新卒の就職活動 年収1000万以上の職業

理系大学出身で年収1000万に到達できる職業一覧!工学部は?

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「理系で年収1,000万行ける職業ってどんなものがあるんだ…」将来のことについて悩める理系大学生のあなたに、年収1000万円に理系で到達できる職業を徹底的に調査いたしました。

もしくは文系と理系どちらにしようか進路を迷われている方もいますよね。

年収1000万円に到達できると一口に言っても、

・20代のうちに超速で到達するのか
・50代後半のような定年間際で到達できるのか

では雲泥の差がありますので、"到達のタイミング"についても併せてお伝えして参ります。

これから就職活動を行う際の、情報の一つとしてご参考にされてみて下さいね。

文系版はこちら。

>>文系大学出身で年収1000万に到達できる職業一覧まとめ【保存版】

【2024年6月4日最終更新】

理系大学別&理系院卒平均年収ランキング

ではまず早速、理系大学別平均年収について国公立大学と私立大学に分けてご紹介致します。

理系大学別平均年収~国公立大学編~

※30歳の時の平均年収となります

東京大学811万円
一橋大740万円
京都大728万円
東京工業大708万円
神戸大651万円
大阪大640万円
東北大626万円
横浜国立大625万円
名古屋大612万円
筑波大608万円
北海道大608万円
九州大598万円

やはり難関校であればあるほど平均年収は高くなっていることが分かりますね。

理系大学別平均年収~私立大学編~

※30歳の時の平均年収となります

慶応義塾大727万円
早稲田大654万円
国際基督教大636万円
上智大634万円
東京理科大619万円
中央大596万円
同志社大596万円
明治大587万円
立教大584万円
青山学院大575万円
芝浦工業大570万円
関西学院大567万円

ほとんど関東圏の私立大学がランクインしていますね。

関東圏は他の地域や地方と比較すると全企業の平均年収が高いので、必然的に平均年収も高くなっていることが分かります。

理系院卒年収ランキング

では次に、理系院卒年収ランキングについて調べてみましたが、残念ながら大学院別の年収ランキングについては調査しても見つけることができませんでした。

代わりに理系大学院卒で就職する企業の中から平均年収が高い企業を見てみましょう。

1位:Jトラスト株式会社1,632万円
2位:東京海上ホールディングス株式会社1,503万円
3位:三菱商事株式会社1,410万円
4位:株式会社電通グループ1,345万円
5位:三井物産株式会社1,288万円

やはりトップクラスの人気を誇る総合商社は根強いことが分かります。

理系大学・院卒出身者が多い企業の平均年収ランキングを見ても、やはり機械メーカーやゼネコン、医薬品会社など理系出身者ならではの企業が年収の高い企業としてランクインしていることが分かります。

理系vs文系平均年収!年収1,000万に到達しやすいのは?

