私が転職活動の実体験を通して、専門商社から転職をしたい人にオススメの転職先の業界をお伝えしていきます。
私は新卒で専門商社に入社し、2年半営業として働きましたが、将来に不安を感じ、第2新卒として転職活動を行い実際に転職をしました。
コロナ渦や不景気にて、不安になってしまうこの時代。リモートワークなどが推進される中で、自分と向き合う時間も増えつつあります。
自分が本当にこの職場で働いて良いのか、会社が倒産してしまった時にどうしようかなどと考えてしまうのではないでしょうか。
そういう流れもありますが、このご時世、転職活動をする方が多くなっており、昔と比べて転職活動が当たり前になってきています。
総合商社から転職は後悔?元商社ウーマンおすすめの転職先
【2024年9月17日公開】
目次
専門商社を辞めたい理由
専門商社を辞めたい理由は様々挙げられますが、主に以下の通り挙げられるでしょう。
とにかく激務
専門商社は職種にもよりますが、基本的には激務です。
私の前職の会社も、「完全週休二日制」や「残業ほとんどなし」などと求人票には記載していましたが、部署によって忙しさが全く異なりました。
私の部署は、基本的にはホワイト待遇でしたが、違う部署では土日祝日の休みを返上して、顧客対応に追われることもありました。
代休を貰うこともできず、最長17連勤をしている人もいたそうです。
ワークライフバランスを最優先に考えたい人は、専門商社を辞めたくなる理由として真っ先に挙げられるでしょう。
転勤が頻繁にある
会社員にとって転勤は付き物です。
しかし、転勤先によっては、嫌だと感じる方もいらっしゃるでしょう。
私も東京本社所属でしたが、転勤先にいきたくないような場所もありました。
仕事だけを生きがいにしている方は、転勤も受け入れられるのでしょうが、プライベートも大事にしている方はなかなか受け入れられない実態もあります。
また、大抵の会社は転勤する1~2週間前に突然言い渡され、転勤準備に追われます。
家族や彼女がいる方は、単身赴任をするのかどうかや彼女が付いてくるのか等の話し合いもしなければならず、負担がかなり大きいのではないでしょうか。
年功序列が顕著
専門商社は、昔気質の方も多く、制度なども年功序列の会社が非常に多いです。
年収は若い時に我慢が強いられ、長く会社に勤めると、年収が上がる仕組みを採用している会社が数多くあります。
また、私の友人も専門商社に勤めていたのですが、その会社は年功序列の考え方が非常に強く、新卒3年以内は会社や先輩に意見できない制度があったそうです。
若いうちからやりがいを持って、様々なことに挑戦したいと考えて入社してきた方にとっては、仕事がつまらないと感じてしまい、辞職する方もいらっしゃるそうです。
希望通りの部署に配属されない
新卒として入社する際、希望を聞かれることがあるでしょう。
しかし、専門商社は様々な部署と支店があり、希望通りに配属されない可能性が非常に高いです。
希望の仕事ではないからと、すぐに辞職をすることはリスクが高いと思いますが、ある程度の経験とスキルを得た後に、やりたい仕事をするために転職活動をする方がいます。
やりたくない仕事を長年続ける必要はなく、やりたい仕事を探すのも人生のうちだと考えています。
仕事内容に対する給与が低い
専門商社では、仕事内容の多様性や専門性に比べて、給与が見合わないと感じる人が少なくありません。
特に、営業職においては、長時間労働や目標達成のプレッシャーが大きいにもかかわらず、報酬が十分ではないという不満がよく見られます。
専門商社という商材や業界が限定される領域特化型のビジネスモデルであるため、利益率が低い企業では給与が上がりにくい構造になっています。
このため、より高い給与を求めて、異業種への転職を考える人が多くいます。
成長実感が薄い・スキルアップしたい
専門商社では、業務が定型化されていることが多く、スキルアップや成長を感じる機会が少ないと感じる社員が多いです。
特に、若手社員や中堅社員にとっては、自分のキャリアが停滞していると感じることが多く、外部の成長産業や新しいスキルを習得できる職場に移りたいという希望が強まる傾向があります。
総合商社では若手のうちは事務や補佐的な業務が多いのに対して、専門商社ではルーティンワークが多く将来性に不安感を覚えるといったケースも多くあります。
昇進するポストがない
専門商社では、組織が比較的コンパクトであるため、昇進できるポストが限られている場合が多いです。
このため、上位ポストに空きがない状況が続き、長年働いても昇進のチャンスが得られないというケースが少なくありません。
これが、将来へのモチベーション低下につながり、もっと成長して組織拡大している企業へ転職したいとの思いに繋がることがあります。
専門商社から転職するメリット
