医療機器メーカーの営業職・エンジニア・事務職へ転職・就職を検討されている方に向けて、志望動機や転職理由を例文を用いて元キャリアアドバイザーが解説して参ります。

医療機器メーカーに強い転職エージェントも併せて紹介いたします。

あなたは医療機器メーカーの面接を受ける際、どのような理由でこの業界を目指されていますか？

医療機器メーカーへの転職において多く聞かれる志望理由として、

「社会貢献性が高い」
「業界が安定している」
「市場成長性が安定している」

といったことを面接の際にお話しするケースが散見されますが、これらの志望動機はいわゆる「ダメな志望動機」です。

なぜなら、ステレオタイプで自分の言葉になっておらず、動機として非常に納得感がないからです。

では、どんな志望動機が良いのか、今回は以下に5点志望動機例を挙げながらお伝えして参りたいと思います。

どういうポイントが医療機器メーカーの採用面接官に刺さるのか例と共に学んで頂ければ幸いです。

最終編集日.2024年12月16日

医療機器メーカーとは？仕事内容を職種ごとに解説

医療機器メーカーとは？医療機器商社も

医療機器メーカーとはその名の通り「医療機器」を製造する企業のことで、製造して終わりではなく販売営業まで担う会社のことを指します。

医療機器の具体例としては注射器などの小さなものから、MRIのように大型の精密機器まで様々な製品が含まれており、企業によって製造する医療機器の強みや特徴が異なります。

昨今の新型コロナウイルスの影響で、人工呼吸器やECMO（体外式膜型人工肺）、人工心肺装置などの医療機器が大きな脚光を浴びたことも記憶に新しいかと思います。

医療機器業界には、メーカー以外にもディーラー（代理店）というものもあり、ディーラーは複数の医療機器メーカーから製品を仕入れて、医療機関に製品を納入するのが主な役割となります。

あるいは医療機器メーカーと医療機関をつなぐ卸業者で、各医療機器メーカーから医療機器を買い付けて販売している医療機器商社もあります。

医療機器業界の将来性

医療機器業界の将来性は非常に明るいと言えます。

日本をはじめとした先進国で少子高齢化が進んでいることから、医療を必要とする方が増えること、予防医療といった新たな領域でも医療機器が必要とされることが理由として挙げられます。

また、昨今の生成AIの進化を代表とするIoT対応のデジタル医療機器も今後進化が進むことが想定されます。

このような社会情勢の変化や周辺技術の進化に伴い、この先もなくてはならない業界として安定した成長が見込める業界と言えます。

具体的な数値としては、医療機器メーカーや医療機器商社も合わせた医療機器業界の市場規模は2023年時点で4.4兆円と過去10年間で順調に成長しており、直近の成長率に関しても平均＋ 3.1％と今後も益々拡大していくことが予想されるでしょう。