理系と文系大卒出身者の平均年収を比較すると以下のようになります。

文系出身者559.2万円
理系出身者600.9万円

平均年齢46歳が中央値のデータですが、約50万円ほど理系出身者の年収の方が高く年収1000万円に到達しやすいことが分かります。

理系の年代別平均年収

次に理系の年代別平均年収を調査すると、以下のようになります。

20代後半423.9万円
30代前半518.9万円
30代後半627.4万円
40代前半696.5万円

理系で稼げる学部年収ランキング!工学部も

次に理系の学部別に稼げる学部年収ランキングを見ていきましょう。

※20代の平均年収を算出

医学部・歯学部・薬学部406万円
情報学部396万円
理学部・工学部387万円
農学部・獣医学部・畜産学部332万円
環境学部329万円

医学部・歯学部・薬学部の医療学生はやはり最も年収が高く、情報学部はITエンジニアなどの職業について高年収となっています。

理系国立大vs文系vs私立理系平均年収

理系国立男子、文系男子、理系非国立(私立)男子の3つの集団に分けた年齢別の年収推移をグラフで示したデータがこちらです。

▼文理年齢別年収データプロファイル
文理年齢別年収データプロファイル
経済産業省「理系出身者と文系出身者の年収比較」より

やはり文系よりも理系の方がそもそものスタートラインは同じにも関わらず、年収の上がり幅は大きいことが分かります。

また、理系非国立(私立)大よりも理系国立男子の方が年収の上がり幅はほぼ同じですがそもそものスタートラインは高いことが分かりますね。

ちなみに理系国立大院卒の方が更に年収スタートラインと上がり幅は大きくなりますので、年収が高い順に整理すると、

理系国立大院卒>理系国立大卒>理系私立大卒>文系大卒

という順番になります。

もちろん、入社後の本人の頑張りや努力次第で年収の上がり幅は変わります。

1 理系で年収1,000万に到達するには専門性の高いスキルが必要

理系大学出身で年収1,000万円に到達するためには、文系大生よりも比較的専門的なスキルが必要な傾向があります。ただしその分、資格を取得してさえいれば、就職難易度は文系大生よりも低いこともあるので、そういった部分に留意しながらどんな職業があるのか読み進めて行って頂けたらと思います。

工学部でも年収1000万円は可能?

工学部で年収1000万円到達することは可能です。具体的な職業としては、機械電子系の学生の場合は大手メーカーのエンジニア(技術職)やマネージャー(管理職)クラスまで昇進できれば年収1000万円に到達することも可能でしょう。

大手メーカーの役職者給与イメージ

担当職(役職無しの平社員):年収300~550万円
指導職(主任・係長など):年収600~850万円
管理職(課長、部長など):年収900~2,000万円
経営層(執行役員・取締役など):年収2,000万円~

工学部と言えば当然のように大学院まで進学するイメージがありますが、採用企業側のニーズとしては修士卒(院卒)でなくても学部卒理系を採用したいと考える企業は非常に多くありますので、理系学部でも問題なく就職できるでしょう。

理系の平均年収はそもそも低い?東工大で年収1000万は?

「そもそも理系の平均年収は低いんじゃないのか?」と懸念する声がありますが、結論、本人の努力と能力次第で年収は決まります。例えば地方国立大や中堅私立大などを卒業して、中小中堅メーカーへ就職する学生であれば平均年収は相対的に低くなるでしょうし、理系院卒で旧帝大や東工大、早慶の理系学生であれば大半が大手メーカーへ就職するため、平均年収も高く出るでしょう。勿論、入社した後の頑張りが一番重要です。

理系で年収3000万円稼ぐことは可能?

理系で年収3000万円稼ぐことは狭き門になりますが、正しい職業と相応の専門スキルを身につけることができれば、年収3000万円は不可能な領域ではありません。

具体的にどのような職業であれば理系で年収3000万円稼げるかについては「年収3000万円稼げる職業一覧まとめ!年収3000万稼ぐには?」で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご参考にされてみて下さい。

2 理系大学出身で年収1,000万に到達できる職業一覧

医師
ITプロジェクトマネージャー
大手医療メーカーの開発職
大手化粧品メーカーの課長職
金融機関のファンドマネージャー
大手シンクタンク
大手総合商社マン
外資系製薬会社のMR
一級建築士
フリーランス(社長)

※⭐️の数が多いほど就職難易度は高い

理系の勝ち組職業は?就職先人気年収ランキング

理系の勝ち組職業を知るために、人気の就職先を年収ランキング別に調査いたしました。

1位:アクチュアリー1,250万円
2位:医師1,169万円
3位:大学教授1,101万円
4位:大学準教授872万円
5位:大学講師719万円
6位:高等学校教員709万円
7位:一級建築士703万円
8位:弁理士700万円
9位:自然科学系研究者681万円
10位:技術士エンジニア667万円