専門商社から転職することのメリットについて解説します。
専門知識を持った営業にチャレンジできる
より専門性を持った営業にチャレンジしたいという方は転職をお勧めします。
専門商社で培った知識や経験をもとに、メーカー側に移るだけでも、自社製品についての知識をより深めた上で質の高い提案を実施できます。
専門商社では複数の商材についての知識を習得して営業していた経験を、メーカーや特定サービスに特化した企業に移ることで、製品知識を深く持つことができ、顧客への提案活動のレベルを上げることができるでしょう。
成長業界へ転進することができる
専門商社の経験を活かして、成長産業へ転職することは、個人のキャリアに大きなプラスとなるでしょう。
特に、ITやヘルスケアなどの成長著しい業界では、スピード感のある成長とともに、新しいスキルを習得し、キャリアアップを目指すことが可能です。
また、組織が拡大フェーズであれば、生まれてくるポストを掴むことで、昇進もしやすくなるでしょう。
安定した業界へキャリアチェンジすることができる
専門商社から安定した業界へのキャリアチェンジも一つの選択肢になるでしょう。
業界や商材が特化されている専門商社に比べて、安定性を発揮している業界は他にもたくさんあります。
例えば、金融やインフラなどの安定性が高い業界では、長期的なキャリアプランを描きやすく、経済的にも安定した生活を送ることがイメージしやすいと思います。
より長期就業を目指すことができる環境へ転身したい方にとっても転職はポジティブな選択肢になるでしょう。
専門商社で働くことで身につくスキル
私が専門商社の営業職で働いたうえで、身についたスキルが2つあります。
行動力
専門商社で働くうえで、1件でも多く商談に行く、顧客へ商品やサービスをアピールする、等を行っていると、行動力が身につきました。
どの会社でも行動力を身につけることができるのでは?と思われる方も多いと思いますが、専門商社で身につく行動力は、世界を股にかけることもできます。
新しい商品を仕入れたり、販売するために、国内だけでなく、世界に目を向けて行動することが重要ですので、自ずと行動力が身につきます。
②傾聴力
得意先のニーズや本音を引き出すことを心がけていると、傾聴力を身につけることができました。
傾聴力は新しい商品を販売する際や、販売する時期を交渉するうえで、非常に重要になります。
なぜなら、得意先のニーズを的確にとらえることができなければ、得意先が不要なものを商談で紹介し、商談時間が無駄になるだけでなく、得意先からも呆れられてしまいます。
また、納品時期を間違えてしまうと、在庫数が足りなくなってお客様の製造が遅れてしまったり、逆に在庫過多になって、使用期限を過ぎてしまうこともあります。
ですのでその点を注意深く確認していると傾聴力を身につけることができました。
その他専門商社で身につくスキル
その他にも専門商社で身につくスキルとしては、以下のようなスキルが挙げられます。
- 交渉力
- プロジェクトマネジメント力
- プロジェクトマネジメント力
- タフさ
- 調整力
- 数字に強い
- 海外経験、言語スキル
- トラブルに対応する適応力
- 商材に対する深い理解と知識
専門商社での業務内容は多岐に渡りますので、その分身につくスキルも幅広く経験できるでしょう。
専門商社からの転職先おすすめ7選厳選
ではここからは、専門商社からの転職先おすすめ7選を厳選してご紹介致します。
※⭐️の数は専門商社との転職親和性
メーカー | |
他業種の専門商社 | |
総合商社 | |
IT業界(営業職/Webデザイナー) | |
金融業界(営業職) | |
貿易会社 | |
人材業界 |
専門商社からの転職理由や実際に転職を成功させ方の体験談と共に一つ一つ解説して参ります。
専門商社から転職先おすすめ①:メーカー
専門商社からの転職先として、前職の専門商社で扱っていた製品のメーカーに転職する方も多くいらっしゃいます。
ある程度の商品知識や業界知識があるため、1から手取り足取り教えなくても、すぐに活躍することができるそうです。
また、専門商社ではメーカーから商品を「仕入れる」立ち位置でしたが、メーカーに転職すると専門商社に「販売する」立場となります。
ですので、買う側と売る側の視点を持つことができるので、得意先にベストプライスで商品を提案することができ、優秀な営業マンとして活躍することができます。
専門商社からメーカーへの転職理由
26歳女性の転職体験談
Q、専門商社から転職しようと思った理由を教えて下さい
元々化学品の専門商社でのゴム部署に配属されまして、インサイドセールスとして仕事していました。
会社の社風は古いため、社外より社内との付き合い・人間関係が疲れました。