医療機器メーカーの代表企業例

日立製作所、オリンパス、キャノン、テルモなど

医療機器商社の代表企業例

シップヘルスケアホールディングス、メディアスホールディングス、日本ライフライン、ウイン・パートナーズなど

医療機器メーカーの職種別仕事内容

医療機器メーカーの仕事内容をより細かく職種ごとに解説していきます。

医療営業職

医療機器営業職は、病院等を訪問し、医療現場のニーズに合わせた医療機器の提案・販売を担います。

製品説明や提案だけでなく、導入後のサポートやアフターフォローまで一貫して担当します。

そのため、営業としてのスキルだけでなく、医療に関する知識を有していることも求められます。

医師や看護師への操作説明を行うこともあり、手術で使用するような大型医療機器を取り扱う場合は、必要に応じてオペへの立ち会いも行います。

医薬品の営業を行うMRとは異なり、公的な資格がなくても就くことができますが、基本的には医療分野に関する深い知識が求められます。

一方で、だからと言って医療系学部出身である必要はなく、文系学部出身の方であっても医療機器営業で活躍することができます。

開発（技術職）

研究開発職は、医療機器の研究開発・設計を担う技術系の専門職種です。

既存の医療機器の改良だけでなく新たな医療機器の開発を行います。

開発は大きく2段階に分けることができます。

まず一つは研究開発です。

これは主に前述の主に医療機器の研究、開発、改善に携わる職務です。

またもう一つは臨床開発です。
開発した医療機器について、最終的に国（厚生労働省）に製造販売の承認を受けるために安全性・有効性を確かめる職務です。

この他にも、医療機器を安全かつ安定的に製品を生産する生産技術や、

医療機器を生産するための生産設備の製作・メンテナンスも行う生産管理といった技術専門職も募集があります。

事務職

事務系専門職

事務系の専門職として挙げられるのは、経理・財務・法務・総務・人事など、企業の経営を支える職種です。

気持ちよく従業員が就業できるにサポートする裏方の部署をイメージしてください。

ちなみに、法務部については、開発した医療機器の知的財産権の管理など医療機器メーカーならではの職務も発生します。

事務職（アシスタント職）

上記の事務系の専門職とは別に、各部署におけるアシスタント業務を担う事務職の採用されています。

代表的なものとしては、オフィス内の電話・来客対応などの所務業務を担う一般事務職や、外訪中心に顧客対応に追われている営業担当のサポートとしてデータ入力や資料作成・顧客対応を行う営業事務職などでしょう。

ここでは所属部署によって異なる医療系の専門用語・仕事の流れを理解した上で、所属メンバーの方が円滑に仕事を進めることができるようにサポートを行うことがミッションとなります。

医療機器メーカーが求める人材

医療機器メーカーでは、医療現場の最前線に立つ医師の先生が必要としているものを理解するスキルと患者さん視点から求められるニーズも的確にキャッチできるような多角的な視点を持つ人材が求められます。

医療業界は人の命と直接関係のある仕事ですから、責任感を持って仕事に臨めることも医療業界の求める人材として重視されます。

例えば医療機器メーカーの代表企業であるテルモは"医療を通じて社会に貢献する"を企業理念として定めており、求める人物像を以下のように定めています。

各企業が求める企業の理念や求める人物像を知っておくことが重要です。

医療機器メーカー・医療営業の志望動機作成のポイント

医療機器メーカーの志望動機を作成するポイントとしては、

上記4点を意識して志望動機を作成しましょう。

まず一点目の医療機器メーカーを選んだ理由は一番重要で、なぜ医療という特殊な業界に目を向けるようになったきっかけとなる原体験を分かりやすく伝えられるように志望動機を作成することが重要です。

二つ目のなぜその医療機器メーカーの企業なのか？という理由については医療機器業界の中でどのような企業がどのようなポジションに位置しているか業界研究・企業研究を行っていることが必須となります。

そして三点目である入社後に取り組みたいことをできるだけ具体的に言語化することによって、医療業界未経験でも入社後のポテンシャルがあると判断されて内定を獲得しやすくなります。

医療機器メーカーに感じる魅力

今回紹介する志望動機の中で医療機器メーカーに感じる魅力を挙げると、以下のような魅力が挙げられます。

やはり医療業界＝患者の命を救うことができる点は他の仕事では早々携わることができない領域で、医師や看護師、薬剤師など国家資格保有以外で命に携われる貴重な領域と言える点が一つ。

そして営業成績に応じて報酬に反映される点やスピーディーな環境で働けるなど、外資系医療機器メーカーの構造に魅力を感じて志望動機を作成することもできます

医療機器メーカー入社後に活用できるスキル

下記のような資格やスキルをお持ちの方は、医療機器メーカー入社後に活用できる可能性が高いので、ぜひ面接の場で積極的にアピールして行きましょう。

志望動機を作成する際に上記の要素を盛り込むことで、人事面接官に採用されやすい志望動機となります。

医療機器メーカー・医療営業の志望動機作成方法・書き方

医療機器メーカー営業職への転職理由や志望動機を作成する際のポイントは、

✅医療機器営業の報酬に焦点を当てる
✅医療機器営業の専門性に焦点を当てる
✅自身の営業職としての体験に焦点を当てる
✅主体性・積極性を前面にアピールする
✅医療営業の社会貢献性に焦点を当てる

上記5つに分けられますので、例文を用いてそれぞれ詳しく解説して参ります。

医療機器メーカー・医療営業志望動機①：報酬に焦点を当てる

医療機器メーカー志望動機例文

私が医療機器メーカーを志望する理由は、社会貢献性の高い商材でかつ、販売実績が上がればそれだけ自身の報酬に跳ね返る点が魅力と感じたからです。

医療機器業界の志望動機例文

27歳女性：製造業の品質管理→医療機器営業へ転職

「元々食品の製造工場で3年間、品質管理の仕事をした経験があり、志望理由は給与アップと成績に応じたインセンティブがあれば、もっと高いモティベーションで毎日働けると思い応募いたしました。