いくつか気になる職業をピックアップして紹介致します。

理系の勝ち組職業①:アクチュアリー

アクチュアリーとは、生命保険・損害保険・年金などの金融機関で保険料の計算などの数理業務を担当する数理系の専門職です。

数理業務には統計学や確率論を使用するため、数学的な素養のある人が向いていて、ほぼ理系大卒や理系院卒の学生しか新卒採用で枠を設けていません。

アクチュアリーになるには、日本アクチュアリー会が実施する資格試験への合格が必要ですが、資格試験は超難関。

アクチュアリーを目指す場合は、まず保険会社や信託銀行などの金融機関に新卒でアクチュアリー候補生として採用されて、実務を行いながら並行して資格勉強を進めていく必要があるでしょう。

理系の勝ち組職業②:大学教授

大学教授や大学准教授・大学講師などの就職先は、大学院に進学した後に下記のようなルートでキャリアを積んでいきます。

  1. ポスドク・助手
  2. 助教
  3. 大学講師
  4. 大学准教授
  5. 大学教授

大学教授のためのキャリアの最初の地点となるポスドクになるのは狭き道で、ポスドクや助教、大学講師は期限付きの雇用であることも多いです。

そのため実績を積むまでは安定した収入を得られるポストには就けない点は留意しておきましょう。

理系の勝ち組職業③:一級建築士

一級建築士はその名の通り建物の設計と工事監理業務を担う専門職で、資格によって設計できる建物の種類が異なりますが、一級建築士の場合はあらゆる設計に携わることが可能です。

一級建築士であれば商業施設やビルなどの大規模な建造物を扱えるため仕事の規模も大きく、国内外で活躍できます。

一級建築士になるためには、まずは4年制大学の建築学部などを卒業し、受験に必要な2年以上の実務経験を積んで、資格試験に合格しなければなりません。

一級建築士試験の合格率については15~20%と狭き門となっています。

2.0 医師

医師は言わずもがな高年収職業の代表とも言える仕事であり、平均年収が1,000万円を超える職業の一つです。医師になるためには医学部の大学に通う必要があるため、元々の地頭が良いことに加えてかなりの勉強量が必要になるため、生半可な気持ちでは医師になることはできないでしょう。当然医師になった後も医学論文会に出席するなど常に研鑽は求められます。開業医として独立すれば収入を青天井に増やすことも可能です。

年収1,000万到達時期

30代〜40代

就職・入社の難易度

(⭐️5つが難易度MAX)

2.1 ITプロジェクトマネージャー

IT系のシステムエンジニア・プログラマーとして入社したとしても、プロジェクトマネージャー(事業部長クラス)にまで上り詰めることができれば、年収1,000万円に到達することは可能です。入社の難易度は高く、入社後も専門性の高いITスキル+マネジメント能力を若いうちから培い続ける必要があります。

年収1,000万到達時期

30代〜40代(プロジェクトマネージャー)

就職・入社の難易度

(⭐️5つが難易度MAX)

就職企業例

NTTデータ、富士通、NEC、日立製作所など

2.2 大手医療メーカーの開発職

大手医療メーカーの研究開発職であれば、必要とされる知識が高度のため年収1,000万円を超えることは可能です。ただし大学の研究室の段階で既にその分野の研究を行っていなければ入社の門戸を開けることは難しいでしょう。

年収1000万到達時期

30代後半〜40代前半

就職の難易度

(研究段階での専門知識が必要)

有名企業例

旭化成、テルモ株式会社など

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2.3 大手化粧品メーカーの課長職

大手化粧品メーカーの課長職

大手化粧品メーカーは競争が激しい世界ですが、課長職まで昇進・出世すれば年収1,000万円に到達することが可能です。とある外資系化粧品メーカーの日本法人の場合、マネージャー(課長職)の役職で年収1,200万に到達している事例もあります。役職に就くためには当然マネジメント能力が必須となりますので、部下や後輩を育成管理していく経験が求められるでしょう。

