外資エグゼクティブ向け等それぞれの属性をターゲットにしたサイトがあるので利用を検討すると良いでしょう。
求人数の少ない代わりに、他転職サイトでは得られないような企業実態に迫った情報が得られる魅力もあるため、企業についての理解を深めたい方はエン転職が向きといえるでしょう。
3大手転職サイト比較②:独自サービス
それでは次に「リクナビネクスト・マイナビ転職・エン転職」がそれぞれ提供している"独自サービス"について解説していきます。
リクナビネクストの独自サービス
リクナビネクストの「グッドポイント診断」は登録したらまず使いたいサービスです。
転職エージェントのリクルートキャリアが持つ転職ナレッジを元に開発された、30分かけて行う本格的な自己分析ツールです。
導かれた結果を元にリクナビネクストにプロフィールや職務経歴をレジュメ登録すると、入力内容に従って自動で職務経歴書と履歴書をWord形式で作ることができ、転職活動開始時の手間の大幅削減に貢献してくれます。
▼18個の志向性を元に本格的な適性診断
また、応募時にグッドポイント診断の検査結果を添付して企業に送ることもできるため、自分を多方面からアピールする一つの武器にすることができます。
職務経歴書からだけでは読み取れない個性や強みが伝わったり、面接時の話題になったりと様々な場面で活躍することは間違いありません。
初めての転職で自己分析の仕方や自分の強みがわからない方は是非とも活用したいリクナビネクストのサービスです。
マイナビ転職の独自サービス
マイナビ転職に登録すると、通常転職エージェントに登録をしないと受けられないキャリアコンサルタントの転職支援をしてもらえます。
・履歴書コーチ
・求人紹介
・面接コーチ
上記3つのサービスを受けられます。
履歴書コーチはその名の通りWEBに登録した履歴書の添削をしてもらえ、改善点やアドバイスをもらるため、書類選考通過率アップに大きく貢献してくれるでしょう。
求人紹介はキャリアコンサルタントが求職者の経験や希望、企業の希望を踏まえマッチング度の高い求人を複数ピックアップし紹介してくれ、自分ではみつからなかった求人に出会えるチャンスを増やせるのです。
マイナビエージェント利用者の口コミ評判
そして、面接コーチは想定問答、回答ポイント質問の意図等を説明してくれるので面接が苦手な人も事前に心構えができ、パフォーマンスを発揮しやすくなります。
利用回数等条件はありますが、手軽に転職エージェントのサポートを受けられるので転職活動が順調に進んでいない人は転職のプロの力を借りてみてはいかがでしょうか。
エン転職の独自サービス
通常の転職サイトは入社までの支援を主としますがエン転職は入社後3年ほどを目安としてサポートをしてくれるプログラムがあります。
まず、不安になりやすい入社前、入社後数か月、1年後と節目で状況に添った内容のサポートメールを送ってくれます。
早期活躍のポイントや職場で活躍する秘訣といった具体的なアドバイス内容が盛り込まれており入社者の不安払拭の手助けをしてくれます。
また、エン入社後活躍支援プログラムというオリジナル動画講座では転職先で力を発揮する心構えからビジネススキルのチェックまでプロラムも用意されており入社後の活躍を後押ししてくれます。
そして、実際に入社した人の声を定期的に収集し、より良いサービス提供ができるよう求人票や面接対策、入社後のフォロー等で活かされているのです。
先輩社員が多いほど充実した内容を応募前から知れミスマッチ防止策が立てられているので、リスクの少ない転職を第一に掲げる人にはベストなサイトといえるでしょう。
3大手転職サイト比較③:口コミ評判
では次に、リクナビネクスト・マイナビ転職・エン転職を利用した方々の実際の口コミ評判を比較しながら見て参りましょう。
ただしどれか一つの転職サイトを利用しただけでは比較できませんので、3つの転職サイトのうちいずれか2つ以上を利用した経験のある方の口コミをご紹介して参ります。