私は人と話すのが好きなのもあって、営業職で様々な会社の人と関わりお悩み解決のお手伝いをしたいですし、ただ売るのではなく、学生時代に得た基礎知識や、製品に対する専門知識を持った信頼の置けるサポーターになります。

お客様から信用していただける担当営業になれば、自然と契約数も増やすことに繋がり御社に貢献できると考えます。」

医療機器業界の未経験志望動機例文

27歳男性
自動車営業(カーディーラー)
▼
医療機器メーカー営業へ転職

「現職では自動車業界の営業をしておりまして、残業は多い（サービス）休みは少ない、給料もそれほど多くないという三重苦でした。

もっと給料の高い仕事かつ休みは土日の会社はないのか探したところ、未経験でもそこそこ給料が高くかつ、休みが土日の医療機器メーカーの営業職求人を発見しました。

医療系の業界であれば、土日が基本休みということと、未経験でありながら営業経験を活かせば転職後で年収は100万ほど上がるということを知って医療機器業界への転職を決意しました。」

上記自動車営業から医療機器メーカーへ転職した25歳男性は、結果転職後で年収は100万ほど上がり、その後の3年で年収は600万円を超えた上に土日休みで有給も使えるので、転職して本当に良かったと心から思っていると仰られました。

この志望動機のポイントは「成果が報酬に跳ね返る」という営業意欲の高さで、外資系の医療機器メーカーで評価される内容です。

※外資系医療機器メーカーの場合英語力は必須で、目安はTOEIC600点以上は最低ライン、理想は800点以上を取得しておく必要があるでしょう。

医療機器は確かに、景気の影響を受けにくい商材ですが、だからといって楽をして売れる製品ではありません。なぜなら製品の差別化が難しい製品が多いことから、営業マンの腕が問われるのです。

そのため、「売る」という意識への強さは、評価されるポイントとなります。

また、例えば証券出身の方など、取扱商材が必ずしもクライアントのためにならないものを扱っていた場合だと「社会貢献性」という言葉が生きて、かつ「売りたい」という意欲が伝わってくる言葉となります。

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医療機器メーカー・医療営業志望動機②：専門性に焦点を当てる

医療機器メーカー志望動機例文

私が医療機器メーカーを志望する理由は、高い専門性を持って自社の商材を医療機関に提案したいと考えているからです。

医療機器卸の志望動機例文

32歳男性：エンタメ業界エンジニア→医療機器営業へ転職

「少子高齢化が進む中で、自分でも何か高齢者の為に交換出来る事が無いかと考えた際に、医療の分野にとても関心を抱きました。

医療器具で様々な方をアシスト出来るようなものを営業として幅広く展開していきたいという思いが強くこの度志望させて頂きました。

医療器具は未経験ではありますが、未経験だからこそ感じるメリットデメリットをしっかりと会社及び世の中に還元していきたいと思いますし、それが私の使命と思っております。」

医療器具に興味を持った経緯を説明できると、未経験であったとしても面接での突破率は高くなります。

この志望理由は医療機器業界、医薬品のディーラーなどデリバリー中心の「医療卸」の方に有効な志望動機で、医療商社のような役割を担う医療卸の会社の志望動機に活用できます。

医療商社とは海外の医療機器メーカーの製品を輸入・販売する事業形態のことを指し、自社製品ではないという意味では医療機器ディーラーに近いかもしれません。

志望動機はこれまでの仕事をどういう観点で「変えたい」という意識が相手に納得感を持ってもらうかがポイントです。

上記のような「医療卸」の方にとって、メーカー営業職のような専門的な提案ができないことは非常にストレスとなると医療機器メーカーの面接官はわかっているので、その言葉を発することそのものが仕事に対し前向きに取り組んでくれるという証明になるのです。