年収1000万到達時期

40代〜

就職の難易度

有名企業例

資生堂、ポーラ、花王など

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2.4 金融機関のファンドマネージャー

金融機関にはファンドマネージャーという金融資産を運用する専門家という職種があり、そのポジションであれば年収1,000万円に到達することは可能です。就職の段階では大手メガバンクを例に挙げると、総合職の採用人数300名、ファシリティマネジメント職(ファンドマネージャーの卵)の採用人数は数十名という狭き門です。

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年収1000万到達時期

30 代前半〜

就職の難易度

有名企業例

国内大手メガバンク(資産運用業務)、国内大手証券会社(資産運用業務)、投資顧問会社など

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2.5 大手シンクタンク

日本総研や野村総研、大和総研のようないわゆる"大手シンクタンク"でも、年収1000万円に到達することは可能です。シンクタンクとはマーケティングのリサーチを行ったり、市場調査を行う研究所のようなイメージを持つと良いと思います。

年収1000万到達時期

30代前半〜

就職の難易度

(大学Sランクレベル)

有名企業例

日本総研、野村総研、大和総研など

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2.6 大手総合商社マン

日本で最も就活生に人気がある総合商社ではやはり、年収1,000万円を超えることは可能です。ただし総合商社といえば文系学生の採用枠が多いため、理系大学出身で就職を狙う場合は他人と違った特殊技術を身につけることは必須でしょう。

年収1000万到達時期

早ければ20代後半〜

就職の難易度

有名企業例

三菱商事・三井物産・住友商事・伊藤忠商事・丸紅など

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2.7 外資系製薬会社のMR

平均年収650万円と言われているMRですが、外資系製薬会社であれば話は別。40歳近くまで勤め上げることができれば、年収1,000万円到達することも十分可能な範囲と言えるでしょう。特に成果主義の色合いが強い外資であれば、20代のうちに到達することも可能なのだとか…

年収1000万到達時期

20代後半〜40代前半

就職の難易度

有名企業例

ファイザー、ノバルティスファーマなど

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2.8 一級建築士

2.8 一級建築士

一級建築士の平均年収は600万円~800万円ほどの水準が一般的ですが、勤め先によっては年収1000万円を超えるケースもあります。更に独立して自分の設計事務所を立ち上げれば、年収1000万円を目指すことも可能です。一級建築士の資格は建築のプロフェッショナルであることの証明になるため、独立しやすい側面もあります。一級建築士を目指すのであれば大学の建築学部を卒業し、建築事務所や大手ゼネコンなどに就職して建築士として実務経験を積み上げながら、並行して資格取得の勉強を進めていく必要があるでしょう。

年収1000万到達時期

30代後半〜50代

就職の難易度

有名企業例

ショーボンドホールディングス、鹿島建設など

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2.9 フリーランス(社長)

フリーランス(個人事業主)をはじめとした社長業でも年収1,000万円を超えることは可能です。最近ではIT系であれば初期投資も少なく、在庫も抱えずに固定費を抑えてビジネスをはじめることも身近になってきました。就職だけが年収1000万円を超えるための手段である時代はとっくに終わっています。

年収1000万到達時期

20代前半〜(10代でも可能)

就職の難易度

有名企業例

なし

3 理系で年収1000万円の職業に就職する方法とは…?

理系出身で年収1,000万に到達できる職業について一覧でお伝えして参りましたが、今回知ったをきっかけに、ぜひ興味を持った職業について個人で深掘りして情報を集めてみて下さい。

年収1,000万円に到達できる職業にはやはりそう簡単に就くことはできませんが、難しいと感じているのはあなただけではありません。

そこで思考を停止させてしまうか、あるいは一歩踏み込んでより前に進んでいくかが勝負の分かれ道です。

第一歩として具体的に動き出すために、新卒の就活生を支援することに特化した就職エージェントを利用するという選択肢があります。

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「ぶっちゃけ理系で年収1000万稼げる職業ってどんなものがありますか?」

と単刀直入に聞けば、ネットには載っていない情報も惜しみなく提供してくれるでしょう。

ぜひ理系就活に関する相談でも良いですし、情報収集の一環としても利用されてみてはいかがかと思います。

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