リクナビネクストとマイナビ転職の評判比較
●利用者の口コミ評判
私は転職サイトで事務職の求人を探そうと考えていましたが、掲載されている求人数はリクナビNEXTの方が多かったように思います。
マイナビ転職に掲載のない求人が、いくつかリクナビネクストには掲載されていました。
書類の書き方や面接のポイント等に関する転職ノウハウもリクナビの方が豊富で読みやすかったように思いますし、リクナビでは職務経歴書の書き方もわかりやすく教えてくれました。
●利用者の口コミ評判
私は現在も製造業の会社の求人を転職サイトを通じて探していますが、リクナビNEXTの方がマイナビ転職よりも転職掲載も多く、相手企業からのリターンが早いためスムーズな転職に繋がると感じています。
広告等のバナーや貼り付けてある宣伝等も少なくてとても見やすいですし、ホームページのデザインがリクナビNEXTの方が好みなので(個人の趣向にもよると思いますが)、自分に必要な情報がすぐに見つかる感じです。
リクナビNEXTだけの限定求人が8割強ある事と、転職者の8割が利用してるとだけあって、まさに実績と信頼を物語っているのだと思います。
上記口コミ評判を見ていただいてもわかる通り、リクナビネクストはやはり業界最大の求人を掲載していることもあり、マイナビ転職よりも自分の探している求人が圧倒的に見つかりやすいことが分かると思います。
転職サイトを利用する上で非常に重要な"デザイン性"に関しても見やすいとの意見も、数多くの転職活動者に支持されている理由の一つと言えるでしょう。
リクナビネクストとエン転職の評判比較
●利用者の口コミ評判
私はリクナビNEXTの方がエン転職よりも気になる求人が多かったです。
どちらもたくさんの求人がありましたが時期にもよるのかもしれませんが、エン転職は営業職が多いとゆう印象でした。
あとリクナビNEXTの方がサイトが使いやすかったのが良かったです。
職種や勤務地、社名などからも検索できましたし、女性の転職に向いている検索方法もあり、産休育児休暇の実績などのこだわった検索ができました。
サイトのデザインもリクナビNEXTが好きでしたので、結果的に採用が決まったのもリクナビNEXTでした。
●利用者の口コミ評判
エン転職は通知やメールが多いだけで、なかなか面接に進むことが出来ませんでしたし、スマホのメールで送られてきたものを開くことが出来ず、パソコンが無いと利用するのが難しかったです。。。
一方でリクナビNEXTは、自分のやりたい職業をぎりぎりまで絞ることが出来る上になかなか好条件のオファーなどが届くこと、かなりの確率で面接に行くことが可能な気がしました。
リクナビNEXTは、リクルート会社の中のサイトなので大手で安心して利用することが出来るのもいいポイントだと思います。
上記口コミ評判を見ていただいてもわかる通り、やはりリクナビネクストはエン転職と比較するとデザイン性に優れており、掲載求人数も多いと感じた人の方が多かったようです。
さらに注目すべきは「面接までたどり着きやすかった」という点で、同じ会社に別の転職サイトから応募することで、書類選考通過率も変わってくるという驚くべき事実もありました。
どちらの方が転職先の内定を獲得しやすいかという観点で見ても、やはりリクナビネクストの方に分があるでしょう。
リクナビネクストの評価まとめ
今回ご紹介してきた通り、リクナビネクストの評判・メリットを改めてまとめると、
掲載求人数がやはり圧倒的に多い
デザイン性が優れている
企業からのレスが早い
面接まで辿り着きやすい
上記4点に集約されていることが分かるかと思います。
掲載する企業がリクナビNEXTに決して安い費用ではないコストを払っている分、転職者は内定を貰える確率が上がるという確率が隠されていた訳ですね。
ぜひ、リクナビネクストをはじめとした転職サイトを上手く活用しながら、本当に心から望む転職先への転職を成功させて頂ければ幸いです!