医療機器メーカーへの志望動機作成を手伝ってもらう

医療機器メーカー・医療営業志望動機③：自身の体験に焦点を当てる

医療機器メーカー志望動機例文

「私が医療機器メーカーを志望する理由は、身内の手術を経験し、医師の資格はないが患者さんを助ける仕事をしたいと考えたからです。」

医療機器メーカー未経験志望動機例

30歳男性：金融営業→医療機器営業へ転職

「親族が心筋梗塞になり、カテーテル治療で助けていただきことを機に、カテーテル治療に対する技術の高さに感銘を受け、医療業界に興味をもちました。

仕事をするなら『人の役に立つ仕事をしたい、命に直結する仕事に携わりたい』と強く思う様になり、 そのなかで循環器系のカテーテル治療医療機器を中心に扱っているメーカーを志望しています。

面談をするなかで、医師の治療をサポートできること、また関節てきではあるが自身の提案型営業で、患者の命に直結する医療機器を取り扱うことができる点に魅力を感じるようになり、医療機器メーカーへ転職しました。」

医療機器メーカー未経験志望動機例

32歳男性：人材営業→医療機器営業へ転職

「人材紹介会社に約10年勤めていましたが、役職があがるにつれて自分の信念を貫くことができなくなりつまらなくなる日々が続きました。

何か新しいことにチャレンジしたいと考え転職活動を開始し、人材営業で様々なクライアントと接する中で医療、介護の現場での課題を目の当たりにし医療業界で自分の力を試したいと思い志望しました。

まだまだ伸びしろのある会社なので、最初は一般社員からですが、他の部署へのジョブローテーションや自分がやってみたいことに対して背中を押してくれる社風だなと思ったことも御社を志望した理由です。」

医療機器メーカー看護師の志望動機例

私はこれまでの看護師としての経験を活かしつつ、医療機器メーカーで働くことによってより幅広い範囲で患者さんの健康や生活の質の向上に貢献したいと考えています。

看護師として培った臨床経験や患者さんとのコミュニケーションスキルを活用し、医療機器の開発や教育に関わることで、多くの患者さんに直接的には届かなかった貢献ができると信じています。

外資系医療機器メーカーの志望動機例

私はこれまでの医療機器業界での経験を活かし、外資系医療機器メーカーで働くことで国際的な視野を持ち、より多くの人々の健康や生活の質を向上させる製品開発に携わりたいと考えています。

外資系企業である貴社は、世界各地で事業展開している世界的に有名な医療機器メーカーであり、多様な市場や文化に対応した革新的な医療機器の開発が可能だと感じています。

外資系企業ならではの自由な発想とスピーディーな意思決定が魅力であり、自身もそのような環境で働くことで、柔軟性やチームワークを向上させることができると考えています。

外資系企業で働くことで英語やその他の言語スキルを活用し、異文化コミュニケーション能力を磨き国際的な視野を持ち、医療機器業界での技術革新に貢献していくべく志望させて頂いた次第です。

日系企業の場合は、「社会貢献」や「ＱＯＬ（クオリティオブライフ）」といった信念的なことを非常に大事にしています。

ただ、社会貢献性という言葉を自分の言葉に落とし込まずそのまま使うことはあまり好んでいません。

「身内の手術を」というのはあなたが身をもって感じた経験を自分の言葉にし、人のために自社の製品を売りたいという言葉に反映されることになるため、自分が率直に感じたことを話しているという評価を受けるでしょう。

ただし、具体的にどのような病気でどんな治療をしたのか、また自身がどうかかわったのかなどリアルな言葉で話せない限りは身内を勝手にケガや病気をさせないでください。

あなたが自身の経験で感じたことを率直に志望動機として伝えることが大事だということを認識していただきたいと思います。

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医療機器営業・医療機器商社志望動機④：主体性・積極性をアピール

医療機器商社の事務職志望動機例

「私が医療機器商社を志望する理由は、もっと自ら考えて自分で仕事を組み立てながら仕事をし、成果を出したいと考えているからです。

医療機器商社の事務職として営業職の皆様をサポートしながら、医療業界を縁の下の力持ちとして支える根幹を担いたいと考え志望致しました。」

医療機器営業の未経験志望動機例

24歳男性：百貨店の販売員→医療機器営業へ転職

「世の中への貢献がしたいと感じたためです。手術する際に必ず使うものを販売することによって世の中の役に立てると感じたので志望致しました。

ドクターの要望によって使用するドレープをカスタマイズすることができる為、ニーズをしっかり拾い上げそれを反映させる必要がある中でコミュニケーション能力が必要になると感じ、以前勤めていた販売職での経験を生かせると思い志望いたしました。