もちろん人間関係の問題は時間が解決しないかと思いつつ一時的に我慢していましたが、結局限界になって我慢できないくらいで退職の決意をしました。
Q、なぜ化学メーカーに転職したのか理由を教えて下さい
せっかく化学の業界に入ったので、転職といってもやはり同じ業界の方が良いではないかと思いつつ、同じ業界で商社じゃなくてメーカーの仕事をやってみて、違う立場の仕事も挑戦してみたいとの理由で今の会社に転職しました。
今勤めている会社は海外営業部に配属されて海外代理店向けの法人営業職で、普段自分の言語能力・化学知識をいかしながら、お客様・仕入れ先とやりとりしています。
前職の積んだ経験と仕事上学んだ専門知識を活用したうえで、今の職場でも有利になります。
商社からメーカーの立場になると、もちろん営業業務上には色々違う視点がありますが、関連性のある業界なので、転職してもそんなに苦労ではありませんでした。
専門商社から転職先おすすめ②:他業界の専門商社
専門商社から他業界の専門商社に転職し、即戦力として活躍される方も多くいらっしゃいます。
私も水産系専門商社から化学品を扱う専門商社へと転職をしましたが、取扱商品は異なりますが、専門商社という立ち位置は同じであり、すぐに仕事に馴染むことができました。
また前職の際に、取引があった仕入先や得意先と再度違う形で仕事ができる喜びも味わうことができます。
実際に商社の営業事務→食品系商社の商品仕入、調達部門に転職した27歳女性や、商社を3回転職している45歳男性の転職体験談をご紹介致します。
専門商社から専門商社への転職体験談
Q、専門商社から転職しようと思った理由を教えて下さい
配管材関係の専門商社で勤務しており、商社なので取り合う商品も多くやりがいは感じていましたが残業過多と社内の仕組みに疑問を持ち転職しました。
仕事自体は好きですが、常にメーカーと得意先の板挟みのため会社の立場(交渉力)も弱く感じ、何でも引き受ける体制にあったと思います。
幅広い経験ができる面では良かったですが、労働時間と給与面のバランス(割に合うか)等を考え転職を決意しました。
会社規模や業界にもよりますが、基本的に特急対応が多く仕事量に対して従業員が少ないため、体外的要因で仕事の組み立て自体が難しいと感じることが多々ありました。
Q、なぜ別の専門商社に転職したのか理由を具体的に教えて下さい
最初はメーカー希望で転職活動をしていましたが、希望する条件ではなかなかご縁がなく商社で培ってきた経験を活かせる点で選びました。
配管材料より食品関係へと業界を大きく変更しましたが、商社としての立ち位置等はわかっていることや近い職種(営業事務→商品仕入、調達)での募集でしたので、業界が異なってもスキルや経験を生かして業務がてきると考えていたため選考でも不利になるとか仕事に対して不安には感じませんでした。
専門商社からの主な転職理由が、残業過多や昇給面、会社方針によるものでしたので大手企業に転職する事で懸念点については概ね解決される(制度が整っている)のではないかと感じたことが転職の一番の決め手です。
専門商社からの転職体験談
Q、専門商社から転職しようと思った理由を教えて下さい
今まで3度の転職をしていますが、3社目が金属系の商社で、自動車の部品を俗に町工場と呼ばれる中小の金属加工会社から買い入れ、自動車のシートメーカーなどに納めている会社でした。
会社の環境が極めて劣悪で、30人程度の会社に4人の前科持ちの方がいたので、家族が怖がってしまいました。社内の環境も劣悪、常に怒号や暴力の入り混じる環境で毎日おびえながら仕事をこなしていました。
加えて薄給。給料は面接時とは大幅に異なり、望んでいる給与を20%下回っていました。
一番の理由が、あまりにも知識が偏っており、長くいればいるほどつぶしが効かず、スキルアップを望むことが到底できなかったので、この会社に長くいてはいけないと考え、転職を決意いたしました。
Q、なぜ別の専門商社に転職したのか理由を具体的に教えて下さい
金属業界の前はガラスの業界に在籍しており、最初の会社は大手光学ガラスメーカーで14年間在籍していましたが、得意先の一社に可愛がっていただき、その会社から声をかけて頂き、長く務めたメーカーを退職する決意をしました。
転職活動を行ったところ、住居の近くに上記金属専門商社の求人があったので応募し、結果採用となったのでお世話になることとなりました。
専門商社から転職先おすすめ③:総合商社
専門商社からの転職先おすすめとして、総合商社への転職が可能です。
ただし、専門商社と総合商社はそれぞれ異なる業界やビジネスモデルに特化していることが多く、経験やスキルセットが異なることがあるため、自身の経験やスキルセットをどのように総合商社で生かせるかアピールする必要があります。