患者には直接的関わることはないですが、提案する製品を使用することによって多くの方が救われるとこに強く魅力を感じたため志望した形となります。」

医療機器営業は、担当病院が離れた場所にあることから、車移動で直行・直帰、もしくはそれに近い形で仕事を進めていただくことになります。

そのため、受動的な仕事をする営業マンは、医療機器業界では評価されません。

もちろんレポートラインに対し、「報連相」は必要ですが、自分自身で仕事を組み立て、こう進めたいと自分で提案し、自分で行動したいという意思を明確に示すということが、直行・直帰、またそれに準じた働きを受け入れ、前向きに頑張れる人材という理解を採用担当者はします。

そのため、このような志望動機が評価されるということを知ってもらえたらと思います。

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医療機器メーカー営業志望動機⑤：社会貢献性に焦点を当てる

医療機器メーカー志望動機例

「私が医療機器メーカーを志望する理由は、日本の医療技術に貢献することで、高齢化が進む社会に強く貢献できると考えたからです。」

医療機器営業の志望動機例

23歳男性：エステティシャン→医療機器営業へ転職

「私は仕事を通じて人のため、世のために繋がっていると実感のできる仕事をしたいという大前提があります。

そう考えた理由は今世の中に存在している企業は世に役立っているからこそ存在していると言えますが、その中でも医療機器メーカーはダイレクトに実感できると考えたためです。

医療機器メーカーはグローバルでみても成長領域であり、恐らく仕事で求められる質や量ともに厳しい環境になっていくと考えています。

あえてそのような厳しい仕事環境に身を置くことで、自分自身を最短最速で成長させることができると考えているため志望いたしました。」

医療機器営業の志望動機例

28歳男性：住宅メーカー営業→医療機器営業へ転職

「私が医療機器営業への転職を志望する理由は、医療という高齢化社会を支えるサービスの一翼を担いたいと考えたためです。

多くの製品を扱う貴社であれば様々な診療科の医療に携わることができ、医療現場からの様々な声を反映させた製品づくりや情報提供ができると考えたからです。

これまでは住宅設備機器メーカーで営業職として働き、エンドユーザーや代理店向けに製品の利点とそれによって手に入る生活を提案してきました。

その経験を活かした仕事がしたいと考えており、医療という生活で欠かせないものを扱うことで病気に苦しむ人たちを間接的にですが救うことができればと考えています。」

医療機器メーカー志望動機例

30歳女性：地方百貨店販売員→電子カルテの営業へ転職

「私自信家族の入院で病院にお世話になり、できれば人の役に立つ医療にかかわる仕事に就きたいと思い転職活動を始めました。

業界研究を行う中で、医療機器業界は今後需要が必ずあると感じ、医療機器業界は安定しているイメージがあり、志望しました。

働き方についても休日や勤務時間も一定していて、現職の小売サービス業よりも働きやすいイメージがあったため志望させて頂きました。」

医療機器メーカーは医者や看護師のように免許が不要にもかかわらず、医療の現場に携わることのできる数少ない業種の一つです。

医療の現場に貢献することで、日本の社会に強く貢献したいという想いをアピールすることができれば、医療機器メーカーから高く評価される傾向があります。

実際に私も某医療系企業の面接を受けた経験がありますが「医療の世界にどのような形で貢献したいのか」を非常に深掘りして突き詰めて質問されました。

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医療機器メーカーの新卒就活生の就職志望動機例文

新卒就活生で医療機器メーカーの就職志望動機例文も実際に内定を取った就活生に取材してご紹介いたします。

医療機器メーカー新卒志望動機例文

医療機器メーカーへ新卒で就職
人工関節や人工歯根などの生産技術

両親共に医療関係に従事しており、子供の頃から医療の分野に興味があったことと、ものづくりが好きで、自分達で作り出す仕事に就きたいと思っていました。

医療機器メーカーでは、興味のある医療の分野で大好きなものづくりができるため、自分自身に合ったベストの会社だと思い志望させて頂きました。

医療分野に興味があるとは言っても、そのための知識を得る勉強を特別してきた訳ではありません。

素人ではありますが「どんな製品があり、どんな工程・材料で作られているのか」「どのような技術が使われて、どのような技術が求められているのか」を自分で学び体験し、作り出して行くことを今から楽しみにしております。