そのため転職活動の際には、総合商社が求める人材像を把握し、自分自身がその要件に合致しているかを確認することが大切です。そのためには、大手転職サイトdodaなどで求人情報をじっくり調べることが必要です。
実際に専門商社から総合商社への転職を成功させた方の体験談をご紹介致します。
専門商社から総合商社への転職理由
私が総合商社を志望する理由は、総合商社は幅広い業界や分野に関わることができるため、様々な経験を積むことができ、自身のキャリアアップに繋がる可能性が高まるからです。
総合商社は、グローバルな視野を持つことが求められることが多く、海外との取引や海外赴任などの経験を積むことができますし、マーケティング、営業、調達、物流などの多岐にわたる業務に携わることができます。
また総合商社は一般的に専門商社よりも大きな規模の会社であるため、給与や待遇が向上する可能性があり、幅広いビジネススキルを身につけることができます。
将来的に他業種への転職にも有利になる可能性があるという理由から、専門商社から総合商社へ転職を志望いたしました。
専門商社から転職先おすすめ④:IT業界(営業職/Webデザイナー)
専門商社からの転職先として、IT・Web業界への転職もおすすめで営業職やWeb製作などの技術職などに転職するという選択肢もあります。
実際に専門商社からIT/Web業界への転職を果たした20代男女の転職体験談をご紹介致します。
専門商社からの転職体験談
26歳男性の転職体験談
Q、専門商社から転職しようと思った理由を教えて下さい
電子部品関係の専門商社でしたが、ブラック企業のため転職しました。人間関係は悪くありませんでしたが、労働時間が長く、仕事内容も非常にシビアのため転職をしたいと考えていました。
私は、中途で入社しましたが、20人入社して1年で半分近くが退社する会社で、商社という職業上仕方ないとは思いますが、仕入先と得意先に板挟みに合い、精神を病んでしまう方が大勢いました。
給料もあまり良くなく、どれだけ予算(目標)を達成しても評価につながらないため、頑張るとバカらしくなってしまいました。そのため転職サイトに登録し、とりあえ転職活動を始めることにしました。
Q、なぜIT業界に転職したのか理由を具体的に教えて下さい
doda経由で直接スカウトを受けたため転職をしました。
スカウトを受けた外資系企業では、達成した金額に応じ、インセンティブ制度もあるため、非常に公正な評価が得られると思い、転職を決意しました。
業種としてもパソコンハードの周辺機器で、世界的にもトップシェアのメーカーであったため、営業活動を優位にできると考えました。
面接時に、30代前半でも管理職として働いている方がたくさんおり、風通しの良い社風が良いと感じました。
将来的には、営業として会社のトップに立つために、現職では5年ほど在籍し、次の大手外資系企業に年収を上げて転職をしたいと考えております。
専門商社からの転職体験談
29歳女性の転職体験談
Q、専門商社から転職しようと思った理由を教えて下さい
配管や設備の専門商社にいましたが、古い会社で年功序列が未だに強く残っており、パワハラも日常茶飯事でした。
コロナが流行った際には出荷業務に自社のソフトを使っているため、テレワークを一切することがてきずとても不満でした。
また、配管、設備系の専門商社なので、日々配管に関する知識は増えていくものの、会社以外でその知識を使う場面がほぼなく、あまり生活に役に立たないという不満もあり、 ITやWEB制作に転職することを決めました。
場所を選ばない職業につきたいと考えるようになったこともあり、IT・Web業界への転職を決意しました。
Q、なぜIT業界に転職したのか理由を具体的に教えて下さい
IT業界の中でも知り合いがWEBデザイナーをしていたことと、WEBなら今後なくなることは当分ないと思ったので、WEBデザイナーを目指すことを決意しました。
プログラミングが流行っていたのでアプリ開発の道も一時期目指しては見たのですが、自分の性格にあわず難しすぎると感じたため、諦めました。
それにくらべWEB制作は、制作物がすぐ目で確認することができて人に見せることもできたし、なにより勉強していてとても楽しかったので、続けることができました。
グラフィック系とコーディングとそれぞれの知識は奥が深く勉強しがいがあり、専門性も高い職業なので、他の職に比べでも給料が高い点も続けている理由の一つです。
専門商社から転職先おすすめ⑤:金融業界(営業職)
専門商社からの転職先として金融業界の営業職もお勧めです。
実際に半導体の専門商社時代から海外勤務に憧れがあった27歳男性の転職体験談をご紹介致します。
専門商社からの転職体験談
27歳男性の転職体験談
Q、専門商社から転職しようと思った理由を教えて下さい
半導体系専門商社に約4年ほど勤務しておりました。
そもそも将来的に海外駐在員勤希望で入社しましたが実現するまで非常に難しい状況だったので、諦めて転職した方が早く海外勤務できる可能性があったため、ある程度経験を積んだのちに退職しました。
入社前によく調べもせずに入社した自分も悪かったのですが、文系の人間が半導体の知識や興味もあまりなかったにも関わらず、華やかなイメージや給与面の高さを理由だけに入社してしまったことに後悔しました。
また、仕入れ先の企業の方が力が強かったため、いつも販売先には納期遅延などを理由に謝罪ばかりしていたこともストレスがあり商社を辞めた理由の1つです。
Q、なぜ金融業界に転職したのか理由を具体的に教えて下さい
自分の転職軸ややりたいことは「海外勤務」でしたので、いくつかの企業と面接した際に、転職先の企業が唯一、入社後約2年以内に海外出向が可能だということを言われ転職したのが最大の理由です。
転職先の金融系企業では世界各国に支店があり、自分の希望もある程度聞いてもらえるとのことでしたので、自分の中では成長著しい「中国・上海」を希望しており、結果的に上海に赴任できたので転職してよかったです。
やはり実際に海外で勤務してみると、日本での勤務と違い、決定権もある程度自分に持たせてもらいスピーディーに仕事ができるので、(住宅全額補助や出退勤の車の送り迎えなど福利厚生も充実しており)ワークライフバランスがとても良いです。
専門商社から転職先おすすめ⑥:貿易会社
専門商社は、海外から商品を輸入することや海外に商品を輸出することが多々ありますが、その際に通関や貿易会社、船会社と関わることがあったり、貿易事務を行うことがあります。
その経験を活かし、貿易会社に事務職として転職をする方や通関士の資格取得を目指す方が多いです。
貿易のことを一通り理解しているため、転職直後から活躍する方もいらっしゃいます。
実際に専門商社から貿易会社への転職成功を果たした事務職女性の体験談をご紹介致します。
専門商社から貿易会社への転職理由
私は以前から輸出入に特化したビジネスを行うため、貿易に関する深い知識や経験を身につけることができる貿易会社への転職に興味を持っていました。
貿易会社は海外との取引を多く行うため、グローバルなネットワークを持っているので、貿易会社で働くことで海外のビジネスパートナーとの繋がりを深め貿易ルートを拡大することができます。
また貿易会社では、多言語を話す人材が求められることが多く、英語など外国語力を活かして働くことができるため、専門商社で磨いた外国語力を活かしたい理由で貿易会社への転職を志望しました。
専門商社から転職先おすすめ⑦:人材業界
専門商社で働く際、商品知識や英語力などはもちろん必要ですが、それよりももっと大事なものは、コミュニケーション能力です。
なぜなら、商品がどれだけ良くても、売る人間が良い人柄であったり、コミュニケーションが取れないと、商品は絶対に売ることができません。
専門商社で活躍できる営業は、コミュニケーション能力が長けており、顧客にも寄り添うことができるため、転職活動をサポートする会社や派遣社員を管理する人材業界に転職することがあります。
転職希望者や派遣社員に寄り添い、希望を叶えることで活躍することができるのではないでしょうか。
専門商社からの転職必勝のコツ
専門商社から転職する際に、アピールすべき3つのポイントがあります。
専門商社として仕入先と得意先とどのような関係を築いてきたかを話す
行動力や傾聴力を基に顧客とどのような関係を築いてきたのかを詳細に話すことで、入社後の活躍しているイメージを湧かせやすくします。
専門商社は間に立って仕事をするので、双方と円滑な関係を築けなければなりません。
そのため、「どうやって関係を築いてきたのか」を詳細に話すと良いでしょう。
予算などの目標を達成した際の金額を細かく明確に伝える
営業成績は必ず数値化して伝えましょう。
例えば、「昨年1年間の売り上げ予算は、37百万円でしたが、結果的に130%近く上回る49百万円の実績を出しました。」などです。
「頑張りました」や「結果を残しました」などですと、分かりづらく、評価しづらいですし、嘘をついていると捉える人事面接官もいるので、必ず数字化して話しましょう。
目標達成しようとするまでの過程を話す
では、もし目標を達成できなかった場合はどうすれば良いのでしょうか。
その際は、過程を話すことや、目標を達成できなかった原因を話すことが重要です。
目標を達成できなかった原因を分析し、対応策や達成しようとした姿勢を話すことは、面接官にとって好印象です。
諦めなかった姿勢や冷静に分析して対応策を練ることは必ず次につながるので、その姿勢は必ずアピールするようにしましょう。
専門商社からの転職先をもっと知るには?