医療機器メーカー新卒志望動機例文

医療機器メーカーへ新卒で就職
医療機器開発会社

大学時代にバイオメカトロニクスを専攻し医療機器の開発に関心を持ち始め、特に病院での実習経験を通じて、医療機器が患者さんの生活の質を向上させることに大きく貢献していることを実感しました。

実習経験から医療機器メーカーで働くことで、より多くの人々の健康や生活の質を向上させる技術を開発・普及させることができると考えています。

医療機器業界は技術革新が盛んであり、研究開発部門では常に最先端の技術や知識が求められ自己成長を促す環境であると感じているので、自身もそのような環境で技術や知識を磨き、医療業界の発展に貢献したいと強く思っています。

医療機器メーカーである貴社は革新的な製品開発と社会貢献を実現しており自身の価値観や目標に合致していると感じているので、貴社で働くことで医療分野での技術革新に貢献し、多くの人々の健康をサポートすることができると考え志望しました。

新卒の場合はこれまでの学生時代までの経験の中でどのようにして医療業界への興味を持つに至ったか、そして今後医療業界にどのような形で貢献していきたいか志望動機に盛り込むことで、面接通過率が上がり内定を獲得しやすくなるでしょう。

医療機器メーカーエンジニア・営業事務の志望動機例文

医療機器メーカーの営業以外の職種である、サービスエンジニア(技術職)や営業事務職に転職成功した方の志望動機例文についてもご紹介いたします。

医療機器サービスエンジニアの志望動機例文

30歳男性
事務機業界カスタマーエンジニア
▼
医画像分野の技術職(サービスエンジニア)へ転職

現在の仕事ではリーダーとして社員の先頭にたって自発的に仕事が出来るチームづくりに貢献し、新人の育成も任され、社内や部の方針に従って新人教育プログラムの作成と教育指導と行ってきました。

自分の特技であるネットワークのスキルは他の人より高いと自負しており、医療業界に入ってもネットワークやPCのスキルを活かした仕事がてきるのではないかと思っています。

スキルの裏付けとして国家資格のネットワークスペシャリストに昨年合格しており、エックス線作業主任者の免許を再来月受験し取得を予定しております。

そのため放射線等の医画像の部門でスキルや資格を活かした仕事が出来ればと考えて御社を志望させて頂きました。

エンジニアの志望動機例文

29歳男性：ソフトウェアSEから転職

大きくは３つの志望動機がありました。

１つ目は、人の命を救う仕事を魅力に感じたというもの。小さい頃に夢見た"未来"を実現することができそうだと感じたため、今の会社を希望しました。

２つ目は、前職がソフトウェア100%の業界で「何かを作っている感覚」が希薄だったのであまり面白くなく、目の前の機械を自分の意図した通りに動かすような開発をやりたかったというもの。

自分にとって分かり易い面白さを求めていました。

３つ目は大学時代の専門を少しでも活かせる仕事がしたいと感じていたというもの。前職は活かせる余地がなかったが、今の会社では活かせると思い志望しました。

エンジニアの志望動機例文

33歳女性
IT業界SE(システムエンジニア)
▼
医療機器レンタル会社のSEへ転職

ソフトウェア開発では目的がわからなくなっていたところ、中南米に旅をしてボランティアをしているうちに人のためになる仕事をしたいと思うようになりました。

医療の勉強をしているうちにリハビリテーションや福祉用具を勉強するようになり、そんな中で医療機器について興味が湧きました。

人を助けるためには直接に医療で救う方法とリハビリテーションで代替的に援助する方法、機器によって代替的に援助する方法があると思い、医療で援助するのも良いが、道具で支援するのも一つだと考えました。

人を救うために医療機器が活かせるのではないかと考え、人のためになりたかったので志望させて頂きました。

医療機器営業事務の志望動機例文

27歳女性：法律事務所から転職

法律事務所時代に弁護士のサポートをすることが多かったのでサポート業務に慣れている点で職種を希望していることをアピールしました。

医療業界は初めてでしたが、祖父が医師をしていたため業界への親近感があったことや人を助けるというミッションを掲げている所に魅力を感じたと伝えました。

特殊な製品や分野を扱っているので勉強して自分自身への成長につなげたいと思っていました。

医師とかかわることが多いかと思うので、「先生」と呼ばれる人達と仕事をしてきたことも伝えました。外資系だったので英語が使えることもアピールしました。

医療機器メーカー事務職の志望動機例文

私はこれまでの事務職経験を活かし、過去の職場で培った事務スキルやコミュニケーション能力を活用し、効率的な業務遂行を通じて会社の成長に貢献できると信じています。

医療機器業界は社会貢献度が高く、患者さんの命を救い生活の質を向上させる技術が開発されていることに魅力を感じており、医療業界で事務職として働くことで間接的ではありますが、人々の健康や福祉に貢献できると考えています。