専門商社から転職をする際、色々な会社を知ることで選択肢が増えますが、選択肢を増やすために1番手っ取り早い方法は、転職エージェントを利用することです。
転職エージェントはあなたの経歴やスキルに応じておすすめの業界や職種の企業の求人を紹介してくれる非常にありがたい存在で、企業の選考対策である書類添削や面接対策も全てサポートしてくれます。
「なんで無料でそこまでしてくれるの?」と思われるかもしれませんが、転職エージェントは商社と少し似ていて、転職希望者ではなく採用企業からお金を貰っているビジネスモデルなので、転職希望者は完全無料で活用できます
特におすすめの転職エージェントは「doda」と「マイナビエージェント」の2社です。
dodaエージェントはdodaにしか掲載されていない独占求人や非公開求人が数多くあるため、選択肢を増やすことはもちろん、ライバルが少なくなるので転職がしやすくなるでしょう。
dodaは担当キャリアアドバイザーが事細かに要望を聞いてくれるので、転職後のミスマッチがかなり少なくなるのが特徴です。
私もdodaとマイナビを利用して転職先を決めた経緯があり、転職後のミスマッチも無い実体験もあるためかなりおすすめの転職エージェントです。
専門商社からの転職に関するQ&Aまとめ
専門商社からの転職は難しい?
専門商社からの転職は一般的には他業種へ転職するよりも難易度が高いと言われていて、理由としては専門商社で培われる業務スキルや専門知識が、その他の業種で求められるスキルや知識とは異なるためです。
ただし、転職市場の状況や企業の採用戦略によっては、専門商社からの転職が比較的容易になる場合もあり、例えば、企業が外部からの人材採用を強化している場合や、求人数が増えている場合などが該当します。
今回紹介した専門商社からの転職成功のコツやポイントを抑えることで転職することはもちろん可能なので、転職エージェントを活用しながら専門商社からの転職活動を進めていきましょう。
専門商社の将来性は?総合商社との違い
専門商社の将来性については、業界や企業の事情によって異なりますが世界的なグローバル化の進展に伴い、企業間の国際取引や輸出入が増加しているため、必要不可欠な存在として需要が拡大していくことが予想されます。
従来は特定の業種や業態に特化していたものが、現在では多様な業種・業態に展開していて、特にITやエネルギーなどの分野に進出する専門商社も増加していますので、業種・業態の多様化が進んでいくことが考えられるでしょう。
また、異業種との連携やM&Aによる事業拡大やAIやロボティクスなど新たな技術やシステムを活用した自動化が進むことで、より高度な業務を遂行することが必要とされると考えられます。
専門商社からの転職における注意点は?
専門商社からの転職における注意点は2つあり、年齢が若いほど転職しやすいという点と年収が下がる可能性があるという2点です。
基本的な異業種や異職種へ転職したい場合のベストな年齢は20代〜30代前半までであり、35歳を超えてくると同業界や同職種への転職以外は難易度がグッと上がります。
また専門商社は業種や規模感にもよりますが年収が高く設定されている企業も少なくないため、異業種や異職種に転職する際に年収が下がる可能性もありますので、転職エージェントを活用して年収交渉を行ってもらうようにしましょう。
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