医療機器メーカーは技術革新が盛んな業界であるため、会社全体が変化に柔軟であり成長意欲があると感じていますので、自身もスキルや知識を向上させ、新しいチャレンジに取り組む機会が増えると期待し志望させて頂きました。

医療機器メーカーに強い転職エージェントを利用すべし

今回は医療機器メーカーへの転職志望動機について例文を用いて解説していますが、当然例文をそのまま使う訳ではなくあなた独自の志望動機を作成する必要があります。

しかし、仮にあなたが自分の頭で志望動機を考えて作成したとしても、結局は人事採用担当者に"刺さらない"一人よがりな志望動機となってしまっている可能性が高いです。

ではどうすれば良いかという話ですが、医療機器メーカーに強い転職エージェントを活用して、作成した志望動機を"転職のプロ"であるキャリアアドバイザーに添削してもらうべきと言えます。

転職エージェントを活用すれば、志望動機を添削してもらえるだけでなく、

上記のような国内大手医療機器メーカーの中途採用ポジションにあなたを推薦してもらうことができるんですね。

今回は医療機器メーカーに強い転職エージェントを3社厳選して紹介致します。

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当然医療機器メーカーの求人も豊富に保有しており、その数は2024年現在3,000件を超える数となり業界最大級です。

医療営業という括りの中でも、MRやOTC・ライフサイエンスを凌ぎ医療機器メーカー営業職の求人割合が5割以上と最も注力しているのがdodaの強みと言えます。

業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが分かれているため、医療機器メーカーに詳しいキャリアアドバイザーがあなたの志望動機を徹底的に採用目線で添削してくれます。

利用者の顧客満足度も高く、利用者からは「また転職するときはぜひお願いしたい」との声も続出しているので、まず最初に登録すべきおすすめの転職エージェントと言えるでしょう。

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文系新卒の医療業界志望動機

もし今現在あなたが転職ではなく、新卒の就活生として医療機器メーカーへの就職を目指しているのであれば、転職エージェントではなく就活エージェント「キャリアチケット(25卒)」「内定シラバス(25卒)」の活用をお勧めします。

キャリアチケットや内定シラバスでは、新卒採用を行っている理系や文系就活生向けに医療機器メーカーの求人を医療業界専任のキャリアコンサルタントが厳選して紹介してくれます。

もちろん、志望動機についても例文を教えてくれたり、あなたが作成した志望動機の添削も行ってくれるので、ぜひ新卒就活生は活用してみましょう。

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マイナビエージェント

マイナビエージェントも医療機器メーカーに強い転職エージェントとして実績があります。

医療機器メーカーの求人数は約800件とdodaと比較するとやや少なくはなりますが、その分1社1社への企業情報量がハンパではありません。

「親身さにおいてはマイナビ」と色んなところで言われるほど、とにかく転職希望者のことを第一に考えて添削を行ってくれますので、書類選考や面接の通過率も高いのが特徴と言えます。

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LHH(旧Spring)転職エージェント

LHH(旧Spring)転職エージェントは、世界に5000拠点以上を持つ総合人材サービス会社アデコが運営している転職エージェントです。

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運営会社のアデコ株式会社が外資系ということもあり、外資系医療機器メーカーの求人にめっぽう強く、転職希望者の希望を叶える転職を次々と実現させています。

また、LHH(旧Spring)は企業側の担当者と転職希望者側の担当者が同じである一気通貫型のサポートを提供しているので、とてもスピーディーかつ親身に対応してくれます。

外資系医療機器メーカーに興味を持たれている場合は、まず圧倒的におすすめNo.1と言えるでしょう。

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医療機器メーカーへの転職や就職を成功させるコツとして、転職エージェントを利用する以外の手段としてはOB・OG訪問やインターンも行うことで効果的な転職活動・就職活動を進めることができます。

OB・OG訪問をして「仕事でやりがいを感じるのはどんな時か」「どんなスキルや心構えが必要なのか」などを実際に医療機器メーカーで働いている先輩に質問することで、より明確かつ鮮明に仕事内容をイメージすることができますよね。

医療機器メーカーのインターンシップに参加することで、グループワークや職業体験などを通して企業風土や仕事内容の理解を更に深めることも可能なので、積極的に活用してみましょう。

医療機器メーカー営業職への志望動機まとめ

いかがでしょうか。

志望動機・転職理由を面接官に伝えるうえで重要なことをまとめると、

「医療機器メーカーの働きを理解すること」

「医療機器メーカーに転職することであなたの現職（前職）での課題が解決できる」、もしくは「あなたの労働理念を叶えられる」ということを明確に伝えることです。

そして、それは論理的である必要があります。

例えば食品業界の営業の方が、医療機器業界への転職理由として「社会貢献性」という言葉を使っても説得力をあまり増すことはないでしょう。

しかし、会員権ビジネスをやっている方が「対富裕層営業」の経験を活かし、社会貢献性の高いものを売りたいと言えば説得力がでてきます。

つまり何が言いたいかというと、今回紹介した志望動機例文をそのまま使うのではなく、あくまでも上記の例を参考にしつつ、あなたの経験や思想にマッチした志望動機を作って話してもらうことが重要ということです。

もし自分自身の経験を上手く志望動機に反映させられない、反映させることが難しいと感じる場合は、先ほどもご紹介した医療機器メーカーに強い転職エージェントを活用すると良いでしょう。

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あなたの経験の中で医療機器メーカーに転職することで何を実現したいのか、何を叶えたいのか、しっかり考えてもらえたらと思います。

医療機器メーカーの志望動機に関するQ＆A

医療機器メーカーの将来性と課題は？

日本を含む先進国では、高齢化の進行と医療技術の進歩により、医療機器の需要は今後も増加する可能性が高く、特に先進医療技術であるインプラントや人工臓器、AIなどを活用して作られた医療機器はより高度に進化していくでしょう。

医療機器メーカー各社はIoTやデータ分析技術を活用した製品開発にも注力しており、医療機器メーカーの市場規模は今後ますかす拡大していくことが予想されますので、将来性の観点では明るい要素が多いのが特徴です。

課題としては「医療機器に詳しい専門性の高い人材の確保」「海外の外資系医療機器メーカーとの競争」の2点が挙げられます。

国内医療機器メーカーを一覧で教えて欲しい

国内の総合医療機器メーカーの有名人気企業を挙げると、以下の通りとなります。

☑️旭化成
☑️富士フイルム和光純薬株式会社
☑️住友商事グループ
☑️富士フイルム株式会社+グループ会社19社
☑️WDB株式会社エウレカ社
☑️東洋紡株式会社
☑️住友重機械工業株式会社
☑️積水メディカル株式会社
…etc

単体医療機器メーカーというよりもグループ会社の中で医療機器事業を行っている企業が多いイメージですね。

外資系医療機器メーカーを一覧で教えて欲しい

外資系医療機器メーカーの売上ランキングTOP5を挙げると、以下のようになります。

☑️1位：メドトロニック
☑️2位：ジョンソン＆ジョンソン
☑️3位：フレゼニウス
☑️4位：GE(ゼネラルエレクトリック)
☑️5位：フィリップス

外資系医療機器メーカーへの就職や転職は国内医療機器メーカーよりも難易度が高くなりますので、必ず就職エージェントや転職エージェントで対策を行ってから選考を受けるようにしましょう。

医療機器メーカーの年収ランキングは？

有名どころの医療機器メーカーの年収をランキング形式で整理すると、以下のようになります。

☑️1位：富士フィルムホールディングス (907万円) ·
☑️2位：オリンパスの年収 (850万円)
☑️3位：オムロン(803万円)
☑️4位：島津製作所(802万円)
☑️5位：フクダ電子(773万円)

国内医療機器メーカーでも異業種と比較すると軒並み平均年収は高いことが分かりますね。

オリンパスへの転職志望動機例文

私は日本国内のみならず海外の患者さんへの貢献をしたいと考えて企業選びをしていました。

貴社の売上の8割は海外であり、日本国内よりも海外への医療機器提供に重きを置いているため、私の世界中の人々の命を救いたいという理念に重なったため志望致しました。